3年A組 最終話(10話) あらすじ感想 一颯が現行犯逮捕。「卒業おめでとう」

屋上に現れた一颯。本条の指示で狙撃されましたが、防弾チョッキを着ていたため、事なきを得ました。明朝、真実を話すことを予告して、一颯は郡司と共に、屋上に通じる階段で、朝まで待ちます。一颯は、どうしてこのような事件を起こしたかを郡司に話しました。サクラもまた、同級生たちに、澪奈の最後の瞬間に立ち会ったことを告げ、屋上から飛び降りた澪奈を助けなかったことを話し、自分を責めます。

明朝、ライブ中継で、澪奈を殺した犯人はSNS マインドボイスのユーザーと告げた一颯。一颯の言葉に反応して、SNSでは一颯への罵詈雑言が溢れました。一颯は、この10日間、SNSのユーザーがどれほど、不確かな情報に踊らされ、その都度、無責任な投稿をし、人を傷つけるような発言をしたかを指摘します。一颯は、マインドボイスが便利な一方で、恐ろしい暴力装置にもなり得る、言葉で人を殺すことも可能だと言うことを分かってほしいと、祈るように訴えました。

一颯が屋上から飛び降りることを危惧した生徒たちは、力を合わせて、塞がれた屋上への通路から瓦礫を動かしていました。ようやく開いた穴をくぐりぬけてやってきたサクラ。一颯は、サクラの目の前で飛び降ります。一颯の手を握って、必死に一颯を助けようとするサクラ。後から到着した生徒たちが一丸となって一颯を引っ張り上げました。これは、サクラに対する最後の授業だったのです。

全ての授業を終えた一颯は、晴れやかな顔で逮捕、連行されていきました。

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Contents

一颯が事件を起こした目的

真実がどこにあるのか、Let’s think!

屋上に現れた一颯(菅田将暉)。マシンガンを連射します。

マインドボイスに投稿する人々『お前なんかさっさと死ねよ。』『周りの客がみんな携帯見てて草』『ヒーロー願望強めの厨二野郎www』

一颯「現在、マインドボイスでは1億5213万4200円の身代金が集まっています。おそらく私は全国民の敵となっているでしょう。保護者の皆さんも生徒の開放を望んでいると思います。これから、最後の要求をします。明日の朝8時に、SNS マインドボイスのライブ中継を使って・・・」

突然、一颯が銃で撃たれました。本条(篠井英介)が命令を出したのです。その後、SITを突入させますが、突如、爆発。

上を見ると立ち上がっている一颯。防弾チョッキを着ていたのです。

「残念でしたね。そう簡単に死ぬわけにはいかないんですよ。」

郡司(椎名桔平)を蹴って膝まづかせます。郡司に銃を向ける一颯。

「改めて発表します!明日の朝8時にSNS マインドボイスのライブ中継を使って、皆さんに全ての真相をお話しします。もし邪魔をしたらこの校舎を全て爆破します。真実がどこにあるのか、Let’s think!」

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事件を起こした目的

3月10日

屋上に通じる階段に座る一颯と郡司。郡司は、手錠で拘束されています。

『最低グズ野郎が何言っても戯言w』『全国民の敵!早く処刑されるべし!』『刑事人質にマシンガンは同情の余地ナシ』

SNSでは、一颯は完全に悪者扱い。失笑する一颯ですが、郡司はそれが狙いだと気づいていました。生徒を見ていれば、一颯が狂っているとは思えない郡司。一颯は、事件を起こした目的を語り始めました。

 

きっかけは文香のフェイク動画

きっかけは、文香(土村芳)のフェイク動画。ラブホテルに生徒と入っていく文香の動画です。

 

文香の動画を撮る一颯「犯人に心当たりは?」

文香「ない。でも1つ。ベルムズって知ってる?」

 

相良(矢島健一)とも相談のうえ、フェイク動画を作らせた犯人・武智大和(田辺誠一)がいる魁皇高校に入って、武智を調べることにしました。しかし、一颯のすい臓がんが再発。入院した一颯を見舞った相良は、武智のことは忘れて治療に専念するようにと言います。しかし、その間にも文香の症状は悪化、完全に引きこもるようになってしまいました。

 

澪奈のフェイク動画

美術の授業中、逢沢(萩原利久)の見ている動画が気になった一颯。それは澪奈(上白石萌歌)がドーピングをしていたというフェイク動画でした。

武智の家の近くで、武智の電話を盗聴する一颯。

武智「景山澪奈のフェイク動画、ありがとね。ほら、ドーピングのやつ。これでもう彼女の選手生命は終わり。」

 

澪奈の絵を描く一颯。動画を撮っている逢沢。

澪奈「どうして私の気持ちが分かったの?」

一颯「俺の知り合いも君と同じ目に遭ったんだ。君の力になれるかもしれない。」

 

明日の活力

医者が、一颯に余命宣告をします。あと1年。そう聞いた時に、魁皇高校から電話。澪奈が自殺したのです。急いで墜落現場に駆け付ける一颯。

澪奈の遺体を目の前にして、一颯はつぶやきました。

「何で。先に死ぬのは俺だろ。何でお前が。」

車の中で、一颯は、泣きながら相良に電話します。

「俺は、犯人が武智だって分かっていたのに。景山を救えなかった。」

相良「負の感情に流されちゃいけない。これを明日の活力に変えるんだ。」

一颯「明日の活力?」

復讐ではなく救済

教師としての本懐を遂げたい

相良「本当にやるのか?」

一颯「俺はもう長くありません。最期に教師としての本懐を遂げたいんです。」

五十嵐(大友康平)が入ってきました。

相良「彼は警視庁の五十嵐理事官。文香の実の父親だ。今回の計画を成功させるために、協力を仰いだ。」

五十嵐「腰を下ろす前に1つ聞きたいことがある。これからやろうとしていることは復讐なのか?」

一颯「いえ、これは文香や景山澪奈のような犠牲者を出さないようにするための、救済だと思ってます。」

五十嵐「いいだろう。話を聞こう。」

 

協力者たち

学校の地図を確認する3人。

一颯「爆弾の数はできるだけ多くお願いします。」

相楽「うちのスタッフに設置場所を考えてもらおう。」

五十嵐「窓は強化ガラスに変えたほうがいいな。」

 

逢沢「学校を爆破?」

一颯「お前には生徒のお目付け役として、みんなの動向を見守ってもらいたい。真相を明らかにするためには、俺が最終的に全国民の敵になる必要がある。」

 

ある生徒のため

階段に座る一颯。

一颯「そうでもしなければ俺の目的は果たせない。そして、これは、ある生徒のためでもあるんです。」

さくらの罪

さくらが澪奈を殺した

一颯が無事だったと安心する生徒たち。さくら(永野芽郁)に話の続きをするように促します

さくら「殺したの。私が澪奈を殺したの。」

さくら「私のせいで、澪奈が命を落としたの。先生は今、私のためにあんなことをしてる。だから、みんなに聞いてもらいたいの。」

 

澪奈に謝るサクラ

澪奈の自殺の日、さくらは澪奈に謝りたいと思って、廃屋の屋上に連れていきました。よく二人で来ていた場所です。

サクラ「どうしてもここで謝りたくて。」

澪奈「もういいよ。」

サクラ「よくない。私はかばうどころか、みんなと一緒になって澪奈を。手紙をもらって最初は澪奈と私じゃ釣り合わないんだって思ったけど。でもそういうことじゃないんだって。プロレスの話だって楽しそうに聞いてくれたし。あれはきっと澪奈が私に出してくれた・・・」

そこへサクラの電話がなります。澪奈に謝って、慌てて返信するサクラ。それを澪奈は目を見開いて見ていました。

「やめて。」

周りを見回して怯える澪奈。

「何でそんなこと言うの?何で私を責めるの?」

「澪奈?」

 

飛び降りた澪奈の手を掴んだサクラ

澪奈「分かってる。サクラは味方だって。でもダメなの。みんなが敵に見えて、そんなふうに思う自分が嫌で、たまらなく嫌で。だからもう無理なんだ。」

屋上の柵を超えて、向こう側に立つ澪奈。後ろ向きに倒れる澪奈の手を必死に掴むサクラ。

澪奈「離して!」

サクラ「できるわけないでしょ!」

澪奈「苦しいの。もう限界なの。このままだと壊れちゃうよ。だからお願い!楽にさせて。」

手が離れ、落ちていく澪奈。

 

消えないサクラの罪

サクラの声「私はこの手を離した。だから澪奈は。」

逢沢「それは違う!自分を責めんなよ。」

サクラ「先生もそう言ってくれた。」

 

澪奈の二枚目の笑顔の絵を見つめるサクラ。

サクラ「あの!お話ししておきたいことがあります。私は、澪奈が自殺した、あの現場にいたんです。そこで飛び降りた澪奈の手をつかんで、でも離しました。これで澪奈が楽になるならって、その手を離したんです。私が澪奈を殺したんです。」

澪奈を追い詰めたのは別に理由がある、たとえサクラが澪奈を助けていたとしても、また自殺を試みていた可能性もある、と一颯。

「俺を信じてこの10日間を過ごすんだ。お前自身で答えを探せ。この事件を最後まで見届けるんだ。」

 

さくらの声「今、先生がやろうとしていることは澪奈が飛び降りた原因を解き明かすことで、手を離した私の気持ちとは別のこと。先生はそれで私の気持ちが晴れると思ってるかもしれないけど。私の罪は消えない。」

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一颯と郡司の目

一颯の最期を見届ける

一颯は自分の目的を話し終えました。

郡司「お前の目的は分かった。でもなぜ生徒のためにそこまでする必要がある?」

一颯「教師だからですよ。」

一颯は、郡司の拘束を解きました。

「あなたなら俺の最期を見届けてくれると思って。」

電話を返す一颯の腹を、郡司は殴りました。

「ふざけやがって。事が済んだら、これをお前の手にはめてやるからよ。」

手錠を示す郡司。一颯は痛がりながらもどこか嬉しそうです。

 

真相を明かす場が屋上の理由

もうすぐ朝8時です。一颯が屋上に現れました。

この後、一颯がどうするのかを生徒たちは心配しています。サクラは、以前、一颯が全てが終わった後、屋上から飛び降りる夢を見たことを告げ、青くなりました。花恋(堀田真由)も、真相を語るだけなら教室でも十分、屋上に出る理由を訝りました。

里見(鈴木仁)「全てを話した後に。飛び降りるため・・・」

生徒たちは慌てて教室を飛び出しました。

 

似ている一颯と郡司の目

五十嵐を取り調べる宮城(細田善彦)。

宮城「何か知ってることがあるなら話してくださいよ。」

五十嵐「宮城。郡司の背中、ちゃんと追い掛けろよ?」

宮城「何ですか?急に。」

五十嵐「郡司とあいつの目が似てたから、俺は話に乗ったんだ。」

宮城「柊のことですか?」

五十嵐「お前もいい目してるよ。」

そこへ郡司から電話。文香を高校へ連れてきてほしい、一颯のやろうとしていることを見せてやりたいのだと言います。ボランティアをやっている時間はないと、宮城は断りました。

舌打ちする郡司。下から物音が聞こえました。

 

生徒たちを手伝う郡司

屋上への通路をふさぐ瓦礫を必死に動かす生徒たち。すると向こうから声が聞こえました。それは郡司でした。

「誰か!誰かいますか!」

「ああ、いるよ。しがない刑事がな。柊のとこへ行きたいんだろ?俺も手伝うよ。」

全てを打ち明ける一颯

ライブ中継、一颯を叩く準備

「SNS マインドボイスの皆さん、柊一颯です。昨日説明した通り、このライブ中継を使って、俺がなぜ立てこもったのか、全てを打ち明けます。」

 

『いよいよ、出てきた殺人犯!』『景山澪奈に死んで詫びろ!』『授業始まるからさっさと話してw』『もう真相とかいいから死んでくれよ。』『アンタが景山澪奈を殺したことこそ真実!』『徹底的に糾弾してやる』『叩く準備はできたぞ!ばっちこーい!』

 

「叩く準備か。いいだろうじゃあ、プレイボールってことで、まずはこの動画をどうぞ。」

 

フェイク動画

それは澪奈の亡くなった廃ビルの映像。男が逃げていきました。

監督「カット!」

戻ってきた一颯。女子高生役の女性と相良も出てきて、女子高生に礼を言います。

監督「はいフェイク動画の完成です」

相良「お疲れ!」

 

一颯「この動画は俺が作ったフェイク動画だ。景山澪奈の自殺とは何の関係もない。」

『柊に騙されたーーーーっ!』『ワレ、何がしたいんじゃボケッ!』

 

フェイク動画を使って二転三転

「ハハハ!混乱してるねぇ!なのに、けなすことは忘れない!これだよこれ!これが俺が立てこもった最大の理由だよ。」

 

前日、生徒たちに話す一颯。

「それは、SNSによる暴力を世に知らしめること。フェイク動画を使って状況を二転三転させることで、いかに自分たちが不確かな情報に踊らされているかを自覚させる。」

 

「1日目。お前たちは俺を生徒殺しの殺人犯としてネットで叩いた。2日目、3日目、4日目と次々に増えて行く犠牲者の情報に、お前たちは俺を凶悪犯としてネットで盛り上がった。5日目。俺が誰も殺していないことや、教師が標的だったことを知ると、今度は俺をヒーローとしてネットで讃えた。」

「6日目。武智の犯行をにおわせたら、ネットで武智に疑いを向けた。7日目。フェイク動画に映った人物を武智と断定して、ネットで追い詰めた。8日目。証拠もないのに、武智をネットで徹底的に糾弾した。9日目。俺が真犯人だと分かるや否や、矛先を俺に変えてネットで叩きまくった。そして今日10日目。全てがウソだと知った。」

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景山を殺した本当の犯人は、SNS マインドボイス

ネット民の愚かな行動をあぶりだした

「お前たちはこの10日間でどれだけ自分の意見を変えた?信憑性のない情報を頼りに、どれだけ心ない言葉をネットで浴びせた?俺はそんなお前らの愚かな行動をあぶり出すために、この事件を引き起こしたんだよ!」

『自分の考え押し付けてくんじゃねえよ!』『ウチら関係ねーし!』『エンターテイメントショーじゃねえのかよw』『マジ何様ww』『俺の意見はネット民の総意!』

 

スピーカーから流れる一颯の声を聞きながら、瓦礫を動かし続ける生徒たち。

 

「関係ねー、じゃねえんだよ!これを娯楽としか思っていないあんたに言ってんだよ!おい!そこの!周りに流されて意見を合わせることしかできない、お前に言ってんだよ!」

「お前ら、景山の何を知ってたんだよ?何にも知らねえだろ!会ったことねえだろ!話したこともねえだろ!大して知りもしないのに、何であんなに叩けるんだよ。」

『こいつウザイ』『キモー』『さっさと死んでくれよ』『どうでもいいよw景山なんか』『警察!撃ち殺せ!』

 

悪意にまみれたナイフ

「ウザイ、キモい、死ね。よくもまぁ、そんなゲスなワードがポンポン出て来るもんだわ。恥ずかしい。それだよ、それ!そのお前の自覚のない悪意が!景山澪奈を殺したんだよ!」

 

生徒たちに話す一颯「景山を殺した本当の犯人は、SNS マインドボイスだ。景山は、フェイク動画を流された後に、マインドボイスで受けた誹謗中傷の数々に耐えかねて、命を絶ったんだ。」

 

一颯「お前ら、ネットの何千何万という悪意にまみれたナイフで、何度も何度も刺されて、景山澪奈の心が殺されたんだよ!」

痛みをこらえる一颯。

 

武智のやるべきことは償うこと

屋上を心配げに見上げている校長(ベンガル)を、佐久間(バッファロー吾郎A)が呼びに来ました。武智が体育館の端に座っていて様子がおかしいのです。全ての人が自分を責めているかのような幻聴や幻覚を覚える武智は、校長たちがやってきたのを見て怯えました。

武智「違う。俺は何もやってない。やってないんだよ。」

佐久間「武智先生。誰も責めたりして・・・」

武智「ウソだ!俺のこと笑ってんだろ?でも俺は殺してない!俺じゃないんだ!」

校長「武智大和!私やここにいる先生はみんな、あなたの味方だ。あなたがやるべきことはただ1つ。償うことです。柊先生の言葉に耳を傾け、一緒に考えましょう。」

 

魁皇高校にやってきた文香

宮城は、文香を魁皇高校に連れてきました。

「どうして私をここに?」

宮城「上司にだけカッコつけさせるわけにいかないんで。」

校長たちに励まされて外に出てきた武智も、文香に気づきました。

二次災害・誹謗中傷

二次災害が澪奈を追い詰めた

一颯「フェイク動画が景山を苦しめたことに違いはない。けど、あれはいわば、一次災害にすぎなかった。」

 

教室で話す一颯「武智が作らせたフェイク動画は確かに悪質だ。でもそれがすぐに間違いだったと理解してもらえれば、景山の心が病むこともなかった。」

 

「あのフェイク動画をうのみにしたお前たちが、誹謗中傷を浴びせた二次災害こそが、景山を死に追いやった原因なんだよ!景山は、ネットの罵詈雑言によって、幻覚や幻聴を感じるようになった。」

 

一颯の絵のモデルになっている澪奈

「みんなが私の悪口を言ってるように思えて。そんなこと言うわけないって分かってるのに。家族も友達もこんなに心配してくれてるのに。つらいよ。助けて、先生。」

 

言葉の暴力が澪奈の命を奪った

柊の声「景山は泣きながら俺に訴えてたよ。助けてくれって。彼女の気持ちが分かるか?お前らが浴びせた言葉の暴力が、彼女の心を壊したんだぞ!」

 

澪奈の目の前で、返信をするサクラ。それを見て動揺する澪奈。

「やめて。」

幻聴が聞こえる澪奈。

「ドーピングの景山澪奈だ。」「悲劇のヒロイン、気取ってんじゃねえよ」「あんな選手になりたくない」「ドーピングの詐欺師」「調子乗ってたよね」「最低」

「澪奈?」

「みんなが敵に見えて、そんなふうに思う自分が嫌で、だからもう無理なんだ。」

柵を乗り越えて、飛び降りた澪奈。

 

一颯「お前たちが景山の命を奪ったんだ。」

 

『俺達が景山澪奈を殺したの?w』『ウケる~。柊先生、頭大丈夫?www』『ウチら思ったことを書いただけだし』『自由に言えるのがネットの良さでしょ』『ネットの意見を真に受けた景山が悪い』『傷つくならネットなんか見なきゃいいのよ』『何だよ、こいつ!むかつく!』『マジ殺してえ』『ふざけんなよ、バーカ』

 

一颯の祈り

一颯の祈り

「お前も!お前も!お前も!今まで散々、正義感を振りかざして来たくせに、分が悪くなった途端に、子供のように責任転嫁を始める。自分を正当化するのに必死だな。つまんねえ生き方してんじゃねえぞ!見苦しいんだよ!」

「ふざけてんのはお前らだろうが!お前ら一度だって真剣になったことあんのか!?あぁ!?逃げてんじゃねえぞ!」

「自分の親や、友達に面と向かって言えない言葉を、見ず知らずの他人にぶつけんなよ。お前のストレスの発散で他人の心をえぐるなよ。分かるだろ?俺の言いたいこと。お前ら、そこまでバカじゃねえだろ!気付いてくれ。」

逢沢「先生、怒ってる。」

瓦礫の向こうの郡司「いや、これは怒りじゃない。祈りだ。」

 

便利な一方で恐ろしい暴力装置になり得る

一颯「いいか。マインドボイスは、誰もが気軽につながれる便利なツールだ。気の合う友達を見つけて、いつでもどこでもコミュニケーションが取れる。人によっては、心のよりどころになるだろう。それも大切だ。否定はしない。けど。その一方で恐ろしい暴力装置にもなり得る。」

 

生徒に一颯「言葉は時として凶器になる。ナイフなんて比にならないぐらい、重く鋭く心をえぐって来る。」

 

簡単に人の命を奪える言葉という凶器

「だから刻んでほしいんだよ!右に倣って吐いた、何げないひと言が相手を深く傷つけるかもしれない。独りよがりに偏った正義感が束になることで、いとも簡単に人の命を奪えるかもしれないってことを、そこにいる君に!これを見ているあなたに!一人一人の胸に刻んでほしいんだよ。」

「他人に同調するより他人をけなすより、まずは自分を律して磨いてつくって行くことが大切なんじゃないのか?ってか、そっちのほうが楽しいだろ。」

「その目も口も手も!誰かを傷つけるためにあるわけじゃない!誰かと喜びを分かち合うために、誰かと幸せをかみしめるためにあるんじゃないのか?そうだろ!もっとひとに優しくなろうぜ!もっと自分を大事にしようぜ!」

 

一人が踏みとどまってくれたら意味がある。

一颯「俺の言葉がどれだけ届いているのか。きっと、ほとんどの人間には痛くもかゆくもないだろう。でも誰か1人でいい。君1人でいい。感情に任せた言葉が景山澪奈のような犠牲者をつくるかもしれない。そう思って踏みとどまってくれたら、俺が今、ここに立っている意味がある。」

「そしていつかきっとその1人が、10になって100になって1000人になって行く。俺はそう信じてる!だからどうか、だからどうか!あなたに届いてほしい。聞いてくれてありがとう。Let’s think.」

 

授業の完結

一颯の授業の完結

そこへ瓦礫に開いた小さな穴をくぐりぬけてやってきたサクラが屋上に到達。サクラを目の端で捉えた一颯は、眼鏡を外しました。

「この瞬間を持って、俺の授業は完結する。」

配信は終了。屋上の端に立つ一颯は、笑顔を浮かべて後ろ向きに倒れました。

 

一颯の手を掴むサクラ

落ちる一颯の手を掴むサクラ。

一颯「茅野、その手を離せ。」

サクラ「離しません!」

一颯「頼む。俺を楽にさせてくれ。」

 

澪奈「苦しいの。もう限界なの。このままだと壊れちゃうよ。だからお願い。楽にさせて。」

サクラ「ダメ!絶対ダメ!ずっとそばにいるから!一緒にいるから!だから生きて!」

涙を流す澪奈。手が離れて、澪奈が落ちていきました。

 

一颯を引っ張り上げる生徒たち

サクラ「お願いだから生きてください!」

手が少しずつ離れていきます。そこへ、甲斐(片寄涼太)が現れて、一颯の手を引っ張りました。

甲斐「死なせてたまるかよ!」

続々と屋上に上がってきた生徒たち。「ブッキー!」「先生!」「何やってんだよ!」

皆で、一颯を一生懸命引っ張り上げました。

「先生!」「引っ張れ!」「早く!」「先生!頑張って!」「みんな、引っ張って!」

無事、一颯を屋上に引っ張り上げた生徒たち。

 

サクラの心を救った一颯

一颯は眼鏡を拾いました。

一颯「茅野。お前に聞く。お前は本当に景山の手を離したのか?楽になると思って、その手を離したのか?」

泣いているサクラ「違います。私は澪奈に生きてほしかった。だから、その手を離したくなくて。必死につかんで。」

サクラに駆け寄る一颯。サクラの手を握ります。晴れやかな顔の一颯。

「なっ?そうだろ。お前は離さなかったんだよ。この小さな手で最後まで精いっぱい景山を救おうとしたんだよ。だからもう自分を責めるな。いいな?」

サクラ「はい。」

サクラを抱き寄せる一颯。

一颯「よく頑張った。」

泣き出すサクラ。

一颯「これで本当に俺の授業は終わりだ。」

香帆「もしかして、さくらの心を救うために?」

甲斐「眼鏡を外したら信じるな。」

瀬尾「死ぬつもりじゃなかった、ってことか。」

笑顔を見せる一颯「あぁ。死ぬのは、怖いな。」

 

伝わってほしい一颯の思い

武智の謝罪。強く生きる文香

文香に、武智が声を掛けました。

武智「相楽先生。私は、あなたと景山にとんでもないことをした。謝って済む問題じゃないことは分かっています。でも、ここから始めさせてください。本当に申し訳ありませんでした!」

文香「顔を上げてください。もう大丈夫ですから。私は強く生きます。」

涙を流す武智。

 

一颯の逮捕

郡司が屋上に上がってきました。

「柊一颯。器物損壊、その他もろもろの現行犯で逮捕する。」

逮捕される一颯を泣きながら見ている生徒たち。

郡司「おいおい、どっちが正義か分かんねえな。」

笑顔を見せる一颯。

 

「卒業おめでとう。」

郡司が一颯を連行して出てきました。

文香「ありがとう。」

一颯「俺は自分のためにやっただけだよ。」

宮城「俺の手柄ですから。」

郡司「ああ、よくやったよ。」

捜査員「行くぞ!」

追いかけてくる生徒たち。警察が止めます。「先生!」「先生!」

振り返った一颯「みんないい顔してるな。卒業、おめでとう。」

 

誰かに伝わってほしい一颯の思い

一颯の3回忌が終わって出てきた一同。一颯は、事件が終わってから1年後に死亡、マインドボイスの身代金は、全額ユーザーに返金されました。

一人、教室に残ったサクラ。

サクラ「先生。あの事件で世の中が大きく変わったなんてことは全然なくて。まるで何もなかったように、みんな相変わらずせわしなく生きてて。でもこれだけはどうしても言いたくて。あの10日間は私にとって青春でした。」

「先生からいろんなことを教わって学んで考えるようになって。だから私やクラスのみんなに届いたように、誰かに伝わってほしい。そう願ってます。先生の思いが。誰かに。誰かに。」

 

『お前なんか死ねばいいのに。』

しかし、メッセージを送信するのを止めて、消す投稿者。

 

9話はこちらです。3年A組 9話 あらすじ感想 さくらの告白「殺したの。」全国民の敵になる一颯

8話はこちらです。3年A組8話 あらすじ感想グックルッパッ!ヒーロー・ガルムフェニックス登場「Let’s think!」

7話はこちらです。3年A組7話 あらすじ感想 豪翔大学へのスポーツ推薦の真相「さあ、これからが本番だ。」

6話はこちらです。3年A組 6話 あらすじ感想 Let’s think.はヒーロー・ガルムフェニックスの決めゼリフ

5話はこちらです。3年A組5話 あらすじ感想 皆みっともない。それでいい、それがいい!

4話はこちらです。3年A組 4話 あらすじ感想 甲斐の澪奈への嫉妬。「変わるなら今だ。お前のその手で道を切り拓け」

3話はこちらです。3年A組 3話 あらすじ感想 一颯の協力者は五十嵐と、死んでなかった中尾?

2話はこちらです。3年A組 2話 あらすじ感想 投稿者「やり逃げX」。教師が生徒にできること。

1話はこちらです。3年A組 1話 あらすじ感想 エロとエモにボマイエ。隠されたもう一枚の絵

放送直前の見どころ&菅田将暉さん、永野芽郁さんたちのインタビューはこちらです。「3年A組」放送直前!見どころ&秘インタビュー 感想

 

感想

一颯先生の最後の授業は、SNSのユーザーに向けたものでした。不確かな情報に翻弄されてコロコロ意見を変えるSNSのユーザーたち。何気なしに発するその言葉がどれだけ人の心を傷つけて、取り返しのつかない事態を招くのか。親や友達に面と向かって発しない言葉は、SNSでも発するべきではない。

SNSの力は、フェイク動画を使って文香や澪奈を陥れた武智先生の心までむしばんでしまうほど強力なものでした。

一颯先生のことばがどれだけの人に届いたのかは不明です。でも、ただ一人、最初に、一颯を叩く用意をしていた中学生(?)が、最後、心ない一言を書き、投稿しようとしたところで、思い直してメッセージを消去しましたね。一颯先生の言葉は、全員には無理でも、届いたようです。ところで、この中学生(高校生?)、高嶺の花の引きこもりの中学生をやった人でしたね!

一颯先生の最後の授業はサクラに向けたものでもありました。サクラがやってきたのを確認するかのようにして、飛び降りた一颯先生。サクラちゃんは、その手を掴んで一颯先生が落ちないように、必死で手を握りしめました。でも、いくら痩せてしまったとはいえ、男性です。澪奈ちゃんもかなり重かったと思うのですが、一颯先生、とても一人の女の子が持ちこたえられる体重ではないですよね。

そこへ現れてくれた甲斐君たち。大勢の生徒たちが一颯先生を一丸になって引っ張り上げるさまはすごかったですね。屋上に戻ってきた一颯先生。全然恐怖を感じていなかった様子。ものすごく心臓の強い先生です。それだけ、サクラちゃんが絶対に助けてくれると信じていたのでしょうか。

そして、一颯先生は、逮捕。自分がどうしても教えたかったことが生徒たちには伝わったからでしょうか。逮捕なんて信じられないくらい、晴れ晴れとした表情をしていましたね!

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