面白南極料理人 2話 あらすじ感想 オジサンたちのチョコに冷凍卵。カレーでモテる!
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面白南極料理人
ドーム基地では、毎日同じことの繰り返し。オジサンたちは、バレンタインにチョコを交換し合うことになりました。最初は乗り気ではなかったものの、誰に渡すのか、チョコを果たしてもらえるのか、ドキドキするオジサンたち。
何気なく忘れて冷凍してしまった卵。解凍した卵かけごはんは意外なおいしさでした。そんな中、大将は、毎日、丹精込めて作っている食事内容が、大幅に省略されて記録されていることを知り、機嫌を損ね、反撃に出ました。
この1年でおいしいカレーの作り方を習いたいと大将に申し出たドック。理由は看護師にもてたいから。毎週1回水曜日に真剣にカレー作りに励むドックですが、なかなか上達しません。ドックの真剣さには、実はある理由が隠されていたのでした。
Contents
おじさんたちでバレンタインデー
おじさんたちでチョコを交換
『ここは、日本からはるか遠く南極大陸。更にかの有名な昭和基地から離れること1,000キロ。標高3,800メートル。富士山よりも高い所に位置するドームふじ観測拠点。通称ドーム基地。平均気温マイナス54度。生物はおろかウイルスさえも存在することができない、地の果てである。
私たち7人は、第38次南極観測隊として1年間、このドーム基地で暮らしていく。』
本木隊員、通称:本さん(緋田兼人)。このドーム基地に来て一か月、同じことの繰り返しなので、イベントとして、バレンタインデーを提案しました。西村隊員、通称:大将(浜野謙太)に作ってもらったチョコを、ドーム基地内の好きな男子に上げる。誰が一番もらえるか、ドーム基地内の人気ナンバーワン男子を決めようと言うのです。
おじさんだよ、と乗り気でないメンバー。
本さん「なんでなんで?やりましょう!やりましょうよ。バレンタインデー。男だけのバレンタインデーやろう!」
ドキドキ、キュンキュンするおじさんたち
2月14日 バレンタインデーだ!
大将『最初はなにばかなこと、言っているんだと思った。しかし、誰にチョコをあげようか、心の中で考えると、なんだか少しキュンキュンしている自分がいた。』
大将に作ってもらったチョコレート。きれいにラッピングしてあるチョコをみて、皆それぞれに自分の部屋で、ドキドキして、当日のことを考えました。
金村、通称:金ちゃん(田中要次)『あげるだけじゃなくもしかしたら自分がチョコをもらえるかもしれない』
松山、通称:ドック(マキタスポーツ)『そう考えると、心臓がバクバクと悲鳴を上げ』
本さん『心がギューッとなってきた』
川田、通称:兄ちゃん(福山翔大)『別にナンバーワンじゃなくてもいい』
下平、通称:盆(山中崇)『誰かにチョコをもらいたい』
鈴木、通称:主任(岩崎う大/かもめんたる)『誰かのいちばんになってみたい』
皆に優しくするおじさんたち
『2月14日。ドーム基地には異様な緊張感が流れていた。朝食は、とてもギクシャクしたものであった』
緊張して会話がぎくしゃくします。
「今日は外、寒そうだね。」「うん。」「いつも寒いだろ。」
『自分も含め、みんながチョコをもらおうと誰かに好かれようとしていた。』
慌ててトイレに駆け込んだ大将。低いドアの向こうには、盆がいました。先どうぞ、と下着を上げて出てきた盆。「ギリギリやってないから。」
「じゃあお言葉に甘えて。」
パンツは下ろしたまま、低いドアの向こうの大将と会話する盆。
大将「盆、優しいね。便座あったかいよ。」
盆「普通だろ。」
おじさん同士のバレンタイン
チョコを渡す人、渡せない人、仲介を頼む人
兄ちゃんが作業に忙しい中、誰かが、兄ちゃんのチョコを盗みました。
ドックは、自分のオフィスに置かれたチョコに気づきました。メッセージが付いています。『僕の一番です。』
嫌がりつつも嬉しそうなドック。そこへ入ってきた主任。ドックはチョコを慌てて隠しました。
主任「なんか、みんなちょっとおかしくなってないですか?」
ドック「えっ?ああそう?バレ、バレンタインだからじゃない?」
強がる二人。ドックは、チョコなんてもらったら投げ返すなんて言ってしまいました。それを聞いて寂しそうな主任は立ち去ります。外で、ため息をつく主任。「バレンタイン、ばかばかしいか。渡したかったのにな~。」
本さんに呼び出された兄ちゃん。そこへ照れながら金ちゃんが現れて、チョコを差し出しました。高校生の女の子のように照れあう本さんと金ちゃん。
金ちゃんは、取り持ってくれた本さんにお礼を言いました。本さんがチョコ渡すときには僕が取り持つと金ちゃんは言いましたが、あげる人は決まっていると、本さんは真剣な顔で金ちゃんにチョコを渡しました。渋い顔で立ち去る本さん。
見栄を張った大将
ドックが結果発表を報告します。第3位は、チョコ1つの盆、金ちゃん、ドック。第1位は二人、チョコ2つもらった兄ちゃんと大将。
ドック「川田くんは、もうこれ本命だと思ったけど、大将は大穴じゃないの?」
嬉しそうな大将「いや~、僕がこんなにモテるとは思わなかったです。」
『ということで、私はチョコ2つで同率1位。でも実はやってしまったのだ。』
1つは、誰にも渡さなかった自分のチョコ、もう一つは盗んだ兄ちゃんのチョコ。
『もらったチョコは1つもない。オジサン同士のバレンタインで、見栄を張った私。自分を嫌いになった夜だった。』
冷凍卵のぶっ飛びのおいしさ
ぶっ飛び!冷凍卵かけごはんに、冷凍卵おにぎり
2月22日 卵料理を作ろうよ
『彼は下平隊員。みんなからは盆と呼ばれている。パソコンの達人で通信担当である。常にパソコンを使って、いろいろな所とやり取りするのが仕事だ。』
大将「盆、卵どこ置いてくれた?」
ふと気づいて慌てる盆。入口近くに忘れてしまった卵は冷凍していました。
朝食。卵をご飯の上に割ったドック。何かがおかしいことに気づきました。大将が、冷凍卵を解凍したものと言います。卵白は解凍できたけど、黄身は変質したようで、不安がる皆。
笑顔の大将「ウフッ、食べてミソ。」
不安がって醤油をかけて食べるドック。割れない黄身に心配しますが、一口食べて驚愕します。「ぶっ飛び!うまい!これおいしいよ!」
『冷凍卵かけご飯。これはとてもおいしいので、ぜひ試してほしい。』
そのおいしさを気に入ったドック、おにぎりを提案しました。
『冷凍卵おにぎり作り方は簡単。ご飯に30分しょうゆ漬けにした冷凍卵の黄身を入れるだけ。そこにのりを付けて完成。これまたおいしいので、ぜひ作って食べてほしい』
出来上がったおにぎりを喜んで食べる隊員たち。「うまいですね。」「ぶっ飛び!」「ぶっ飛んだ?」
大将の見過ごせない出来事
喜んでおにぎりを食べる隊員たちを満足げに見ていた大将は、ふと日誌に気づきました。
『日誌の中の項目には、メニュー表というのがあり、一日の食事のメニューを記入しなければならない』
昨日の夕食は、頑張った大将。「ンフフフ!」
ししゃもの南蛮漬け、冷凍ホウレンソウのバターソテー、コロッケ、ロブスターカツレツ&バターソース、冷凍野菜サラダ、シメジの味噌汁、香の物。
しかし、金ちゃんの書いた記録は『ロブス 魚 ホーレン』
怒った大将「おい!なんだこれ金ちゃん!」
しかし金ちゃんは仕事に戻っているので、大将は皆に日誌を見せました。「ちょっと、これ見てくれよ~。ひどくない!?この書き方!これ、省略するにも程があると思わない?」
しかし誰も大将に同情せず、仕事に戻ってしまいました。
『たかが日誌と思われるかもしれないが、毎日丹精込めてさまざまな料理を作っている私にとっては、見過ごせない出来事だった。』
日誌をテーブルに叩きつける大将。「アイツら!」
信じられない金ちゃんの舌
翌朝、仕返しに出た大将。
「では、いただきま~す。」
目玉焼きに醤油やソースをかける一同。一口食べて吹き出しました。「何?これ。」「まずい!」
笑う大将。「ひっかかったな!ウハハハハ!これは目玉焼きではありません!」
白身はミルクゼリー、そして黄身は桃の缶詰。昨日の金ちゃんの日誌の件で、だれも共感してくれなかったバツです。
「それでこんなことを?」
しかし、皆が驚く中、金ちゃんは普通に食べていました。「うん、これはこれでおいしいよ。」
愕然とする大将。『この人の舌だけは、信じちゃいけないとわかった。』
カレーでモテる!
おいしいカレーの作り方を知りたいドック
2月26日 水曜日のカレー
キッチンに来た大将。そこへ、誰かが料理をしていました。
♩野菜を入れる~ お肉も入れる~ 料理でモテる~ おいしくな~れ♩
『彼は松山隊員。みんなからドックと呼ばれている。愛称からもわかるとおり医者であり、彼の仕事はみんなの健康を守ることだ。で、なぜ今、彼がキッチンにいるのかというと』
一か月前、ドックは、大将に料理が作れるようになりたいと頼み込みました。「ドーム基地にいる間に、いろんな料理の作り方を教えてほしい!」
ドックは、日本に帰国したら看護師にモテたいのでした。「料理のできる男はモテると聞いた。だからひとまず、おいしいカレーの作り方を教えてほしい。カレーの作り方を教えてほしい!」
大将をくすぐりながら頼み込んだドック。
『こうしてドックに、カレーの作り方を教えることになった』
2人で歌います。♩カレーでモテる カレーでモテる♩
料理は誠実な気持ちで
『それから毎週水曜日はドックが夕食を作ることとなり、毎回カレーの日と決まった』
ドック「それでは皆さんご賞味あれ!」
皆でカレーを食べますが、咳き込む盆。「まずい!」
「最低だ、こりゃ。」「カレーがまずいって、どういうことなんっすか?」
全然上達しないドックの料理。看護師にモテたいからという不純な動機がいけない、誠実な気持ちで作らないと、と皆に言われました。
渉君のお母さんの味
手術を嫌がっていた渉君のことを思い出すドック。
3年前に亡くなったお母さんのカレーが食べられたら、手術を受けると渉君は言いました。手術後、渉君の父親にレシピを教えてもらってドックはカレーを作ったのですが、渉君はお母さんの味じゃないと怒りました。渉君のお母さんは、毎週水曜日にカレーを作ってくれ、渉君は、そのカレーの味が忘れられなかったのです。
看護師「先生、ふだん料理されるんですか?」
ドック「いやまったく。渉くんにお母さんの味のカレーを食べさせたいな。」
熱心にカレーを作るドックを見ている大将。
『ドックは越冬終了までの1年間、水曜日の夕食はカレーライスを出し続けた。最終的には、そこらへんのカレー専門店が脱帽しそうなほどのカレーを作れるまでに成長した。が、それはまだ先の話である』
味見をしているドック。「まずい。」
1話の感想はこちらです。
面白南極料理人1話 あらすじ感想 臭いをかいで犯人捜し。え~と声が出るパエリア。
感想
日々同じことの繰り返し。外は激寒のドーム基地。イベントが必要と、バレンタインデーにチョコを交換することを提案した本さん。最初は乗り気でなかったオジサンたちも、きれいにラッピングしたチョコをみてドキドキ。すっかりその気です。ドーム基地には、こんなきれいなラッピングの用意まであったんですね!
当日は、みな密かに意中の相手にチョコを渡します。そっと置いておく人、様子をうかがってみて結局渡せなかった人、仲を取り持つことを頼む人、そしてチョコを盗む人!皆それぞれ真剣で、オジサンが真剣になればなるほど楽しかったですね。
冷凍卵かけごはん。これはやってみたいですね!どんな感じになるのかドキドキです。
大将、あんなに料理を毎日作っているんですね。すごい、さすがプロの料理人です!私にはとても真似できません・・・それをあんなに省略されるとやっぱり怒れますよね。でも、誰も共感してくれないので、思わぬ反撃にでることに。あれだけ料理を作っておいて、まだこんな手間もかけられるんだ、と感心しました。
ミルクゼリーに桃缶、ソースでも醤油でも絶対まずいと思いますが、金ちゃん、無敵ですね!でも作りがいがないかも。
いつも、皆がおいしそうに食べるのを優しく見守る大将が素敵です!
そして最後の水曜日のカレー。看護師にモテたい不純な動機だと思っていたら、実は真剣な理由でした。入院患者だった渉君との約束を守りたいドック。この1年でおいしいカレーの作り方を覚えたい。こんなお医者さん、素敵だなあ・・・
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