絶対正義3話 あらすじ感想 範子の正義は凶器「何でここまでするの?範子!」
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絶対正義
範子の行き過ぎた正義に追い詰められる由美子、和樹、理穂、麗香。ある日、範子の娘・律子に会った由美子は、被害者ですか?と尋ねられます。律子は、導くようにして、自分の万引き現場を由美子に目撃させました。店から知らせを受けた範子、そして範子に同行した和樹と理穂。自分の娘を警察に突き出すよう、店主に要請する範子が信じられず、由美子たちは、範子は間違っていると口々に訴えました。
その後、範子の言動で救われた4人は、範子に謝罪します。しかし、その直後、範子は、和樹の長年の夢だった著書の竹下賞受賞をぶち壊す事実を和樹に突きつけました。廃刊どころか、ジャーナリスト生命の危機。和樹は蒼白になります。
離婚調停を進めていた由美子ですが、範子にそそのかされた夫の雅彦が、淳史を連れ去りました。淳史を雅彦の元から連れ去ったら誘拐罪だと言われて、由美子は愕然とします。
Contents
由美子の悪夢
範子から逃げ出す由美子
範子(山口紗弥加)から逃げてきた由美子(美村里江)と淳史は、麗香(田中みな実)の家にやってきました。しかしそこには範子が待っていました。法律に詳しい範子がいたほうがいいと、麗香が呼んだのです。
範子を見て、由美子は叫んで逃げ出しました。
由美子と何かあったのかと尋ねる麗香ですが、範子は明日には解決する、もっと自分のことを心配するようにと言います。不倫の記事は、事務所がもみ消してくれました。テミスワールドのCM契約は来週撮影ですが、範子は止めた方がいいと言います。
麗香「お願いだから余計なことしないで。」
約束はできないという範子に、麗香は頼んで帰ってもらいました。
範子に首を絞められる由美子
和樹(桜井ユキ)の声『正義って何だろう?正しければどんなことをしてもいいのか?いったい正義は誰のためにあるのだろう?』
範子に首を絞められ、咳き込む由美子。範子は、淳史を連れ去ってしまいました。
悪夢で目覚めた由美子。隣で寝ている淳史を見ます。「絶対渡さない。」
由美子は、児童相談所を訪れ、和樹に紹介された三木弁護士を、離婚調停の相談のために訪れました。
和樹の本の出版決定
和樹の本が出版される
和樹の本『ヤミに蠢く金、不正経理事件の真実』が出版されることになり、編集長と最終確認をします。
亜紀子「絶対に抜かりない?心配事は?」
和樹「心配事?」
範子のことを思い浮かべる和樹。
範子「私、何か間違ったこと言ってる?」
和樹「大丈夫です。」
弁護士の三木と最終確認をすることになりました。問題ないと言ってくれる三木。あるとすれば著者が美人すぎるというくらい、法律的には何の問題もないと言います。
500円の賭けを賭博罪と糾弾する範子
理穂(片瀬那奈)のオフィスを訪ねた和樹。そこへ、範子がまた騒ぎを起こしていると職員が文句を言いに来ました。職員の二人がサッカーの試合の勝敗を賭けていたところ、範子が賭博行為、警察に通報すると言い出したのです。
賭けた額は500円でしたが、まだお金を渡す前、和樹が金銭のやり取りは成立していないと指摘しました。
範子「いいえ。サッカーの試合の勝敗にお金を賭けただけで、賭博罪は成立するの。」
範子が、金額の大きさは関係なく、金銭のやり取りが問題だと言うので、理穂が飲み物や食べ物のやり取りだったら問題ないと、職員をかばいました。職員たちも、デザートを買う約束だったと話を合わせるので、書面などの証拠がないと、範子は引き下がりました。
和樹の理穂への頼み
和樹は、上司の理穂に範子を見張るように頼みます。自分たちの生活に口出ししないでほしい、自分たちの距離が近づいたのは、理穂が範子を雇ったからだと言うのです。和樹は、本が出版される大事な時期だからと頼み込みました。
そこへ規則正しいノックの音がして、範子が入ってきました。また1年生の石田からクレームでした。
範子の娘を心配する理穂
和樹が帰ったあと、皆とうまくやってほしいと頼む理穂ですが、範子はそのつもりでした。
高校生の頃、窃盗の疑いをかけられた理穂を守ってくれたのは範子ですが、もしも、犯人が理穂だったら、警察に通報していたと言います。理穂のことを信じていたという範子ですが、理穂は違和感を感じました。
理穂「範子って家でもそうなの?清く正しくしてるの?」
しつけが厳しいと反抗的になるのではないか、そう心配する理穂。範子はうちは大丈夫と言い、逆に理穂の不妊治療の話を始める始末。公私混同は止めようと、理穂は話を打ち切りました。
範子が出ていくと、理穂は大きなため息をつきました。
被害者じゃなくて友達?
範子の娘・律子
児童相談所から出てきた由美子は、門のところに立っている女の子が気になりました。目には黒い帯、高槻律子(11)と書かれています。名札を見て、範子の娘と気づいた由美子。「5年1組 高槻律子」
由美子が話しかけると、律子は、児童相談所という場所が見たかったのだと言います。由美子はためらいながら名乗り、範子の友達だと言いました。
律子「被害者じゃなくて友達?」
被害者という言葉を慌てて否定する由美子。高校の同級生だと言いました。
目の黒幕が取れた律子。何か相談があるなら、と話を聞こうとした由美子ですが、律子は、無理、理解できないと言います。甘いものでも、と由美子は律子を誘いました。
律子「私に近づかない方がいいと思いますよ。」
口だけでにんまり笑い、お辞儀をして立ち去りました。
とっても寂しい律子を見て、息を吸う範子
律子の髪をブラッシングしている範子。律子は、昼間、由美子にあったことを報告しました。
律子「すごく純粋そうな方でした。あの方のこともお母さんが正してあげてるんですか?」
範子「そうよ。」
範子は律子の顔を覗き込みます。「どうしたの?もしかして寂しいの?」
律子「はい。とっても。」
息を吸う範子。ブラッシングに戻ります。その後、律子は少し笑みを浮かべました。
先生が正してやるからな
散らかった部屋にいる矢沢剛志(水橋研二)。写真を見ます。それは、現在の範子と由美子たちの写真でした。
矢沢「先生が正してやるからな。」
範子を絶賛する理穂の夫・ジョーイ
範子を絶賛するジョーイ
ジョーイ(厚切りジェイソン)は、範子がまとめた収支報告書を見て感心しています。保護者が納めた学費や運営費の用途が細かく整理されていて、経営がクリーンだと一目で分かるようになっていました。
範子のすることは、すべて正確で無駄がないとジョーイ。しかし、少し変わっていないか、と理穂が尋ねると、ジョーイは否定しました。
ジョーイ「あんな信頼できる人はいないよ。理穂は、何てすてきな友達を持ったんだ。アメージング!」
こんにちは赤ちゃん
キッチンの掃除をしている範子が歌っています。
♪こんにちは赤ちゃん あなたの笑顔 こんにちは赤ちゃん♪
律子はその様子を見て、最近楽しそうですね、と言いました。
範子のことでジョーイと喧嘩になる理穂
ベッドルーム
明日朝一番で、採卵のためにクリニックにいくと言う理穂。ジョーイは、もう7回もネガティブだったから、と他の方法を提案しました。しかし、自分とジョーイの子供が欲しい、出産したいとこだわる理穂。
だったら卵子をもらって出産すればいい、とジョーイは言います。DNAにこだわる理穂が理解できません。
ジョーイ「それに30代前半の体外受精による妊娠率は、28から35%なんだろ?範子がそう言ってた。」
範子がそんなことまで首を突っ込んでいると知り、嫌がる理穂。しかし、範子に絶対的な信頼を置いているジョーイは、不機嫌になり、ゲストルームで寝ると出ていってしまいました。
範子に窃盗罪と咎められる理穂
個人の携帯を会社で充電している理穂を、窃盗罪と咎める範子。限度があると言う理穂ですが、範子は引きません。
範子「あなたの学園が目指すスローガンは嘘なの?『誠実で素直な心を育もう』そのスローガンが嘘じゃなくて本当なら、そういうところは正すべきよ。」
そこへジョーイが現れて、範子に同意しました。
理穂は仕方なく分かったといい、範子は終業時間だと帰らせました。
ジョーイ「理穂。最近の君は変だよ。」
大きなため息をつく理穂。
範子の娘・律子の万引き
範子を避ける由美子
いつものレストラン
範子について話す理穂と由美子。範子が正しいと思いつつも、どこかしっくりこない二人。麗香は、記事は事務所が止めたのですが、クライアントに情報提供が入り、CMの話は白紙になっていました。情報提供者は範子ではないかと疑う二人。
そこへやってきた和樹。初の著作を皆にプレゼントします。『ヤミに蠢く金、不正経理事件の真実』
和樹の初の著作に大騒ぎする理穂と由美子でしたが、和樹が範子も呼んだと知って、固まってしまいました。
そこへやってきた範子。由美子は、立ち去ろうとしますが、範子は、由美子が目の前に立ち、淳史のことを尋ねます。由美子は、今は児童相談所に相談し、間もなく離婚調停が始まる、と目を合わさず告げました。
自分のことより、娘のことも心配したほうが、と言う由美子に、自分は心配ないと範子。由美子は立ち去りました。
律子の万引き
店の外に出ると、口に笑みを浮かべている律子が立っています。律子は、由美子をじっと見て、歩き去りました。追いかける由美子。由美子が追いかけてくるのを確認して、店の中に入った律子は、万引きをしました。
由美子「律子ちゃん。何してるの?」
律子「万引です。」
由美子「駄目よ。返さなきゃ。」
律子「見てましたよね?全部。どうしますか?」
挑戦的な笑みを浮かべる律子。
和樹の領収書は脱税行為
食事が終わり、会計を頼んだ理穂。和樹が領収書をもらおうとすると、すかさず範子が、所得税法37条1項および238条、脱税だと指摘しました。フリーランスだったら普通のことと言うのですが、範子には通用しません。
範子「みんながやってるからって、間違ったことをしていい理由にはならない。1つ嘘をついたら100個嘘をつかなきゃいけなくなるのよ。」
行き過ぎと範子を咎める理穂ですが、和樹は諦めました。
そこへ範子へ電話。娘が万引きしたと言うのです。
範子の正義は凶器
娘を警察に突き出そうとする範子
店に慌てて向かった範子と、理穂、和樹。そこには由美子もいました。
店長に謝る範子。しかし、万引きする前に、気づいた由美子が止めていました。多分、わざとこうなるように仕向けたのだ、親子の時間を作った方がいいと言う由美子の言葉を聞いて、範子は律子の顔をじっと見つめました。
通報するつもりはない店長ですが、由美子が律子の万引きした現場を見たことを確認すると、範子は店長に警察に通報するように頼みました。
範子「刑事責任年齢には達していないけど、少年院送致はおおむね12歳以上。おおむねだから、律子にも可能性はあります。」
驚く由美子たち。正気とは思えません。
範子「当然よ。正義はこの世で一番大切なものなんだから。お母さん、何か間違ったこと言ってる?」
律子をじっと見つめる範子。律子は走り去りました。
捕まえてくるという範子ですが、迷惑気な店長。帰ってもらいたいと頼みました。
この世で最も優先すべきは正義
律子を追いかける様子のない範子。理穂たちが心配しますが、範子は、律子は自分を試そうとしているのだと言いました。
和樹「そんな言い方。」
由美子「もし仮にそうだったとしても、律子ちゃん傷ついたと思うよ。」
その考え方が理解できない範子。「どうして?」
理穂「範子。分からないの?」
由美子「警察に突き出されそうになったんだよ。自分の母親に。」
範子「だから何が?自分の子供だろうと関係ない。この世で最も優先すべきものは正義よ。私、何か間違ったこと言ってる?」
勝ち誇って周りを見つめる範子。
正義は人を幸せにするもの。間違っている範子。
我慢の限界の由美子。
「言ってる。人を追い詰めるのが正義なの?違うでしょ?正義よりも優先するべきものはあるはずよ。優しさとか思いやりとか、もっと人間らしい大切なものが。」
理穂「範子は正しいか正しくないか、それだけで判断し過ぎだと私も思う。」
由美子「法律とか正論だけじゃ割り切れないものが、生きてたら、たくさんあるでしょ。」
和樹「あるね。」
理穂「そう。範子の正義は凶器みたいなもんだよ。」
由美子「正義は人を幸せにするものでしょ。だから範子は間違ってる!」
茫然とする範子「私が間違ってる。」
和樹の著書が竹下賞にノミネート
範子のおかげ
理穂の学校に、クレーマーの石田から電話がかかってきました。範子が送った報告書を見て、高い学費に納得できたと感謝します。範子と話そうとする理穂ですが、範子は、朝一で休暇届を出して帰宅していました。
編集長に、和樹の著書が、ノンフィクションの最高峰・竹下賞にノミネートされたと教えられ喜ぶ和樹。編集長に、ほこり出ないよね、と確認されます。
「政治家の不正経理を暴いたライターが脱税してたとかって、しゃれになんないからさ。」
ホント、そうですよね、と言いつつ、和樹はこの間のレストランのことを思い返しました。
三木弁護士と話す由美子。問題が起きてから、すぐに児童相談署に向かった由美子。それが保身ではなく、子供のことを第一に考えた行動だとみなされ、調停はこちら主導で進みそうです。友人のアドバイスが的確だったと言われました。
呆然とする由美子。「・・・範子のおかげ。」
範子の律子へのしかるべき対応
いつものレストラン
範子から連絡が途絶えていることを気にしている皆。
麗香も、範子が出演を止めたCMの会社が、データを改ざんしていたことが問題になり、ダメージを逃れられた、と範子に感謝しています。結局は範子のお陰で助かり、ちゃんと謝りたい、と思う由美子達。
そこへ範子がスーツケースを持ってやってきました。
由美子、理穂、麗香、和樹は、範子に謝りました。範子は、いつも自分たちのこと考えていってくれてたのに、と。「ごめん。」
しかし分かっていない範子「何のこと?」
笑いあう一同。和樹の竹下賞受賞を祝して乾杯しました。
律子のことを尋ねた由美子。しかるべき対応をしたという答えに、不穏なものを感じる由美子達。でも、範子は具体的には教えてくれません。妙な雰囲気になった皆。
和樹の本の検証をする範子
気を取り直して理穂「和樹のお祝い。お祝い。」
和樹「でもまだ決まったわけじゃないから。」
立ち上がった範子「本当に?間に合ったの?よかった。」
範子はスーツケースから続々と本を出しました。それは全部、和樹の本の巻末に載っていた参考文献です。
範子「和樹がちゃんと正しい手順を踏んで執筆したかどうか、確かめてあげなくちゃと思って検証したの。」
本をもらった日から始めたという範子。休暇もそのためでした。
範子「竹下賞にノミネートされたって聞いたから急いだの。じゃあ和樹。始めましょうか。」
和樹「何を?」
範子「だから検証よ。第1章から。」
用事のある由美子と麗香は帰ってしまいましたが、理穂は付き合うことになりました。
ジャーナリスト生命の危機!和樹は詐欺罪
元秘書・田淵の元妻・岡本瞳を見つけた範子
参考文献を一つ一つ照らし合わせて、問題ないという範子。じゃあと、会計しようとする理穂ですが、範子はまだ終わっていないと告げました。
事件の真相を知る元秘書・田淵をどうやって見つけたか知りたがる範子。ちゃんとしたルートを使ったという和樹ですが、それは田淵の元妻・岡本瞳のことでした。本にも載っていない元妻の名前を知る範子に、和樹は驚きました。
範子「田淵氏と瞳さんの間には息子さんがいた。でも田淵氏への連日のバッシングでノイローゼになった瞳さんは、離婚届を出して、息子さんを残し失踪。田淵氏の服役中は、ご両親が息子さんの面倒を見て、出所してからは自分で育てている。」
和樹「そうよ。」
勝ち目のない裁判をけしかけた和樹は詐欺罪
本を参考に取材先を回った範子。和樹の友人というと、いろいろ話を聞けたと言いました。
出所後、居場所は明かされていなかった田畑氏を、和樹は見つけ出しました。瞳に親権を取り戻させるために、弁護士を雇って、田淵氏の戸籍や住民票を取得したのです。
ちゃんとした手続きを踏んだという和樹ですが、瞳は風俗店勤務で、覚せい剤使用の前科。親権が瞳に戻る可能性が低いのに、自分が田畑氏の居所を知るために、瞳をそそのかしたのだ、と範子は続けました。
瞳の依頼した弁護士は三木弁護士。和樹の著作の法律監修もしています。
「和樹は勝ち目のない裁判をけしかけて、瞳さんに弁護士代を支払わせた。個人の財産が侵害されたわけだから、詐欺罪が成立する可能性は高い。」
三木は関係ないという和樹。範子は、すかさずメモを取りました。「三木弁護士は無関係。」
「意義があれば、悪事を働いてもいいの?」
範子「これで和樹が田淵氏の居場所を知るために、瞳さんを利用したってことがはっきりしたわね。このことは瞳さんにも伝えておく。」
和樹「やめて。」
範子「親権の裁判まだ続いてるでしょ。田淵氏の無実がはっきりしたことで、瞳さんは息子さんと一緒に暮らせる可能性が前よりも少なくなったの。瞳さんショックを受けてた。和樹を訴えるって。裁判になれば和樹のやったことも明らかになる。」
そんなことになれば、賞どころか廃刊、和樹もジャーナリストとしての仕事が続けられません。
さすがに我慢の限界の切れた和樹「範子、やめて。お願いだからやめて。悪徳政治家が総理の椅子に座るのを防いだんだよ。意義があることだと思わない?」
範子「意義があれば、悪事を働いてもいいの?」
和樹「悪事だなんて。そんな致命的なことをしたわけじゃない。」
正義感に燃える範子「そんな感覚でいるからいけないのよ。そっちの方が問題。そんな人にジャーナリストを名乗る資格がある?」
「間違ったら私が正しい道に導いてあげる」
瞳への連絡、竹下賞の事務所に連絡と、週が明ければ忙しくなるという範子。和樹は茫然とし、範子を信じがたい目で見ている理穂。
理穂「範子。何か考えがあってやってるんだよね?」
範子「考え?もちろんある。」
茫然と和樹「本当?範子?」
範子「うん。みんなは私の大切な友達。間違ったら私が正しい道にちゃんと導いてあげる。」
和樹「何でここまでするの?範子!」
由美子の誘拐罪
民法752条、夫婦には同居の義務がある
実家に、淳史と身を寄せていた由美子。レストランから戻ってくると、外に淳史の遊具が落ちていますが、淳史はいません。必死に淳史を捜しまわる由美子。
夫の仕業だと気づいて、夫に電話をしました。淳史を返してと頼むと、由美子に戻って来いと、雅彦は言います。
高笑いする雅彦「民法752条。夫婦には同居の義務がある。」
由美子「もしかして、また範子に会ったの?」
「何でここまでするの?範子!」
自分にも離婚を申し出る権利があると言う由美子ですが、淳史が父親といることを望んでいる以上、連れ去ったら、誘拐罪だと言いました。
由美子「誘拐?何でよ?淳史は私の子供よ。」
雅彦「それでも誘拐になるんだよ。お前の友達、最高だな。」
由美子「それも範子が・・・」
通話の切れる音。「待って。ちょっと。」
由美子「何でここまでするの?範子!」
麗香の親しい人の奥さん
帰宅する麗香を待ち伏せしていた範子は、麗香を病院へ連れていきました。病室には、本間真奈美とあります。
範子「あなたの親しい人の奥さんよ。」
中に入ると、その女性は昏睡状態です。愕然としている麗香を、範子は、目を輝かせて見つめました。
2話はこちらです。絶対正義2話 あらすじ感想 範子の正義は人をも殺す。味方だから正してあげる。
1話はこちらです。絶対正義1話 あらすじ感想 誰も反論できない「私、何か間違ったこと言ってる?」
感想
またしても、範子の恐怖に包まれた回でした。由美子たちは人が良すぎますよね。いくら範子のやってくれたことで助かったこともあるとは言え、明らかに行き過ぎていることもあります。特に、娘を警察に突き出そうとする範子を見たあとで、なぜ自分たちを悪者に思い、反省するのでしょうか?
サッカーの勝敗に500円を賭けて賭博罪、なんて言っても、警察もきっと相手にはしません。でもそうしたら、また高校の時のようにマスコミに訴えるのでしょうか?
高校時代の範子のせいですっかり人生の歯車を狂わされた矢沢先生。昔の教え子たちの現在の写真を見て、先生が正してあげる、という言葉に恐怖を覚えました。そもそも、人を正す資格のある人がどれだけいるのでしょうか。
今回、由美子さんと顔を合わせた律子ちゃん。あの目を覆う黒い帯が怖いですね。由美子に被害者かと尋ねるあたり、範子は今までにも『被害者』をいっぱい作ったことが伺えました。黒い帯が取れるのは何がきっかけなんでしょう。この子もものすごく怖いです。
ところで1話で範子の高校生を演じた白石聖さん、3月9日放送の第6話で律子役で再登場されるのだそうです!あのミステリアスな雰囲気がまた堪能できそうですね!
ずっと範子の息を吸う理由が分からなかったのですが、どうやらこれは満足した時に、吸い込むようですね。今回、娘の反応に満足したところで、息を吸っていました。
念願の著書の出版が決まり、受賞もほぼ確定。喜びに包まれていた和樹に、思いっきり冷水を浴びせる範子。範子がお休みを取っていたのは、和樹の著書を徹底的に検分するため。誰も頼んでないのに・・・プレゼントなどするのではなかったと和樹も後悔しているでしょうが、この人なら買ってでも検分をしたでしょうね。
そして、参考文献を全部、第1章から照らし合わせる範子。こんな友人いりません!頼んでもないのに・・・しかも、範子が検分してくれたとはいえ、社会的には何の効力もありません。
そして、恐怖の瞬間が。範子は、和樹が元秘書の居所を見つけるために、その元妻を使った事実を見つけ出します。勝ち目のない裁判をそそのかした、詐欺罪だ、喜々として来週から忙しくなると、人の人生を破滅させるプランを当人の前で宣言。怖すぎます・・・・
もう一人、範子によって絶望に追いやられた人が。由美子です。由美子の元から、一言もなく子供を勝手に連れ去るのは誘拐罪ではないのでしょうか?範子から聞いた法律知識を振り回す夫がクズでしたねえ。子供も、なんでご飯も用意してくれない父親にくっついていくのでしょうか?
さらに麗香の夫の妻が昏睡状態であることが判明。麗香は知らなかったんですね。本当に頼んでもないのに、人のプライバシーを暴きまくり。こんな人にはそばに来てほしくありません・・・
理穂の夫も、範子にいい様に踊らされていますね。夫婦間のことまで、妻の了解なしに話すなんて、これは法には触れないのでしょうか?
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