まんぷく125話 あらすじネタバレ まんぷくラーメンを作った萬平の責任
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最終更新日:2019/02/28
第22週 122~127話
一人勝ちと大喜びする萬平は、更に事業を拡大。福子と子供たちは、萬平が変わってしまったことで戸惑い寂しさを感じていました。新たな工場建設に忙しい萬平。家族は、そんな萬平に寂しさと戸惑いを感じていました。ある日、鈴と話した福子は思い切って萬平に話すことにしました。
まんぷくラーメンに似せた商品は市場から消えたものの、それらの多くは名前や製造法を変えて安い値段で売られている。これらの粗悪品を世に出回らせた責任は、まんぷくラーメンを世に出した萬平にもある、と福子は訴えました。
まんぷく下ノベライズを基に加筆しました。
Contents
まんぷくラーメン大成功
さらに事業拡大する萬平
名前や製造法を変えた類似商品は数多くあるものの、特許が認められ、最大のライバル・テイコー食品の本家まんぷくラーメンも市場から姿を消したので、まんぷくラーメンは文字通り、向かうところ敵なしでした。
注文の電話はひっきりなしに鳴り続けました。電話に出る鈴(松坂慶子)を見て、福子(安藤サクラ)は「まんぷくラーメン大成功」と複雑な表情でつぶやきました。
全国で販売されるため生産が追い付かずに、萬平(長谷川博己)は、真一(大谷亮平)と共に、本格的な工場の建設用地を探し歩きました。世良(桐谷健太)の助言もあり、工場はなるべく大きくしたいと、2000坪を考えていました。
工場の建設用地が決まる
萬平の帰りが遅くなる日も続き、福子が工場へ迎えに行くことも多くなりました。
その日も、夕食の準備が整い、鈴と子供たちには先に食べるようにと伝えて、福子は萬平を迎えに行きました。事務室には世良と真一もいます。
工場の建設用地は、電車からまんぷく食品の看板が見えるところに決まりました。宣伝効果も狙っていました。
熱心に話し込む萬平に、福子は夕食の支度ができたと声をかけましたが、これから3人で人と会う約束があると言います。今日土地を決めたので、新工場の設計士に会いに行く、食事も外で食べてくると言うのです。
萬平たちを送り出した福子は、壁に貼られた棒グラフを見ました。月ごとの売上高を示すグラフは、急激な右肩上がり。夫が失ってきた大切なものの大きさ、重さを、そのまま表しているように、福子には思えました。
萬平が変わってしまった
食事を家族と共に取ることも少なくなった萬平。源も幸も寂しがりますが、お父さんは頑張っているんだから、福子は、そう言い聞かせました。
その夜、鈴は、男の人は仕事が上手く行けば行くほど、家庭を顧みなくなるものなのだ、福子の父親もそうだったと言いました。この頃、よくため息をついている、そう指摘されて、福子は、寂しいわけじゃないと答えました。
「萬平さんが・・・変わってしもたから・・・」
萬平さんは経営者になっていかなくてはいけないから。鈴の目には、張り切って生き生きしているようにしか見えない、と言います。鈴は、萬平が、自分の夫みたいに、いつかダメになるのではないか、そう案じています。
鈴と話していて、福子は、夫と話すことに決めました。
吉乃はどちらを選ぶのか?
「わしらを見捨てるのか?」
まんぷくラーメンを作りながら、吉乃(深川麻衣)の手伝いをすると言う岡(中尾明慶)に森本(毎熊克哉)。それを見て、神部(瀬戸康史)は顔をしかめました。仕事が終わって、岡と森本は、吉乃を待っています。しかし、神部が吉乃はもう帰った、美容院に行ったのだと教えます。
「お前らなあ、吉乃ちゃんのことが好きだったら、ええ加減はっきりさせたらどうや?」
どちらかを選ぶように告白しろと言うのです。友情があると言う岡ですが、そんな寝言を言ってる間に、吉乃ちゃんが誰かに取られたらどうするのだ、と神部。美容院に行くのもそういうことかもしれないと帰ろうとする神部を引き留める岡達。他に誰かがいるのか、わしらを見捨てるのか、と怒る岡に森本。
神部は、早く家に帰らなくては、怖いお義母さんが・・・と言いかけて、タカ(岸井ゆきの)が待っているのだと言います。
カエルを睨むヘビ・克子
家に走って帰った神部をタカが喜んで迎えました。大介を抱っこする神部と嬉しそうなタカを見て、満足げな克子(松下奈緒)と忠彦(要 潤)。これが毎日続いたらという克子に、続くと断言する忠彦。克子が怒ると怖いと言うのです。
「そんなことない!」
「いやいや、怖いよ。目に殺気が宿る。カエルを睨んでるヘビみたいに・・・」
忠彦をじっと見る克子「そんなことない。」
それや、と忠彦は言いました。
やっと揃った親子
忠彦の絵にもようやく神部が登場しました。
「やっと親子が揃うぞ!」
忠彦が絵を描く様子を満足げに見ている克子。
まんぷくラーメンを作った萬平の責任
一人勝ちでいいのか?
その晩、福子は、夜遅くに帰宅した萬平に大事な話があると告げました。
テイコー食品の本家まんぷくラーメンがなくなり、まんぷくラーメンも売り上げをどんどん伸ばしている、新しい工場も建てることになり、福子は喜んでいました。
「そやけど萬平さん、こう言って喜んでらっしゃいました。これでまんぷくラーメンの一人勝ちやって。本当にそれでいいんですか?」
萬平には福子の意図が見えません。
安い粗悪品を買う人たち
福子は、買い物に行った際、いろいろなラーメンの中で、まんぷくラーメンではない商品をまとめて買っていた女性を見つけ、声を掛けました。そのラーメンを買う理由は安いから。福子も同じラーメンを買って食べてみたのですが、正直おいしいとは思えず、油も質の悪いものだと福子は言いました。
「せやけどこれを買うてる人がいるんです。安いからって・・・」
粗悪品を出回らせた萬平の責任
「私は今でも忘れません。萬平さんのあの言葉。『僕は世の中の役に立つ仕事がしたい。みんなが喜んでくれるような仕事を・・』」
こういう粗悪品は、まんぷくラーメンがなければ世には出回らなかった、萬平には責任はあると、福子は言うのです。
「一人勝ちやって喜んでる萬平さんは、私は嫌いです。」
萬平は驚いて妻を見ました。
「考えてください!」
どうしたらいいのかは分からない、でも皆を喜ばせるような仕事をしたいと思っていた萬平なら、大きな工場やまんぷくラーメンの売り上げを考える前に、こういう体に悪いものが出回っていることを嘆いたはず、と福子は言います。
「少し考えてみてください。萬平さん。お願い。」
福子は、萬平を見て、真剣に訴えました。
続きます。まんぷく126話 あらすじネタバレ まんぷくラーメンの特許の開放を決意!
22週はこちらから。まんぷく第22週 あらすじネタバレ 類似品を防ぐため特許を開放。日本即席ラーメン工業協会の発足
振り返りはこちらから。まんぷく124話 あらすじネタバレ なおも先使用権を主張する猿渡社長
まとめ記事はこちら。「まんぷく」あらすじネタバレ一覧
まんぷく豆知識はこちらから。まんぷく 豆知識まとめ
感想
世の中の人を笑顔にしたい、役に立つ商品を作りたい。萬平さんの発明の原点はここでした。お金儲けをしたいが原点ではありません。福ちゃんの違和感の正体はここなのでしょうね。いくら商品を真似されたとはいえ、他人を蹴落として進み続けるのは萬平さんらしくはない。世良さんだったら納得でも、萬平さんの流儀ではないはず。福ちゃんはそのように思ったのではないのでしょうか。
世にない商品を作ったので、一人勝ちで当然とはいえ、後味の悪さを感じる福ちゃんに、更なる事業拡大に夢中になる萬平さん。家族と過ごす時間もどんどん減って、福ちゃんと源や幸は寂しさを覚えるようになりました。
世の中の人も笑顔にしつつ、家族も笑顔でいたい、福ちゃんたちはそのように思っていたのかもしれませんね。
放送後の感想
まんぷくラーメン大成功、と寂し気に呟く福ちゃん。鈴さんは、まんぷくラーメンの注文が殺到することに大喜び。萬平さんたちも、次の大きな工場用地を探すのに一生懸命です。
市場にまだ残る粗悪品に心を痛めているのは福ちゃんだけでした。人が大量に買うのを見て、眼鏡をかけて近づいて、それを買う理由を尋ねてみたら、安いから。福ちゃんも一袋買ってみましたが、とても食べられるものではありません。
成功して大喜びの萬平さんを複雑の顔で見つめる福ちゃん。鈴さんと話したことで、鈴さんは見当違いのことを話すのですが、それで福ちゃんは、萬平さんと話すことを決意しました。
浮かれに浮かれている萬平さん。夜遅くに帰ってきた萬平さんに、粗悪品の話をしてみますが、萬平さんには福子の意図が分かりません。20年前に世の中の人を喜ばせたいと語っていた萬平さん。あの頃の萬平さんなら粗悪品を放置しないはず。一生懸命、萬平さんに語る福ちゃんの言葉に泣かされました。
ところで、神部君にハッパを掛けられて、岡さんと森本さんは、吉乃ちゃんに告白するのでしょうか?森本さんが、神部さんに「わしらを見捨てるのか?」と言っているのは、なんだか可愛かったです。
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