家売るオンナの逆襲6話 あらすじ感想 他人の目なぞ屁の河童!エロスとホームを必要とする人々
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家売るオンナ
妻と夫ではあるが、男と女ではない。互いの不倫を肯定する夫婦・湊人とつぐみに、家を売ることになった万智。しかし、湊人の恋人・まりも結婚していたことから、その夫・尾田が怒鳴り込んできて、契約は白紙に戻されてしまいました。
留守堂とタッグを組んで、社員が一丸となって一大オペレーションを演出。つぐみと尾田の出会いを仕組み、二人は恋に落ちました。
万智と留守堂は、二組の夫婦が同じマンションに住み、ホームとエロスが両立した安定した四角形の維持を提案しました。
婚外の恋を否定する屋代は、白洲美加のバイト先の店長・三郷と親しくなりつつありました。
Contents
屋代の疑い「愛とは何なのか。」
心なる愛を持ってマンチッチに挑む留守堂
万智(北川景子)が留守堂(松田翔太)と会っているのを見てしまった屋代(仲村トオル)。留守堂が万智を愛していると言ったところで、くしゃみがこらえきれず、慌ててその場を離れました。戻ってきたときには、二人はもういませんでした。
屋代がいない間に、万智は、留守堂を愛していないときっぱり言ったのですが、万智の幸せを壊そうとはしていない留守堂。これからも心なる愛を持って、マンチッチに挑み続けると宣言したのです。
万智「全然分かりませんが、勝手にしてください。」
『突如として現れた美しき不動産貴公子・留守堂謙治の正体が明かされ、万智と屋代の夫婦関係が微妙に問われ始める。あぁ愛とは何なのか?』
スーパーでバイトを始めた白洲美加
スーパーでカップ麺を見ている屋代。そこへ現れた白洲美加(イモトアヤコ)。ここでバイトを始めたのです。一人で惨めったらしい、家に帰ってもサンチーがいない、離婚の危機と、楽し気に屋代をからかう白洲。反論する屋代ですが、痛いところを突かれて、言われたい放題です。
そこへ、白洲の上司、店長の三郷(真飛聖)が現れました。くしゃみをしている屋代を見て、風邪にはこれがいい、と生姜くず湯を勧めてくれました。
万智を疑う屋代
出勤する万智と屋代。昨夜は朝4時に帰宅した万智。
屋代「そんなに遅くまで何してたの?」
万智「仕事をしていました。」
屋代「1人で?」
万智「そうです。」
屋代「何の仕事?
万智「家を売るための仕事です。」
屋代「ん~。」
屁の河童?カリスマ美容師のMINATO
風水的に優れた家を希望
接客中の万智と庭野(工藤阿須賀)。お茶を持ってきた床嶋(長井短)が、客を見て、MINATOと気づきました。庭野に注意されたものの、興奮の収まらない床嶋。指をさします。
「あらゆる芸能人の髪を切っている、カリスマ美容師のMINATOですよ、この人!」
万智「指をさすな!去れ!GO!」
慌てて逃げ出した床嶋。
夫婦は、カリスマ美容師・八十多湊人(武田航平)と、ビジネスパートナーの妻・つぐみ(内山理名)でした。夫婦の希望は、風水的に優れた家。
万智「本日ご紹介する物件は、今お住まいの所から見て東南に位置します。気学でも風水でも東南は物事が整う所、商売発展の方角といわれております。」
満足げな夫婦。
東南の玄関、東向きのリビングで仕事が発展
物件の内見。万智は風水を説明していきます。
「この玄関も東南に位置しており、入って右側がゲタ箱、左側が鏡です。幸運を呼び、邪気を払う八角形の鏡でございます。」
湊人は、正面に鏡を望みましたが、そうすると玄関正面の鏡は良い運をはじき返してしまいます。万智の知識に感心する夫妻。
リビングは東向き。風水的には、東向きのリビングは情報が入りやすくなり、行動的でエネルギッシュな運になります。
万智「東南の玄関、東向きのリビングなら、お仕事もますますご発展かと存じます。」
一般に家は南向きが、という湊人ですが、夫妻は昼間は美容院、朝明るい光が入るほうが価値があると万智。テレビや情報機器を東に置くことで効果も倍増すると言いました。
北西は王者を表す方位
夫婦の希望は別々の寝室。二人は、ビジネスパートナーで友達夫婦なのだと言います。混乱する庭野。
万智「並んでおります2つの寝室は、どちらも北西に位置しております。北西は王者、そして社長を表す方位ですので、北西を枕にしてお休みいただくと、」
2人「お休みいただくと?」
万智「湊人様は、ますますカリスマとして華やかになられ、奥様も、美容院の経営者として辣腕を振るわれますでしょう!できればカーテンはゴールドがよろしいかと。」
屁の河童で購入決定
まるで風水鑑定士のような万智の知識に感心する二人ですが、この物件は予算オーバー。二人は躊躇しました。
万智「風水とは、本来国家を未来永劫、繁栄させるためのもの。風水が完璧なこの家にお住まいになれば、ご商売はさらに発展し、予算のオーバー分なぞ屁の河童になるかと存じますが。」
湊人「屁の河童?」
万智が気に入った二人。子供を持つつもりはなく、二人で育てた美容院を発展させることが夢だと、購入を決めました。
妻と夫ではあるが、男と女ではない
夫を尾行する庭野
八十多夫妻を見送る万智と庭野。万智の手腕に感心する庭野ですが、万智はまだ分からないと言いました。八十多夫妻は仲良く歩いていましたが、別々の方向に別れて歩き始めました。
万智「夫のほうを尾行しなさい。家を売るためです。」
バレた時の契約破棄を心配する庭野ですが、その時はこれを渡せ、と妻のつぐみの傘を渡しました。
万智「私はその傘を取りに戻って来るであろう、奥さんと話をします。すぐ行け、GO!」
庭野「はい!」
湊人の恋人オダマリ
湊人は、待ち合わせをしていた若い女性に声を掛けました。親し気に手をつなぐ二人に茫然とする庭野は、足を思いっきり打ってしまいます。痛がる庭野を気づかう女性・尾田まり(筧美和子)。
湊人が、庭野に気づいたので、庭野は、忘れ物と傘を差し出しました。
湊人「あぁ、妻の傘ですね。そんなに困った顔しないでくださいよ。こちら尾田まりさん。妻もよく分かっていますので。」
夫婦間のプライバシーの分け方
傘を取りに戻ってきたつぐみに、万智は、できたら夫婦間のプライバシーの分け方について話を聞きたいと頼みました。申し込みは済ませたと当惑するつぐみ。
万智「そういう意味でなく、不動産屋として、さまざまなご夫婦の在り方を勉強させていただきたいと思ったのですが。」
顔を近づけて頼む万智「ご無理であれば結構です。」
つぐみは同意しました。
妻と夫ではあるが、男と女ではない
二人は、勤めていた同じ美容院で知り合い、恋愛結婚しました。今でも仲は良好、お互いを大切に思っていますが、それは男と女でいることとは違います。
「夫と妻ではあるが、男と女ではない。」
恋愛感情は卒業してしまった二人ですが、この先、二人が恋をしないのは無理とつぐみ。
「私だけを見つめて生きてる夫っていうのも、何だか気持ち悪いし。私も仕事を持っていれば出会いもあります。その時のときめきを押し殺して生きて行くっていうのは、人間としてもったいないような気がするんです。」
人間としては愛し合い、一緒に年を重ねる。外での恋愛は自由に
「それで、夫とは人間同士としては愛し合い、並んで年を重ねて行きつつも、外での恋愛は自由にしようって話し合ったんです。」
夫には今恋人がいるのですが、つぐみの方は少し前に別れてしまいました。誰でもいいと言うわけでもないのです。
つぐみ「夫とは同い年なんですが、私ホントは年上の人が好みなんです。どっかにナイスミドルいないかしら?」
不動産屋は夫婦生活評論家ではない
ダブル不倫を嘆く庭野達
会社に戻った庭野は、皆に湊人のことを報告していました。
庭野「これから人生最大の買い物である家を買おうとしてるのに、そのカリスマ美容師の旦那様は不倫してて、その不倫は奥様公認なんですよ!」
湊人の不倫相手の女性にも夫がいてダブル不倫でした。
道徳的危機、と嘆く布施(梶原善)。皆も信じられません。
困惑する庭野「八十多様ご夫婦みたいな関係をよしとしてしまうと、自分は自分は心の指針にして来たものが崩れてしまうというか。それが社会の常識になってしまうのはどうなのかなっていう。」
家を売るのが不動産屋
万智「そんなことはどうでもいいことです!庭野。お前はいつから夫婦生活評論家になったのだ。」
庭野「自分は不動産屋です。」
万智「ならば家を売ればよい!」
屋代「それはそうかもしれないけど。庭野の戸惑う気持ちも分かるし、それにこういう機会に、我々がどういう考えを持って生きているかを話し合うのは悪いことじゃないと思うけど。」
万智「くだらない議論です。家を売るのが不動産屋です。」
屋代「それはそうだけど。」
万智「私に売れない家はありません!」
秘かに思う心の自由は許される
留守堂の正体を知る庭野
留守堂は万智の同級生。整形し名前も変えたことを屋代から聞かされ、庭野は驚きました。本名、三瓶良雄。プールで溺れた時に、万智が人工呼吸をしたと聞いて、キスしたのかとさらに驚く庭野。
万智を信じていると言いつつ、自信の無さげな屋代。うろたえる二人ですが、庭野は屋代課長のために、留守堂と対決する決心をしました。
「『何のためにお前は三軒家チーフと、夕日の差し込む教室で会ってたんだ?』それから、こうくぎを刺して来ます。」
屋代の胸倉をつかんで「これ以上三軒家チーフに近づくな~~!」
興奮して出ていった庭野は、二人がキスしたことにまだ動揺していました。
「だから庭野は家が売れないんだ!」
「二枚目気取ってんじゃねえ!」
「庭野~~!」
庭野「三軒家チーフは屋代課長のものだ~~~!わぁ~~~!」
庭野の気持ちを見抜いた留守堂
バーで留守堂と会う庭野。万智に愛情を抱くのを止めてほしいと言いますが、留守堂は平然としています。
「なぜ?」
庭野「な、な、なぜって三軒家チーフは屋代課長と結婚してるんですよ。不謹慎じゃないですか。」
庭野の気持ちを見抜いた留守堂。
「庭野君。君が三軒家さんに抱いてる感情。それは愛だと思うけど。」
庭野「あ、あ、あ、愛は愛でも自分は不倫ではありません。不倫はよくないです。」
留守堂「僕は君に三軒家さんに愛情を抱いていると言ったけど、三軒家さんに僕を愛してくれと言ったことはない。三軒家さんの家庭を壊すつもりもないよ。」
秘かに思う心の自由に乾杯
留守堂「庭野君。僕と君の三軒家さんへの思いは同じだよ。」
庭野「自分は不倫ではありません。」
留守堂「ただ秘かに思う、それは不倫なんかじゃない。そして秘かに思う心の自由は、人として許されることだと僕は思う。」
真剣に聞いている庭野。顔が留守堂に近づいています。
留守堂「誰にも見えない心の内まで他人が踏み込むことこそ、許されることではないと僕は思うけど。」
庭野「秘かに思う心の自由。」
留守堂「そうだよ。僕らは同じなんだ。」
真剣に頷く庭野。
留守堂「秘かに思う心の自由に乾杯。」
庭野「乾杯。」
留守堂が、万智の顧客を探る
ダブル不倫を否定しつつ、肯定もする布施
ちちんぷいぷい
こころ(臼井あさ美)から、最近留守堂がよく昼に来ると聞かされて、エリアが侵食されていると嫌がる屋代と布施。
ダブル不倫について話します。屋代も、家は売れたほうがいいし、客の事情に深入りしないのは不動産屋の鉄則と言いつつも、万智のようには割り切れません。
布施は、最近、韓流に夢中になった妻が見違えるようにきれいになった、夢中になれることがあればいいのかもしれない。夫婦が円満になるなら、とダブル不倫を肯定するようなことも言い出しました。
屋代「道徳的危機とか言ってたじゃないですか。」
布施は、お互い真実だと言い、こころにカッコいいと言われました。
そこへ庭野からのメッセージ。
『安心してくらはい!三軒家チーフと留守堂たんは不倫なんてしてません!絶対にそれはありまへん!ご報告れした!』
庭野の情報漏洩
すっかり気を許して、ご機嫌に酔っぱらっている庭野。万智に叱られるのが、コワ嬉しいと言います。
留守堂「今も三軒家さんと一緒のお客様を担当してるの?」
庭野「はい!一応三軒家チルドレンなんで。」
留守堂「どんなお客様?」
聞かれるがままに、ダブル不倫をしている夫婦だと話してしまう庭野。
そこへ、先ほど庭野が、留守堂とのツーショットを送った足立(千葉雄大)が、強張った表情で現れました。足立は、留守堂をフェンシングで待っていたのです。
オダマリ
二人で何を話していたのかと問われて、酔っぱらった庭野が、昼間のダブル不倫の話だと言いますが、営業に出ていた足立はその話を知りません。お客の旦那の愛人が人妻で、オダマリと言うのだと庭野。
その名前に聞き覚えのある留守堂。昼に会った客・大学教授の尾田順平(橋爪淳)の妻がオダマリと聞いていたのです。教え子と結婚して7年、どこか虚ろな妻の気分を変えるためにも、尾田は家を住み替えることを考えていたのです。
酔った庭野「存在自体がオダマリって感じなのに、名前までオダマリなんですよ。笑っちゃいけないですけど笑っちゃいますよね!ハハハハ!」
ブチ切れた足立は思いっきり怒鳴りつけました。「はしゃいでんじゃねえ~!」
不倫は、なし寄りのあり
湊人の恋人・まりの夫が現れる
テイコー不動産新宿営業所を、正規の契約のため、署名捺印に訪れた湊人。庭野が、重要事項説明書を読み上げているところに、尾田が現れました。妻のマリと腕を組んで歩いているところを見かけた尾田が、その後、湊人を尾行してきたのです。
尾田「その家を買うことは私が許さない!君は、自分がどんなに罪深いことをしてるか、分かってるのか?」
尾田は、自分が尾田まりの夫と名乗りました。尾田は、湊人が、まりと結婚するつもりで家を買うのだと思ったのです。
万智「尾田様。八十多湊人様が今からご契約になる家は、八十多様ご夫妻の家で、あなたの奥様とお住みになる家ではありません。」
尾田「それじゃ、お前はまりを騙してもてあそんでるのか?」
不法侵入じゃないのか、と悪びれない湊人は、尾田の質問に答えません。
机をたたく尾田。「私の質問に答えなさい!」
八十多「えっ、何の質問?」
代わりに答えた万智「八十多様が、まり様をもてあそんでいるのではないかという質問です。」
「オダマリ!ください。」
まりと湊人は最初から合意の上、お互いが結婚していることを承知で付き合っていました。まりのことは、湊人の妻も了解の上と知り、混乱する尾田。
湊人は、自分は妻との家を買うので、尾田の妻のまりは関係ないと言うのが、尾田には気に入りません。
尾田「お前のような人間がな。世の中を乱すんだよ!大事なまりを許せん!」
万智「オダマリ!ください。」
尾田「妻の名前を冗談にするな~!」
激高した尾田は、手近にあったブロンズ像の住もう君をつかんで、湊人の上に振り下ろそうとしました。寸前で間に入る万智。その万智をかばった庭野。
不倫は、なし寄りのあり
ブロンズ像で殴られた庭野の顔にあざがついています。介抱する宅間(本多力)。
庭野「何であんなこと言ったんですか?」
万智「一回爆発させなければダメだと思ったのです。」
庭野「何のために。」
万智「家を売るためです。」
やっぱり不倫が悪いと言う話になりました。そもそも大学教授が教え子と結婚したのもいけない、と鍵村(草川拓弥)。若い子好きなスケベだったと決めつけます。
突然叫んだ足立「そういうふうに決め付けるのはどうかな?当たり前の形だけに真実の愛があるとは限らないよ。」
どういう意味だと布施に訊かれて、独り言だと足立。
布施「すごい独り言だな。まぁ、ややこしい恋愛してなきゃいいですけど。」
鍵村「不倫じゃないっすよねぇ?不倫はダメですよ、不倫は。」
床嶋「そうかな?不倫って言ってみれば、なし寄りのあり、なんじゃないの?」
意味が分からない社員たち。
床嶋「ないほうがいいけど、まぁ、あっても仕方ないっていうか。曖昧模糊な感じ?」
さらに混乱する社員たち「曖昧模糊?」
重要ミッション・運命の出会い大作戦
メイク・ディスティニー・オペレーション
結局、八十田湊人とつぐみ夫妻は、物件の購入をいったん白紙に戻しました。自分たちの生き方が、尾田にあそこまで拒絶されたことで、考え直すことにしたのです。
翌朝の朝礼で、万智が、八十多夫妻に家を売るための重要ミッションを行うことを発表。強力なビジネスパートナーとして留守堂を招き入れました。
何も知らなかった屋代に、万智は家を売るためと言いました。
万智「これより運命の出会い大作戦を演出します。名付けて、メイク・ディスティニー・オペレーション!」
留守堂「ステキだ。」
うなずきあう万智と留守堂。気に入らない屋代と足立。
床嶋「意味不明。」
万智「集合!」
オレンジ・オペレーション、スタート!
尾田とつぐみを見張っている社員たち。二人が坂道で出会うように、留守堂が尾田を引き留めたりして、時間を調節します。
オレンジが入った紙袋を持って歩いているつぐみ。
鍵村「八十多つぐみ様、間もなく坂の頂上。オレンジ・オペレーション、スタート!」
オレンジ色のウィンドブレーカーの宅間「はい!」
坂道を駆けのぼる宅間。オレンジを抱えたつぐみにぶつかり、紙袋が破れました。坂の上を転がるオレンジ。それを下から登ってきた尾田が助けます。
つぐみ「ああ。ご親切にありがとうございます。」
尾田「いいえ。おケガはありませんでした?」
つぐみ「はい。」
見つめあう二人。ハートが一つ、点灯しました。「GO!」
ミッション成功
チンピラの格好の八戸(鈴木裕樹)が待ち構えるところへ、つぐみと尾田がこちらにやってきました。
庭野「八十多つぐみ様、間もなく通過。」
留守堂「尾田順平様、間もなく通過。」
八戸「了解!」
チンピラの八戸を見たつぐみは、避けて通ろうとしますが、八戸がしつこく絡んできました。それを見た尾田。
尾田「レディーに絡むのはやめなさい。」
八戸「何だ、てめぇ。どこ中だよ?」
しかし尾田は柔道5段。八戸は許しを請い、さっさと逃げ出しました。
つぐみ「あっ!この前の?」
尾田「こんな偶然、あるんですね。」
ハートがもう一つ点灯。「GO!GO!」
すると紐のほどけていたつぐみのスニーカー。つぐみが転びそうに。それを支える尾田。ハートがもう一つ。これで3つです。「GO!GO!GO!
それを双眼鏡で見ている万智。
留守堂に、万智からメッセージが来ました。『ミッション成功です』
ホームとエロス
ラブラブの尾田とつぐみ
すっかりラブラブの尾田とつぐみの前に万智が現れました。「家をお買いになりませんか?」
つぐみ「家買える状態じゃないんです、今。」
万智「ダブル不倫でお悩みですね?」
尾田「面目ない。笑ってくれ。ハハハハ。」
万智「家をお買いになりませんか?」
尾田「だから、それどころじゃないんだって。」
万智「ご提案する家は、あなた方お2人の家ではありません。」
ホームとエロス
二組の夫婦が集まっています。
万智「ここに皆様、お集まりいただきましたのは、八十多様ご夫妻と尾田様ご夫妻に、家を買っていただくためです。」
そんな状況じゃないという4人に、説明する万智。
万智「変な感じは承知しております。その変な感じをこれから解消してまいります。八十多湊人様とつぐみ様はご夫妻。尾田順平様とまり様もご夫妻ですが、湊人様とまり様は恋愛関係。つぐみ様と順平様も恋愛関係です。」
それなら、二組が離婚して、それぞれの相手と再婚したほうがという屋代に、それは違うという万智。
万智「この方たちには、男と女のエロスと、男女を超えた人間愛の両方が必要だからです。」
八十田夫婦と、尾田夫婦の関係がホーム、湊人とまり、尾田とつぐみの関係がエロスです。
留守堂「ホームとエロス。」
他人の目なぞ屁のかっぱ!
人間としてのパワー、命が燃えている証拠
ホームとエロスの両方があってこそ、人の心は安定するが、大抵の人はどちらか一方で諦めている、この2組の夫婦は、両方欲しいという願望が人一倍強い。
万智「願いがお強いということは。」
4人「お強いということは?」
万智「人間としてのパワーがあるからでもあります。命が燃えている証拠です。こういう婚外の恋を、世間は不倫といって切り捨てますが、人が人を恋しいと思う心こそ、人の命を息づかせもする源なのです!」
感動する4人。
あまりにも非常識と躊躇する屋代に、万智は、非常識でも当事者が皆幸せで、誰も傷つけることがなければいいと言います。
「他人の目なぞ、屁の河童!」
喜ぶ湊人「出た!屁の河童。」
ホームとエロス。安定の四角形
留守堂「八十多様ご夫妻、尾田様ご夫妻には、ホームとエロスが両立した安定の四角形を維持していただきたいと思います。」
面白くない屋代。
万智「八十多湊人様つぐみ様ご夫妻には、過日ご紹介した、風水ばっちりのマンションを再度ご提案いたします。」
留守堂「尾田順平様まり様ご夫妻には、八十多様と同じマンションの、別の一室をご提案させていただきます。」
万智「離れた場所にお住まいですと、ホームからエロスに切り替えるのに時間がかかります。つまり移動に時間を要するということです。しかし。」
留守堂「同じマンションにお住まいになれば、ホームからエロスへの切り替えに時間のロスがございません。」
『落ちた』『落ちたね』
4人「なるほど!」
万智「築き上げたご夫婦の歴史と愛着を大切になさりながら、」
留守堂「婚外の恋も心置きなくできる家、」
2人「ご提案いたします。」
庭野「ハモった。」
万智と留守堂の提案が気に入った4人。
万智『落ちた』
留守堂『落ちたね』
うなずく二人。おもしろくない屋代。
八十多夫妻と尾田夫妻
新しいマンションに越した2組の夫婦。風水ばっちりのマンションに越したミナトとつぐみは、越してきてから商売は順調。3軒目の店舗をオープンする予定です。
尾田とまりも、仲良く朝食を食べています。
そして、その後、それぞれの相手とデートへ。
婚外の恋
安定の四角形を嫌がる屋代
屋代「三軒家君。君は婚外の恋を肯定してるの?僕は嫌だな。安定の四角形なんていらないよ。」
万智「全ては家を売るためです。これから1件アポがあるので行って来ます。食事は冷蔵庫に、今夜の夕食、と書いて入れてありますので、レンジでチンして召し上がってください。では。」
ため息をつく屋代。
始まっちゃいましたね!
スーパーへやってきた屋代。白洲美香が、新商品のサバ缶マスタード煮の販売をしています。屋代を目ざとく見つけ、話しかける白洲美香。屋代は、最近、会うたびに万智と上手く行っていないとからかわれていました。
そこへ現れた三郷。疲れているようすの屋代を気にします。
白洲美加が、課長に1個買ってください、と山積みになっている缶を、無造作に1個取りました。慌てる屋代と三郷。崩れ落ちる缶から、屋代は三郷をかばって、倒れこみました。
三郷「お怪我ありませんでしたか?」
その二人の写真を撮っている白洲美加。。
屋代「バカ白洲、何やってんだよ?」
白洲「課長、始まっちゃいましたね!」
屋代「何が始まったんだよ?」
『そんなこととはつゆ知らず、天才的不動産屋・三軒家万智の頭の中は家を売ることだけでいっぱいだった。』
白洲「ウフフフ!フフフフ!」
屋代「あぁ・・」
5話の感想はこちらです。
家売るオンナの逆襲 5話 あらすじ感想 留守堂はD&Bドジスケ「今も愛しています。」
4話の感想はこちらです。
家売るオンナの逆襲4話 あらすじ感想 万智の愛。一杯ひっかけて聞く夫の愚痴。
3話の感想はこちらです。
家売るオンナの逆襲 3話 あらすじ感想 うちにママとママ。三軒家万智 研究家の留守堂。
2話の感想はこちらです。
家売るオンナの逆襲2話 あらすじ感想 必要な吹き溜まり。鼻血を出す人々。
1話の感想はこちらです。
家売るオンナの逆襲1話 あらすじ感想 炎上なぞ恐るるに足らず!命を懸けるYoutuber
感想
屋代課長の憂い、サンチーとの結婚生活のギクシャク具合がずっと描かれてきましたが、あれはここに至るまでの長~い伏線だったんですね。二人とも思いあっていて、なんだかんだと言って、課長はサンチーと幸せだと思っていたんですけど。考えてみれば、サンチーに誤解を解いてもらった時以外は、屋代課長、白洲美加の言うようにしょぼくれていたように思います。白洲美加、めちゃくちゃ鋭かったんですね!
なんだか、三郷さんも、課長に妙に優しいことから、この二人危なくなってしまうのでしょうか・・・・サンチーから帰る家を取り上げてほしくはありません・・・・
その屋代課長の不安をあおるような、今回の顧客と、それに対するサンチーの解決策でした。結婚後、お互いをずっと見続けられる夫婦というのは幸せだと思うんですけど、結婚したことを後悔しないと言い切れる夫婦が世の中にどのくらいいるのでしょうか。不倫はしていないけど、仕方なく我慢して続ける夫婦というのは、世の中にかなりいる気がします。今回のテーマは、ものすごく深いところをついていると思いました。仕方なく生きていくよりは、楽しく生き生きと生きていけたほうがいいに決まっていますが、なかなかそうは行きません。
最初は不倫を絶対的に否定していた大学教授が、まんまとサンチーに乗せられて、新たな恋を見つけました。ここまでおぜん立てしてくれる不動産屋さんってすごいですね。
でも、サンチーは自分の人生をプロデュースすることも考えたほうがいいのかもしれません。
ところで、留守堂さんの秘かに思う心の自由は許される、これ、松田翔太さんが言うから気持ち悪く思えないのですが、薄気味悪いです。秘かに思うのなら、徹底的に秘かに思っているべきであって、それを少しでも表面に出したり、心なる愛を持っての挑戦なんて要りませんよね・・・結局、留守堂さんの狙いは一体何なんでしょうか?
足立さんのキャラが随分変わってしまいました。最近怒鳴ってばかりですね。あの、仕事のできる、斜に構えた冷静な足立さんに戻ってきてほしいです・・・
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