なつぞら10話 あらすじネタバレ 2つの夢・バターづくりとアニメーション
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最終更新日:2019/04/11
第2週 7~12話
泰樹は、自分の夢・世界一のバター作りをなつに打ち明け、バター作りを再開しました。小学校では、漫画映画が上映され、なつは初めて見たアニメーションに興奮します。
『なつぞら 上』ノベライズ版を基にしています。
Contents
泰樹の夢・世界一のバター作り
明治35(1902)年、18歳の泰樹は、一人で富山から北海道にやってきました。十勝に入植し、荒れ地を耕しましたが、この辺りは火山灰地で、土質が悪かったのです。先に来た開拓団「晩成社」という人々に勧められて、牛飼いを始めました。晩成社はバターも作っていました。それを初めて食べた時、何としても生きようと決意した、という泰樹(草刈正雄)。
「この北の大地で、新しい時代が始まろうとしている、そう実感した。わしもバターを作りたいと思った。」
なつ(粟野咲莉)が大きくなるころには、日本でも当たり前にバターが食べられている、その時、どこにも負けないおいしいバターを作りたい、それが泰樹の夢なのでした。
バターチャーンを見て、なつは目を輝かせました。料理人だったなつの父は、バターを乗せたホットケーキを作ってくれました。それを思い出して、自分もバターを作りたいと言います。
照男の搾乳は失敗
翌日、照男が初めて搾乳に挑戦しましたが、バケツをひっくり返されてしまいました。落ち込む照男を、剛男(藤木直人)は慰めます。泰樹も、一生の仕事になるので焦らなくてもいいと言いました。自分からやりたがるなんて頼もしいと悠吉(小林隆)は言いますが、二代目は剛男です。慌てて謝る悠吉ですが、真剣に謝られるほど、剛男は傷つくのでした。
バターの時代
バターづくりの再開
翌朝、牛舎で、泰樹はバター作りの再開を宣言しました。昔を知る悠吉は、懐かしがります。バターは贅沢品で、ひと塊を作るのに、タンクで何本もの牛乳が必要です。売る方法もない中、その計画は無謀なものでした。
それでも泰樹はバターづくりの夢を諦めません。次の日曜日、なつは初めてバターチャーンを動かして、バターを作りました。
バターチャーンの中に、大量の牛乳を入れて、蓋を閉めて、同じ速さでハンドルを回します。するとバターを入れた樽がクルクルと回りました。そのまま30分、回し続けるのです。
バターにジャガイモ
初めてのバターをおいしく食べようと、亡くなった母がそうしていたように、富士子(松嶋菜々子)は大量のじゃがいもを蒸しました。
ホクホクのジャガイモに、出来立てのバター。みんな、歓声を上げて、ぱくつきました。牛乳嫌いの夕見子(荒川梨杏)は抵抗しますが、一口思い切って食べてみて、気に入ったようです。
「バターでしょ!牛乳じゃないもん!」と笑顔を見せました。
十勝のお菓子にバターの時代が来る
柴田家は一家で、雪月にバターを届けました。雪之介(安田顕)は、ホットケーキを焼き、二枚重ねの上にバターの塊を乗せ、蜜をかけました。なつが、父に作ってもらったものと同じです。雪之介は、戦前、修行に行った東京でホットケーキを食べたことがあるのです。しかし戦後で材料が潤沢ではないので、小麦をひいた時に残るカスのようなふすま、蜜はビートを煮詰めたもの、と工夫がこらされていました。
皆、夢中で食べました。新鮮なバターは、製品化されたものよりも臭みがなく、香りがよくて柔らかです。雪之介は、このバターを買いたいと申し出ました。
「これから十勝のお菓子に、バターの時代が来ます!」
しかし、泰樹は、このバターを作るのは自分ではなく、なつ達だと言いました。
「なつ達が、大きくなったら開拓すればいい。照男やなつ達が、仕事として売る方法も考えて、もっとおいしく作ればいい。それがわしの夢じゃ。」
泰樹は、嬉しそうに笑いました。
もう一つの夢・アニメーション
その後、なつは、もう一つの夢と出会います。
小学校で開催された家族参加の「漫画映画」の映画会でした。この頃の映画の主流はチャンバラ。なつは漫画映画は初めてでした。漫画映画を見たことのある天陽(荒井雄斗)が、絵が動くのだと教えてくれました。
当日、親子がひしめく真っ暗な講堂で、正面に張られたスクリーンに、後方から光が投写されます。カラフルな絵が映り、それが音楽に合わせてどんどん動く、外国では「アニメーション」と呼ばれるものでした。
『ポパイ アリ・ババと40人の盗賊』
続きます。なつぞら11話 あらすじネタバレ 黒い絵の具・土地に勝ちたい天陽
振り返りはこちらです。なつぞら9話 あらすじネタバレ アイスクリームは平和の味
第2週はこちらです。なつぞら 第2週 あらすじネタバレ 夢はバターにアニメーションに開墾
ネタバレまとめはこちらです。なつぞら あらすじネタバレ一覧
感想
雪次郎の言葉は、泰樹さんに昔の夢を思い出させてくれました。牛乳を大量に使うバター作り。100gのバターを作るのに必要な牛乳は2L。戦後で、まだまだ物資が不足している時代には贅沢過ぎる食べ物ですね。同志ともいえるなっちゃんに夢を託した泰樹さんの気持ちが分かる気がします。
そしてなっちゃんはもう一つの夢に出逢いました。アニメーションです。漫画映画をみて興奮するなっちゃんですが、夕見子ちゃんは関心がなさそうです。しかし天陽君は違いました。そして天陽君のお家に招かれるなっちゃんですが、天陽君のご両親はあまり気がすすまないようです。
放送後の感想
バター作りが本当に楽しそうでした!あんなところを見ると、ますますアルムおんじとハイジを思い出してしまいます。あれはチーズ作りでしたが。草刈正雄さん、最高ですね!
バターは臭い、なんて言っていた富士子さんも、牛乳嫌いの夕見子ちゃんも食べられる新鮮なバター。雪月でも大好評でしたね!ぜひとも売ってほしい雪之介さんですが、時代はまだまだ貧しくそれどころじゃないんですね。大きくなったなっちゃんに、泰樹さんは自分の夢を託しました。
そして、初めての漫画映画。絵が動くと聞いて、なつは大興奮です!子供らしい笑顔を見られるとほっとしますね!
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