初めて恋をした日に読む話 最終回(10話)あらすじ感想 キスするユリユリ「春見じゃなきゃだめだ。」

公開日: : 最終更新日:2019/05/29 初めて恋をした日に読む話

東大二次の1日目に事故に遭った順子。試験後に病院に向かおうとする匡平ですが、できることはないと雅志に止められ、受験に集中することにしました。しかし、順子よりも受験を選んだことで罪悪感を感じる匡平は、試験後も順子に連絡が出来ません。

合格発表の日。エトミカは京大は落ちましたが、早稲田に入ることにしました。匡平は、順子が退院したことを知らないので、順子に連絡が遅れます。初めて勉強を教えてもらったあの場所で会う二人。匡平は東大に合格しました。匡平は、順子に結婚するなと言いますが、実は、順子は雅志のプロポーズを断っていました。しかし、常識ある大人としてふるまうことを決意した順子は、雅志と結婚すると匡平に思わせます。

政治家の秘書となった一真から、順子が雅志のプロポーズを断ったことを聞いて、匡平は塾に順子を訪ねてきます。順子も、匡平のことを好きだと認めながらも、5年後10年後に振られたら耐えられる自信がないと、匡平とはつきあえないと断りました。匡平は、涙を流して順子を抱きしめ、去りました。

その後、新しい趣味とスプーン曲げに熱中する順子を、美和は心配します。順子の入院中、美和と西大井は、互いの正体がばれたことで、婚約しました。二人の婚約パーティーに、雅志や牧瀬、塾長にモンちゃん、エンドーたちが集う中、スプーン曲げに熱中する順子。順子がスプーン曲げに熱中するのは、それが超能力者・ユリ・ゲラーの技だから。美和に問い詰められ、順子は観念して、匡平とのことを話します。

大人として対応したという順子に、塾長はあなたは普通の大人じゃないと思っていた、一真も、好きになりたいじゃなくて、気付いたら好きだったんだろ?と順子の背中を押します。

意を決して東大に匡平を訪ねた順子。順子が「結婚するなら、ひとつなる早でお願いしたいんですけど。」と言うと、匡平は笑顔を浮かべました。本当に自分でいいのか、そう確認する順子に、「春見じゃなきゃダメだ。何回言わせんだよ。」と笑顔を向ける匡平。二人はキスを交わし、笑顔で見つめ合いました。

スポンサードリンク

Contents

死を覚悟。浮かんだのはユリ・ゲラー

匡平にできることは受験に集中すること

順子(深田恭子)は匡平(横浜流星)との待ち合わせ場所に向かう中、体調が悪くなって倒れこんだ受験生を助けようとして、バイクにはねられてしまいました。右足を骨折し、倒れた時に頭を打って、まだ意識が戻っていません。

その日、東大二次の1日目に向かった匡平。途中で消しゴムを落としたりして不安な気持ちになりましたが、試験を無事終えました。試験後、美和(安達祐実)に電話をかけ順子の容態を聞き、病院に向かおうとしますが、居合わせた雅志(永山絢斗)が電話を代わりました。

「八雲だ。由利君が病院に来てもできることは何もない。明日も試験だろ。今は受験に集中しろ。」

匡平「けど・・・」

雅志「順子もそう言うはずだ。そう思ったから今、君はそこにいるんだろ?頑張れよ。」

翌日目を覚ました順子。そばにいた美和に「ユリユリは?」と慌てて尋ねました。

順子は、しばらく検査のため入院することになりました。駆け付けた雅志も安心します。レセプションはどうだったと尋ねられて、大成功、と答える雅志ですが、表情が硬いのに、順子は気づきません。

スポンサードリンク

厳しい選択をした匡平

その日、二次試験の2日目を終えた匡平が病院の前に来ていました。

順子「選択するってことは、他を捨てるってこと」

順子の言葉を思い返していると、雅史からメッセージが来ました。

『試験お疲れさま。今、順の意識が戻った。元気だから大丈夫、安心して。』

病院をもう一度見上げる匡平。スマホをポケットに入れて、立ち去りました。

その夜、家の前で菖次郎(鶴見慎吾)と一緒になりました。手応えを尋ねられて、親父と一緒と答える匡平。

 

菖次郎「高みを目指せば、必ず厳しい選択をしなければならないときが来るんだ。」

匡平「俺は両方取りにいく」

 

菖次郎との会話を思い出して、「俺も・・・」と浮かない顔をして、匡平は中に入りました。

 

ユリ・ゲラー

『死ぬかもしれない。そう思ったとき思い浮かんだのは、ユリ・ゲラー』

スマホで『由利匡平』を見つめる順子。同じ頃、『春見順子』を見つめている匡平。

吊り橋効果

受験という危機を前にした吊り橋効果

電話を見つめてばかりいる順子に、電話してみたら、と言う美和。多分、事故に遭った順子よりも受験を選んだことを後ろめたく思ってる、と美和は言いました。

「ユリ平は、順子のことが好きなんだよ。」

「うん。でもそれは受験っていう危機を目の前にした、吊り橋効果みたいなもんだよ。だからそれで目が覚めるならいいかなって。」

「順子はそれでいいの?」

「だってユリユリは東大に行くんだよ。あの子の未来を邪魔するような足手まといにはなりたくない。」

 

自分が嫌いになった匡平

高校で一人外を見ている匡平。一真(中村倫也)がやってきました。東大の二次試験の結果を気にしますが、匡平は、順子に会っていないと伝えました。順子が事故に遭い入院していると聞いて驚く一真。

順子ではなく受験を選んだ匡平は、選んだからには集中しようと全力を尽くしました。

「後悔はしてない。でも、そんな自分が嫌いになった。」

 

雅志の左遷

ロシア赴任はなくなり、プロジェクトからも外された雅志は、部署も異動になるかもしれません。それでも後悔しないで済んだからよかったと西大井(浜中文一)に言います。

プロポーズの返事はまだ。順子とのことを考えるとロシア行きがなくなってよかった、これで何か月でも何年でも返事を待てると雅志は笑顔を見せます。しかし、イライラ通り越して腹立ってきた西大井。明日病院に順子の見舞いに同行し、雅志の結婚をアシストすると言い出しました。

ファビュラスな美和と西大井

順子の病室で美和と西大井が遭遇

入院中に趣味を見つけたいと言っていた順子のために、雅志は、雑誌を大量に買ってきていました。釣り、写経、俳句、超常現象などなど。優しい、仕事ができる、パーフェクトガイと雅志を持ち上げる西大井。

そこへ、美和と一真がやってきました。いつもと違う化粧に服の美和に、驚いて声をかける西大井。美和も、スーツ姿の西大井がここにいることに驚きます。

美和と西大井「じゃあ・・・」

「プロポーズした先輩って」「プロポーズした同級生って」

と雅志を見る二人。

雅志「はい。」

 

ファビュラスな美和と西大井

順子「じゃあ、美和はバツイチ子持ちのOL、西大井さんは売れないダンサーって嘘ついてたわけ?」

美和と西大井「はい。」

学歴や肩書とか関係なく中身を見てほしかったという西大井に、私もと美和。本当は敏腕経営者に、ハーバード出の商社マンと知り、感激して手を取り合う二人。

「オー、ファビュラス!」

「イエス、ファビュラス!」

一真「分かんねえけど、何か色々すげえな。お前の幼なじみ。」

順子「ここまでとは。」

スポンサードリンク

変わらずそばにいてくれる。雅志のすごさ

頑張ったのは雅志

一真から、匡平は全力を尽くしたと聞いて、安心する順子。

「よかった~!よく頑張ったって言っておいて。」

しかし、自分で言えといわれてしまいました。その様子を気にしている雅志をみて、西大井は口を出します。

「頑張ったのは八雲さんですよ。レセプション飛ばして左遷されてまで、病院に駆けつけたんですから。順子さんのために。」

驚いて謝る順子。

雅志「いや、いいんだって。元々ロシアなんか行きたくなかったし。それに俺の実力ならこれぐらい、すぐ挽回できるから。」

 

雅志の言葉

その夜、雅志のことを考える順子。

 

「レセプションどうだった?」

「成功!大成功!」

 

「このまま起きないと思ったら・・・俺・・・」

 

「順が俺のこと考えてくれる時間が一番嬉しい。」

 

「好きだ。小さい頃からずっと。今も好きだ。」

順子にキスする雅志。

 

「結婚してくれ!」

 

いつでも味方でいてくれた

退院当日。様子を見に来た雅志に、順子は、いつでも味方でいてくれたと礼を言いました。

「お母さんとのことも雅志だけは分かってくれてたから、それで救われた。受験に失敗しても、就活失敗しても、婚活に失敗しても、雅志はず~っと変わらないでいてくれた。変わらずそばにいてくれることが、どんなにすごいことなのか、私今やっと分かった。」

雅志「好きな人ができたからか?」

順子「私、雅志のこと好きだよ。でも恋とか結婚とかの好きじゃない。ごめん。ホントにごめんなさい。」

雅志「分かってたよ。そんなの。でもきちんと振られないと踏ん切りつかねえから。よかった。初めて好きになったのが順子で。20年近くず~っと順子の近くで笑ったり落ち込んだりできた。順子の言うときめくってやつ?もう、し放題で超幸せだった。うらやましいだろ?」

順子「ありがとう。雅志。」

子育ては成功

必死だったしのぶ

春見家に戻ってきた順子としのぶ(壇ふみ)。玄関で、順子は、東大に落ちた日のことを話し始めます。

「あの時、お母さんに叩かれたとき、私よりもお母さんのほうが悲しんでるんじゃないかって思って、必死に笑ってみたんだけど。」

しのぶ「それが分からないくらいお母さんが間違ってた。」

東大ばかりの春見家で、しのぶは、子育てに成功して認められようと必死だったのです。その後も、つらそうな順子を見るたび、自分の間違いを突き付けられるようで、余計につらく当たってしまったのでした。

 

すごく幸せな順子

「ホントひどい。けどお母さんの子育ては成功したよ。だって今、私すごく幸せだもん。」

勉強の楽しさを教えてくれたのも、勉強という特技を身につけられたのも、しのぶのおかげと順子。

「あの頃、夢見た大人にはなれなかったけど、塾講師として生徒の夢をかなえる手伝いができて、今は幸せ。由利君に会って教えるようになって、自分のこと好きになれた。受験で失敗した経験も、塾講師として財産に変えられるって思ってる。だからありがとう。」

泣き出すしのぶ「順子。ごめん、ごめんなさい。」

そこへ出てきた父親。あとはいい人を見つけてくれたら一安心と言います。しのぶは、東大出との結婚は止めるように忠告しました。

順子「お母さん、ホントにありがとう。」

しのぶ「桜が咲くといいわね!由利君。」

順子「うん。」

卒業。「好きのその先はどうするの?」

「ここからが大人のスタートだ。」

卒業式

教室で生徒たちに話しかける一真。

「お前らとも今日で最後だな。俺も今日で先生卒業だ。この仕事、すぐに結果出ねえし。お前らアホだし。俺なりに悩んだりもしたけどでも、お前らが俺くらいの年のときに、それなりにメシが食えて、一個ぐらい幸せだなって思えるものがある大人になっててくれれば、それで十分だって思ってる。ここからが大人のスタートだ。頑張れよ。じゃあな。」

ナラ(堀家一希)は感動して泣き出してしまいました。

 

「好きのその先はどうするの?」

校門の前で匡平を待っていたエトミカ(吉川愛)。明日試験結果がでると気まずいかもと、今日会いに来たのです。匡平の手を握るエトミカ。

「匡君がいたから頑張れたんだよ。匡君大好き。」

匡平「ごめん。」

エトミカ「だよね。ウザがられてるの分かってたけど、春見先生結婚するし、ワンチャンあるかな~って。」

エトミカに尋ねられて、匡平は、順子とのことをちゃんとする、合格したらもう一度好きだと伝えると言いました。

エトミカ「好きのその先はどうするの?春見先生、34だし、4年間先生のこと待たせるの?っていうか匡君。どうやって養っていくつもり?」

考えてもいなかった匡平。

エトミカ「匡君も春見先生も好きだから、2人とも幸せになってほしくて。ごめん。じゃあね。」

笑顔で立ち去るエトミカ。木佐(若林拓也)が送ってく、とヘルメットを差し出しました。笑顔で受け取るエトミカ。

 

順子と牧瀬は正規の講師に

東大合格発表当日

松葉杖をつきながら、山王ゼミナールにやってきた順子。そこには、順子の代理として牧瀬(高梨臨)がいました。4月から正規の講師となるのだと言います。自分はクビかと驚く順子ですが、順子も4月からは正規の講師となると伝えられ、喜びました。

 

ゼミナール生活最後の瞬間、卒業

今日は合格発表。12時直前。匡平はパソコンを開きました

「由利君が合格するとき絶対隣にいたいの」

目を閉じて順子を思い浮かべます。

12時になり、スマホを見ようとする牧瀬ですが、講師一同はお札の前で、ひたすら祈ります。戸惑う牧瀬。

「あっ、あの合格発表見ないんですか?ネットで?」

塾長「センターはともかく、合格発表に関しては、うちは生徒からの報告を受けて、共に喜び合う主義なんです。ゼミナール生活最後の瞬間、卒業ですから。」

手を合わせて祈り続ける塾長たちに、順子も加わりました。

 

エトミカは早稲田に

エトミカが報告に来ました。京大はダメでしたが、エトミカはセンター試験入学で早稲田に行くことに決めました。

「付け焼き刃のはんなり京都弁より、東京のほうが美香モテると思うし。」

おめでとうと言う順子を抱きしめるエトミカ。

スポンサードリンク

ピンク色した桜咲く失恋

塾講師あるある。分からせるのが大人

生徒からは続々と合格の連絡が届いていました。合宿でエトミカと仲良くなった大塚も、一橋合格と報告に来ましたが、泉先生を呼び出します。

にんまりする牧瀬「告白ね。私もこの時期よくあったもん。塾講師あるある。」

勅使河原も同意します。

「教師と生徒の関係やから好きなんですよ。そこを分からせるんが大人。いや、カリスマ塾講師。そやね、牧瀬先生。」

そろそろ合格の報告も一段落。しかし匡平からはまだ連絡が来ていません。

 

匡平が東大に合格!

匡平に最初に勉強を教えたところに座っている順子。そこへ匡平が走ってきました。

「春見!俺、東大に合格した!」

順子「やった!やった!よかった!ホントによかった!」

匡平は、順子が退院しているとは思っていなくて、報告が遅くなったのです。

匡平「先生、ありがとう。春見がいなかったら絶対ありえなかった。不可能だった。」

 

匡平に嘘をつく順子

おめでとう、と言う順子の顔をじっとみる匡平。順子の両肩を掴みました。

「結婚なんかすんな。しないでくれ。俺は。」

「あのね、私、雅志とは・・」

勅使河原の言葉が浮かびました。

「教師と生徒の関係やから好きなんですよ。そこを分からせるんが大人。」

順子は嘘をつくことにしました。

「雅志とは・・・雅志となら幸せになれるんじゃないかって思ったの。昔からお互いのこと、よく知ってるし。だからごめん。合格してくれてホントにありがとう。」

驚いて、順子から手を離す匡平。

「私、あのとき、試験を選んだユリユリのこと、ユリユリのこと・・・」

匡平から目を離す順子。意を決して匡平の目を見ました。

「誇りに思う。ユリユリなら、これからどんなことだってできるよ。頑張って!」

 

「バイバイ。ユリユリ」

匡平「春見、俺・・・」

 

エトミカ「好きのその先はどうするの?春見先生34だし、4年間先生のこと待たせるの?」

 

エトミカの言葉を思い出し、匡平は何も言えなくなりました。順子は手を伸ばし、匡平の髪にもう一度触ります。

順子「バイバイ。ユリユリ。」

松葉杖をついて歩き去る順子。

『私の初めての恋はピンク色した、桜咲く失恋だった。』

 

順子の最低な嘘

千年前の日本語

2019年4月

東大に入学した匡平。匡平の髪はピンクですが、髪型を変え、額が出ています。女生徒に声をかけられますが、匡平はつれない態度で接しました。

 

1浪の女生徒二人に古文を教える順子。それマジ日本語、と尋ねる女生徒の言葉で、匡平を思い出す順子。

 

「日本語?」

「千年前のね。」

「千年で何があったんだよ。」

 

ぼうっとする順子に話しかける生徒たち。「先生?」「しっかりしてよ。2浪はマジヤバイから。」

笑顔を見せる順子「ごめん、ごめん。」

 

順子の嘘に雅志が激怒

カフェで履修ガイダンスを読んでいる匡平。雅志が声をかけてきました。東大合格を喜び、一緒に座って、履修ガイダンスを懐かしがって読みます。

匡平「結婚、いつするんですか?」

雅志は、驚きながらも、順子からそう聞いたと知り、話を合わせます。とられるなら八雲さんでよかった、匡平はそう言って、立ち去りました。

雅志は、順子に電話をかけて怒ります。いくらなんでも自分を利用しすぎと。

「俺にも由利君にも順子にも失礼なんじゃないのか。」

しばらく連絡はするなと、雅志は電話を切りました。言い過ぎたかと落ち込む雅志に、西大井が頑張った、とメシをおごってくれることになりました。西大井の出した財布は、雅志の買ったものでした。

 

見つめ返せなかった順子

『雅志の言うとおりだ。最低な嘘。でも、嘘つかなきゃ、さよならなんて無理だった。ユリユリが、ううん、私が、あのまま見つめ返せば大人でいられなかった。』

匡平に断った時のことを思い出し、切なげな表情をする順子。

 

順子の新しい趣味・スプーン曲げ

美和のキャバレーで、牧瀬の歓迎会が開かれています。塾長はもんちゃんと日本史の話題で盛り上がっています。

もんちゃん「日本史的にも、戦国大名の影には優秀な教育係がいますもんね。特に花倉の乱とか教え子の家督のために頑張っちゃうみたいなところが、萌えるんですよね!」

塾長「いいね、君。おかしなほど詳しい!普通じゃない。」

塾長の隣に座ってる牧瀬「何これ?私の歓迎会なのに・・・」

かんぱ~い!と皆が盛り上がる中、順子は、一人スプーンを見つめています。新しい趣味がスプーン曲げと聞いて驚く美和。

「ねえ、順子、大丈夫?」

「全然。今は仕事と新しい趣味に生きてる。」

笑顔を見せますが、不健康な笑顔と言われてしまいました。塾長に私にも一杯ください、と言いますが、塾長はもんちゃんに夢中で、相手にしてくれません。

 

「さようなら。春見先生。」

政治家が性に合っている一真

政治家の秘書となった一真に会いに来た順子。眼鏡にスーツ姿の一真は、缶コーヒーを渡します。大変ではあるものの、政治の道は意外に性に合っていたと、一真は楽しそうです。モト妻がまだ結婚に同意してくれず、全力で口説いている最中なので、まだバツイチです。

一真「人生経験豊富な、元ヤンバツイチ頑張り屋さんには合ってたのかもな。」

匡平のことを聞かれますが、順子は答えられません。合格したからもう先生じゃないと。

一真「じゃあ、八雲と結婚?」

順子「ううん。」

慌てて口止めをする順子。

一真「分かってるよ。しかし結局、未婚独身シングルフリーのまんまかよ。」

順子「いかにも。でも私やっと今、まっとうな大人になれた気がする。」

 

「お前、何やってんの?」

受験に使った本を整理している匡平。机の引き出しには、順子が菖次郎に怒って床に投げつけた本『初めて恋をした日に読む話』が入っています。

「結構勉強したのにな。」

読み込んだのか、ページがあちこち折れ曲がっていました。

そこへ一真から電話。

「お前、何やってんの?」

「部屋の片づけです。」

「何してんだって言ってんだよ。」

 

「エリートポンコツなんかに負けやがったら、ただじゃおかねえからな」

 

一真に言われた言葉を思い出す匡平。

「すいません。先生。18になって合格して、これでやっと春見に近づけたって思ったら、どうしていいか分かんなくなって。逆にメチャクチャ遠いってことが分かった。」

一真「しねえぞ、結婚。春見、八雲に断ったって。」

「え?」

「俺、口軽いからな。代議士の先生は向いてねえかもな。」

「やっぱいい先生だな。」

 

「俺のこと好きか?」「はい。」

山王ゼミナールにやってきた匡平。講師ルームに順子は一人です。匡平がやってきたのを見て驚きました。

「嘘つくほど俺が嫌だった?」

「そういうわけじゃない。でも、ごめん。」

「真剣に答えて。俺のこと好きか?はいか、いいえで。はぐらかすな。嘘もつくな。」

まっすぐに見ている匡平の目を見て、仕方なく答える順子。

「はい。」

 

「将来どんな大人になりたいの?」

でも、つきあうことはできない順子。

「だってユリユリが私の年になったとき、私50だよ?」

「そんなの分かってる。」

「分かってない。ユリユリはこれから東大に入って色んな人に会って変わっていくし、変わっていかなきゃいけない。」

「変わんねえよ!」

「じゃあ、将来どんな大人になりたいの?」

愕然とする匡平「覚えてないの?」

「えっ?」

「いや・・」

 

「さよなら、春見先生。」

「自分の人生がまだ見つからない人と生きていくには、私、年取りすぎてる。」

「好きなだけじゃダメなのか?」

「正直に言うとね。耐えられる自信がないの。私、ヤベー受験生だったし、恋愛経験ほとんどないし。もし5年後10年後振られたら、東大落ちたときより落ちる。苦しむ。傷つく。ごめん。」

「若いからって傷つかないわけじゃないよ。俺は今人生で一番好きな人に出会った。その人を、春見をずっと好きでずっと一緒にいたいのに、ダメなんだね。この先ずっと、そう思って生きていかなきゃいけないんだ。」

涙目になりながら茫然と順子を見つめる匡平。涙を流しながら首を横に振る順子を、匡平は抱きしめ、涙を流しました。

「さよなら、春見先生。」

匡平の腕の中でそれを聞いている順子。匡平は、肩を落として出ていきました。

 

美和と西大井が婚約

成功も失敗も全部自分のせい。大人は自由。

ハングリージャングルで美和と西大井の婚約パーティーが開かれました。純白の衣装の二人。

雅志も現れて順子に普通に話しかけます。雅志は会費を尋ねますが、今日は美和のおごり。ココ・シャネルのピンクの財布を見せますが、それも雅志が買ったものでした。

おめでとう、と順子たちに言われ、ガラじゃないけど、今度こそ失敗しないように頑張ると美和。

雅志「いいじゃねえか、失敗したって。結果、実らなくても幸せな恋もあるし、成功も失敗も全部自分のせいだろ。自由なんだから大人は!なあ!幸せになれよ。」

雅志の言葉に感激した美和は涙目です。それを茶化す雅志に、西大井が怒りました。

そこへ塾長と牧瀬、エンドーたち、エトミカも現れました。しかし、匡平はそこにはいません。東大は半端なく忙しいのだと言うのです。美和は、順子を気にします。

 

腹黒に鈍感足したら、立派なおばさん

皆が盛り上がる中、順子は一人、離れた席でスプーンを見つめます。

牧瀬は、雅志に誰か紹介するよう頼みました。

「ねえ、この際誰かいい人紹介してよ。今度は春見さんみたいに鈍感キャラでいくから。」

雅志「牧瀬、今のほうが断然いいぞ。だって腹黒に鈍感足したらな、もうただの立派なおばさんだぞ。」

一瞬期待した牧瀬の顔が固まりました。冗談、西大井が紹介してくれると取り繕う雅志。

 

スプーン曲げ・ユリ・ゲラー

ユリ・ゲラー

エトミカと木佐はいい雰囲気、塾長とモンちゃんも盛り上がっていますが、順子は一人スプーンを見つめます。

美和「いやいやいやいや、さすがに気になるわ。何?どうしたの?だから死んだ目で、ジーッとスプーン見てさ。」

順子「だから新しい趣味。」

ゴリさん「ユリ・ゲラー!スプーン曲げで有名な昭和の超能力者だよね。」

ゴリさんの大声に皆が振り返りますが、反応は鈍いです。塾長は知っていると言いました。

「僕は知ってますよ、ゴリラさん。あのとにかく念じるんです、思うんですよ。」

ユリ・ゲラーとつぶやく雅志。

美和「そうだよね。順にそんな顔させるのは、由利君しかいないもんね。何があったの?白状しなさい。」

順子に皆が注目しています。

 

常識的な大人

スプーンを持ちながら、観念して皆に話す順子。

「ってユリユリには話した。まっとうな大人として、誠実にさよならできたと思う。嘘もついてない。」

牧瀬「まあ、いいんじゃない。うちらの年と女の幸せ考えたらね。」

モンちゃん「そうですよ。高校生に恋されただけで女の勲章。」

ゴリさん「身近にもっといい男いるよ。料理上手で年上の。」

エトミカ「匡君なら、大学で速攻彼女見つかりそうだし。」

順子「うん。大人として常識的に考えたら誰だって・・・」

 

気づいたら好きだった

塾長「普通ですね、極めて普通です。春見先生は普通の大人じゃないと、思ってたんですけどね~。」

そこへ現れた一真。

「由利、昔俺に言ってたぞ。変な大人になりたいって。好きになりたいじゃない。気づいたら好きだったんだろ?」

雅志「そんなの、順。30年に一度あるかないかだぞ。」

美和「じゃあ次は60だね。」

エトミカ「ヤバイ還暦!」

ナラ「大人通り越して、ばあちゃんだな。」

 

曲がったスプーン。解答を間違えた順子

スプーンを見ながら匡平の言葉を思い浮かべる順子。

 

「大人じゃなくて、ばあさんだな」

「あんた変な大人だな」

「先生みたいな大人に俺もなれますかね」

 

順子「将来どんな大人になりたいの?」

匡平「覚えてないの?」

 

「さよなら春見先生」

 

スプーンが曲がって落ちました。

美和「うっそ、落ちた。」

順子を驚いて見る皆。

順子「私また解答間違えた。0点だ。」

キスする二人「結婚するなら、なる早で。」

好きな色もムチャな道も。全部自分のせい

東大にやってきた順子。

『私にはもう君みたいに無敵な時間はない。だけど好きな色を選んで笑うのも、ムチャな道を進んで泣くのも自由。全部自分のせいにできる年だ。』

匡平が講義を受けている教室に入ってきた順子。ユリユリと呼びかけます。その声に振り替える皆。

「すいません、失礼します。」

 

結婚するなら、ひとつなる早で

匡平も順子に向かって降りてきました。

「ごめん。やっぱ間違えてた。」

「えっ?」

「私、カラオケは小室ファミリーから昭和に遡るけどいいの?」

「はっ?」

「腰痛いし、傷跡なかなか治んないし、寝不足だと老けるけどいいの?」

「うん。」

「卒業する頃、私アラフォーだよ?ユリ・ゲラーとか知らないでしょ?」

「うん。」

「っていうか結婚するなら、ひとつなる早でお願いしたいんですけど。」

 

「春見じゃなきゃダメだ。何回言わせんだよ。」とキス

思いがけない言葉に笑顔になる匡平。

「うん。」

「確認だけど、ホントにホントに私でいいの?」

順子の腕を引っ張って引き寄せる匡平。

「春見がいい。春見じゃなきゃダメだ。何回言わせんだよ。」

順子にキスする匡平。

「やっぱ変な大人だな。」

「バーカ。残念だけど、君ももうすぐそうなるよ。」

笑顔を見せる順子。匡平も笑顔になります。

順子「好き。」

もう一度キスする二人。

 

横浜流星さんの高校時代・中学時代の写真はこちらです!横浜流星の高校時代☆学歴と偏差値・出身中学や卒アルも!彼女はいた?

9話はこちらです。初めて恋をした日に読む話 9話 あらすじ感想 匡平の告白「好きです。」雅志もプロポーズ。

8話はこちらです。初めて恋をした日に読む物語 8話 あらすじ感想 「幸せになってほしい。初めて好きになった人だから。」

7話はこちらです。初めて恋をした日に読む話 7話 あらすじ感想 順子を抱きしめる匡平。「タメでも絶対見つけてたよ。」

6話はこちらです。初めて恋をした日に読む話6話 あらすじ感想 ユリユリの宣言「引っ込んでろ!俺んだよ!」

5話はこちらです。初めて恋した時に読む話5話 あらすじ感想 元ヤンバツイチの頑張り屋とガリ勉鈍感女「そこにパイがあるから」

4話はこちらです。初めて恋をした日に読む話 4話 あらすじ感想 匡平が手にキス。「割と今幸せなんだけど。」

2話はこちらです。初めて恋をした日に読む話2話 あらすじ感想 未来の大事な人と15歳の私

1話はこちらです。初めて恋をした日に読む話 1話 あらすじ感想 ワクワクときめき。無敵ピンクと東大を目指す

 

感想

仲たがいをしていた順子・しのぶ親子、匡平・菖次郎親子も誤解を解き、仲直り。本当の自分を偽っていた美和さんと西大井さんは婚約。日本史好きのモンちゃんも塾長と妙に気があい、塾長が独身ならこれで問題なしですね。美和さんが、ニューヨーク出張の時に雅志に頼んだ財布まで出てきました。

一つ、最後の最後まで切ない展開を見せたのが、順子さんと匡平君です。14歳差。悩みますよね。特に相手がまだ学生の場合は。世の中には意外に年の差婚は多いようですが、順子さんと匡平君の場合は、確かに悩みます。まさか、あの『初めて恋をした日に読む話』、ユリユリが持っているとは思いませんでした!勉強したんですね!

匡平君の前髪が上がったのは、原作にある通りの、ユリユリの視線の鋭さを表すためかな、と思いました。

匡平君の恋敵だった雅志も一真も、最終的には、順子の気持ちが匡平にあることを見越して、応援してくれましたね。順子さん、いい仲間に恵まれています。雅志は順子には優しいのですが、意外に毒舌ですよね。腹黒なんて言われた牧瀬さん、少し可哀そうでした。ところで、牧瀬さんも順子も正規の講師になれてよかったです!

大人として対応したと必死に自分に言い聞かせる順子の気持ちを気づかせてくれる塾長や一真さん、みんなが温かかったですね!

そして、東大へ乗り込む順子さん。これは、大学に乗り込んでいくのは、さすがにないだろうと思ったんですけど。順子が、何を言いに来たのか分からないのに、素直にうんうん、と答えるユリユリが、結婚はなる早で、と言われたとたん、満面の笑顔になるのが素敵でした!

横浜流星さん、繊細な表情が素敵でしたね!原作とは違うユリユリでしたが、横浜流星さん、はまり役だと思いました!永山絢斗さんも今までとは違う役で素敵でしたね!中村倫也さんも、今回みたいな元ヤンはあまりみたことがないのですが、素敵でした。一度、今日から俺は!!の5話でかなりの不良を演じられていましたが、この時は私は怖かったのですが、これも人気だったようです。

鶴見慎吾さん演じる菖次郎さん、最初は冷たいお父さんだと思いましたが、最後は息子を気にかけてくれる優しいお父さんになりましたね。鶴見慎吾さんは、『新しい王様』では、クズのテレビ局常務を演じられていますので、ほっとします。新しい王様 Season2 5話はこちらからです。

スポンサードリンク



関連記事

no image

初めて恋をした日に読む話6話 あらすじ感想 ユリユリの宣言「引っ込んでろ!俺んだよ!」

一真との仲を、匡平に誤解されたことを恐れつつも、順子は、美和の助言で、一番大事なこと、匡平を東大に入

記事を読む

no image

初めて恋をした日に読む話 1話 あらすじ感想 ワクワクときめき。無敵ピンクと東大を目指す

東大受験に失敗して以来、人生の迷子になっている順子。勤め先の塾でもクビ寸前です。ある日、ピンクの髪の

記事を読む

no image

初めて恋をした日に読む話 4話 あらすじ感想 匡平が手にキス。「割と今幸せなんだけど。」

匡平の母が中学の時に亡くなったことを知った順子は、匡平に母性本能全開で接するようになり、匡平はそれに

記事を読む

no image

初めて恋をした日に読む話2話 あらすじ感想 未来の大事な人と15歳の私

近隣の高校への出張講師。順子は、南校に行くことになりました。そこで元不良だった同級生・山下一真に再会

記事を読む

no image

初めて恋をした日に読む話 7話 あらすじ感想 順子を抱きしめる匡平。「タメでも絶対見つけてたよ。」

花恵会に入塾することになった匡平。最初は不本意でしたが、百田の腕は確かだと認めざるを得ません。百田が

記事を読む

no image

初めて恋をした日に読む話 9話 あらすじ感想 匡平の告白「好きです。」雅志もプロポーズ。

ロシアに転勤が決まった雅志は、順子を訪れてキス。そしてプロポーズします。順子に、一緒にロシアに来てほ

記事を読む

no image

初めて恋した時に読む話5話 あらすじ感想 元ヤンバツイチの頑張り屋とガリ勉鈍感女「そこにパイがあるから」

ある日、一真が目覚めると、順子の部屋で、簀巻きにされていました。離婚に同意してしまったことを落ち込む

記事を読む

no image

初めて恋をした日に読む物語 8話 あらすじ感想 「幸せになってほしい。初めて好きになった人だから。」

匡平の東大模試の当日、一真とデートする順子。一真との時間を心から楽しみ、一真を好きになりたいと答えた

記事を読む


Warning: Use of undefined constant php - assumed 'php' (this will throw an Error in a future version of PHP) in /home/ohcbxvri/public_html/ruriblue.com/wp/wp-content/themes/stinger3ver20140327-3/single.php on line 124

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

スポンサードリンク



ラウールジャニーズの兄弟構成!ハーフでスペイン語は話せる?本名も紹介!

Snow Manラウールさんに注目します!金髪にしてからますます存在感

宮舘涼太の大学はどこ?妹や身長体重、アレルギーも調査してみた!

Snow Manのだて様こと宮舘涼太(みやだてりょうた)さんに注目しま

ホワイトデーのお返しに花の意味は?一輪や花束、飴など意味の一覧も!

バレンタインデーのお返しとして、花を贈りたいとき、花言葉などを気になり

ラウールジャニーズの高校はどこ&転校した?ダンスがうまい動画と年齢身長も紹介!

今回はSnow Manメンバーのラウールさんに注目します。メンバーの中

靖国神社桜祭り2020屋台はいつからいつまで?出店と混雑やトイレについても!

靖国神社は桜の木が500本もあり、さらに桜の開花情報を伝える標準木があ

→もっと見る

PAGE TOP ↑