なつぞら18話 あらすじネタバレ 泰樹のためになること。女優 第1号!
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最終更新日:2019/04/20
第3週 13~18話
富士子は、泰樹は、農協に理解がないと言うわけではないと昔の話をしてくれました。泰樹のことを心配するなつに、倉田は女優になるようにと伝えました。それが一番泰樹のためになると言うのです。なつは、演劇部に入る決心をし、泰樹に了解を求めました。
『なつぞら 上』ノベライズ版を基にしています。
Contents
富士子と剛男のなれそめ
剛男は引きたて役だった
夕飯の片づけを手伝いながら、なつ(広瀬すず)は、富士子(松嶋菜々子)と剛男(藤木直人)のなれそめについて尋ねてみました。
一人娘の富士子が19歳になった時、泰樹(草刈正雄)は、農家を一軒一軒回って、婿養子の候補者を富士子に見せて歩きました。候補は婿養子になれる次男や三男以下。何気なく畑を手伝い、相手と触れ合いながら、選ばせる作戦だったのです。
その一人が剛男だったのですが、泰樹は、剛男のことを働き手としては頼りないと思い、引き立て役だとみなしていました。
富士子が剛男を選んだ理由
しかし、富士子は、剛男を選んだのです。理由は、一人だけ休憩時間に本を読んでいたから。家の事情で、高等小学校を途中で止めた剛男ですが、本当はもっと勉強したかったのです。
「青年団の集まりでも、いっつも本を読んでた。本を読みながら、誰よりもお母さんのことを見てるのも知ってた。」
顔じゃないと言いつつも、実は、富士子も二枚目の剛男を気にしていたのです。
組合の必要性を訴えた泰樹
組合に理解がないわけではない
お茶を飲みながら、富士子は、泰樹は組合に、理解がないわけではないと語り始めした。剛男が農協で勤務するようになったのを、泰樹が喜んでいたこと。富士子の母が倒れたのに、お金のない柴田家には医者が来てくれず、亡くなった時、葬式で、泰樹が組合の必要性を訴えていたこと。
「私にはまだ意味は分かんなかったけど、はっきりそう言ってたのは覚えてる。組合がなきゃダメだなって。」
最愛の妻を失った泰樹
明治35年に一人で北海道にやってきた泰樹。一人で苦労して荒れ地を耕した末、一人の農家の女性を好きになり、その農家に通い詰めて手伝ったのです。ようやく許してもらえて結婚したのでした。
「その人を、お金がなくて亡くした時は、本当に悔しかったと思う。もちろん、私も悔しかったけど。」
富士子の話を聞いて、なつは泰樹のことを思いました。
なつが女優になる
泰樹の気持ちに寄り添える芝居を
翌日、なつは放課後、倉田(柄本佑)と話をしました。倉田の作りたい演劇はまだ固まっていません。なつは立て続けに尋ねました。
「じいちゃんを、励ませられるような演劇ですか?じいちゃんが見て面白いと思えるような、感動できるような、絶対に、傷つけないような演劇ですか?」
「そりゃ、当たり前だ。そういう芝居を作らなければ意味がないんだ。」
泰樹に間違っているとは言いたくないなつ。
「じいちゃんの気持ちに寄り添えるようなことをしたいんです。見つけたいんです!」
倉田の演劇に対する考え
倉田は演劇に対する自分の考えを話しました。演劇とは、生活者が、楽しみながら、自分の生活を見つめなおす機会を得られるもの。地面と格闘し、そのことだけに苦しみがちな農民にこそ、演劇は必要。倉田はそう思って、演劇部の顧問になったのです。
一番じいちゃんのためになること
倉田はなつにしかできないことがあると言い、女優になることを勧めました。
「女優として、舞台に立て。それが一番、じいちゃんのためになることだ。」
女優第1号
なつが演劇部に入部
じいちゃんが芝居を楽しむためには、なつの出演が不可欠。突然の展開に戸惑うなつですが、倉田は、入ってきた部員たちに、なつが演劇部に入ったと告げてしまいました。
「勝農演劇部、女優第一号だ!」
喜ぶ部員たちですが、なつは必死に否定します。
なつの想いを、泰樹に響かせる
「ちょっと待ってください。そんなの無理です!」
大丈夫、皆下手だから、あまりうまいとお客が冷める、と言う雪次郎(山田裕貴)に倉田ですが、なつには酪農の仕事があるのです。
「放課後の1時間でもいい。日曜日だけでもいい。働きながらやるのが俺たちの演劇だ。お前の想いを、じいちゃんにも響かせろ。」
雪次郎と倉田は、これでようやく女優を使える、作戦成功だと喜び合います。
泰樹がなつの演劇を応援
なつと泰樹の仲直り
巻き込まれてしまったなつですが、不思議に気分は高揚していました。
子牛の世話をするなつの元へ、泰樹がやってきました。なつが泰樹に謝ると、泰樹も謝ってきました。
「天陽(吉沢亮)と会うなと言ったわけじゃない。天陽の牛にも罪はない。干し草も持って行ってやれ。」
「ありがとう。おじいちゃん。やっぱり、おじいちゃん、大好き。」
家族にそんなこと言うな、と照れる泰樹と、なつは並んで旧牛舎を出ました。
頑張れ。一番になれ!
前を歩く泰樹に、なつは、倉田に演劇に誘われたことを話してみました。夏休みに地区予選の大会がある、その1回だけ手伝いたい。
泰樹は、なつがやってみたいなら、と賛成してくれました。
「それでね、じいちゃんにも、その演劇をみてほしいんだわ。じいちゃんにも楽しんでもらえるような、そういうものを作りたいって、倉田先生が言ってた。だから、私も、それを手伝いたいと思ったの。」
「お前が出るなら見に行ってやる。するからには、頑張れ。一番になれ。お前が出るなら、楽しみだ。」
泰樹はぶっきらぼうにそう言うと、一人家へと戻っていきました。
なつは、スポットライトのような夕陽を浴びながら、一人立ち尽くしていました。
続きます。なつぞら19話 あらすじネタバレ 魂で書いた脚本「やるからには一番を!」
第4週はこちらです。なつぞら 第4週 あらすじネタバレ 泰樹と農協を描いた『白蛇伝説』
振り返りはこちらです。なつぞら17話 あらすじネタバレ 十勝を日本一の酪農王国に!
第3週はこちらです。なつぞら 第3週 あらすじネタバレ なつが、泰樹のために女優になる
ネタバレまとめはこちらです。なつぞら あらすじネタバレ一覧
感想
かつて、泰樹さんも、お金がないために医者が来てくれず、妻を亡くした辛い過去がありました。その時に、はっきり組合の必要性を訴えていたのですね。今は、ただ、昔からつきあいのあるメーカーとの縁を切りたくない、とそれだけの理由で、農協を拒否しているのでしょうか?
倉田先生に押し切られるような形になって、演劇部に入部したなつ。でも不思議に嫌な気分ではありません。酪農の仕事で忙しくて、天陽君と絵を描くこと以外に自由を満喫しなかったなつにとって、高校3年生の夏にして、初めての高校生らしい生活になるんですね。
芝居がどのようなものになるか、楽しみですね!
放送後の感想
泰樹さんとなっちゃんが仲直り。やっぱり二人は仲良しでいてほしいです。怖い迫力のある泰樹さんも素敵なんですけど、やっぱりなっちゃんと笑っていてほしいです。
そして、まだまだ半分以上迷っているなっちゃんは、泰樹さんの言葉で、演劇部に入ることになってしまいました。やるからには一番を目指せ、と泰樹さんはすっかり乗り気です。なっちゃんが困りつつも、夕陽に照らされててきれいでしたね。
ところで、富士子さん、泰樹さんにお茶を持って行ってくれました!お饅頭をぱくついていること、お見通しだったのでしょうね!
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