メゾン・ド・ポリス8話 あらすじ感想 警察・草介にひよりが宣戦布告!
講演をしていた藤堂が誘拐されました。メゾン・ド・ポリスに届けられた2つのスマホを通じて、犯人からの指示が来ます。要求は30分以内に1億円を用意すること。そこへ、ひよりが、池原美沙と共にやってきました。オジサンたちと共に監禁されるひよりたち。
メゾン・ド・ポリスを訪れていた女の子・桃香の子供用の携帯を使い母親に連絡、警察に通報を試みますが、母親も捕まってしまいました。藤堂を殺し母親に代わりになってもらうという犯人。銃声が響き、倒れた藤堂の写真が送られてきました。
犯人の要求は高遠建設の事件についての資料。制限時間ギリギリになって、伊達がその資料を持ち出すと、犯人の望むものではありません。伊達は、犯人を館林真琴さん、と呼び、この誘拐がひよりの狂言であることを見抜いていました。
3年前、夏目が警察を辞めることになった高遠建設の事件について調べていたひよりは、自殺した池原の妻・美沙にジャーナリストの館林真琴を紹介されました。舘林の話から、伊達と高遠建設の関係を疑ったひよりは、伊達と差し違える覚悟で、狂言誘拐を実行したのです。
しかし、伊達もまた、ひよりの父の死に疑問を感じ、高遠建設について調べようとしていました。一緒に高遠事件を調べようと伊達に言われますが、信じられないひよりは、メゾン・ド・ポリスから飛び出しました。そのひよりを車で連れ去った草介。実は草介は、警察の警察、通称・人一(ひといち)だったのです。警察と高遠建設の癒着を疑い、メゾン・ド・ポリスを見張っていたのでした。
その夜、両親の写真を前にオジサンたちの言葉を思い返すひより。ひよりは、部屋中を捜して、盗聴器を見つけ、草介に宣戦布告。オジサンたちと一緒に事件の真相を突き止めると宣言したのです。
藤堂が誘拐された!
メゾン・ド・ポリスを訪れた館林桃香
メゾン・ド・ポリスの活躍を聞いてやってきた女の子・館林桃香(住田萌乃)を取り囲んでいるオジサンたち。祖父がオレオレ詐欺にあったので、犯人を見つけてほしいと言います。
藤堂の誘拐
そこへ誰かが来た様子。応対に出た夏目(西島秀俊)は、置いてあったという包みを持って戻ってきました。中から電話の音がします。開けてみると、中にはスマホが2つ。電話に出てみると、ボイスチェンジャーで変えた声「全員、顔をスマホに向けて見せろ。」
藤堂(野口五郎)を誘拐したと言い、もう一つの赤いスマホに、捕まって頭から血を出している藤堂の写真が送られてきました。目的は1億円。受け渡しは30分後の5時、用意できなければ藤堂の命の保証はない。
指示通り、黒いスマホをリビング全体が見渡せる場所に置きました。全員の携帯もスマホの前に置かされます。電話線も外し、外部との連絡手段は断たれました。
このままテレビ電話で監視されます。止むを得ず、カメラの前から離れる場合は1分だけ。外では、小包を外に置いた仲間が見張っている。犯人は、1億円は、家の中にそれだけの価値のある情報があると言いました。
高平(小日向文世)はお茶を入れるといって、キッチンに行き、そこにいた桃香を安心させました。
ひよりと池原美沙がやってきた
するとまだ誰かがやってきました。執拗にドアチャイムを鳴らし、ドアをノックします。赤いスマホで撮影しながら、中へ連れて来いとの指示。夏目が指定されました。
それはひより(高畑充希)でした。ひよりは池原美沙(荻野友里)を連れていました。3年前の捜査資料を見て池原美沙に会いに行き、一緒に高遠建設の事件を追うことにしたのです。高平が急かすので、夏目は二人を連れて戻ってきました。
二人のスマホも没収です。事情を説明してもらうひより。5時まであと15分です。
子供用の携帯で警察に通報
そこへ、キッチンから桃香が子供用の携帯を見せました。夏目が、情報って何だ、とテーブルをわざと乱暴にたたいて、お茶をひっくり返しました。その湯飲みが迫田(角野卓造)へ飛び、それをひよりが受け止めます。火傷をしたふりをする迫田達。ひより、夏目、迫田、高平は、慌ててキッチンへ行きました。勝手に動くなと怒られますが、1分で戻ると叫び返します。
桃香の携帯は、家族にしかかけられません。迫田が監禁場所を割り出したので、母親に電話をかけて、警察に通報を頼みました。相手の正体が分かれば、と言いあう4人。今日、藤堂は世田谷で講演会でした。参加者リストは、区役所から資料が届いていました。
藤堂の講演会の参加者リスト
時間切れになる前に、夏目はクリップを掴みました。リビングに戻り、電気ポットのコードを外し、そこへクリップを挟んで、コードを戻します。そこへ新聞紙を置きました。
夏目「伊達(近藤正臣)さん、すみません。」
伊達「あとの掃除はお願いしますよ。」
新聞が燃えだし、迫田が消火器を掴んで、スマホに向けて噴射します。その間に、夏目は二階に上がり、参加者リストを持ってきました。下に戻ると、ひよりがスマホをきれいにしています。急いでリストを見るおじさんたち。
誘拐はひよりの狂言
桃香の母親が捕まった!
そこへ桃香ちゃんが電話がかかってきたと、スマホを持ってきました。
ボイスチェンジャーの声「俺だよ俺。」
赤いスマホに着信が来て、そこに桃香の母親が捕まった写真が。警察に通報したことはばれていました。母親は、監禁場所の近くにいたので、心配になり様子を見に行ったのです。犯人は、母親に藤堂の身代わりになってもらうと言い、銃声が響きました。
赤いスマホに着信。倒れている藤堂の写真です。次は母親の番。5時まで残り4分です。
高遠建設の資料
犯人は高遠建設の事件についての資料を求めました。
「事件の真相がわかる資料がその家にあるはずだ。それをカメラに映せばいい。その情報は大きな金になる。」
ひよりが、そんなものがあるのかと尋ねますが、オジサンたちは何も言いません。残り3分を切り、しびれを切らしたひよりが、自分が探すと言って、手近の棚を開けようとしましたが、高平に、そこはダメ!と言われます。
「ここには何が?」
鍵がかかっているのを何とか開けようとするひよりに、伊達が、高遠建設と関係があるのは自分だと言いました。
「他の皆さんは何の関係もありません。資料を持ってきます。」
館林真琴
戻ってきた伊達。残り1分15秒です。伊達は、カメラに向けて資料を見せていきます。
「私が知っているのはこれが全てです。」
その資料をひよりに渡しました。
電話の声は苛立ちました。「ふざけるな!警察資料と雑誌や新聞記事だけじゃないか。もっと他にもあるはずだ。」
母親を殺すという電話の声。伊達はこれで全部と言います。
「本当にもう何も持っていません。お疑いなら、あなたがここへ直接来てお調べになったらどうですか?館林真琴(東風万智子)さん。」
狂言誘拐
何を言っているのかと驚くひよりですが、オジサンたちは、狂言誘拐と見抜いていました。ひよりと池原美沙が来た時、バロンの吠えた声が、スマホから聞こえ、犯人がすぐ近くにいることが分かっていました。藤堂の参加者リストには、舘林真琴の名前もありました。
高平が桃香に確認します。「ママだよね。」
伊達「高遠建設の事件を追っているフリージャーナリストがいることには気づいていました。とても素晴らしい取材をなさる方なんてよく覚えています。イニシャルは、MT。Makoto Tatebayashi。この記事を書いたのはあなたなんですよね。」
夏目たちには、誘拐は、ひよりが仕組んだことで、真琴と美沙は協力者と分かっていました。犯人は家の構造を把握している人物。藤堂が知らない相手に協力するはずはありません。
差し違える覚悟
伊達と高遠建設の関係を疑うひより
ひよりは、2週間前に池原美沙に会いに行き、そこで高遠建設の事件を追っているフリージャーナリスト・館林真琴を紹介されました。亡くなった池原の直属の上司だった市野沢は、高遠建設の経理部長でしたが、3年前の2月に水死体で発見され、夏目は殺人と疑って捜査していました。しかし、事故として処理され、池原も自殺とされました。
高遠建設は毎年10人以上の警察のOBを受け入れています。何か大きな闇を隠すために、警察の力を使っているとみる館林。
名簿には、伊達の名前もありました。ひよりの父が亡くなった時、伊達は警視庁の刑事部長。その後、警察本部長などを経て、警視庁の副総監に就任。退官後は、高遠建設の社外取締役です。
ひよりは、伊達が高遠建設と深い関係があると見ていました。高遠建設の件で、警察を辞めた夏目もシェアハウスに呼んでいます。伊達が、高遠建設の闇、ひよりの父や池原の死の本当の理由を知っていると思ったので、ひよりは狂言誘拐を決行したのです。
藤堂は、講演会の後で、真琴が誘い出して、エイプリルフールのドッキリと言って、撮影をしました。窓の外のヒントは意図的に残したものです。
ひよりの差し違える覚悟
ひより「伊達さんから真相を聞き出すためには、こうするしかないと思いました。差し違える覚悟でここに来ました。」
もう少しやり方が、と思う高平たちですが、美沙は、医師から余命宣告を受けていて時間がありません。生きている間に、夫の死の真相を知りたかったのです。
ひより「伊達さん、なぜ高遠建設に天下りしたんですか?高遠建設を守るために後ろ暗いことに加担していたのでは?父と池原が死んだ本当の理由を知っているんですよね?教えてください。」
雛人形
伊達は語り始めました。刑事部長を務めていたころ、高遠建設の建設現場で不審死がありました。しかし十分な証拠が得られず、事故として処理するしかなかったのですが、その事件がずっと気になっていたのです。伊達は事件の真相を調べるため、高遠建設に天下りしましたが、2年で退職。結局、真相は分かりませんでした。
伊達の言葉を信じられないひより。戸棚の中に何かを隠していると言います。夏目が戸棚を開けると、そこにあったのは雛人形でした。高平以外、娘がいないオジサンたちは、お金を出し合って、雛人形をひよりのために買ってくれたのです。夏目もお金を出していました。
草介の正体は警察の警察・人一
高遠建設の闇を暴くチーム
伊達「私が夏目君をここに呼んだのは、彼なら事件の真相を見つけてくれるかもしれないと思ったからです。ひよりさん、あなたもです。夏目君と同じ思いだと思ったから、ここに呼んだんです。このチームなら、いつか高遠建設の闇を暴くことができる。そう思って今日まできました。一緒に真相を追ってくれませんか?牧野ひよりさん。」
どうしたらいいのか分からないひより。
「分かりません。どうしたらいいのか。だって、最初に会った時、人を疑えって言ったのは皆さんじゃないですか。」
涙声で叫んで、ひよりは飛び出していきました。
草介の正体は警察の警察・人一
夜道を歩くひより。いきなり、車の中に連れ込まれました。それは草介(竜星涼)でした。連れていかれた場所にはもう一台車が止まっています。
草介は警察。警察組織の内部調査をする部署、人事第一課の巡査部長でした。人事第一課は警察の警察、通称・人一(ひといち)です。草介が紹介した男性は、草介の上司で、人事第一課の監察官・鴨下警視正でした。
草介は、高遠建設と警察との癒着を探っていて、伊達の屋敷に潜入捜査、盗聴もしています。伊達たちをこの2年間監視していました。草介は、特に伊達と夏目は、高遠建設の事件に関係していると見ています。
鴨下は、ひよりにこれ以上関わるなと言いました。
「我々の存在は秘匿だ。警察の人間ならわかるな。」
鴨下は、父の死の真相を知りたい、新米刑事の個人的な思いなどどうでもいいと、ひよりの握りしめていた退職願を破り捨てました。
ひよりの宣戦布告
最強の刑事になりたいんだろう?
ひよりは、両親の写真をじっと見つめています。今までのおじさんたちとの会話を思い返しました。
夏目「親父さんが何で死んだのか、調べたいんだろう。」
ひより「私は父に何か教わったことはないですから。」
夏目「まあ、いいんじゃないか。今いろいろ教わっているんだから。」
ひより「協力してもらいますよ。私は、このチームのリーダーですから。」
迫田「うちの主任が最初から追ってるホシなんでな。」
夏目「勝手に一人で行動するな。」
藤堂・伊達「ひよこちゃん。お疲れ。」「お疲れさん。」
ひより「私との約束なんて、本当はどうでもよかったのかもしれない。」
迫田「ばか!んなことあるか!」
ひより「藤堂さんにお任せします。」
藤堂「いい心がけだ。」
ひより「なんでわかったんですか?高平さん。」
高平「経験のある刑事ならそう思うよ。」
高平「チームひよこの初陣だね!」
ひより「どれだけ頑張っても、ここにいる人たちにはかなわないなあって思って。」
夏目「当たり前だ。背負ってきたものが違うからな。」
伊達「夏目君と同じ思いだと思ったから、あなたをここへ呼んだんです。このチームならいつか高遠建設の闇を暴くことができる。」
夏目「最強の刑事になりたいんだろう?」
宣戦布告
何かを決心したひよりは、部屋中を捜して盗聴器を見つけました。
「草介さん。聞いてますよね。私は、警察の人間です。だから、人一や、あなたのことはみんなには決して言いません。秘密にします。でも、私はメゾン・ド・ポリスのリーダーでもあります。だからやっぱり、仲間を信じます。」
それを聞いている草介。
「あの人たちと一緒に必ず事件の真相を突き止めますから。」
前を見据えるひより。そのあと、ひよりは盗聴器を壊しました。
慌ててヘッドフォンを外す草介。
「宣戦布告かよ。」
ひなあられで捜査会議
ひよりは、メゾンドポリスを訪れました。皆は朝食中。もうひよりは戻ってこないと思っていたオジサンたちは驚いています。
「おはようございます。昨日は大変ご迷惑をおかけしました。申し訳ありませんでした。」
お詫びと言って、ひなあられを見せます。
「今日のおやつです。捜査会議をしながら、一緒に食べてもらえませんか?このチームで高遠建設の事件を追うことにしました。異論はありませんか?」
黙っている皆。
「異論は?」
声を合わせる一同「なし!」
ひより「よし!」
嬉しそうなオジサンたちに、ひよりも満面の笑顔になります。
7話はこちらです。メゾン・ド・ポリス 7話 あらすじ感想 草介が盗聴。毒を盛られる可能性は自業自得
6話はこちらです。メゾン・ド・ポリス6話 あらすじ感想 スッポンのタカアツの名裁き。盗聴されるひより。
5話はこちらです。メゾン・ド・ポリス 5話 あらすじ感想 チームひよこの初陣。ぴよリーダー
3話はこちらです。メゾン・ド・ポリス3話 あらすじ感想 初めての缶コーヒー、メゾン・ド・エロス
2話はこちらです。メゾン・ド・ポリス 2話 あらすじ感想 ウサギの毛と壊れた2つの家庭
1話はこちらです。メゾン・ド・ポリス 1話 あらすじ感想 大活躍の後はスナック完落ちで大騒ぎ。
感想
先週もでしたけど、へらへらしているときと、警察に戻るときの草介君は、まるで違う人のようでしたね。今回判明した草介君の正体は、なんと警察の警察・人一と呼ばれる部署でした。伊達と夏目と高遠建設との関係を疑い、2年にわたって監視し続けているとのこと。あの明るく振舞っている草介君が、警察だったんだ、とびっくりです。オジサンたちは全く気づいていないのでしょうか?
オジサンたちと随分仲良くなったと思っていたのですが、ひよりちゃんは、今回オジサンたちに戦いを挑みました。結局、ばれてしまったわけですが、伊達さんから聞いた言葉が真相だとはどうしても思えません。雛人形を用意してくれたオジサンたちがなんだか可哀そうでした。
家を飛び出したひよりちゃんは、草介君に拉致されて、人一の上司と対峙します。伊達さんたちに比べると、随分失礼な人たちです。ここで、草介君がひよりちゃんではなく、牧野巡査部長と呼ぶのがカッコよかったですが、これがあの草介君か~と複雑な気持ちでした。草介君のあのキャラ、結構好きだったんですよね。実は。
最後に、ひよりちゃんが盗聴器に向かって、宣戦布告する様子はものすごくカッコよかったです。そして、ひよこちゃんが戻ってきてくれて、ほっとして嬉しそうなおじさんたち。最高のチームになりそうですね!
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