まんぷく126話 あらすじネタバレ まんぷくラーメンの特許の開放を決意!
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最終更新日:2019/03/01
第22週 122~127話
福子の言葉を聞いて、萬平はまんぷくラーメンの特許を開放し、世の中から粗悪品をなくすことを考えました。しかし、食品メーカーからは賛同が得られません。
萬平の困っている様子をみて、福子は、世良に助けを求めることにしました。
まんぷく下ノベライズを基に加筆しました。
Contents
まんぷくラーメンの特許開放
粗悪品を世の中からなくす
福子(安藤サクラ)の言葉に心を動かされた萬平(長谷川博己)は、小売店へ足を運び、他社の製品を見て考え込みました。
そして、まんぷくラーメンの特許の開放を決意したのです。特許を独占せず、他社も使用できるようにすれば、粗悪品は世の中から無くなります。
特許を開放
福子と鈴(松坂慶子)、真一(大谷亮平)と世良(桐谷健太)に事務室に来てもらい、萬平は特許の開放の決意を明かしました。真一も世良も仰天し、大反対です。
萬平は、ライセンス契約と呼ばれる技術供与の形態を考えていました。
「特許使用料をいただくんです。なるべく金額を低くして、どこの会社でも自由に・・・」
ライセンス契約は、通常1社か2社、莫大な使用料を取るのが普通と、真一と世良が訴えます。しかし、そうしたら粗悪品をなくすことはできません。まんぷくラーメンは旨いし、体に悪いものは入っていない、しかし、ただ安いというだけで、粗悪品を買っていく人たちがいるのです。
生まれたばかりの即席ラーメン業界
業界全体を考える
即席ラーメンはまだ生まれたばかりの産業。粗悪品が出回っているせいで、即席ラーメンが体に悪いと思われるのは、うちにとっても不利益と言うのです。
「業界全体のことを考えてるわけか、立花君は。」
「そうです!」
話に加わる福子に、世良は冷めた目を向け、そうはならないと言いました。粗悪品を作るような業者は、金を払ってまでいいものを作ろうとは思わない、性悪説だと言いました。鈴も、萬平は人が良すぎると、世良に同意しました。
これから先のことを考える
しかしそこへ福子が加勢します。
「私は思いません。これから先のことを考えたら、萬平さんの言うてることが絶対に正しい!」
真一も福子の意見を聞いて、考えを変えました。今まで反対していたのに、と怒り出す世良。
「せやからボンボン育ちはあかんねん!間違うてへんのはお母さんだけや!」
「それは私は武士の娘・・・」
「とにかく僕はもう決めたんです!まんぷくラーメンの特許を開示します!」
賛同が得られない
パーラー白薔薇で愚痴る世良。福子たちを夫婦漫才と呼び、手伝う気が失せたと言うのです。アキラ(加藤雅也)も、他の業者がまんぷくラーメンの特許に金を払うとは思えません。
「当たり前や!道徳心のかけらもない奴らや!」
世良の言葉通り、萬平と真一が各食品メーカーを訪ねて、特許開放の意図を説明し、ライセンス契約の話を持ち掛けても、賛同してくれる会社はいませんでした。粗悪品でそこそこ儲けが出ているので、まんぷく食品の傘下には入らないと言うのです。
吉乃の怖い番犬・忠彦
忠彦からの伝言
パーラー白薔薇
「告白するな?」
神部(瀬戸康史)に止められて、驚く岡(中尾明慶)と森本(毎熊克哉)。明日の朝、二人そろって告白するつもりだったのです。
「あかん。吉乃ちゃんには怖い番犬がおったんや。お父さんや。」
二人が吉乃(深川麻衣)に告白するつもりと神部から聞いた忠彦から、二人へ伝言がありました。
声を低くする神部「吉乃に近づくつもりだったら、まずは俺んとこに挨拶に来んかい!」
困る二人。
しのぶ(牧瀬里穂)「悲劇や!」
アキラ(加藤雅也)「いや、喜劇や!」
そこへ世良がやってきました。
「お、まんぷく食品の若者たちやないか。どないした。悩み事やったら僕が聞いたるど!」
狂気を宿す芸術家と、もっと怖い克子
岡たちにとっては大問題かもしれないけど、よくある話だと世良は言いました。お父さんに嫌われたら、と気にする二人。
「忠彦さんは怖い人やない。絵描きや。どっちか言うたら、ひ弱な人種や。怖ないって。」
ほんまか、と神部に尋ねる岡たちですが、神部は、芸術家はどこかに狂気を宿している、と答えます。それだけじゃない、忠彦よりももっと怖い克子(松下奈緒)に睨まれたら、小便ちびると言うのです。
しのぶ「あ、そろそろや。」
そこへ福子が現れました。福子は、しのぶに、世良が現れたら教えてほしいと頼んでいました。あの後、世良が、ぱったりまんぷく食品には顔を見せなくなったのです。
萬平にきれい事を貫いてほしい福子
きれいごとは通りませんか
大盛ライスカレーを食べる世良の前に座った福子は、世良の言ったとおり、誰もライセンス契約を結んでくれないと報告しました。
「せやから言うたやろ。業界のためになるて、そんなきれいごとが通るわけないやないか。」
「きれいごとは通りませんか?」
福子の言葉に、世良はカレーを食べる手を止めました。
萬平のきれいごと
萬平がこれまで頑張ってこれたのは、人の役に立ちたい、人に喜んでもらえる仕事がしたいと、しつこいくらいに思い続けてきたから。その気持ちがまんぷくラーメンを作った、ここまでやってこれたのは、世良の助けもあったからだと福子。
「せやけど、私は、萬平さんにはきれい事、正しいと思うことを貫いてほしいんです。」
そうでなかったら、発明家の立花萬平はいなくなってしまう。
「世良さんは今までずっと、萬平さんにはできないことをしてきてくださいました。萬平さんが純粋でいられたのは世良さんのおかげです。せやから、また力になっていただけませんか?萬平さんのきれい事を通してあげられるのは、あなたしかいません。」
粗悪品業者を潰さずに事態を収束する方法
萬平の代わりに喧嘩をしろということか、粗悪品を作る連中を潰してくれと言うことかと、世良の声に怒りがこもりました。
「違います!」
潰してほしいとかそういうことじゃない、どうしたらいいのか自分たちにも分からない。でも世良なら、喧嘩せずに、この事を収める方法を思いつくはずだと福子は心から訴えました。
神部「そうです!世良さんは、立ち技、寝技、どっちでもできる男です!」
森本「できますよ。世良さんなら。」
福子「お願いします。世良さん。萬平さんを、まんぷく食品を助けてください。」
福子は頭を下げ続けました。
福子がいたから頑張れた萬平
「しゃあないなあ。そこまで言われたら断るわけにはいかんやないかい。」
ええ嫁やなあ、と言う世良は、ひとつ間違っていると言いました。
「立花君が今まで頑張ってこれたのは、きれいごとを通したからやない。福ちゃんがおったからや。これはお世辞やない。」
おおきに、と福子は笑顔で礼を言いました。
その世良の顔を指すアキラ。
「見て、あの顔。今自分でええこと言うた思うとる!」
しのぶも同意しました。
続きます。まんぷく127話 あらすじネタバレ 日本即席ラーメン工業協会発足。萬平は会長に
22週はこちらから。まんぷく第22週 あらすじネタバレ 類似品を防ぐため特許を開放。日本即席ラーメン工業協会の発足
振り返りはこちらから。まんぷく125話 あらすじネタバレ まんぷくラーメンを作った萬平の責任
まとめ記事はこちら。「まんぷく」あらすじネタバレ一覧
まんぷく豆知識はこちらから。まんぷく 豆知識まとめ
感想
福ちゃんの、即席ラーメンの粗悪品が世の中に蔓延してしまった原因は萬平にもあると言われて、萬平さんは特許の開放を決意しました。思い切ったことを考えたものです。
しかし残念ながら萬平さんの真意は、食品メーカーには通じません。そもそも萬平さんの一大発明を真似して粗悪品を作って一儲けしようとする人々なので、そんなうまい話は信じられないと言ったところでしょうか。
萬平さんにはできないことができる人。世良さんに福ちゃんは白羽の矢を立てて、この事態を打開する策を考えてもらえるよう頼み込みました。世良さんは、萬平さんのもう一人の嫁。福ちゃんにできないやりかたで萬平さんを支えていくんですね。
放送後の感想
ようやく本来の萬平さんが戻ってきてくれました。世の中にはびこる粗悪品のラーメン。福ちゃんの言葉通り、責任を感じて特許の開放を決意しますが、そもそもバッタもんを作る人たちには道徳心のかけらもありません。萬平さんの思いは通じないようすです。
そのため、福ちゃんが世良さんに頼みに来ました。今まで萬平さんがやってこれたのは世良さんがいたから、きれいごとを今まで通り通させてほしい、福ちゃんの言葉が、染みましたねえ・・・今日も涙が出そうでした。なんていい奥さんなのでしょうか。
正直、この感動的なシーンに、神部さんとか、岡さんとか森本さんは邪魔でしたが、皆、福ちゃんの言葉にじ~んと来ているのが良く分かりましたね。
ところで、忠彦さん。せっかく神部君をモデルにしていたのに、タカちゃんが会社の話を聞かせて、と言うので、神部さんはよりによって、岡さんと森本さんが吉乃ちゃんに告白したがっているという話をします。それを聞いて、あの穏やかな忠彦さんがまたしても激怒。まずは自分に挨拶に来させろ、とせっかくの絵まで台無しにしてしまいました。本当に、タカちゃんの言う通り、お父さん、溺愛しすぎです・・・でも、こんなお父さん、いいですね!
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