まんぷく132話 あらすじネタバレ 萬平の独走。弱気になる社員たち
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最終更新日:2019/03/08
第23週 128~133話
外国人は麺をすすれない、そのことから、萬平は、まんぷくヌードルの長さを半分にすることを決断。他の容器や、スープは難航しています。萬平は、まんぷくヌードル用の麺の揚げ方に試行錯誤していました。福子の言葉から思いつき、カップ麺用の麺の量を減らすことにしました。
『まんぷく 下』ノベライズを基に加筆しました。
Contents
「必ず解決策はある!絶対に諦めるな!」
麺の長さを半分に
翌朝、研究室で、萬平(長谷川博己)は開発チームに、欧米人が食べやすいよう、麺の長さを半分にすることを告げました。大問題は大げさだと言う源(西村元貴)を、萬平は睨みつけました。気づくと気づかないのは大違いだと言うのです。
容器、スープエキス、麺。課題に頭を悩ませる
開発チームは、容器担当に神部(瀬戸康史)と源、スープエキス担当に西野、新しい麺の開発に久坂と戸塚と3つに分かれましたが、どの班も難しい課題に頭を抱えていました。
カップは、まだどのような素材にするか決まっていません。陶器やガラスは壊れやすくて重い、金属も薄くすると中の熱が伝わって熱くて持てません。プラスチックも熱いものを入れるのは不向きです。全く新しい素材を見つけるか開発するように、と萬平は言いました。
麺はまんぷくラーメンよりも太目でコシがあり、3分で戻ることとの萬平の指示です。とりあえずサンプルはできていましたが、スープと上手く絡むかはまだ分かりません。
西野の担当するスープは、熱を加えてエキスにすると元の味に戻らず難航していました。
「必ず解決策はある。絶対に諦めるな。」
萬平はそう言うと、さっさと研究室から出ていってしまいました。
アイデアがあふれ出す萬平
皆が源に、家で萬平と仕事の話をしないのかと尋ねると、源は、萬平は一人でどんどん考えを進めて行くのだと言いました。夜寝ている間に思い立って手帳にメモすることもあるのですが、朝起きると、その字はぐちゃぐちゃで読めません。その文字を、福子(安藤サクラ)が解読します。感心する萬平に、自分の字でしょ、と福子が返す、それはよくある光景なのでした。
神部は萬平は昔からそう、どんどんアイデアが出てくるのだと言いました。しかし、感心している場合ではない、社長に期待されているのだから、頑張ろうと、神部は一同に呼びかけました。
しかし久坂はため息をつきました。生物科学を専攻した久坂は、いずれ医薬品も作ると言われてまんぷく食品に入ったのです。麺づくりをすることに納得がいかないのでした。
「仕事はやりますよ。一応社員ですからね。」
あの態度は、この間までの自分そのもの、源はひそかにため息を漏らしました。
麺を揚げ続ける福子と萬平
まだ明るいうちに会社から帰ってきた萬平は、福子に手伝いを頼みました。麺のサンプルができたので、揚げ方を一緒に研究してほしいのです。手伝えることを喜ぶ福子ですが、麺のサンプルが完成したと言うことは、若手の努力が萬平に認められたということです。福子は、そのことも嬉しく思っていました。
家では仕事をしない、約束が違うという鈴(松坂慶子)の言葉を気にせず、福子と萬平は台所で作業を開始しました。萬平は、用意した逆円錐形の金型に麺を詰めました。麺の塊はまんぷくラーメンよりも厚く、6センチから7センチになります。そんな厚みがあるものが中まで火が通るのか。とりあえず、まんぷくラーメンと同じ160度で試してみることにしました。
また夕食が作れなくなると文句を言う鈴の言葉は二人の耳には届きません。うんざりする鈴に、萬平は大丈夫、必ず最適な油の温度と時間は見つかるから、と安心させようとします。全然大丈夫じゃないと、鈴は克子(松下奈緒)の家に走りました。
ヒッピーを止めた名木
幸の友達・レオナルド
克子の家で不満をぶちまける鈴。しかし、克子もタカ(岸井ゆきの)も萬平さんらしい、懐かしい、と他人事です。
鈴には、もう一つ心配事がありました。幸(小川紗良)のことです。昨夜、この間家に来たレオナルドから電話がありました。鈴が受けたのですが、幸は鈴から受話器を奪い、鈴を追い払って、長い間、嬉しそうに話をしていました。
後で聞いたところ、ただの友達という幸。けれど鈴は疑っています。レオナルドは、幸から聞いたところでは、万博でアメリカから来て、日本が気に入り、そのまま居ついている。無職のヒッピーだと鈴は言いました。幸が結婚すると言い出したらどうするのかと言うのです。
「幸ちゃんには、大きな会社のかたい勤め人と結婚してほしいの!」
すると、タカが、大介のテストが12点だったと文句を言い始めました。鈴が、初のひ孫をかばおうとすると、今度は忠彦が、弟子の名木のことを話し始めます。名木は、自分の真似をするなと言ったら、来なくなってしまったのでした。
泣き続ける名木
そこへ、以前は髪を長く伸ばし、女のような恰好だった名木が、髪を短く切って地味な服装で現れました。無断で休んだことを忠彦に泣きながら謝りました。
先生に学んで自分の絵を見つけるという名木。でも、自分は弱い人間、本当は坊主にするつもりだったのに、それが出来なかったと泣きます。
「弱い人間なんです。でもそれが僕なんです。それでも僕を弟子として受け入れてくれますか?」
受け入れるという忠彦。
「分かったからもう泣くなって。名木君。怖い・・・」
アトリエで名木の泣いている様子を、居間から見て心配する鈴とタカですが、克子はナイーブなんやね、と冷たく言い放ちました。
「ユーアースパゲッティ」
パーラー白薔薇
幸がレオナルドとやってきました。しのぶ(牧瀬里穂)とアキラ(加藤雅也)は、幸が初めて男の人、それも外国人を連れてきたことに大騒ぎです。幸はライスカレーとスパゲッティと注文します。
「ユーアーライスカレー、ユーアースパゲッティ。オッケー」
それを聞いて、レオナルドは、「僕がスパゲッティ?」と笑いました。
「浮かび上がる」
福子と萬平の麺作りは難航していました。外側が揚がっても中は生。中まで火が通っても、外は黒焦げなのです。油の温度や揚げ時間を調節し続けましたが、失敗続きでした。
帰ってきた源は、二人が揚げたその量に驚きました。
行き詰った萬平が考え込んでしまうと、福子が、鍋の中の油の小さな泡に目を留めました。
「私が天ぷらを揚げるときは、いちいち油の温度を測ったり、時間を測ったりしません。油の中から浮かび上がって泡が小さくなったときが食べごろやから。」
「浮かび上がる?」
そうつぶやいて、萬平は金網に入れた麺の上部から一掴み分を減らしてから蓋をかぶせました。麺と蓋の間には1センチほどの隙間が空いています。
続きます。まんぷく133話 あらすじネタバレ 1つで3役。画期的なまんぷくヌードルを一緒に作る!
第23週はこちらから。まんぷく第23週 あらすじネタバレ まんぷくヌードル開発!源と天才・萬平
振り返りはこちらから。まんぷく131話 あらすじネタバレ 命名カップ麺『まんぷくヌードル』
まとめ記事はこちら。「まんぷく」あらすじネタバレ一覧
まんぷく豆知識はこちらから。まんぷく 豆知識まとめ
感想
今まで見たことのなかった発明家・立花萬平の姿に圧倒される開発チーム。萬平さんが暴走するのはいつものことですが、若手の開発チームは、萬平さんの要望に応えることができるのでしょうか?
まんぷくラーメンの揚げ方にも難航した萬平さんですが、またしても麺の揚げ方で躓きます。まんぷくヌードルは、カップ麺なので、麺に厚みがあります。そのため、揚げ方に難航する萬平さん。横にはいつも福ちゃんがいます。この二人なら絶対大丈夫、そんな信頼感がありますね。
放送後の感想
自分がやられたら絶対嫌なんですけど、萬平さんと福ちゃんが全然鈴さんを相手にしないのを見ていて、楽しくなってきました。鈴さんがまたご飯が作れなくなるとうんざりしているのを、萬平さんは、大丈夫です、絶対最適な温度と時間を見つけ出しますから、と全部自分の都合のいい風に解釈。この家に済んでいたら気が狂いそうですね!
香田家に愚痴を言いに走っても、それぞれ問題を抱えていて、あまり親身になってはくれません。
そこで忠彦さんの問題が解決しました。名木君が、長い髪をばっさり切って、忠彦さんのような真っ白なシャツとパンツで現れたのです。忠彦さんの真似はしないといいながら、服装は限りなく忠彦さんでした。先生の真似はしない、先生から学んで自分の絵を見つけると泣きながら訴える名木くん。あまりに泣き続けるので、怖いと思ったのは、忠彦さんだけではなさそうですね!でも、この繊細さ。芸術家向きだと思います。
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