ひよっこ2 2話 あらすじ感想 ハヤシライスと乙女寮の同窓会
公開日:
:
最終更新日:2019/04/09
2019年春ドラマ
日本が豊かになったことで変わってきた洋食屋のあり方。鈴子を悩ませる日々ですが、そんな鈴子の憂鬱を、すずふり亭のハヤシライスを食べにやってきた宗男が吹き飛ばしてくれました。
裏天広場で、乙女寮の同窓会が開かれます。互いにそれぞれお問題を抱えるもののの、笑い声の絶えない楽しい時間を皆で過ごしました。
豊かになるのは素敵なこと
高度経済成長の真っただ中
『アポロが月に着陸した翌年、1970年の日本は、まだまだ高度経済成長の真っただ中。大阪万博には、6,000万を超える人が詰めかけ、世界中の文化が一気に流れ込んできました。ファストフードが入ってきたのもこのころなんですね。』
休憩中。裏天広場で、柏木堂のスペシャルを食べるすずふり亭の一同。柏木親子に、福田夫婦も混ざります。ヤスハルが、フォークのコンクールにでる、優勝したらデビューと言う話を聞いて、一郎は、柏木堂の終わりと慌てます。
鈴子「そうなったらそうなったで、しょうがないんじゃないの?商売ってやつはね、いつどうなるか、分かんないもんだからねぇ。本当に。」
強気の鈴ちゃんが珍しいと驚く一郎。
お客はどう味わおうと自由
万博が開かれ、生活が豊かになって、洋食屋でも、本場の味を求める人が多くなってきました。その度、鈴子は、うちが出しているのはあくまで日本人の味覚に合わせた洋食、と説明していました。お客さんが分かっていないと不満なヒデですが、省吾に否定されました。
「お客さんに対して分かってないなんて思ったら、料理人として終わりだ。お客さんはどう味わおうと自由なんだ。覚えとけ、ヒデ。」
納得して謝る秀。
一つのことだけやってたら生きていけない
時の流れという話になり、今度はインスタントラーメンの話になりました。あんなものが発明されたせいで、中華料理屋の売り上げにも影響が出てきているのです。
鈴子「豊かになるっていうのはそういうことなんだねえ。いろんなものがどんどん出てきて、みんながそれを楽しんで、それは悪いことじゃないもんね。すてきなこと。」
そうは言っても、鈴子の顔は暗いです。一同も暗い顔で同意します。
鈴子「でも、一つのことだけやってたら、生きていけなくなるのかねえ。」
元治が鈴子を元気づけようとして、どうしてこれほどまでにすずふり亭を愛しているかを語ろうとした時、店先から大声が聞こえました。
すずふり亭のハヤシライスが食べたい!
料理人は料理で感動させる
東京へやってきた宗男でした。東京へ出荷される谷田部家の花を積んだトラックに潜んでやってきたのです。
「おう、みね子!元気だったか?おお!裏天広場の諸君、元気だったがぁ!」
今、まさに感動で世界中を包もうとしていたのに、と話の腰を折られて、元治は不機嫌です。
宗男「そうなの、ほう~。でもなあ元治、おめえは料理人だっぺ!話よりも料理で人を感動させだり、泣がせだりしねえどな。」
感心してうなずくみね子に、省吾、鈴子。
元治「はあ?何正しいこと言ってんだよ、お前!」
すずふり亭のハヤシライス
突然、すずふり亭のハヤシライスが食いたくなってきたと言う宗男。茨城でも食べられるようにはなったのですが、味が違う、と言ってくれる宗男に、省吾も鈴子も大喜びです。
ハヤシライスを喜んで食べる宗男を、皆で見守ります。
「うわ。うんめえ!」
嬉しい省吾「幸せな気持ちになるな~。」
そこへ電話がかかってきました。滋子からです。もう帰ってこなくていい、とみね子が嘘をつくと、慌てて帰ろうとする宗男。慌てて、みね子が一晩よろしくと言われただけと訂正すると、宗男は涙目でした。
『みね子、ちょっといたずらが過ぎましたかね。』
ちよ子の進路相談
奥茨城では、高校2年のちよ子の最初の進路面談。みね子とは違って成績優秀のちよ子は、先生に何かを頼みましたが、先生は驚いています。
『あらあら?ちよ子、今何て言ったんでしょう?ここ大事ですからね。覚えておいて下さいね。』
売れっ子漫画家の前にスランプ
『そして、このちょっとした隙間で、漫画家2人のこれまでの道のりを簡単に紹介しましょう。2年前漫画『みねっこ』が大ヒット!ついに!ついに売れっ子漫画家の仲間入りか!と思ったのもつかの間、ピークの前にスランプが来てしまいました。それからというもの、泣かず飛ばずの日々が続いています。というわけで啓輔祐二のお二人でした。頑張っぺ!』
乙女寮の同窓会
優子の娘・秋桜子
乙女寮の同窓会に集まった皆。裏天広場に食べ物を並べます。幸子と、秋田から子供を抱えた優子もやってきました。
『秋田の優子さん、女の子を産んでたんですねえ。名前は秋桜子。秋の桜というのはコスモスですね。そう!乙女寮の部屋の名前でしたね。』
富は、秋桜子ちゃんに夢中です。同窓会の間、預かってくれることになりました。
突然、手紙で会いたいと書いてきた優子を心配する愛子でしたが、優子は、突然、みんなに会いたくなってたまらなくなったのでした。
澄子「あの座敷わらしだった優子さんがねえ、お母ちゃんなんだねえ。」
優子「まんだしゃべるの?それ?」
笑いあう皆。
夢を追う幸子の夫・雄大
幸子の夫・雄大はウィーンから帰ってきたのですが、クラシックを権威主義的から解放すると理想ばかりで、お金にならない仕事ばかり引き受けるのでした。ふざけんな、冗談じゃない、と思う幸子ですが、豊子と澄子は、好きなんだな、と頷きあいます。
雄大は、綿引をラーメンの屋台に呼び出して、前に借りたラーメン台を返しました。
「あん時のラーメン代!これのためが?いやいやいや、茨城からの交通費の方がはるかに高いんだげど。」
雄大「まあ、気にするな。」
時子の女優は中途半端
時子は女優を続けていますが、中途半端。いつも来る役が同じだと言います。明るくて、元気で、考えが現代的で、サバサバしてて、都会的で恋愛も進んでる。
自分じゃない人になれるのが楽しそうで女優になりたかったのですが、今はそれに違和感を感じているのです。この間、人生で初めてキスシーンを撮ったのですが、時子は、恋愛経験もありません。キスを何とも思っていない役が上手くできず、何度もキスを繰り返したのでした。何やってるんだろう、と落ち込んで泣いてしまったのです。
でもこうやってしゃべってすっきりした、と時子は、笑顔を見せました。
節子はフランス映画の撮影中。監督から直々に頼まれたのでした。すごいよね、と言い合うみんなですが、節子は、外国が嫌だと、梅干しとのりとふりかけをいっぱい持っていったそうです。
「人妻なのにどうしよう?」石原裕次郎のサイン
時子は、ついに会えたと石原裕次郎からのサインを持ってきてくれました。愛子さんへと入っています。
「ちゃんと言いましたよ。愛してますって。」
「・・・で?」
「僕もだよって伝えてくれって。」
人妻なのにどうしよう、とうろたえる愛子ですが、みね子が心配しなくても大丈夫、と落ち着かせました。
長年連れ添った夫婦みたいな豊子と澄子
食品会社勤務の豊子は、仕事を頑張っていますが、頑張るほど、生意気、学歴もないのに、子供のくせに、女のくせに、と言われてしまいます。
日本の男社会は腐ってる、と怒る豊子に、澄子は腐ったら食えなくなる、と言いました。同意する豊子。
一方、澄子は、せっけん工場勤務。社長には可愛がられていて、せっけんのパッケージも、澄子の意見を取り入れてくれて、社長の絵が描かれていました。ただ、実家は最悪。自分のことを金の成る木と思っていると文句を言う澄子ですが、そういう愚痴を豊子が全部聞いてくれ、怒ってくれるので、まあまあみたいな気持ちになるのだと言います。
優子「何かあれだね。長年連れ添った夫婦みたいだね。2人は。」
2人「え~!」
「仲いいねえ、ほんとに。」
とにかく幸せなみね子
とにかく幸せになった4番のみね子
みね子の近況は、とにかく幸せです。
豊子「あの、4番のみね子さんがねえ。」
みね子「やめてもう!今でも4番って聞くとドギッとすんだがらね!」
ブザーを鳴らされ続けたみね子を思い浮かべます。
みね子「まあ、とにかぐ幸せです。」
ヒデとの幸せを語るみね子
ヒデのことを話し出すみね子。そこへヒデがきれいに飾ったフルーツを運んできましたが、みね子は気づきません。徐々に、うろたえているヒデに気づく一同。
「ヒデさんのこど、大好き。何か分がんだよね、あの人のこど、私、世界で一番分がる自信があるんだよね。私もね、ヒデさんも何つうのがな、地味な人なんだよ。普通なの。そんなに面白くもないの。面白い人だったり、変わってる人だったり、困ったもんだ~みたいに言われたこどもね、ない。そういう人のこどがちょっと羨ましいんだよね~。」
「私もヒデさんもつまんないがら、面白くないがら、コツコツ努力するしかないの。そして、そういうとこが好き。イヒヒッ。だから、だから、あのすごく幸せ!私はヒデさんの気持ぢが分がるし、ヒデさんもきっと私の気持ぢが分がると思うんだよね。それがすっごく幸せ。安心して一緒に暮らせる。」
すっごく愛してる!
豊子「愛してるんですね?ヒデさんのこと。そうなんですね?みね子さん。」
みね子「フフッ、愛してる。すっごぐ愛してる!フフフ。大好き、ヒデさん!」
顔を覆うみね子ですが、後ろからヒデの「はい。」と言う声が聞こえました。驚いて、パニックになるみね子。
「えっ、え~ちょっと!うそ!やだ!」
豊子を睨みつけるみね子。
ヒデ「あの、はい!デザートいかがですか~!」
皆は喜んで拍手して、デザートを食べ始めました。
愛子さんは時間切れ「ご安全に!」
愛子「あのね、何かもう、終わったみたいになってるけど。私まだ話してないから。」
『愛子さん、ごめん。もう時間があれ?』
そこへ松下が現れました。階段から足を踏み外します。
一同「ご安全に!」
『それでは皆さんもご安全に!』
1話はこちらです。ひよっこ2 1話 あらすじ感想 皆をだます愛子の芝居。すずふり亭の今後
まんぷくはこちらです。「まんぷく」あらすじネタバレ一覧
感動
鈴子さんの浮かない顔の原因は、年齢というよりも、日本が豊かになってしまったことが原因だったんですね。豊かになり、万博が開かれたことで、本場の味を知ってしまった日本人が、洋食屋にもそれを求めるというのは不思議ですね。そんな本場の味が良ければ、イタリア料理店などに行けばいいのに。でも、この頃は、そういう専門店はまだ少なかったのでしょうか。
そんなくら~い雰囲気をあっという間に変えてしまった宗男さん!すごいですよね!元治さんに、料理人なら料理で感動させろ、と言うのも名言でした!
そして乙女寮の一同が集まりました!それぞれ大変な思いを抱えてはいるのだろうけど、皆があつまると笑い声が絶えませんね!最後の最後まで近況を報告できなかった愛子さんが気の毒でした!みね子が、ヒデさんに気づかず延々と語り続けるのはお約束ですね。本当に幸せそうでいつまでも聞いていたかったです。
関連記事
-
-
ひよっこ2 1話 あらすじ感想 皆をだます愛子の芝居。すずふり亭の今後
あれから2年。ヒデと結婚したみね子。大忙しのすずふり亭には、由香もヘルプとして呼ばれますが、実は、鈴
-
-
きのう何食べた?1話あらすじ感想 「ひょんって何?」喜びはほころびから
弁護士事務所で働くシロさんと美容師のケンジは恋人同士。ケンジがゲイであることは、美容室では公認ですが
Warning: Use of undefined constant php - assumed 'php' (this will throw an Error in a future version of PHP) in /home/ohcbxvri/public_html/ruriblue.com/wp/wp-content/themes/stinger3ver20140327-3/single.php on line 124