まんぷく97話 あらすじ感想 世良に啖呵を切る福子。手間がかからない即席ラーメン。
公開日:
:
最終更新日:2019/02/01
第17週 92~97話
源と幸の涙をみて以来、より一層研究に打ち込む萬平。試行錯誤を繰り返しますが、ある日、福子が昆布にお湯を注いでいるのを見て、自分が作りたいラーメンはこれだ、と閃きます。しかし、福子にも、香田家の誰にもわかってもらえない萬平の考え。
福子は、これは世の中にはなかった全く新しい商品と結論付け、萬平を鼓舞しました。とりあえず名前を付けることに。鈴の提案した即席ラーメンが採用されました。
名前も決まり、方向性も決まり、萬平は畑を潰して研究所を作ることにしました。
Contents
研究に没頭する萬平
毎日ラーメンを食べ歩く萬平
源と幸の涙を見た日以来、萬平(長谷川博己)はますます新しいラーメンの研究に没頭していきました。図書館から本を借りてきて読み漁り、毎日、屋台や中華料理屋さんでラーメンを食べていました。この外食費は今の立花家にとっては痛い出費です。でも福子(安藤サクラ)が頑張って働いたお金で何とかやりくりしていました。畑からはようやく芽が出ていました。
出汁は鶏がらで
出汁をどうするかを悩む萬平。鰹節、煮干し、九州の豚骨。誰もがおいしく思え、毎日食べられるもの。福子は鶏がらを提案しました。鶏がらを肉屋に買いに行くと、タダのような値段で分けてもらえ、1キロももらってきました。
福子が鶏がらの出汁を取ったものを味見する萬平。うまいのですが、ラーメンのスープとしてはもの足りません。そこでごま油をパーラー白薔薇から借りに走る福子。川上夫妻は家にあるものだったらなんでも使っていいと言ってくれました。アキラさん(加藤雅也)も貸してくれると言ったのですが、それは遠慮した福子。「オッケー」とアキラさん。
ごま油を足したスープを飲んでみて、萬平は悩みます。足せばいいのか引けばいいのか分からなくなってきました。
失敗に失敗を重ねて初めて本物ができる
ラーメン屋で麺をゆでている様子を、眼鏡を曇らせてじっくり眺める萬平。
第3の条件は便利であること。生麺は保存がきかないので乾麺になります。スパゲッティをパーラー白薔薇から借りてきました。
萬平「太さはラーメンと同じくらい。鶏がらスープで乾麺をゆでて出来上がり。今のところ、これが一番簡単なやり方だ。」
出来上がったものは、どうみてもラーメンではありません。源と幸も食べてみて、ラーメンじゃない、変な味と言います。福子も食べてみましたがとても食べられず、萬平に謝りました。萬平も食べてみて納得、もう食べなくていいと言います。
考え込む萬平に、福子は言いました。「何でもすぐには上手くいかない。失敗に失敗を重ねて初めて本物ができるんです!」
萬平も最初からうまく行くわけがない、と納得しました。
ご飯がこれだけなのかと心配する源と幸。
福子「今から作ります~」
萬平「僕のせいですいませ~ん・・・」
萬平のひらめき。昆布とお湯
昆布とお湯。萬平の作りたかったラーメン。
夕食の用意をする福子と、萬平は話します。条件を一つずつ洗いなおしました。
萬平の作りたいラーメンはまず第1と第2はおいしくて安いこと。だから鶏がらを使う。第3と第4は簡単にでき常温保存。だから乾麺。第5に、安全であること。
「でも今、問題なのは、簡単にできることと保存がきくこと、どうしたら両立できるのか。」
簡単には無理と言いながら、福子は昆布をお椀に入れました。それを見ている萬平。お湯を入れるのをじっと見ています。
「福子!これだ!これなんだよ、僕の作りたかったラーメンは!」
萬平の考えについていけない福子
からっからに乾いた昆布にお湯を入れると柔らかくなって、うまみを溶かしだす。昆布を麺と考えて、味のついた乾麺を丼にいれて、お湯を注げば、麺に水分が染みこむのと同時に、麺の味がお湯に溶け出しスープになる。
「これなら限りなく簡単だ。お湯をかけるだけなんだから。」
興奮する萬平ですが、福子には理解できません。「ごめんなさい。萬平さん、私ちょっとついていけない。」
「どうして?」
分からなくて困っている福子。「え、私だけやろうか。他の人はわかるんやろうか。」
自信満々の萬平。「わかるさ!」
香田家の人もわからない
香田家でも、皆が頭をひねっています。よかった、私だけやなかった!とほっとする福子。
萬平「どこが分からないんですか?」
どこって全部。神部(瀬戸康史)は多少はわかるのですが、全部ではありません。
「最初から乾麺に味がついている?」「で、お湯をかけたら出来上がり?煮込まへんの?」
鈴(松坂慶子)「煮込まないで、どうしてラーメンができるの?」
萬平「だから、それを今から考えるんですよ。」
克子(松下奈緒)「どないして麺に味をつけるの?」
萬平「それもこれから。」
全く新しい商品。即席ラーメン
大いなる前進。世の中にはなかった全く新しい商品
納得した福子は、誰も想像できないということは、今まで世の中にはなかった全く新しい商品と手を打ちました。
力強く言いいます。「分かりました。萬平さん。これは大いなる前進です。どんどん進んで行ってください!」
神部もワクワクした満面の笑みで手伝いたいと言い出しましたが、タカ(岸井ゆきの)、鈴に止められてしまいました。
即席ラーメン。命名は鈴。
忠彦(要 潤)は、せめて名前を付けてほしいと頼みました。克子も、全然想像できないけど、名前があればとりあえず会話になるといいます。一夜漬けラーメン、すぐ食べられる魔法のラーメン。長すぎる、思わせぶりと却下されました。
迷いつつ鈴が手を挙げました。「即席ラーメンはどう?手間がかからない、言う意味の即席よ。」
萬平が、鈴を真剣な顔でみました。「即席ラーメン、いいですね!」
福子もうなずきました。
笑顔の忠彦「中身はわからへんけど、とにかく即席ラーメンや!」
克子「頑張って、萬平さん!」
萬平「はい!」
しかし鈴はまだ疑わし気。「ほんまにできるの?」
神部も手伝いたい、と言いますが、タカに茂さん、と釘を刺されました。「分かってる。」
即席ラーメンは絶対に売れる!
パーラー白薔薇で、即席ラーメンという名を報告する福子。手間がかからず簡単に作れるおいしいラーメン。なるほど、とうなずくしのぶ(牧瀬里穂)とアキラ。
そんなの無理や、とカレーを食べに来た世良(桐谷健太)。
「即席ラーメンって、ほんなら湯かけるだけでできるライスカレーが作れるんか。悪いこと言わんから、立花くんに止めとけって言うとけ、福ちゃん。」
福子「いーや。萬平さんは絶対に作ります。そんで、そん時、世良さんはこう言うんやわ。僕が悪かった、その即席ラーメン僕に売らせてくれって。ね!」
福子の迫力に、拍手する川上夫妻。
世良「なんの拍手や!」
福子「ふん!」
即席ラーメン作りが始まりました。
福子が家に帰ってきました。「ただいま!萬平さん、世良さんに言うてやりましたよ。即席ラーメンは絶対に売れるって。」
しかし、裏庭にいた萬平。そこには木材がたくさんありました。
萬平「ああ、すまん、福子。もう畑は諦めてくれ。ここに研究所を作るんだ。ここで即席ラーメンを開発するんだ。」
思いがけない話に驚く福子。「私の畑・・・・」
でも笑顔になる福ちゃん。
ついに萬平さんと福ちゃんの即席ラーメン作りが始まりました。
続きはこちらです。まんぷく98話 あらすじ感想 リヤカーデート。恥ずかしい福子に真剣な萬平。
18週はこちらです。まんぷく第18週 あらすじネタバレ スープの次は麺!失敗続きでやけ酒をあおる萬平。
振り返りはこちらから。まんぷく96話 あらすじ感想 いじめられる源と幸を福子が一喝。「ラーメン作って何が悪いのよ!」
最終週までのまとめ記事はこちら。「まんぷく」あらすじネタバレ一覧
まんぷく豆知識はこちらから。まんぷく 豆知識まとめ
感想
源と幸の涙をみて、萬平はますます研究に打ち込みました。しかし、福子のお給料以外には無収入の状態。萬平さんが外で食べ歩くお金で家計がひっ迫されます。しかし、福ちゃんは文句ひとつ言わずに、萬平さんを信じているところが素晴らしすぎますね。
スープのベースは安くておいしい鶏がらに決定。しかし、まだこれというスープはできていません。そしてもう一つの問題。麺です。パーラー白薔薇に駆け込んで、あれこれ借りながら試行錯誤。
福ちゃんが昆布にお湯を注ぐのをみて、ひらめいた萬平さん。一生懸命に説明しますが、福ちゃんにはついていけません。なんでわからないんだ、と言われて、自分だけかと不安がる福ちゃん。萬平さんを香田家に引っ張っていくと、やはり分かってもらえず、福ちゃんは安心しました。
皆が分からないことで、逆にこれは世の中にはなかった全く新しい商品と結論づけた福ちゃん。大いなる前進!どんどん進んでください、と言います。素晴らしすぎる奥さんです。
さっぱりわからないものの、とりあえず名前を付けることに。一夜漬けラーメンは今まででさんざん悪い印象を与えることが分かったので、最初からボツ。そして、鈴さんが考えながら手を挙げた、即席ラーメン。鈴さんは決してうまく行くとは思っていないのですが、素晴らしい名前を考え出してくれました!
名前が決まり、おぼろげながら形が見えてきたからでしょうか。萬平さんは、畑をさっさと潰して、研究所を作ることにしました。それを私の畑~と言いながら、笑顔で見守っている福ちゃん。世良さんに切った啖呵も素敵でしたね!でも、世良さん、萬平さんに早く新しい発明をしろと言っていたのに。文句を言うのはいつも世良さんです。
関連記事
-
-
まんぷく94話 あらすじ感想 一夜漬けラーメンを目指して漕ぎ出した舟。男のロマン。
ラーメンを作ることに決めたもの、まだ具体案が浮かばない萬平さん。福子も皆に話して回りますが、賛成意見
-
-
まんぷく96話 あらすじ感想 いじめられる源と幸を福子が一喝。「ラーメン作って何が悪いのよ!」
ようやく萬平の作るラーメンの条件が揃いました。しかし、まだまだどのようなものか具体案は出ません。
-
-
まんぷく第17週 あらすじ感想 即席ラーメンへの長い道のりの始まり
昭和33(1958)年の元旦。福子たちの元へは友人や家族が続々訪ねてきてくれました。 新学期に
-
-
「まんぷく」93話 あらすじ感想 萬平の閃き、心の中にあった脈絡のない発明。
新学期が始まり、慌ただしい福子を気遣った萬平。一番大変なことは何かと尋ねると、毎日の食事を考えること
-
-
まんぷく95話 あらすじ感想 萬平大好き神部はお父さんに。タカの妊娠。
一夜漬けラーメンの発想を得たもの、他の人にはなかなか理解してもらえません。神部はその話を聞いて、話が
-
-
「まんぷく」92話 あらすじ感想 まだ思いつかない新しいこと。源と幸まで萬平を心配。
新しい家での最初のお正月。いつもとは様子が違い、源と幸は寂し気。やることの定まっていない萬平にも心配
Warning: Use of undefined constant php - assumed 'php' (this will throw an Error in a future version of PHP) in /home/ohcbxvri/public_html/ruriblue.com/wp/wp-content/themes/stinger3ver20140327-3/single.php on line 124