なつぞら12話 あらすじネタバレ 開拓者が集う。荒れ地を美しい里に!
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最終更新日:2019/04/15
第2週 7~12話
なつの懇願で、山田家を訪ねた泰樹と剛男、富士子。天陽の父親・正治は開墾は諦め、郵便配達員をしていました。泰樹は、なぜ天陽の言葉に耳を傾けないのかと尋ね、開墾の手伝いを申し出ます。泰樹に声をかけられ、かつての開拓者仲間が集まりました。
『なつぞら 上』ノベライズ版を基にしています。
Contents
山田家を訪れる泰樹
山田家の土地を検分
翌朝、泰樹(草刈正雄)は、山田家の土地を見に行くと言い出しました。放課後、山田家の土地の前で、なつ(粟野咲莉)と天陽(荒井雄斗)と待ち合わせた泰樹は、すでに土地の状態を調べていました。
「この土では、いくら耕しても作物は育たん。」
がっかりする天陽に、泰樹は続けて、このくらいの土、わしはなんぼでも開墾してきた、とにやりと笑ってみせました。なつはそれを聞いて、天陽君も頑張れる、と張り切ります。
泰樹は、天陽に、今夜、家を訪ねることを親に伝えるように言いました。
大喜びのなつを見て、照れくさくなった泰樹は、搾乳の時間に遅れるぞ、とわざと不愛想にふるまいました。しかし、馬車の上で、なつはちらちらと泰樹の横顔を見ては、笑顔になりました。なつは、泰樹のそばにいると不思議に落ち着き、絶対的な信頼感を抱いていました。
やる気を失った正治
その晩、泰樹となつ、剛男(藤木直人)と富士子(松嶋菜々子)は、天陽の家を訪れました。いろりのある狭い板敷きの部屋は、山田家と柴田家の人でいっぱいです。富士子は、にしんの干物とじゃがいもと自家製のバターを渡しました。
剛男は、この家でよく我慢しましたね、と感心しました。壁は薄い板で、しかも隙間がところどころ空いています。
天陽の父親の正治(戸次重幸)は、河原で拾った石を焼いて、ぼろきれで包んで抱いて寝ているのだと言いました。それでも、起きると子供の背中に雪が積もっていることもあると言うのです。今年がダメならもう離れるしかないとあきらめ顔です。
牛飼いはどうかと勧めました。牛の糞尿が肥料になるので、農業と酪農を両方やる人が増えてきているのです。しかし、牛を手に入れる手段が山田家にはありません。
「事情なんかクソくらえ!」
なつの事情、天陽の事情
正治が、天陽がなつに何を言ったか知らないが、ここにいたいと言ったのは子供同士の話。大人が真剣に話すことではないと言います。
泰樹は、なぜ真剣に話さないのか、と苛立ちました。ここにきたのは、なつに言われたから、泰樹はなつの事情に真剣に耳を傾けたのです。同じように、天陽の事情を真剣に聞いてやれ、と言います。
ここの土は、今年や来年は作物は育たない、3年、5年かかってもやる気はあるか、と泰樹は尋ねましたが、正治は尻込みをします。天陽はやりたい、自分が頑張るからと立ち上がりました。
「天陽、みんなの事情も考えろ。」
事情なんかクソくらえ
そういう正治に、泰樹は、事情なんかくそくらえ、と、怒鳴りました。
「大人の事情で、この子らはどうなった?今はせめて、この子らが何をしたいのか。子供の話だと思わずに、そのことを、今こそ真剣に、大人が聞いてやるべきだ。わしは、このなつに、そのことを教えられたんじゃ。」
泰樹の言葉に、皆の心が動きました。
荒れ地を美しい里の風景に変える!
開拓者が集まる
泰樹は、開拓民の仲間たちに声をかけ、荒れ地の開墾を始めました。30人ほどが集まっています。泰樹と同年代が主で、年齢的には老いていますが、ゼロから土地を開墾したものばかり。まだまだ現役です。悠吉(小林 隆)や菊介(音尾琢真)、剛男も手伝いました。
荒れたでこぼこの乾いた土地。まずは切り株を取り除いて、川上から水を引き、土の酸を洗い流す、と泰樹は言いました。それには何年もかかります。
「何年かかっても、ここを豊かな土地に生まれ変わらせる。この荒れ地を、われわれの子孫に誇れる、美しいわが里の風景に変えるんじゃ!」
力を合わせる開拓者
開拓者たちは気合の声をあげて、作業を開始しました。切り株にロープを回して、馬に引っ張らせる。それを開拓者たちが引っ張る。天陽もたまらずに作業に加わりました。なつも一緒にロープを引っ張ります。何人もの人が力を合わせて、時間はかかりましたが、ようやく1つの切り株が大地から剥がれました。
よいしょ、よいしょ、そーれ、そーれ。皆の掛け声が歌のように聞こえます。この間、学校で観た漫画映画に出てきた、アメリカ西部の開拓者が歌う場面を、なつは思い出しました。
泰樹は、仔馬を連れてきて、天陽に与えました。畑が出来上がるころには、よく働くようになると言います。
「お前がこの馬を育てて稼いだら、返せばいい。」
天陽は嬉しそうに頷きました。なつは嬉しくて、がっしりとした泰樹の体にしがみつきました。
「おじいちゃん、大好き。」
9年後
そして9年後。天陽(吉沢亮)の家の荒れ地は、見事に緑が実るようになっていました。馬に乗ったなつ(広瀬すず)は、天陽を訪ねてきました。天陽は、畑からなつに手を振ります。
13話に続きます。なつぞら13話あらすじネタバレ難産で生まれた子牛に人工呼吸するなつ
第3週はこちらです。なつぞら 第3週 あらすじネタバレ なつが、泰樹のために女優になる
振り返りはこちらです。なつぞら11話 あらすじネタバレ 黒い絵の具・土地に勝ちたい天陽
第2週はこちらです。なつぞら 第2週 あらすじネタバレ 夢はバターにアニメーションに開墾
ネタバレまとめはこちらです。なつぞら あらすじネタバレ一覧
感想
天陽君のお父さんは諦めモードですが、泰樹さんが一喝してくれました。大人の事情だけではなく、子供の事情も考慮しろと。
そして、集めてくれた開拓者仲間。誰よりも頼れる人たちですね。一つの切り株を動かすにも、馬と何人もの人の力が必要です。そんな大変な仕事に挑んだ人たち。今の美しい北海道はそうやってできたんですね。開拓者たちが、力を合わせて開墾するシーンはものすごく楽しみです!
放送後の感想
今日も、泰樹さんが素晴らしかったですね。見れば見るほどアルムおんじを思い出してしまいます。アルムおんじよりは、もっと人望がありそうですね。泰樹さんが声をかけると30人弱も人が集まりました。
皆が一生懸命に切り株を引っ張っている間、さりげなく淡々と号令をかける泰樹さんがカッコよくもあり、働かないの?と思えたりもあり。開拓者でもリーダータイプなんでしょうね。
そして、いよいよ。広瀬すずさんと吉沢亮さんの登場です。
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