まんぷく146話 あらすじネタバレ まんぷくヌードルが売れない！

昭和45(1970)年秋、まんぷくヌードルが発売されました。

しかし1週間、2週間と過ぎても、予定の1/3しか売れません。値引き販売も視野に入れなくてはいけない中、萬平は反対。スーパーや小売店での販売を取りやめ、新たな販売ルートを考えることになりました。

第26週 これで終わりじゃないんです！

「まんぷく 下」ノベライズ版を基に加筆しました。

まんぷくヌードルが売れない！

加地谷と野呂が画期的な商品と褒める

昭和45(1970)年秋、まんぷくヌードルは発売されました。福子（安藤サクラ）のもとには、おいしさと革新性を讃える電話が次々と舞い込みました。

発売されてから1週間が過ぎた頃、加地谷圭介と野呂幸吉が、相次いで連絡をしてくれ、まんぷくヌードルを画期的な商品と褒めてくれました。

加地谷は、ピンクのウサギの着ぐるみを着ていて、会社を経営しているようです。萬平の成功を心から喜んでいました。

野呂からも電話がかかってきました。まんぷくヌードルを作った萬平（長谷川博己）はすごい、最初から自分の出る幕はなかったとしみじみ思ったのだと言います。

予定の1/3しか売れていない！

福子からその話を聞いて、おいしいと言ってくれるのは嬉しいけど、と鈴（松坂慶子）は浮かない顔です。

「どうするの、福子？」

しかし、福子の心中は複雑でした。まんぷくヌードルは、予定の1/3しか売れていなかったのです。大々的に宣伝し、テレビコマーシャルも1日に10回以上流していましたが、後押ししてくれる問屋もなく、注文も一向に伸びません。

幹部会議では、値段が問題と皆が報告しますが、萬平は、値段を変えるつもりはありませんでした。

開発チームでも、まんぷくヌードルの売れ行きを心配していました。

パーラー白薔薇でもまんぷくヌードル

スーパーでサクラをする福子

さらに一週間が過ぎても状況は変わりませんでした。眼鏡をかけた福子は、スーパーで、サクラもしてみました。大声でまんぷくヌードルを褒めたたえてみましたが、興味をひかれた主婦は値段を見て、慌てて止めてしまいました。買ってくれたのは大学生が1個だけ。

福子と萬平を応援する

パーラー白薔薇を訪れた世良（桐谷健太）は、壁に貼られたメニューを見て、驚きました。『まんぷくヌードル100円』と書かれていたのです。儲けはゼロです。

「萬平さんと福ちゃんを応援するためやから、儲けはいらんいう僕らの心意気や。」

世良は人が良すぎる、と呆れました。

しかし、まんぷくラーメンとは違い、売れ行きはさっぱりだと言います。想像するに、カップにお湯を注いで出すだけなので、手抜きと思われるのではないかと言いあいます。それだけ画期的な商品なのではないか。

『我』を捨て『げ』で生きよ

「あんまり持ち上げたらあかん。立花君には、自分がすごいものを作ったいうおごりがあるんや。」

萬平はもっと謙虚になるべきだと言う世良。

「僕は死んだばあちゃんからよう言われたで。わしがわしがの『我』を捨てて、おかげおかげの『げ』で生きよ、言うてな。」

しかし、世良がそれを言うのか、と川上夫妻は笑いました。

名木のデザインのせい

売れ行きが悪いのを、名木は自分のデザインのせいだと考えていました。忠彦（要 潤）は、自分もまんぷくラーメンの時に同じ思いをした、名木のデザインを自分も萬平もいいと思った、だから採用になったのだと言います。

泣きながら、忠彦の胸を見つめて向かってくる名木。

「だから、怖いって。」

壮大すぎるたとえ話

香田家でも、夕食の席で、いいものが売れるとは限らないと話し合います。タカ（岸井ゆきの）は、お芝居でもそう、この間見たお芝居はすごくよかったのに、半分くらいしか入っていなかったと言います。

大介「あれは、役者が地味すぎたんや。」

まんぷくヌードルは地味じゃないと忠彦が言いますが、神部（瀬戸康史）は、100円という値段に自信が揺らぎつつあります。忠彦は、ゴッホを例に例えて、生きている間に売れた絵は1枚だけと言いますが、そこまで待てないと神部。自分たちが死んでからまんぷくヌードルが売れても意味がない、たとえ話が壮大すぎる、と克子（松下奈緒）に、タカ。

大介「ゴッホと比べたら、また名木君が大泣きするで。」

忠彦「そやな。」

鈴の穏やかな余生

お母さんはもうすぐこっちに来るんやから！

食事の用意をしながら、昨夜、夢枕に咲（内田有紀）が立ったと言う鈴。

咲は、病気が治ったからって無理はしないように、と言ってくれました。まんぷくヌードルのことを心配している鈴は、今度こそ失敗、また一文無しになるかも、と嘆きます。

咲「そんなこと心配してどうするのよ、お母さん。お母さんは、あと何十年も生きるわけやないでしょう。もう穏やかに余生を過ごすことを考えて。お母さんももうすぐこっちに来るんやから！」

福子は、その話を聞いて、なんで咲姉ちゃんがそんな不吉なことを言うのか、と相手にしていません。不吉やない、本当のことと言う鈴。

幸の派手なコート

幸（小川紗良）の新しいコートを見て、びっくりする福子と鈴。アルバイト代で買ったと言いますが、ショッキングピンクの大きな花柄に、福子も鈴も、本当に派手と驚きます。あと1年で就職の幸は、今のうちに大学生活を楽しむのだと笑顔です。

新たな販売ルートを考える

値引き販売に反対の萬平

まんぷくヌードルを取り扱う全部のスーパーや小売店が、値引き販売をすると言いだしました。真一(大谷亮平）や神部は、最初だけでも値引きせざるを得ないと思ったのですが、萬平は反対しました。

「まんぷくラーメンのときのことを思い出してください。どんどん値崩れを起こして大変なことになったでしょう。」

定価を決めてなかったので、各店が勝手に値段を下げた結果、収拾がつかないほどの値崩れを起こしたのです。

萬平「神部君も自分たちの作ったものにもっと誇りを持つんだ！」

神部「もちろん誇りは持ってますよ！せやけど・・・もう、分からん！」

神部は、そっぽを向いてしまいます。

萬平はスーパーや小売店での販売を取りやめることを決断、全く新たな販売ルートを考えるように、幹部たちに命じました。

「100円でまんぷくヌードルを買ってくれるお客さんは必ずいるはずだ。必ず！」

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続きます。まんぷく147話 あらすじネタバレ 新たな販売ルート。ホテルにタクシー会社

第26週はこちらです。まんぷく第26週 あらすじネタバレ 大ヒット! 自由の象徴・まんぷくヌードル

振り返りはこちらから。まんぷく145話 あらすじネタバレ 世界の食文化を変える力。『まんぷくヌードル』の発売！

まとめ記事はこちら。「まんぷく」あらすじネタバレ一覧

まんぷく豆知識はこちらから。まんぷく 豆知識まとめ

感想

ダネイホンも、まんぷくラーメンもそうでしたが、世にない商品を出して、すぐに大ヒットを狙うのは無理があります。しかし売り上げが予定の1/3というのはかなり厳しいのでしょうか。

取扱店が、値引き販売を言い出して、値引きもやむを得ないかと思う真一さんたちですが、萬平さんはガンとして反対です。幹部たちに命じて新たな販売ルートを模索することになりました。

でも、懐かしい加地谷さんや野呂さんが褒めてくれたことは、心強かったのではないかと思います。加地谷さんは、まだチンドン屋さんをやっているのでしょうか？野呂さんは結婚できたのでしょうか？

放送後の感想

加地谷さんは、チンドン屋さんから、ピンクのウサギの着ぐるみに変わっていました。社長と呼ばれているところ、他にもヒーローみたいな人がいたことから見ると、なにか子供向けの劇団、みたいなそんな感じの仕事なのでしょうか？何と言うか分かりませんが。

しかし、知り合いには受けがいいけど、売り上げがまだまだのまんぷくヌードル。あの萬平さん大好きな神部さんも、萬平さんに異を唱えるほどです。

世良さんの、わしがわしがの我を捨てて、は楽しかったですね。真剣に言うところがまた楽しいです。誰も信用しませんが・・・本当にいいキャラクターです！

今日も名木さんのあの泣き方は顕在です。もうずっと見てたいですね。本当に怖い泣き方です・・・・

香田家では、なんだか忠彦さんの立場がどんどん弱くなってきているような気がしますね。でも、大介君。なんだか小さな大人のようで、出てくると楽しくなってきますね！

ところで、今日も咲姉ちゃんの内田有紀さん、おきれいでしたね！いつも、一番時代を先取りしているのではないのでしょうか？