節約ロック 1話 あらすじ感想 心地よい心の貯金箱にお金が貯まる音
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節約ロック
30で貯金ゼロ。ローンで平気でギターを買ってしまうタカオに愛想をつかした彼女・マキコは出ていってしまいました。マキコと金銭感覚の違いで別れたことを察した、憧れのCMクリエイター・桑田は、若いうちは借金してでも自分に投資するようにと言います。しかし、仲間たちは金の問題で、バンドを解散。
節約か投資か悩んだ末にカードを使って湯葉丼を食べに行こうとしたタカオですが、兄からの突然の呼び出し。兄からの警告を受けて、カウントダウンは始まっていると知り、叫んで逃げ帰るタカオ。
家に帰ったタカオは豆乳を煮て湯葉を作り、湯葉丼を作りました。その優しい味に大満足のタカオ。心の貯金箱にお金が貯まる音を心地よく聴いていると、目の前に、憧れのジミ・ヘンドリックスが現れました!
盛大に閉まったシャッター
憧れのジミ・ヘンドリックス
偶然に出逢う音が好きだ。
自然に任せて出てきた音が1番だと思う。
ジミ・ヘンドリックス
貯金や節約はロックじゃない!
松本タカオ(上田竜也)は、憧れのジミ・ヘンドリックスと同じギターを買って、愛でています。ギターを鳴らしてみて、そのたびに子犬の声が。ギターをスリスリすると、犬がキュ~ンと効果音。
そこへ戻ってきた彼女のマキコ(藤井美菜)。タカオが持っている新しいギターを見て、顔が変わります。15万のギターをローンで買ったとカッコつけるタカオ。
マキコ「なんでカッコつけてんの?ローンって借金だから。どっちかというとカッコ悪いから。」
暖房の設定が28度、高すぎると怒るマキコ。確かに俺も暑いと思ってたと言うタカオ。
一人暮らしで電気代1万8千円は異常。貯金は69円というタカオ。「ロック!」とカッコつけて喜ぶタカオに慌てるマキコ。
30で貯金ゼロは異常。計画的に貯金して、というマキコをうるさがるタカオ。貯金や節約はロックじゃないと言うのです。
同棲を始めて1週間のマキコが去る
『その時、確かに聞こえた、マキコが盛大に何かを閉める音が。』シャッターが閉まります。
固まっているマキコ。「無駄遣いしているのは私の方だったみたい。タカオといる時間が私の人生の無駄遣い。だから・・・さよなら。」
荷物は、いない時に来るというマキコ。すがりつくタカオを肘で振り払って出ていってしまいました。倒れるタカオ。
『その日、3年間付き合ったマキコが出ていった。同棲を始めて1週間のことだった。』
床の上でそのまま泣き崩れるタカオ。
バンバン金を使ってなんぼ
憧れの桑田ケイゾウ
出社するタカオ。マキコからの返事はありません。
会社の後輩・リン(アヤカ・ウィルソン)は、ピンクづくめ。常識が通じないリンちゃんは、タカオの顔のあざの記念写真を撮ります。
『なんのだよ!林家ぺーか!』
ピンクの絆創膏をくれましたが、余計に目立つと嫌なタカオ。それをじっと見ているリンちゃん。『みてる!ものすごく無垢な顔で見てる!』
そこへやってきたCMクリエイターの桑田ケイゾウ(宇梶剛士)。社長の昔なじみです、ソファに倒れこみ、リンちゃんに Frisk を頼みました。桑田を憧れの目で見るタカオ。業界トップクラスの超大御所CMクリエイター、年収1億を超えるという噂、Frisk は余裕の大人食いです。
「オッケー桑田。目が覚めた!」
タカオ『憧れるぅ!俺も、月給20万ちょいの生活から脱したい!』
金を使うのは自分への投資
桑田「タカオちゃん。」
タカオの顔のあざが気になります。「ぶくろの半ぐれあたりで、ルービーの勢いでバトッた的な?さすが、ロックンローラー」
そういうんじゃなくて、というタカオ。
「何があったの、桑田、話聞くよ。」
しかし突然閃いた桑田。「名探偵桑田、閃きました。女だな。最近同棲を始めた彼女と金銭感覚の違いでもめた。」
驚くタカオ「なんでわかったんですか?」
一流のクリエイターだからという桑田に、さすがですとタカオ。リンちゃんは、クリエイターは関係ないとはっきり言いました。
桑田「その女とは別れていい。タカオちゃんくらいの年齢なら、バンバン金使ってなんぼ。ゲームと一緒。課金すればそれだけ強い武器が手に入る。金を使うってのは、自分への投資だから!」
タカオ「なるほど。」
リン「桑田さんってRPGとかやるんですね。」
桑田「リンちゃん、今の話の趣旨そこじゃなーい!桑田、RPGはやらなーい、六本木は行くけど。」
一流になりたければ、借金してでも自分に課金、いろんな女性とつきあうことと助言されました。
バンドの解散
スタジオにやってきたタカオ。桑田に力づけられ、ノリノリです。
『桑田さんに言われて目が覚めた。ちまちま節約して貯金するなんてロックじゃない。贅沢上等、散財万歳!俺はロックに生きる!』
ところが、メンバーたちはバンドを解散と言い出しました。金銭問題、プロになるのはとっくに諦めていて潮時。子供が生まれる仲間もいます。
「お前もこんなことに金使ってないで貯金したほうがいい。」
夜道を力なく歩いているタカオ『あいつら見損なった。ロックを捨てて貯金しろ?ロックンローラーの風上にもおけん。』
マキコからの返事はありません。いい匂いがすると思ったら、すぐそこは京料理の店でした。
『繊細なかつお出汁の香り。こんな夜は、うまいものでも食って、酒飲んで寝るに限る。』
しかし財布の中身は小銭だけ。犬ががっかりする効果音が入ります。
投資か節約か
冷蔵庫には液体だけ
アパートに戻っても、冷蔵庫は空っぽ。
『お茶、豆乳、めんつゆ、ソース、なぜ液体しかない!』
『マキコもいない、金も無い、おかずもない、今の俺は赤子同然。赤子なんだから、だれかかわいがってくれ。俺に豆乳を飲ませてくれ!」
開いたままの冷蔵庫。豆乳のパッケージに、豆腐も作れるとあって、手に取るタカオ。しかしにがりが必要でした。
『にがり・・・あるか!そんなもん。自力で豆腐になんねえのかよ。そもそも、にがりってなんだよ。どこでいくらで売ってんだよ。そんな豆腐を固めるくらいしか使い道なさそうなやつに金なんか使えるか!』
桑田に言われた言葉を思い出しました。
「自分への投資だから、借金してでも自分に課金したほうがいい。」
『借金・・・そうだ!俺にはまだカードがある!』
自分への投資・湯葉丼
京料理の店に戻ってきたタカオ。メニューを確認すると湯葉丼 1000円。
『湯葉って、ただの豆乳の膜じゃなかったか、それが千円って高くないか?いや、いいじゃないか。ケチな千円、バシッと支払うことで、自分への投資。湯葉丼をテーマにしたビートの効いたロックンローラーが降りてくるかもしれない。』
ノリノリで入ろうとした時、兄から電話が来ました。
カウントダウンは始まった
2年ぶりに会う兄(袴田吉彦)。妻と子供はサンフランシスコに置いてきたと言います。マキコと別れたことを察した兄。タカオのSNSを見て、収入のわりに贅沢過ぎる暮らしを気にしていました。
タカオ「でもまだよくない?まだ30だし、今は金を使って自分に投資することが・・・」
しかしダメだ!と声を荒げる兄。タカオを隅に引っ張っていって、真剣な顔で言いました。
「いいか、タカオよく聞け!お前には時間がない。俺は早く結婚して心から良かったと思っている。いいか、驚くなよ。」
帽子を取った兄。頭頂部がきれいに禿げ上がっていました。「うちはじいちゃん、親父、俺、代々こうだ!これが松本家に生まれた男の宿命だ。」
驚くタカオ。「そんな・・・」
今ハゲがなくても、カウントダウンはもう始まっていると兄。戸惑うタカオに、兄は真剣な表情で言いました。
「急げ!早く結婚しろ。マキコちゃんを逃したら次はもうない!まずは節約して結婚資金を貯めるんだ。急げ、タカオ、タイムリミットはもうそこまで来ている。」
叫んで逃げていくタカオ。「はげる、俺が?はげる?あーーーーー!」
節約はロックなんだ!
心の貯金箱にお金が貯まる音
アパートに戻ってきて豆乳を煮ているタカオ。
『気づくと俺は家に帰って豆乳を煮ていた。』
膜をすくって、「湯葉だ!」
『ご飯に乗せて、あとは麺つゆ、ワサビを添えて。』
湯葉丼ができました。店で食べたら1000円の湯葉丼が、家でつくったらほぼ0円でした。しかし問題はその味と食べてみます。
『う、うまい。なんだ、これはものすごく淡白な味だが。甘くふわふわとしていて、初めての触感!』
お金の落ちる音がチャリンチャリンと響きます。
『しかも、めんつゆとワサビとあう!』
一心に食べ続けるタカオ。お金の音がチャリンチャリン響きます。
完食して満足げなタカオ。
チャリンチャリン
『さっきから聞こえるこの音はなんだ!これはまさか、心の貯金箱にお金が貯まる音?』
胸を押さえるタカオ。そこにある豚の貯金箱にコインがどんどんたまっていきます。
『ギターともドラムとも違う初めての音色。なんて心地のいい・・・・』
両手を広げて、上から降ってくるコインを受け取るタカオ。
心の中に住むロックの神様
誰かの声が聞こえて、気づくと、ベッドに知らない人(野生爆弾・くっきー)が寝ていました。
「ちょっと起きんの手伝おうか?わっかんでしょう。おめえの心の中に住むロックの神様だよ!
「ロックの神様?」
「ちょっと手伝おうか。手貸そうか?」
ようやくタカオが手を貸して起き上がったその男。
タカオ「ギターと、アフロ。あなた、まさか!」
ジミヘン!とタカオが呼ぶと、嫌がる男。ヘンドリちゃんと呼んでと言います。
「ヘンドリちゃん、どうしてここに?」
ヘンドリちゃん「なんか、いい音が聞こえたんだわ。おめえも聞こえただろう、あの銭こが降り注ぐ音。偶然生まれた音が一番なんだわ。あれこそ、まさにロックだわ!おめえ、ロックンロールだわ!」
タカオ「俺が!ロック?」
ヘンドリちゃん「わり、時間だ、フェスがあんだわ、天国で!お先失礼しますんだわ!」
茫然としているタカオ「認めてくれたのか、俺を・・・・あのジミヘンが?」
戻ってきたヘンドリちゃん
戻ってきたヘンドリちゃん。「ヘンドリちゃんって言おうか。尊敬の念、足んねえんじゃねえの?」
タカオ「いや、尊敬します。」
ヘンドリちゃん「叩くよ、算盤でね。固えんだよ。角がよ!竹なんだよ。バンブー!こうやって叩いちゃうの、バンブーで!」
横に叩く真似をするヘンドリちゃん。謝り続けてようやく許してもらいました。
「二度とすんじゃねえの、分かった?」
立ち去るヘンドリちゃん。
コインが落ちてくる音が響き渡ります。
『節約から生まれた音、ジミヘンも認めてくれた音、節約は、節約はロックなんだ!』
節約ROCK 松本タカオが流れます。
マキコが別の男と会う
夜道を走るタカオ。
『今ならやり直せる気がする。節約にロックを見出した俺なら、マキコはきっと受け入れてくれる。待ってろよ!マイラバー』
レストランの中にマキコを発見。しかし待ち合わせらしい男性がやってきました。
『誰だ!お前は一体、誰なんだ?』
松本タカオのロックな節約術
湯葉丼の作り方
豆乳を煮てできた湯葉をごはんの上に乗せ、わさびとめんつゆをいれたら湯葉丼完成!目を閉じて食べれば京料理屋にいる感覚に!
「豆乳を温めて湯葉を作る。」「湯葉は慎重にすくい取ろう」「ご飯に乗せてできあがり!」
冷凍卵で節約目玉焼き
冷凍した卵を半分にカットしフライパンに投入。すると1個の卵で2個の卵焼きに。お弁当にぴったり!
「少し解凍すると殻がむきやすい」「1つの卵で2つの目玉焼きに!」
レシートで爪がピカピカに!
レシートの表で爪を磨くと、なんとピカピカに!紙の凸凹がキメを整えてくれるらしい。
「印字されている方で爪をこすると」「ピカピカに!」
感想
節約か、借金をしても投資か、ゆれにゆれて、結局兄のハゲ頭を見せられたことで、節約に一気に傾いたんですね。でも、自分で作った湯葉丼は思わぬおいしさ。お腹もふくれ、気持ちが満たされたタカオの耳に聞こえるのは、心の貯金箱にお金が貯まっていく音。その音に耳を澄ましていたら、変なおじさんの声が。ロックの神様、ジミヘンの登場です。でもいきなり現れたら怖すぎます。
しかし、ジミヘンにも認められたことで、一気に節約ロックを歌い上げるタカオ君はかっこよかったですね!これでマキコちゃんも帰ってきてくれるはず!しかしマキコちゃんは誰か別の男と待ち合わせていました。
上田竜也さんの顔芸、宇梶剛士の目力、いちいち入る犬やウー!などの効果音。ジミヘンのクッキーさん。とにかく笑わせていただきました。最後の節約術も役に立ちそうですね!
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