南極面白料理人3話 あらすじ感想 オジサンがオジサンを奪い合い、嫉妬するホワイトデー。
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面白南極料理人
南極のドーム基地。ホワイトデーでお返しをするオジサンたち。オジサンを奪い合うオジサン。涙するオジサンを慰める都合のいい男・オジサン。閉鎖された空間で様々な恋模様が展開されました。
大将の誕生日。料理人の仕事をお休みし、一日お酒を飲んでゆっくりするつもりだったのですが、ごちそうを用意したい料理初心者の金ちゃんと兄ちゃん。ヘルプを求めて大将のもとへ。ゆっくりお酒を楽しむ暇もなく、いつもの20倍忙しい大将でした。
今夜はすき焼き!しかし関西派と関東派でにらみ合う事態が発生。関西風と関東風のすき焼きを食べ比べて、勝ったのはなぜか北!でした。
狂ったイベント。オジサンたちのバレンタインデー
今日はホワイトデー。バレンタインデーでチョコをもらった人はお礼をすることになりました。大将(浜野謙太)に作ってもらった可愛いクッキー7個。きれいにラッピングしてあり、LOVEと書いてあります。
『我々がここに来て2か月以上が過ぎたわけだが、1か月前バレンタインデーのとき、1人1つチョコを持って好きな男子にチョコをあげ、最終的に誰がいちばんチョコをもらえるかという、狂ったイベントが行われた』
『あの日はみんなどうかしてしまっていた。誰かにチョコをあげるドキドキやチョコをもらう喜び、そしてこのドーム基地という閉鎖された環境が相まって、2月14日、オジサンがオジサンにいつのまにか本気で恋をしていたのだ。チョコの数を集計し、人気男子ナンバーワンの結果発表があったあとの行動で、誰が誰にチョコを渡したかは容易に推察できた』
オジサンたちの恋模様
オジサンがオジサンを奪い合い、オジサンに嫉妬する
3月14日 ホワイトデーだよ。
『まず金ちゃん(田中要次)、彼は川田くんにチョコをあげたのだろう。』
兄ちゃん(福山翔太)が一人ソファに座って柿ピーを食べながら『スラムダンク』を読んでいるところに、金ちゃんが隣に座りに来ました。金ちゃんの持っている焼酎を飲みたがる兄ちゃん。自分が口をつけたところに、兄ちゃんが口をつけるので、ドキドキする金ちゃん。
『そして主任(岩崎う大/かもめんたる)。彼もまた川田くんにチョコをあげた男に違いない。しかし、あの主任がこんな大胆に』
兄ちゃんの向こうに座る主任。妙に、挑戦的に金ちゃんを見てきます。兄ちゃんに体を寄せて、一緒にスラムダンクを読もうとする主任。兄ちゃんが窮屈と文句を言う金ちゃんに、大丈夫と兄ちゃん。主任は、金ちゃんに挑戦的な視線を送り、兄ちゃんの口元についていた柿ピーをとって、口の中に入れました。悲し気に立ち去る金ちゃん。
『オジサンがオジサンを奪い合い、そしてオジサンに嫉妬する。恋は美しいものだとは誰が言った言葉であろうか。』
恋に溺れたら人工呼吸
ドック(マキタスポーツ)と盆(山中崇)が一緒に体を寄せ合って座っています。
『で、この2人。彼らは、チョコを渡し合った両思いのようだ』
ドック「驚いたな~。まさか俺の机の中にチョコ入れてくれてたの、盆だったなんて。」
二人で顔を近づけて、お酒を飲んでいます。
『改めて言うが、閉鎖された環境がこうさせているのだ』
盆「ドックに溺れちゃうよ。」
ドック「溺れたら人工呼吸してあげる。」
『ホントだ。信じてあげてほしい』
恋の戦いに負けた金ちゃん。都合のいい男・本さん。
『最後に本さん。彼は、金ちゃんにチョコをあげたようだ。』
誰もいない通路で泣いている金ちゃん。本さん(緋田康人)がやってきました。
金ちゃん「ごめんね、呼び出しちゃって。川田くん、主任といい感じで、俺、完全に恋の戦いに負けちゃって。」
泣き出す金ちゃんの涙を拭いてあげる本さん。
金ちゃん「ありがとう、俺ずるいよね。本さんの気持ち知っていながら、こんなときに頼るなんて。」
本さん「いいんだ、僕は都合のいい男で。こういう関係でもそばにいられるだけで嬉しいから、僕のこと都合よく使って。呼ばれたら、いつでもどこでも駆けつけるから。」
さらに泣く金ちゃん「俺は最低だ。こんなに思ってくれる人がそばにいるのに。」
『誰も予期していなかった恋もようが南極の奥地であった。ここを離れるときは、必ずこの記憶も一緒に置いていこう』
その様子を見ていた大将は、そっとその場を離れました。
一人でクッキーを食べる大将
大将の結果はチョコ2つ。一つは兄ちゃんから盗んだもの、もう一つは誰にも渡さなかった自分自身のものです。兄ちゃんの部屋の前にラッピングしたクッキーを置き、もう一つは、自分で食べました。
『チョコを誰にも渡さないで取っておき、あたかも誰かからもらったように見えを張った私自身に。甘いはずのクッキーがなんだかとてもしょっぱく感じた』
誕生日。大将は普段の20倍疲れる日
至れり尽くせりの誕生日
3月19日 料理人の誕生会
大将の誕生日
盆「とれたばかりの天然氷入りウイスキーでございます。」
喜んで飲む大将。音が違うと感動します。
『この日、私、西村淳はめでたく誕生日を迎えた。ドーム内で誕生日の人は、その日至れり尽くせり状態となる。別に何をしてもいいのだが、
大抵何もせず酒を飲み、パーティーの準備ができたら呼ばれ、そして参加するのがお決まりのパターン』
料理はサプライズ、シェフは金ちゃんと兄ちゃんです。
盆がマッサージしてくれて、チョベリグと大将。いつもは料理で忙しいのに、ゆっくりしているので料理人として申し訳ないと大将。
初ブイヤベース!ルールにこだわる金ちゃん
そこへ金ちゃんが、大将のアドバイスを求めにやってきました。サプライズだから料理名を教えずにアドバイスをと願ったのですが、それではアドバイスできない大将。仕方なくブイヤベースと白状しますが、金ちゃんは作ったことがありません。チャレンジしたいと言う金ちゃんですが、人の誕生日をチャレンジに使うな、と嫌がる大将。
しかし、細かい金ちゃん。ルール上、誕生日の人は技術面でのヘルプはだめ。口頭でアドバイスを求めます。
『楽しみだった誕生会が、スリルとサスペンス性を帯びてきた』
ルールなんかに構っていられない。ローストビーフを作りたい兄ちゃん。
ようやく金ちゃんに作り方を伝え終えて、お酒に戻る大将。すると、今度は兄ちゃんがやってきました。大将のためにローストビーフを作りたいのですが、何からしたらいいか分かりません。
最初から諦めモードの兄ちゃんは、サプライズも無し、言葉で教えてもらっても分からないと、キッチンで指示をお願いしました。
大将「行っていいのね?ルールはもういいのね?」
兄ちゃん「そんなこと言ってる場合じゃないので。」
ローストビーフの焼き方
大将「まずは、お肉の火の通りをよくするために、フォークで全面に穴を開けま~す。側面もあるからね。」
塩コショウをしたあと、フライパンに入れます。
「あとは焼き色をつけたら、アルミホイルに包んで保存して終わり。」
大喜びの兄ちゃん。「ありがとうございます!さぁさぁ、誕生日なんで、こんなとこいちゃ駄目っすよ!酒でも飲んで、ゆっくりしててください!大将!」
出たり入ったり。忙しい大将
喜んで盆の部屋に戻って、お酒を頼む大将。喜んで飲みだそうとしたら、金ちゃんが呼びに来ました。
金ちゃん「大将、アイヌイソースができたんだけど、味見してもらっていい?」
大将「うん。アイオリね。」
盆「持ってくればいいじゃん。」
金ちゃん「あっ、そうか!」
戻ってきたら、今度は兄ちゃん。肉から煙が出てきたと言われ、慌ただしくキッチンに戻る大将。
再び戻ってきたら、盆は寝ていました。そこへまた金ちゃん。すごく汗が出るけど大丈夫かな、と言われて、知らないと冷たく答える大将。
普段の20倍疲れた日
「大将!誕生日おめでとうございま~す!」
出来上がった料理に、大満足の一同。
ドック「このローストビーフ、兄ちゃん?うまい!」
『作ってもらったんだか自分で作ったんだかよくわからない料理ではあったが、腹は満たしてくれた。』
岡本真夜の Tomorrow を手拍子で熱唱する金ちゃん。
『そして、ふだんの20倍疲れた日であった』
すっごい南。南極
すき焼きとすき煮る
大将が今夜はすき焼きと宣言しました。当直の主任にサポートを手伝うと、主任は、昔すき焼きやでバイトしていて、割り下の最高の黄金比を知っていました。興奮する関東派。
しかし、関西派は、すき焼きはまず牛肉を焼いて、砂糖と醤油と酒で味付け。関東派と関西派で言い合いになりました。
ドック「すき煮るだろ、それ。坂本九に謝れ。」
東西すき焼き対決
3月28日 東西すき焼き対決!
『というわけで、関東組と関西組ですき焼きの作り方をめぐり、大げんかになった』
関東組は、主任に金ちゃん、兄ちゃん。関西組は、ドックに盆、本さん。
お互いの作り方を大将に食べ比べてもらうことにしました。
「負けたほうが土下座!」「土下座は甘い!思うちょる。」
「負けたほうは金輪際、勝ったほうのすき焼きの食べ方でしか食べてはいけない!いいな?」「望むところだよ~!」
『こうして、東西すき焼き対決が始まった。』
キッチンで調理する一同を見て、感心する大将。「みんな、なかなかやるね!」
肉を焼く関西組。「おお~、いい音!」割り下の味をみる主任。
無記名投票で勝敗を決定する
関東風と関西風のすき焼きが出来上がりました。大将にジャッジをと望む一同ですが、大将は無記名投票にして、全員がどちらかおいしかった方に1票入れることを提案しました。無記名にすればだれが裏切ったか分からない、本当においしかったことに1票入れる、その提案に皆は同意しました。
まずは関東組のすき焼きから。のけぞって喜ぶ関東組と大将。関西組は淡々と食べます。
次は、関西組のすき焼き。関西組と大将は「うーん!」「おい!おい!」と声を上げて喜びます。関東組は淡々と。
ドック「お帰り!」
盆「ただいま!」
西か東か。結果は北!そして南。
西か東かおいしかった方を書き込んで投票することになりました。牛乳パックに投票する一同。開票すると、東3、西3、北1。
北?と訝る一同。大将は怒り出しました。「はい出ました、ふざけちゃった人。こういう時、一番やっちゃいけないやつでしょ!やり直し!」
再投票して開票します。結果は、西2、東2、北3。
また怒る大将。「お~い!おいおいおい!どこで、そんなふざけるスイッチ入った!遊びじゃないんだよ。これ。」
またやり直しです。
大将「三度目の正直開票いきます。北、北、北、北、・・・」
その都度、喜ぶ一同。最後には南、が出て、感心します。「ああ、そうか・・・」「そうだよな~」「盲点だった。」
大将「すっごい南なの、ここ。」
「あ!南極か。」
2種類のすき焼きを食べたかったみんな
納得した一同は、仲良くすき焼きを食べました。
『結局、全員どちらかということではなく、2種類のすき焼きを腹いっぱいに食べた』
意地になってただけの一同。本当はどちらもおいしいのが分かっていたのでした。
にんまりする大将。『実は最初に北と書いて入れたのは私だ。かくいう私がいちばん2種類とも食べたかったのだ。』
2話の感想はこちらです。
面白南極料理人 2話 あらすじ感想 オジサンたちのチョコに冷凍卵。カレーでモテる!
1話の感想はこちらです。
面白南極料理人1話 あらすじ感想 臭いをかいで犯人捜し。え~と声が出るパエリア。
感想
バレンタインにホワイトデー。女の子以上に女の子らしく振舞うオジサンたち。これは本気でやっているのか、それとも冗談なのか。一人斜に構えてみている大将に、いつも冷静な兄ちゃん以外は、盛り上がっていますね。閉鎖された環境が一層、切ない気持ちを盛り上げるようです。それでもオジサン同志というのは、はたから見ていると恐怖です・・・
ドーム内での誕生日は至れり尽くせり。酒を飲んで自由に過ごしていい日なのですが、料理人の大将はそうはいきませんでした。大将のために、作ったこともない、ブイヤベースとローストビーフを作りたい金ちゃんと兄ちゃん。金ちゃんは、ルールに固執して、大将からは口頭での指示を頼みますが、兄ちゃんの方は最初から諦めモードで、大将をキッチンに引っ張ってきます。最低限のことを教えて、さっさとお酒に戻りたい対象ですが、キッチンからは続々ヘルプが求められ、のんびりお酒を楽しむどころではありません。なぜかお酒に付き合っている盆は、さっさと酔いつぶれてしまっていましたね。普段お料理をしない人に教えることほど難しいことはないのかもしれませんが、もっと手軽にできるものを作ってもよかったのに。でも大将を巻き込んで頑張ったおかげで、料理は皆に大絶賛されましたね!
そしてすき焼き対決。これも閉鎖された環境のなせる業なのか、一気に盛り上がって、すき焼き東西対決となりました。一応対決に加わるもの、ここでもひとり冷静な大将。本当なら自分がジャッジするところを無記名投票にして、皆で決めることに。しかしそこで妖し気な票が出てきました。北。
それに不満顔の大将。再投票させると、今度は北が3票。最後の投票は6人が北、そして一人は南と書いていました。結局は皆どっちも食べたかったのだと笑顔でおいしく両方を食べました。
いつもは冷静な兄ちゃんが、今回は慌てていて、やっぱり一番冷静なのは観察者の大将ですね。さりげなく皆に混乱に付き合いつつも、実は冷静に物事を自分の思い通りに進めていく。この閉鎖された状況でここまで冷静に対応できるのはすごいです。
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