初めて恋した時に読む話5話 あらすじ感想 元ヤンバツイチの頑張り屋とガリ勉鈍感女「そこにパイがあるから」

公開日: : 最終更新日:2019/06/05 初めて恋をした日に読む話

ある日、一真が目覚めると、順子の部屋で、簀巻きにされていました。離婚に同意してしまったことを落ち込む一真は、順子に飲みにつきあってもらったのです。飲みすぎた翌朝、隣で寝ている一真に慌てた順子は、一真を布団で簀巻きにして運ぶつもりでしたが、そこで一真の目が覚めました。

家の外に出る二人。そこへ、朝5時起きで、順子の家に寄ってから登校するのを習慣としていた匡平が二人を発見。慌てて立ち去る匡平を追いかけようとする順子を止める一真。一真に指摘されて、順子は、自分が匡平を惑わす言動をしていたことに気づいたのでした。

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Contents

近い将来、好きな女に簀巻きにされる一真

簀巻きにされる一真

2018年6月4日

朝、一真(中村倫也)が目を覚ますと、順子(深田恭子)のベッドで寝ています。順子が一真を布団で簀巻き、テープでグルグル巻きにしている最中。

一真の声『何をしてるんだ、こいつは?つーか、なんでこんなことになってるんだ?なんでだ?』

 

気づいていない一つしかない答え

4月19日

『ああ、そうか。あん時、俺。』

バーで一真と飲む順子。早く結婚した一真をうらやんで、幸せとは何かとため息をつく順子。

一真「幸せが何かなんて、幸せなときは考えないからな。」

そこへ妻の優華から電話。

『幸せじゃねえって、気づいちゃったからか。』

優華「一真、いまどこ?報告、忘れたら離婚だよ。」

『いや、違う。あの時はまだ気づいてなかった。一つしかない答えに。』

 

「そん時、俺、結構元気だぞ。」

5月5日

離婚届を書いて出ていった優華。引き出しを開けるとそこには離婚届が山ほどあります。

『おい、落ち込んでる、そこの俺!』

 

再び6月4日

順子が、慌てて一真をどうにかしようとしています。ベッドから降ろして、簀巻きにした一真をひっぱる順子。

順子「どうにかしてこれを消さないと!」

引きずられながら、笑顔になる一真。

『近い将来、好きな女に簀巻きにされる、そんでそん時、俺、結構元気だぞ。』

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痛いほどに感じるユリユリの師弟愛

雅志の父性本能

一か月前

インフルエンザから回復した順子。美和(安達祐実)ともんちゃん(真凛)とお好み焼きを食べに来ています。雅志(永山絢斗)がインフルエンザをうつされたことを、美和は不思議がりました。

美和「八雲とうつるようなことしたの?」

順子「同じ部屋で寝てたからね。インフルエンザのユリユリ(横浜流星)と二人で寝るって言い張って。男の人もさ、アラサーすぎると父性本能うずいてくるのかな。」

美和「本当、馬鹿だなあ。あいつは。」

 

すごい演技力。王子キャラになったユリユリ

順子は、美和にいたずらの文句をいいます。「ユリユリに私に告白させる罰ゲームみたいなこと、やらせてたの。」

告白の内容を知りたがるもんちゃん。

順子「ユリユリが急に王子キャラみたいになっちゃって。」

「車、危ないよ。」

車から守ってくれた匡平(横浜流星)。

「また薄着してる。」

自分のジャケットをかけてくれた匡平。

「ついてる。」

口元のご飯粒をとって口に入れる匡平。

もんちゃん「あま~い!戦国乙女ゲームで言うところの、俺がお前を守るっていう織田信長じゃないですか!」

順子「本当、何事かと思ったよ、あんな。しかも意外とすごい演技力。」

「俺にもご褒美ください。」

順子の肩に頭をもたせてくる匡平。

 

痛いほどに感じるユリユリからの愛

もんちゃん「それ、本当にゲームだと思ってるんですか?」

もんちゃんを止める美和。

満足げな順子「とにかく私は、ユリユリからの愛を痛いほどに感じている。生徒から全幅の信頼を今まで受けたことが無いからさあ。これが師弟愛って言うんだね。尊い!」

あまりの勘違いに驚く美和ともんちゃん。

順子「私、意外と塾講師に向いてるかも。キャラ立てたら有名講師になれるかも。」

いきなり立った順子はノリノリで「いつ?今でしょ!今でしょ!」

読み取るのは作者の意図

順子、20代の水着写真に元気の出る匡平

南高校

美和から匡平にメッセージが来ました。

『ヨッス。この前は罰ゲームにして悪かったね。お詫びの印に送る。有効活用して。』

『順子20代、水着写真』

囚人服を着た順子。

それを見て、魔よけかと笑うエンドー(永田崇人)たち。「何の罰ゲーム?」

その写真を見て図書室で勉強する匡平。差し入れを持ってきた一真が、その写真に気づきました。

匡平「元気、出るんです。」

 

作者の意図。まずは相手の気持ちを

匡平とエトミカ(吉川愛)の現代文の採点をする順子。エトミカは60点、匡平は72点でした。

順子は、匡平は、何となくフィーリングで解いているから、と、本文に書かれていない答えを書いた匡平の誤りを指摘します。

○○とはどういうことか、○○とはなぜか、を本文から作者の意図を読み取って、そのまま答えるのだと説明する順子。解答者の気持ちは聞いていないと説明する順子に、つまらないとエトミカ。

「自分の主張ができないから?まずは、相手の気持ち、心情を先入観なく正確に理解しないと話しあえない。ただ自分の気持ち、主張の押し付け合いになっちゃうでしょう。人間関係と一緒。そういう風に考える癖をつければ解けるようになるよ。」

過去問や模試に当たるのが一番と、順子は模試のお知らせを渡しました。

「現役合格で東大狙う子なんて、3年の秋にE判定って言うことも珍しくないから。とにかく今はチャレンジ!経験していこう。」

素直にうなずく匡平。

 

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受験は採用試験

雅志に助けてほしい順子

インフルエンザで休んでいた雅志が回復。休んでいた間の仕事が溜まっています。そこへ、順子から電話がかかってきました。たまたま今夜開いていると言って、その夜、慌てて家の掃除をする雅志。「流れが良くなりますように!」

しかし、やってきたのは順子と匡平。順子が文系なためか、匡平は数学がまだまだ苦手。困ったときに何でも聞ける先輩がほしいと、雅志に頼ってきたのです。

勉強なんて10年以上やってないという雅志ですが、部屋には、東大受験の参考書がありました。それを見て、範囲が尋常じゃないと、こつこつさらっていこうとする順子。

 

試験問題は大学からのメッセージ

真剣な雅志「お前はそんなんだから東大落ちるんだ!いいか、受験っていうのは採用試験なんだ。とりあえずとか言って闇雲に勉強するな。過去問をよく見ろ。試験問題は大学からの・・・」

順子「メッセージ。」

雅志「この範囲と分量だ。東大が何を求めてるかわかるか。真面目にやりすぎて潰れるような奴はいらないんだよ。あそこは日本一、効率と要領がよくて、応用力と思考力がある奴をとりたがってるんだ。」

 

この上なく効率よく頑張れ

自分がやってた勉強方法なら教えると雅志。徹夜は厳禁、リフレッシュは計画的に取る、テスト時間に目が冴えるように朝型生活。二次試験の答案用紙に線はないので、数学のノートはスケッチブック。紙の大きさは思考力の広さにつながる。

「この受験で、お前ら二人の人生変えるんだろう。だったら、ただ頑張るんじゃなくて、この上なく効率よく頑張れ。」

二人「はい!」

もし、匡平が落ちたら、と心配する雅志に、順子は、きっぱり「落ちない、落とさない。」と言いました。

困ったことがあったら、いつでも連絡するようにという雅志の言葉を、ユリユリへの協力と誤解して、順子は大喜びしました。

 

順子ではなく、匡平の挑戦

順子を送りがてら、参考書を受け取りに来た匡平。そこへ、訪ねてきた義姉のためにビールを買ってきたしのぶ(檀ふみ)に出くわしました。匡平を見て慌てたしのぶは、順子を横に引っ張って話をします。

順子のチャンスはとっくに終わっている、現実逃避しないで自分の人生を立て直すべき。あんなに頑張った順子が落ちたのに、あんな子が簡単に東大に受かるわけない、としのぶ。

しのぶの望みを何一つかなえられなかった自分を認めつつも、匡平は順子じゃない、と順子はきっぱり言いました。

「これはあの子の挑戦なの!私の生徒を否定することは許さない!」

 

匡平からの電話「元気?」「今、元気になった。」

本音では、順子が傷つくのを見たくなかったしのぶに、しのぶの気持ちを理解するものの、それには解答できないと思う順子。

落ち込む順子に、匡平から電話がかかってきました。以前、順子が一真に教えた時に、番号を覚えたのです。「元気?」と聞く匡平。初めて、母親に大きな声を出したと落ち込む順子ですが、匡平は嬉しかったと言いました。

匡平「元気?」

順子「うん、今、元気になった。ユリユリは?」

匡平「元気。それだけ。おやすみ。」

順子「おやすみ。」

遊園地に行った気分

5時起き。匡平は毎朝順子の家へ

翌日から、順子と匡平は5時起きです。夜の自宅学習の代わりに朝の自習に切り替えることになりました。毎朝、匡平は、自転車で順子の家に来て、部屋を見上げました。

東大レベルにはまだまだでも、学力の上がった匡平は、順子の協力で、勅使河原(高橋洋)の東大クラスに入れてもらうことになりました。補習は引き続き順子の担当です。

勅使河原の授業をきちんと聞き、提案されたことは素直に実践する匡平。

勅使河原「学力向上曲線はダイエットと一緒や。すこ~しずつ伸びるんやない!基礎を繰り返し量をこなすと、ある時急にスパーン!その瞬間が来る。勉強してこんかった奴ほど一気に来るから、楽しみにしとき!」

 

遊園地に行った気分

ある時、英文を見ていて、文法の構造が見えた匡平。匡平の目は輝きました。

外から塾長(生瀬勝久)が、満足げに見ています。

「なかなかいい顔してますね、彼。遊園地にでも行ったような。」

順子は、以前、辞表を出した順子に、塾長が言った言葉を思い出しました。

「遊園地にでも行ってきたかのような、そんな顔で帰る生徒がいます。それぐらいできなかったことができるようになるって、勉強って楽しいものなんです」

 

一真も元気がでる

離婚届を出して落ち込んでいる山下。順子に電話をしました。明日は匡平の模試です。最近、レベルが一つ上がったと嬉しそうな順子。

一真「何かお前、遊園地でも行ってきたみたいな声だな。」

順子「うん、そう!私も遊園地に行ってきたような気分。すごく楽しい。」

一真「そりゃよかった。何かお前と話してると元気出るよ。」

順子と話すと、自分も元気出ることに気づいた一真。

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「先生みたいな大人に俺もなれますかね?」

模試当日。匡平の舌ペロ

翌日、模試の会場で、順子は匡平を待っていました。

「ユリ子!」

「ユリ子はおかしいだろう!」

順子は、模試直前のアドバイスを伝え、糖分補給用のおやつを渡そうとしますが、ばらばらと落としてしまいます。チョコを拾って、会場に向かう匡平。

順子「頑張れ、ユリ子!」

振り返って、舌を出す匡平。

『もしも、もしもユリユリが東大を落ちたら、きっとつらいだろう。自分が傷つくよりずっと。合格させられなかった自分を許せなくなる。でもだからってやめる気は少しもない。』

 

「元気?」「元気」

模試の自己採点をしてみると、思ったよりもできていませんでした。落ち込む匡平を励ます順子。

「大丈夫!こういうのは慣れだから。それより大事なのは復習。この問題を全部完璧に解くことが次につながる。時間のペース配分も、まっ、これからでいい。」

まだ元気のない匡平の手を握る順子。

「さあ、切り替えてご飯行こう。エンドー達が、模試の打ち上げしようって待ってるよ。雅志も言ってたように息抜きも勉強のうちの一つ。受験生にとって、追いつめられてる時間が一番もったいない。」

順子「元気?」

少し笑顔を作った匡平「元気。」

 

落ち込む順子と匡平

ハングリージャングルで、模試の打ち上げ。美和も来ています。元気を装う順子ですが、模試の結果に匡平以上に落ち込んでいます。

『E判定で間違いない。手応えを感じ始めた時に、この模試は自信失わせるだけで、失敗だったかもしれない。私の指導力不足だ。』

手品を披露するゴリ(皆川猿時)さんたち。

『どうしよう。これでユリユリがやる気なくしたら、どうしよう』

目の前に手品のバラの花が差し出されていますが、順子は気づかず、美和に何度も名前を呼ばれました。それを見て、帰って勉強することにした匡平。順子も帰ることにしました。

 

生徒以上にへこむ先生

バスに乗る二人。

匡平を何とか励まそうとする順子ですが、匡平は、ムリして笑わなくていい、と言いました。

唐突に改まった様子の匡平。「他の・・・」と言い出すので、「他の先生にチェンジ」かと思い、順子はショックを受けます。

匡平「は?んな訳ねえだろ。他の先生じゃなくてよかった、って思ったんだよ。だって、俺よりへこんでんじゃん。そんな先生、他にいねえだろ。だから今回はごめん。」

 

「先生みたいな大人に俺もなれますかね?」

匡平「あん時、春見、自分みたいな大人になるなって言ったろ?」

 

順子「私みたいなつまんない大人になったら絶対ダメ!」

 

匡平「俺、もっと勉強して、春見の落ちた東大合格して・・・」

順子「いかにも!私が落ちた東大に合格して、私みたいな大人に」

匡平「なりたいな~って」

順子「えっ!?」

匡平「先生みたいな大人に俺もなれますかね?」

 

ユリユリが塾講師になりたいと喜ぶ順子

それを聞いて、ユリユリが塾講師になりたいのだと思う順子。

匡平「はあ!?」

順子「いやまあ。確かにやりがいはある仕事だけど。人生長いから色々考えなさいね。でも元気出た。嬉しかった。」

順子の鈍感力にあぜんとする匡平。

順子はすっかり元気になりました。「ユリユリはきっと現代文が得意になるね。だって人物の心情が分かる優しい読解力を持ってるから。ありがとう。今日は私が励ましてあげなきゃいけなかったのに。」

意図が伝わらなくて、話が思いがけない方向に行って、なんといっていいのか分からない匡平。諦めたように外を見ます。

元ヤン、バツイチの頑張り屋さん

個人の感想は、みな正解

コンビニで買い物していた一真。順子を見かけて、慌てて買い物を棚に戻して、強引に飲みに誘いました。

一真「しかし何だ。お前の転落人生っぷりは!あの学年トップの高嶺の花が、30過ぎて未婚実家暮らし。契約社員の塾講師って?」

順子「学年最下位の元ヤン、うるさいって!」

一真「そっから高卒認定と教員免許取った、頑張り屋さんだぞ。」

順子の専門は現代文です。一番苦手だと一真。

一真「だってさ、これこれを分かりやすく説明しなさい、とか、よくあるけどさ、文学なんて解釈の仕方、こっちの自由だろ。」

順子「解答者の感想、主観はいらないの。だって個人の感想に正しいも間違ってるもないでしょ。みんな正解だもん。採点なんてできない。だから、たった一つしかない作者の意図心情を理解できるかを見てるの。」

 

元ヤン、バツイチの頑張り屋さん。

だからダメだったんだ、と納得する一真。

「嫁さんの心情。元ヤンの頑張り屋さんに、バツイチってつけたしといて。」

落ち込む一真の背中を撫でる順子。浮気もしなかったのに、ずっと信用されず、事ある毎に用意された離婚届。

「何で今回はサインしちまったんだろうな、俺。出題者だけど分かんねえよ。で、何であいつはサクッとOKしたんだろうな。今までは出てっても、すぐ戻ってきてたのに。『それはなぜですか?』の答えが分かんねえまま離婚だ。これ分かんの?女には。」

順子「えっ!?独り身の私には難問すぎて。」

一真「だよな、ハハハ。」

順子「無理して笑わなくていいよ。元ヤン、バツイチの頑張り屋さん。」

お酒を注ぎ合う二人。

 

相手の幸せを願ってたら、恋は叶わない。恋は欲望。

キャバレー美和で飲んでいる雅志。ピンク頭が順子のことを本気だと、順子のことを心配します。

「東大合格させることにあんだけ夢中になってる分、悩むだろうな~。」

一応ブレーキをかけたと言う美和。

仕事では、取引先に冷血切れ者ネゴシエーターと呼ばれている雅志。その交渉力をなぜ順子に使わないと言われますが、順子のリアクションを心配しているのでした。

美和「バカ!だからダメなんだよ。分かってても、場合によっちゃ、無理してでも踏み込まなきゃ進まないの。男と女は!相手の気持ちを傷つけないように、とか甘ったるいこと言ってたら、怖いもの知らずの男に、ヒョイって持ってかれちゃうよ!」

雅志「ヒョイ?」

美和「相手の幸せを願ってたら、恋は叶わない。恋は欲望!」

真剣な雅志「松岡さん、もう少し分かりやすく説明していただけませんか?」

 

「そこにパイがあったから。」

一真が順子をお姫様抱っこ

順子を家まで送ってきた一真。

一真「オイ起きろ~!家、着いたぞ。」

順子「おっ、いかにも!」

ドアベルは鳴らしたくない順子。しかし、飲みすぎた順子は一人で歩けません。しょうがねえなあ~、と順子をお姫様抱っこして、順子の部屋へと運んでいきました。

 

幸せな先生

順子をベッドに横たえる一真。「ほら、ここでいいか?ガリ勉女。」

順子「う~ん、ありがとう。元ヤンバツイチの頑張り屋さん。」

机の上には、参考書が大量に開かれています。

一真「お前、このまま実家で、あいつの受験が終わるまで、結婚しないで、勉強付き合うつもりか?あんま、一人の生徒に入れ込みすぎんのも、いい先生とは言えない気がするけどな。」

順子「私、いい先生じゃないもん。でも幸せな先生かも。」

ベッドの上で幸せそうな順子。

 

欲望に走った結果、簀巻きにされた一真

翌朝、起きた順子。目覚めるとベッドに一真が、そして一真の手が順子の服の中に。

『なな何だ?これ、これ何だ?』

ドアが開いて驚きますが、入ってきたのはとろろ。

『こんなん、親に見られたら、かすかに残った信頼さえ吹っ飛ぶわ!』

布団で一真を簀巻きに、テープでぐるぐる巻きにする順子。

「ヨイショ!とにかく、とにかく!どうにかしてこれを消さないと!」

目が覚めた一真『何をしてるんだ?こいつは』

ベッドから一真を落として、足を持って引きずろうとする順子。

順子「うううっ!」

一真「人を死体みたいに運ぶな。」

順子「うわっ!」

一真の声『こうして欲望に突っ走った結果、俺は今、朝っぱらから好きな女に簀巻きにされている。』

 

「そこにパイがあったから。」

家から出てきた二人。昨夜のことを覚えていない順子。

一真「別にやってねえよ。いや、泥酔しすぎてできなかったっていうか。オッパイ触ってたら、朝になってたっていうか。」

うろたえる順子。「何で?」

一真「そこにパイがあったから?」

順子「山があったから、みたいに言うな!」

一真「お前全然変わってねえな。気が強くて、でも隙だらけで、男なんか興味ねえって顔で夢中で勉強して。高校の頃、俺が好きだった頃のまんまだ。」

頬に手を当てる一真。

そこへ自転車の匡平がやってきて、二人に気づきました。

 

作者の意図は一つ

解答者の主観はいらない

順子「ユリユリ!何でこんな所いるの?ねえねえ、ユリユリ。」

顔色を変えて走り去った匡平。

順子「ねえ、待って、待って!ねえ待って!」

それを止める一真。「問題です。高3男子が毎日毎日、33歳女性担当講師の写真を持ち歩いて、勉強していました。さてこの時の高3男子の心情を分かりやすく説明しなさい。現代文の先生?」

順子「極めて、極めて信頼関係のある教師と生徒の関係。」

一真「それが解答?」

順子「一般的には愛情とも解釈できるが、本文においては熱い師弟愛と呼ぶものである。」

一真「解答者の主観はいらねえんだろ?作者の意図は一つだ。あいつがここに来たのは、たぶん毎朝チャリでお前んちの前を通るためだ。俺も高校の頃そうだったからよく分かる。」

一真「もし笑ってる顔が見られれば、少しでも声が聞こえれば、それだけで元気出るんだよ。好きだから。なあ、春見、今また俺、お前のこと。」

 

全部0点の順子

愕然としている順子「もし、それが正解だとしたら。」

「オイ、もっとイス引けよ。」

順子の机の下で、順子の膝に頭を乗せる匡平。

「あれも」

「ホントによく頑張ったね!」

順子に手を握られて笑顔を見せる匡平。

「あれも」

ロッジで、頭を順子の肩に寄せる匡平の頭を撫でる順子。

「あれも」

匡平の手を握る順子「さあ切り替えて、ご飯行こう!」

「あれも、全部、おばさんがまるで高校生を・・・うわ~っ!じゃ、私、全部0点じゃ~ん!」

 

一真の解答には興味のないガリ勉鈍感女

走り去る匡平「チクショー!」

ショックを受けている順子「はあ。」

『俺の解答は聞く気ねえのか?何で現代文の先生やってんだ。このガリ勉鈍感女』

 

4話はこちらです。初めて恋をした日に読む話 4話 あらすじ感想 匡平が手にキス。「割と今幸せなんだけど。」

2話はこちらです。初めて恋をした日に読む話2話 あらすじ感想 未来の大事な人と15歳の私

1話はこちらです。初めて恋をした日に読む話 1話 あらすじ感想 ワクワクときめき。無敵ピンクと東大を目指す

 

感想

今日はユリユリがもちろん素敵でかわいかったのですが、それ以上に一真さんでしたね!この色気がだだもれの一真さんを置いて出ていってしまう奥さんがいるんですねえ。

雅志さんも好きです。ものすごく優秀な商社マンなのに、順子がらみとなると、途端にものすごくかわいくなってしまう。美和さんにいいように転がされている気もしますね!

離婚して落ち込んだ一真さん。順子さんを誘おうとしてやめて、コンビニでビールをたんまり買おうとしているところに、順子さんに遭遇。慌てて買い物を棚に戻す様子がかわいかったですね!

親と同居している家に、娘をお姫様抱っこして入っていくなんて、入り口が別でない限り絶対にないと思うのですが、それが起きてしまうんですね。原作通りのようですが。

そして目覚めて、一真さんがいることに驚いて、なぜか布団で簀巻きにする順子さん。テープでぐるぐる巻きにしても、やはり男性を引きずるのは無理があったのか、家を出るときは、一真さんは普通に歩いていました。

先週もでしたけど、今週も勉強に絡めた主題でしたね。解答者の主観はいらない、作者の意図を汲み取る。まさか、そこからこんな風になるとは思いませんでした。一真さんの指摘の仕方はさすが先生と言うべきでしょうか。これも原作通りなんでしょうか?

超鈍感の順子さんもやっと真実に気づいたようですが、匡平君の気持ちに気づいたと言うよりは、自分が痛いおばさんとして高校生を惑わしたような感じに取ったみたいですね?これはもう鈍感というレベルではない気がします・・・

3人に思いを寄せられる、何とも素敵な順子さん。でも、一番切ないのは高校生の匡平君ですね。18歳の誕生日までは死ぬ気で耐えろ!という美和さんの助言を聞くことはできるのでしょうか。横浜流星さんが上手いのでしょうが、ユリユリの切なさが伝わってきて、一番応援したくなります。

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