初めて恋をした日に読む話 9話 あらすじ感想 匡平の告白「好きです。」雅志もプロポーズ。

公開日: : 最終更新日:2019/06/05 初めて恋をした日に読む話

ロシアに転勤が決まった雅志は、順子を訪れてキス。そしてプロポーズします。順子に、一緒にロシアに来てほしいという雅志。順子は戸惑いつつも、雅志のことを考えようとします。

センター試験が近づいたある日、ゴリさんから、順子が雅志と結婚すると聞いてしまった匡平。順子を塾で待つことにしましたが、携帯の電池が切れていた順子がメッセージを受けとったのは5時間後。順子が慌てて駆け付けると、寒空の下にいた匡平は高熱を出していました。

責任を感じる順子ですが、匡平もエトミカも1次試験を無事合格。

匡平が18歳になった2月3日。エンドーたちの提案で、匡平のサプライズパーティーをします。久しぶりに匡平の笑顔を見て嬉しそうな順子。その日、片付けの終わった順子に、匡平は「好きです。」と告白。順子を抱きしめました。思わずその背中に手を回してしまった順子。順子が応えたいと思った相手は匡平でした。

二次試験の日。匡平は、順子と待ち合わせしましたが、順子が現れません。美和からの連絡で、匡平は順子が事故に遭ったことを知ります。今までの順子の言葉を思い返し、どうするか思い悩む匡平。意を決して、受験会場へと向かいました。

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Contents

順子の家で補習

大逆転を目指す匡平

順子(深田恭子)の家で、牧瀬(高梨臨)と補習をすることになりました。順子の部屋を珍し気に見るエトミカ(吉川愛)。

エトミカ「これが独身アラサー実家暮らしの住処かあ。」

ベッドの上の、しわのばシートや、湿布に目を留めるエトミカ。慌てて、順子が、エトミカはあっちと指すとそこに下着の山が。慌てて目を反らす匡平(横浜流星)。

牧瀬「18歳男子には刺激が強いわね。」

しかし、匡平は早生まれ、まだ17と言われて、匡平は気にします。

牧瀬「よく実家なんかいられるよね。男連れ込めないじゃん。」

順子「まあ、今まで親の期待をさんざん裏切ってきたから、家出るときくらいは、結婚で円満になんて思ってた時期もありましたが、お金もないし、それにこの子がいるし。」

とろろを連れてくる順子。皆で興奮してなでまくりますが、ふと我に返った牧瀬。

牧瀬「休んでた分、取り戻すんでしょう?」

匡平「取り戻すんじゃ足りない。大逆転。」

 

女も数学も手間を惜しんだら命とり

二次試験の日まで逆算して特別カリキュラムを組んだ牧瀬。

「覚悟してね。」

ピコピコハンマーでたたかれる匡平。

「細かいことに気づけない男はもてないよ~!女も数学も手間を惜しんだら命とり。」

ああいうキャラなの、と驚くエトミカ。計算が遅いと、匡平は、しょっちゅうピコピコハンマーで叩かれました。

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実家でもいとこなら連れ込める

そこへ、雅志(永山絢斗)が顔を出しました。慌てて、ハンマーを放り投げる牧瀬。

牧瀬「実家でもいとこなら連れ込めるのか・・・」

それを聞いて気にする匡平。

10時半近くになっていたので、順子は、これで終わりにすることにしました。

 

厳しい選択をするとき

夜遅くに帰った匡平。補習をしてもらったと言います。

菖次郎(鶴見慎吾)「山下先生(仲村倫也)にご挨拶してきた。お前はいい先生に恵まれてるな。お前が努力してるからなんだろうが。」

一真に、匡平が子供でいられるのは後わずか。匡平と話すように、と言われていた菖次郎。

「お母さんのこと、お前にしなくていい思いをさせた。すまなかった。」

頭を下げる菖次郎。

「だが、仕事でもなんの世界でも高みを目指せば、必ず、厳しい選択をしなければならないときが来るんだ。」

「俺は、両方、取りに行く。」

「お前なら、できるかもしれないな。」

顔を和らげる菖次郎。

雅史のキスとプロポーズ

順子に雅志がキスする

この間、雅志と会ってから、匡平が変わったことに気づいていた順子。雅志は、赤門見せて、飯食っただけと言います。雅志に、牧瀬を進める順子。

「まあ、いろいろあったけど、悪い人じゃないし、雅志にはあれくらいしっかりした人が合うんじゃないかな。牧瀬さん、昔から雅志のこと・・・」

そこへ突然キスする雅志。順子は驚いて目を見開きます。わ~と雅志を突き飛ばし、ピコピコハンマーで悪霊退散と叩きます。しかし、正気だという雅志。

「あ、私たち酔ってたね。」

「酔ってない。」

「仕事で疲れてた。」

『疲れてるけど違う。」

「じゃあ。何?」

「順があまりにも気づかないから。」

順子の父親が来て、少し話をした後、もう帰るという雅志。

順子「一旦寝よう!何かの間違いだ。」

雅志「間違いでもなんでもないから。さっきの。お休み。」

雅志は、順子を抱きしめて出ていきました。

ショックで茫然とする順子「誰?」

 

できることは神に幸運を祈るくらい

塾でも茫然としている順子。塾長(生瀬勝久)に何度も呼びかけられて、ようやく気付きました。

「どうしたんですか?一晩で一気に老けましたね。」

気にする順子ですが、冗談と笑う塾長。

一緒に、あちこちの神社のお札を飾りました。

塾長「普通じゃないくらい頑張ってる子に、周りの人間ができることは、神に幸運を祈ることくらい。」

一緒に手を合わせる二人。

センター試験まであと49日。

『努力すれば必ず夢は叶うなんて、無責任なことは言えない。どの子もみんな努力して、合格者の数は決まってる。だから、せめて、祈りたい。悔いなく全力が出し切れますように。そしてついでに、迷えるアラサーにも道をお示しください。神様。』

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雅志のプロポーズ「少しは俺で悩め!」

親戚の結婚式。披露宴の後に、春見家に親戚が集まりました。共に独身の順子と雅志は、肩身を狭くします。

『独身アラサー、地獄の親族の集まり。』

順子に部屋に避難する順子と雅志。

雅志は、4月からロシアに転勤することを告げ、一緒に来てほしいと言います。

「俺、お前がいないとだめだ。今までだってあったよ。ロシアとか南米とか長期の海外出張も。でも、日本に戻ったら順がいた。当たり前に会えた。でも、今は順子の周りにいろいろあって、いろいろいて。とにかく!純が誰かのものになると思うと気が狂いそうなんだ。誰にも渡したくない。渡せない。」

「好きだ。小さいころからずっと。今も好きだ。結婚してくれ。」

戸惑いながらも返事をしようとする順子を止める雅志。

「すぐ答えなくていい。少しは俺で悩め!」

 

雅志のことを話す美和と西大井

美和(安達祐実)と西大井(浜中文一)はデート中。相変わらずシングルマザーと、ダンサーを装っていて、お互いにボロが出ますが、笑ってごまかします。

そこへ順子から美和に電話がかかってきました。雅志からのプロポーズの話を聞いて興奮する美和。西大井に、ざっくりと話し始めます。

「幼馴染が、いとこにプロポーズされたっていうからびっくりしちゃって。プロポーズしたほうも中学の同級生の男子。東大での商社マンでエリート。恋愛下手で20年も片思い、それがやっとプロポーズされたって言うから。」

自分も似たような人を知っていると言う西大井。

「僕の会社・・・ダンスの先輩もいとこに長年片思いをこじらせてて、びっくりするくらい恋愛おんちで、告白しても気づかれない・・」

固まる二人。

「一緒!」「そういうことってあるんだねえ!」

 

ちゃんと気持ちに応えたいと思ったこと

デートを切り上げて順子の家にやってきた美和。キスの現場を興味津々で写真を撮ります。雅志にキスされたのが嫌だったのか、ときめいたのか。驚きすぎた順子は覚えてもいませんでした。

順子「どうしよう。これからどんな顔して雅志に会えばいいんだろう。親にバレたら、親戚づきあいだってしづらくなるだろうし。」

美和「鬱陶しい。相手のこと考えるフリなんかしないで、正直に接すればいいじゃん。八雲だって、あの山下君だって、相手は捨て身で向かってきたんだよ。ちゃんと気持ちに応えたいって思ったことないの?しっかり悩んで、しっかり選びな。どっちにするのか。・・・どっち?」

ニンジンをぶら下げる

ニンジン。4月になったら覚める夢

ハングリージャングルで、牧瀬と待ち合わせた順子。センター試験の直前対策の話をしていたら、いつの間にか雅志の話になりました。雅志が好きな牧瀬。フリーならアプローチの仕方を考える、30過ぎて無駄なことしてる時間はない、と言うのです。

順子は、仕方なく雅志にプロポーズされたこと、決めかねていることも伝えました。

「は?迷うとこ?万年、恋愛氷河期のガリ勉女にこの先これ以上高スペックな男子が現れると思う?まさかだけど、由利くんのこと、気にしてる?」

匡平が順子のことを好きなことを、牧瀬は見抜いていました。生徒と言う順子に、ならニンジンをぶら下げて、やる気を出させてあげればいい、夢を見させてあげればいいと言います。

「春見さんさえ、本気にならなきゃいい話でしょう?」

「そんなこと・・・」

「やるの!ニンジンあげて、成績上がるなら、手っ取り早いじゃない。4月になったら覚める夢。」

 

選択することは、他を捨てること

匡平とエトミカは、順子と牧瀬にセンター試験の対策を教えてもらいます。

「センターの場合、マークシートの択一問題。最悪、問題を読まなくても答えられるからあきらめちゃダメ。」

「選択するってことは、他を捨てるってこと。解答だけ見て、明らかに違うものは捨てる。」

常識的におかしなことを言っている答え、捨て!絶対という例外を認めない答え、捨て!あと1番目の答え、捨て!

「正解は3か、2が多い・・・らしいって昔から・・・」

エトミカ「嘘だあ!」

 

初詣で

センター試験まであと15日。

2019年1月4日

体調管理のため、クリスマスも年末年始も家で勉強すると言った匡平は、順子に、初詣でだけ一緒に頼んでいました。これもニンジンと思い、承諾した順子。

人混みを避けて4日にやってきました。絵馬を書いてお参りする二人。

「ここで、初めて勉強を教わった。」

匡平が、山王ゼミナールのテストの解き方を順子に尋ねた時のことです。

「親のこととかはどうでもよくてさ。勉強して覚えた知識は君のものだから。」

本当に頑張ったという順子。順子のおかげと言う匡平ですが、勉強すること、東大に行くと決めた匡平がすごいのだと、順子は言います。

「お父さんに罵倒されて、ふてくされて逃げることだってできたんだから。何を選ぶかで、人生変わるんだよね。」

 

ユリユリの目は騙せない

突然、雅志のプロポーズを思い出して動揺した順子は、階段で躓いてしまいました。慌てて順子を支える匡平。

「俺は、春見を選んだんだよ。」

真剣な顔の匡平。ごめん、と謝って、順子は手を離し、先に立って歩きました。

『無理だよ、私には夢見させるなんて。ユリユリは、この目は騙せない。』

落ち込んでいる匡平。順子が振り返ると、笑顔を作ります。

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雅志のプロポーズを知るユリユリ

「めちゃくちゃそういう目で見てる、あいつのこと。」

センター試験まであと11日

2019年1月8日

新学期が始まりました。一真は卒業したかったら、3学期も大人しく学校に来いと言いますが、匡平は例外です。

一真「すげえな、春見。本当にお前を東大受験生にしちまった。」

匡平「すごいです。」

一真「いや、お前も十分すげえよ。好きな女と毎日いて、よく押し倒さないでいられるな。」

自分なら3日持たない、そういう目で見ちまって勉強に集中できない、と一真。

「それでも教師かよ。」

「転職決めてよかった。」

しかし、匡平は白状します。

「めちゃくちゃそういう目で見てる。あいつのこと。けど我慢してる。あと少しだから。」

健全と嬉しそうな一真。心配そうな匡平の言いたいことを察して、何もなかった、酔っぱらって一晩眠っただけと安心させました。

「いや、ちょっと触った。」

顔が変わる匡平。

「嘘だよ。睨むなって。これで心おきなく受験できるな。」

「はい。」

 

順子の最後の授業

センター試験は一週間後。順子の授業はおしまい。あとは各自復習です。

「言いたいことはいっぱいあるけど、心の底から祈ってる。知ってる問題がでるようにって。あとは、二人の合格を。」

お礼は合格したら受け付ける、と言う順子ですが、匡平もエトミカも「ありがとうございました。」とお礼を言いました。笑顔を向ける二人に、順子も笑顔で会釈しました。

 

ゴリさんの失恋「がり勉ウォーキングデット」

ハングリージャングルで牧瀬の授業も終了しました。

「ソースの匂い嗅ぎながら集中できた君たちなら、本番何が起きても大丈夫。」

ゴリさん(皆川猿時)が、お好み焼きを差し入れしてくれました。牧瀬はトイレに立ちます。

この間、店の前で泣いているところを匡平とエトミカに見られたゴリさん。失恋の相手は順子でした。

「おまけしたり、値引きしたり、マヨネーズ、ハートにしてみたけど、全然気づいてもらえなかったしね。」

エトミカ「そんなんじゃ、あのがり勉ウォーキングデッドに伝わるわけないし。」

少し笑う匡平。

ゴリさん「でも、雅志と結婚なら、腹立つけど仕方ねえかなって。順子ちゃんの幸せ考えたら、エリートと結婚したほうがいいだろうし・・・」

また泣き出すゴリさん。匡平の顔が変わりました。

 

「順が俺のこと考えてくれる時間が一番嬉しい」

高級レストランで食事する順子と雅志。匡平の東大二次試験と同じ日に、雅志は、ロシアの政治家を招いて、レセプションパーティーを取り仕切ることになっています。結果を出せば、ロシア行き、その後の昇進も確定路線、出せなかったら左遷です。

今日は妙に緊張している順子。雅志は、そんな風に見てくれるので、告白した甲斐があったと思います。

『どうしよう。雅志が男の人みたい。』

「どうして来てくれたの?気まずかったろう。いいよ。正直に話して。」

「じゃあ、正直。雅志のこと、そんな風に思ったことただの一度もない。」

ナイフとフォークを取り落とす雅志。

「正直、今日は・・・今日は、誘ってくれてうれしかった。」

再びナイフを落とす雅志。

「心配してくれたんでしょう?この時期、受験前に私が潰れた時のこと、思い出してるんじゃないかって。ちゃんと考えてみる。雅志のこと。だからもう少し、時間ちょうだい。」

笑顔になる雅志。

「いや、嬉しい。順が俺のこと考えてくれる時間が一番うれしい。」

『いや、そんな顔されたら、雅志といるのに、自分が自分じゃなくなるみたいで。』

 

風邪を引いた匡平

疲れて部屋に戻ってくると、電池の切れたスマホ。匡平から留守電が二件入っていました。話があるので、塾で待っているとメッセージがありましたが、それは6時ごろ。今は11時過ぎです。

慌てて塾に駆け付けると、塾の外で、匡平が待っていました。咳をし、熱があります。

匡平の家に連れ帰った順子。ベッドに寝かせ、体温計を取りに行こうとする順子の手を、匡平は握ります。

「結婚するって本当?八雲さんと。プロポーズされたんだろう?断ってないの?」

「それで待ってたの?」

そこへ、菖次郎が帰ってきました。知り合いの医者に点滴を打ってもらうと言います。

「息子の一大事にコネ使って何が悪いんだよ。」

お願いします、と何度も頼み込む順子。

 

こういう時は頑張ったでいい

「大逆転してこよ!」

2019年1月19日

センター試験1日目

試験会場で待つ順子。マスクをした匡平がやってきました。体調の戻っていないことに責任を感じる順子。

匡平「そんな顔すんなよ。大丈夫だから。」

順子「大逆転してこよ!」

匡平「行ってくる。」

匡平は振り返って、マスクを取り、舌をペロっと出しました。

塾で、お札に手を合わせる講師たち。センター試験の英語の問題を見て、勅使河原が、この内容だったら、匡平は行けるかもしれないと言ってくれましたが、順子は、体調を崩している匡平を心配しています。

 

「頑張ったでいい、こういう時は。」

試験が終わったころ、試験会場にやってきた順子。一真もやってきました。

「あいつならきっと大丈夫だ。万が一、夢破れたとしても、その先の人生をどうやって生きていけばいいか、春見、見てきたならわかってるはずだ。世の中、いろんな不合格からもう一度頑張ってきた奴が、ほとんどだ。」

そこへやってきた匡平。結果が不安そうな様子です。

「晴見。おれ、全然・・」

一真「頑張ったでいいんだよ。こういう時は。」

うなずく匡平。「頑張った。」

順子「頑張った。よく頑張った。」

 

「もしかしたら落ちてるかも。」

エトミカの自己採点は788点。これなら京大でもまず足切りはないと言います。分からないところは、全部3にした、と喜ぶエトミカ。匡平は718点。去年の足きりは715。

「まだ分からないよ。落ち込んでる暇はない。二次の東大入試で本当の大逆転しよう!」

『もしかしたら落ちてるかもしれない。それでもこの子の努力の日々を最後に諦めた記憶で振り返る大人にしちゃいけない。私みたいに。』

 

匡平の告白。自然に動いた手

「お誕生日おめでとう!」

2月3日

匡平「晴見。来年の2月3日、覚えといて。18になるから。」

匡平は塾で問題を解いています。終わってみると、順子はどこにもいません。仕方なく家に帰ると、家で、サプライズパーティーが用意されていました。

順子「由利匡平君!」

お誕生日おめでとう、と風船を持ったエンドーたち、エトミカ、そして菖次郎が現れました。

笑顔になる匡平。ケーキにごちそう。菖次郎も和気あいあいとエンドーたちと楽しんでいます。匡平の満面の笑顔を満足げにみる順子。

 

「先生のことが好きです。」

片付けが終わって順子が、匡平の部屋にやってきました。菖次郎は、酔っぱらってソファで寝てしまいました。

「お誕生日おめでとう。」

「やっと18になれた。」

うん、とうなずく順子。

「ありがとう。」

「お礼なら合格してから・・・」

でも、匡平が言っているのは、順子が誕生日を覚えていたことだったのです。

順子は、プレゼントと言って、鬼の面を頭につけて、節分の豆を匡平に渡しました。

「受験生はゲン担ぎ大事!ストレス解消に、マメ投げていいよ!」

面をつけて、豆を待ち構える順子ですが。匡平は、豆を置いて、順子の面をあげました。

「好きです。好きです。先生のことが好きです。」

匡平が少し顔を近づけると、順子は慌てて面をつけました。

 

「自然に手が動いた」

「顔、見せて。」

首を振る順子。

匡平は、順子を抱きしめました。順子は、茫然としていましたが、匡平の背中に思わず手を廻します。その手を感じた匡平。

「絶対合格して。」

匡平が手を離すと、順子は慌てて帰っていきました。

『ニンジンなんかじゃない。自然に手が動いた。』

美和「ちゃんと気持ちに応えたいって思ったことないの?」

『今、心から思った。』

 

全然普通じゃない匡平

センター試験一時選抜発表

匡平、エトミカ、ともに一時通過しました。

塾に報告に来た匡平。ユリユリ、と順子が駆け寄る前よりも先に、塾長と他の講師陣が、匡平を抱きしめました。

「普通じゃない!やっぱ、全然普通じゃない!」

講師陣に抱きしめられて、匡平は、順子に笑顔を向けました。

 

雅志も一時通過と電話を受けて、会社で「よっしゃあ!」と叫びました。

事故に遭った順子。匡平の選択

絶対試験会場まで連れていくから

明日は東大二次1日目。順子から電話がかかってきました。

「元気?」

「元気。」

「明日なんだけど、試験会場まで・・・」

「絶対くんなよ。」という匡平。

「それって来いってこと?」

「分かった。じゃあ、雪でも嵐でも、私、絶対ユリユリのこと試験会場まで連れていくから。」

「ありがとう。絶対だぞ。」

「うん。」

 

バイクにはねられた順子

翌日、家を出る匡平。東大前駅。順子を捜しますが見当たりません。電話をかけても留守電です。病院へ向かっている美和から電話がかかってきました。

「由利君。覚悟して聞いてね。順子、バイクにはねられて、救急車で病院に運ばれたの。」

もし、万が一の時、あの時伝えればって言うのはいやだから、とりあえず命に別状はないと聞いている。大した事ないかもしれないし、重症かもしれない。どうするかは君の判断で決めて。詳しいことわかったらすぐ連絡する。

 

匡平の選択

一人茫然とする匡平。順子のかけてくれた言葉が頭にどんどん浮かんできます。

「私はどんな手を使ってでも、あなたを現役で確実に東大に合格させる。」

「今のままじゃ、ユリユリは、東大に合格できない。

「これはあの子の挑戦なの。私の生徒を否定することは許さない。」

「あなたは絶対、東大に合格する。合格して幸せになる。誰よりも信じてる。」

「受験会場でペンを持つのは本人です。親なんか関係ない。生徒に教えてくれって言われたら、全力で教えるのが私の仕事ですから。」

「俺がやってみてえんだ。受験。協力してくれ、パイセン」「先生、でしょ。」

握手する二人。

涙を流す匡平。

「では授業を始めます。」

「ユリユリ」「ユリユリ」「ユリユリ!絶対合格して。」

匡平は覚悟を決めて、歩行者用信号を見ました。スマホの電源を切る匡平。

『ユリユリ、ありがとう。だってあの日からずっとワクワクして、夢中になって、夢を見させてもらったのは私のほうだから。世界中の誰より祈ってる。君の選ぶその答えが君の夢をかなえてくれることを。』

 

8話はこちらです。初めて恋をした日に読む物語 8話 あらすじ感想 「幸せになってほしい。初めて好きになった人だから。」

7話はこちらです。初めて恋をした日に読む話 7話 あらすじ感想 順子を抱きしめる匡平。「タメでも絶対見つけてたよ。」

6話はこちらです。初めて恋をした日に読む話6話 あらすじ感想 ユリユリの宣言「引っ込んでろ!俺んだよ!」

5話はこちらです。初めて恋した時に読む話5話 あらすじ感想 元ヤンバツイチの頑張り屋とガリ勉鈍感女「そこにパイがあるから」

4話はこちらです。初めて恋をした日に読む話 4話 あらすじ感想 匡平が手にキス。「割と今幸せなんだけど。」

2話はこちらです。初めて恋をした日に読む話2話 あらすじ感想 未来の大事な人と15歳の私

1話はこちらです。初めて恋をした日に読む話 1話 あらすじ感想 ワクワクときめき。無敵ピンクと東大を目指す

 

感想

まさかの最後でした。次回予告を見ると、なんだか不吉な予感しかしません・・・これ、まさか順子さん亡くなったりしませんよね・・・・?原作の最新刊8巻では、そんな雰囲気はゼロですが。先週の、ユリユリのお父さんが汚職に巻き込まれ山下先生の政治家への転身とか、雅志のロシア赴任なんて話は原作には全然ありません。先週からかなりオリジナルストーリーが加えられたと考えたほうがいいのでしょうね?

母親が亡くなった時、匡平を一人にしてしまった菖次郎。謝りつつも、高みを目指すのならいつか厳しい選択をするときがくる、この選択が、最後の順子の事故の場面なのでしょうね。そして匡平は受験を選びました。

順子の気持ちは匡平に向いているようですが、どうなのでしょうか。14歳の年の差は、かなり厳しいですよね。特に相手が高校生だと。少し気になったのが、今日、18歳になりようやく告白したユリユリですが、春見ではなくて、先生と呼んでいたこと。なんだか二人の恋は成就しなさそうです・・・

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