なつぞら9話 あらすじネタバレ アイスクリームは平和の味
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最終更新日:2019/04/10
第2週 7~12話
怒りをぶつけるなつに向かい、泰樹は「わしらが一緒におる。」と温かな言葉をかけます。
戻ってきた雪月では、アイスクリームが振るまわれました。アイスクリームを食べて、剛男は戦争が終わったことを実感します。
『なつぞら 上』ノベライズ版を基にしています。
Contents
怒りをぶつけるなつ
柴田家の一同は、十勝川沿いに歩いて、なつ(粟野咲莉)を捜しました。富士子(松嶋菜々子)は、なつの母親になる自信がないと言い出しました。他人の家族の中にいたら、いつまで経っても自分の家族を失った悲しみが言えない、と言うのです。
とにかく、今はなつを見つけること。剛男(藤木直人)に言われて、富士子は気を取り直しました。
父からの手紙
川辺で一人になったなつは、再び薪を拾い上げて、マッチで火をつけました。さっきの魚を細い枝に刺して焼きます。待っている間、父の手紙を鞄から出して広げました。
そこには、遠い戦地にいるけれど、戦争を恨んでいること。早く家族のもとに戻りたいこと。でも、この手紙を受け取った時は、もうこの世にいないこと。でも今も一緒にいるから悲しまないように。浅草や、神田祭りにも一緒に行こう。そしてお母さんを頼むこと、いつも元気に笑っているように、と書いてありました。
想像力で描いた最初の夢
『私の青空』
手紙を読んだあと、父が描いた家族の絵を見ます。周りが薄暗くなってきた中、絵をたき火にかざしてみると、揺れ動く火で、絵が立体化したように見えました。
笑顔の家族がお祭りに行く様子。咲太郎(渡邉蒼)が「私の青空」を歌って踊るのに合わせて、家族も歌います。祭りの群衆が見えて、家族もその中に加わりました。
その時、たき火の炎が大きくなって、なつの想像は消え去りました。ほんの数分の想像ですが、なつは幸せな気分でした。
手紙をしまっていると、「なつ!」と声が聞こえました。
「わしらが一緒におる。」
振り向くと、そこには、柴田家の一同がいました。皆の顔を見て、泣き出すなつ。やがて、安心は、絶望と怒りに変わりました。
「どうして、どうして、私には家族がいないの?」
そう叫ぶなつに、泰樹(草刈正雄)は、もっと怒れ、と言いました。その言葉をきっかけに、真っ赤な顔をしたなつは、泰樹に飛びついて、ばかやろう、ちくしょう、と怒鳴りました。
なつを泰樹が抱きかかえます。
「お前には、もうそばに家族はおらん。だが、わしらがおる。一緒におる。」
アイスクリームは平和の味
今度黙っていなくなったら許さない!
たき火を水で消して、川のほとりを歩きながら、なつは、皆に謝りました。富士子は、今度黙っていなくなったら絶対に許さない、となつを抱きしめました。
そして左手をなつに、右手を夕見子(荒川梨杏)に差し出して、3人は手をつないで歩き始めました。その様子を、後ろを歩いていた剛男と照男、泰樹は笑顔で見つめました。
これからの菓子に牛乳は欠かせない
雪月に戻ってきた一同に、雪之介(安田顕)は出来立てのアイスクリームを振る舞いました。笑顔で食べる皆。
剛男は、この瞬間、戦争が終わったことを実感したと言いました。平和の味がすると笑顔を見せる剛男に、雪之介は驚きます。泰樹ととよ(高畑敦子)が開拓者特有の会話をするそばで、夕見子もおいしそうにアイスクリームを食べているのを、なつは驚いてみていました。
こういうものを作れば、牛乳はもっとたくさんの人に喜ばれる、と富士子が言うと、妙子(仙道敦子)がそれはうちの商売と慌てます。雪之介は、これからの菓子には、牛乳はかかせない、夕見子ちゃんのために、おいしい牛乳のお菓子をたくさん作る、と約束しました。
照男が、泰樹に搾乳を教えてほしいと思い切って頼むと、泰樹は、照男をじろりと見た後で、了解してくれました。やった、と照男は剛男と顔を見合わせました。
『こうして、なつにとってその日は、夢のような一日になりました。なつよ。私は約束通り、今もお前と一緒にいるよ。』
泰樹の夢・世界一のバター作り
搾乳の時間に家を空けた泰樹
戻ってきたなつを、悠吉と菊介は笑顔で迎えてくれました。泰樹が、搾乳の時間に家を空けることなんてめったにないことと言います。
あやまるなつに、菊介たちは、仲間だと言ってくれました。
泰樹たちが、食事のために母屋に向かったあとで、なつは、一頭一頭の牛に、ただいま、とあいさつしました。この間、生れたばかりの牛に話しかけます。
「私は大丈夫だから、きっとお兄ちゃんや千遥も大丈夫。そう思うよね?だから、大丈夫。私はここにいる。いてもいいいっよね?」
世界一のバター
「これからの菓子には、ますます牛乳は欠かせない。」
雪之介の言葉が頭から離れない泰樹は、家に帰るとなつを物置に連れていきました。薄暗い中、隅に布をかけられていたものを引っ張りだします。
それは「バターチャーン」という、木製の樽のような道具。ハンドルがついています。これでバターを作るのです。泰樹はなつに語り掛けました。
「これは、わしの夢じゃ。日本一、いや、世界一のバターをつくるんじゃ。」
続きます。なつぞら10話 あらすじネタバレ 2つの夢・バターづくりとアニメーション
振り返りはこちらです。なつぞら8話 あらすじネタバレ なつが十勝川のほとりで会った人物
第2週はこちらです。なつぞら 第2週 あらすじネタバレ 夢はバターにアニメーションに開墾
ネタバレまとめはこちらです。なつぞら あらすじネタバレ一覧
感想
怒れなかったなっちゃんの怒り。柴田家は、固く閉ざされたなっちゃんの心を開けることに成功したんですね。
なっちゃんが見つかり、安心した柴田家は、雪月でアイスクリームをふるまわれます。牛乳嫌いの夕見子ちゃんでも食べられる味。アイスクリームで戦争が追わったことを実感する剛男さん。アイスクリームは平和の味。言われてみるとそうなのかもしれません。
放送後の感想
なっちゃんと泰樹さんに思いっきり泣かされた朝でした。なっちゃんのお父さんは、ウッチャンだったんですね!どうりでいつもなつを応援しているわけだと納得しました。
仲良く戻ってきた柴田家を迎えてくれたのはアイスクリーム。牛乳嫌いの夕見子ちゃんでも食べられます。照男君も搾乳の許可をもらえました!
そして、牛に一頭一頭ただいまと言うなっちゃんに、泰樹さんが見せてくれたもの。バターチャーンです!この二人の仲の良さはただ事ではないですね。
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