母、帰る~AIの遺言~ 粒あんとこしあん。AIが受け継いだ亡き母の記憶と思い。
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2019年冬ドラマ
臨終に立ち会えなかった母・ゆり。AIという思いがけない形で、直人と義父・誠二の前に戻ってきました。AIのゆりが来てからというもの、元気を取り戻した誠二に対して、所詮は機械としか思えず複雑な直人。ますますぎくしゃくする直人と誠二をAIは何とか取り持とうとします。
義父との養子縁組を解消するつもりだった直人。それを知った誠二と大喧嘩になりました。そしてこの喧嘩をきっかけに、誠二はAIを消去することを決意。カウントダウンが始まった10分間。直人は泣きながら、母の言葉に耳を傾け、義父との家族の在り方を受け入れました。
帰ってきた母・ゆり
粒あんとこしあん
野田直人(柳楽優弥)の母・ゆり(岸本加代子)が亡くなって数か月。死の前日、母から残された、がんの治療のため入院したという留守電メッセージを、直人は消せませんでした。
墓参りをして実家に戻ってきますが、義父・誠二(奥田瑛二)はいません。合鍵を持っていない直人は仕方なく外で待ちます。するとそこへ、女子高生たちの後ろ姿をスマホで投影する誠二が。その様子を無表情で見ている直人。
仏壇にはゆりの写真。持ってきた粒あんのお菓子を備えます。誠二は、3人で写した写真を探しているので、直人は、「みんなで家族になった日」とラベルの貼られた誠二とゆりが結婚したとき3人で撮った写真を指しますが、最近のがいいと言っているという誠二。
直人「誰が言ってるの?」
様子のおかしい誠二に、居心地の悪い直人。さきほどゆりに備えたお菓子を誠二は開けようとします。文句を言うと、ゆりはこしあんしか食べないと言う誠二。
「ただ~いま!」
直人が明日には東京に帰ると話していると、誠二に電話がかかってきました。直人にはまだ話していないと、電話で楽し気に笑う誠二。夕食は直人と3人で、そう話しているのを聞いて、直人は奇妙に思います。
いきなり電話をつきつけてきた誠二。迷惑がる直人ですが、スマホから聞こえてきた声は、亡くなった母・ゆりのものでした。「もしもし 直ちゃん? お母さんやけど。」
信じられない直人「なんで?」
誠二「母ちゃん、帰ってきたがよ。」
ゆりの声「ただ~いま。」
AIはお母さん
介護AIプログラム
直人は、病院で看護師をしている、いとこの布村よし子(市川実日子)を訪ねて話を聞きました。よし子は、介護AIプログラムのことを何度も話そうとしたのですが、直人と連絡がつきませんでした。
心療内科の君塚医師(野間口徹)が尋ねます。「もう、お母さんとは話されました?」
AIのことをお母さんと呼ぶ君塚。AIには、ゆりの記憶がそっくりコピーされ、話す言葉も声もゆりそのもの。病気が分かった1年前に、残される誠二のために、ゆりはプログラムに申し込んだのでした。直人もアプリをダウンロードすることで同じAIを使うことができ、誠二の健康データも管理できるので、離れて住む家族には便利だと言います。
介護対象者の自立で消去
人工知能を死んだ人の代わりにする、その事実が受け止められない直人。誠二は、3週間前に使い始めてから食欲も戻って元気になったといいます。
いっそアンドロイドを作ればという直人ですが、亡くなった人に生き写しだと廃棄が辛いという君塚。介護対象者が自立できたら、記憶ファイルは消去されるのです。消去を選ぶと10分ですべての情報が消されるのです。
母の臨終のとき酒屋にいた誠二を、直人は許していませんでした。お父さんとお母さんを見守ってあげてください、と言う君塚医師のことばに、直人はうなずくことができませんでした。
混乱する直人
酒屋の前を帰りに通りがかった直人。中では、昼間から何人かが楽し気にお酒を飲んでいます。その光景に誠二がいたであろう様子を思い浮かべる直人。「ざけんじゃねえよ。」
実家の直人の部屋では、母がラベルを貼って、どこに何があるか分かるようになっていました。そのラベルをみて、直人は、君塚から教えてもらったアプリをダウンロードしました。
3人の食事
直人と誠二とAIのゆりの食事
食卓にはスマホがセットされています。
「チャーシュー特盛りやぞ。お前が食べたがっとったってお母ちゃんが言うから。」
そうだっけと冷たい直人に、AIが反応しました。
「何ね、あんたの大好物やろがいね。」
壁には新しい絵がかけられています。誠二が、AIのゆりのために、家族3人の笑顔の絵を描いてもらってきたのでした。シュールな絵を気持ち悪がる直人。
誠二「その絵描き、笑うとらん顔でも笑うとるように描けるっていうから。」
AI「家族やもん。やっぱしみんな笑顔でおらんと。」
酒を注いでいる誠二。食べようというと、AIが「お父さん。小松菜出とらんな。」と指摘しました。
まるでお母さんのAI
慌てて小松菜を取りに行く誠二。その様子を見て、直人はスマホをチェックして、見えているのかと驚きました。
AIが話しかけます。「直ちゃん。お母さん、カラオケ行きたいがやけど。」
カラオケに誘うAI。明日仕事に帰らないとという直人。
誠二「それは、もういいから。」
誠二は、直人に家の鍵を渡しました。キーホルダーは直人の名前入り。浅草で3人お揃いで作ったのです。AIは誠二を止めますが、直人のためだと話し始める誠二。「仕事、もう隠さんでいい。」
直人を驚かそうと思って東京の直人の会社を訪ねた誠二。直人の失業を知っていました。
「失業のつらさはわしも何べんも味おうとる。お前の気持ちはよう分かっちゃ。」
テレビが始まって、AIと二人で盛り上がる誠二。
介護AIアプリを見て直人は迷いました。すると彼女にメールかと寄ってくる誠二。直人にうるさくまとわりつきます。「飲みすぎだよ!」
直人が、誠二のチャーハンを初めて食べた時、直人がおいしいと食べた話をしだす誠二。AIが止めても、上機嫌に話し続けます。
「ほいで、その時初めてわしに、お父ちゃんって言うたがよ。なあ?」
所詮は機械
AIと盛り上がって話す誠二に苛立ち、AIを閉じる直人。とたんに静かになります。
直人「これ、機械じゃん。」
誠二「せっかく家族がそろっとんが。母ちゃんがかわいそうやろが。」
かわいそう、というのに臨終のときに酒屋にいた誠二を、直人は責めました。誠二は、ゆりが食べたがった大福を買いに行っていたのだと言います。
直人「酒屋ね。」
チャーハンを食べないまま食卓を離れる直人。
記憶のコピーができていない
養子離縁届を書いている直人。そこへ着信。AIでした。
「お父さんとケンカせんでって何べんも言うとんがに。お父さんも直人も強情なとこあっから。お母さん心配やわ。だんまり?やっぱし親子やね。そういうところもそっくり。」
誠二が実の父親のようにいうゆりに苛立つ直人。
「血がつながってる父親は、俺が生まれる前に死んだの。あの人とは再婚!記憶のコピー、ちゃんとできてないんじゃないの?」
苛立った直人はAIを切りました。
偽物家族
バグ
病院に君塚を訪ねた直人。バグと報告します。血縁上の父は別、戸籍にも名前が残っているのです。
君塚「記憶のコピーというのは、脳内を飛ぶシナプスという信号の動きをそのまま複写するだけなんです。そこにバグってありえないんじゃないかな。」
直人「いや、でもこっちもありえないんですよ。」
君塚は、本当の父親が誰か知っているのはお母さんだけ、真実を告白するためにAIを残したのかもと言いました。
「実は本当の親子なんだと。」
信じられない直人ですが、君塚は自分の方でも調べると言ってくれました。
仕事中のよし子を訪ねる直人。様子のおかしい直人をよし子は訝ります。直人は、自分と最初に会った時、誠二がゆりと結婚した時のことを訪ねてみました。
直人「俺がさ、本当はその、ちゃんと血がつながってる実の息子だとかは・・・ありえないよね。」
驚くよし子ですが、誠二はきっと直人と話したいことあるはずと言いました。
病院の売店では大福が売られていました。それを2つ買った直人。
あっちにもいるAI
AIが行きたがっていたカラオケに来てみると、誠二がカラオケで熱唱していました。
AIから着信が来ました。直人に、昔の服を持っていくよう言います。場所を教えようとするので、直人は部屋の中、ラベルだらけだからわかると言いました。服無いから助かる、と礼を言う直人。AIとの話に心がほっこりする直人。
そこへ、誠二とAIのデュエットが聞こえてきました。
「あっちにもいるの?」
「あっち?」
我に返った直人は、「アホらし。」とAIを切りました。
がんを患う誠二
冷蔵庫には、ゆりの書いた大量のメモ。その中に、誠二のやることのメモがあります。
『家族写真を撮る』と『チャーハン』はチェック済み。『カラオケに行く、玄関灯の修理』。
それを見て今さら、と思う直人。
キッチンで大量の薬を発見しました。調べるとがんのクスリでした。
怒りながら荷造りをする直人。「冗談じゃねえよ。18年も家族だったんだ。もう十分だろ。」
そこへやってきたよし子。よし子は、誠二ががんだと知っていましたが、直人の負担になりたくない誠二に口止めされていたのです。出ていこうとしたら誠二が戻ってきて、結局直人は残りました。
養子離縁届
テレビを見る誠二に、大量の薬を投げつける直人。誠二は知らんぷりです。よし子は暗いと言って電気を点けますが、明るくなって直人の怒った表情がさらに際立ってよし子は戸惑います。
直人ががんのことを聞こうとすると、聞こえないふりをする誠二。
見かねてよし子が、誠二は直人にちゃんと言うつもりだったのだと言いました。直人には頼らないという誠二。AIに何ができるのかという直人に、話ができる、一人でいるよりましだといいました。
テレビの音量をあげる誠二からリモコンを取り上げる直人。誠二は、直人が養子離縁届をサインした紙を出しました。誠二に世話をしてもらうことは期待していない、帰ってきたのはこのため、家族のふりをしていたのだと言いました。サインをしようとして、酔っているため転ぶ誠二。
責めあう二人
口論になる二人。直人は、家族を誰よりも大事にしていたゆりが一人で死んだことを怒っていました。誠二は、ゆりが亡くなった時そばにいなかったのは、大福を欲しがるゆりのために買いに行っていたと言うのですが、大福は病院で売っていた、と怒る直人。
誠二も自分だけが悪いわけではないと反論します。直人も実家には帰ってこなかったのでした。お前も同罪だと言われて、怒った直人は、誠二が描いてもらった家族の絵をやぶり、誠二に投げつけました。
「俺たちをニセモノにしたがは、お前やろが!全部お前のせいじゃ!」
直人に殴り掛かろうとする誠二。止めようとするよし子。そこへAIのゆりから電話がかかってきました。慌てて電話にでようとする誠二。誠二がスマホを取り上げると、その手のあった場所にハサミがぐさりとささりました。
「親に、何するがよ!」
「誰が親じゃ!」
取っ組み合いの喧嘩になる二人。よし子は、止めようとして手近なものでガラス戸を割りました。途端に喧嘩を止める二人。病人の誠二をこれ以上悪くするな、家族だろう、そう言ってよし子は、誠二を気遣いました。誠二は泣き出しました。
AIはゆりの記憶と思いを受け継いだ
AIと母・ゆり
部屋で一人ベッドに寝転んでいる直人。AIにメッセージを送ってみました。
『母ちゃん』
『なにー?』
『そこにいるの?』
『おるよ』
『母ちゃん』
『はいはい』
母のことを思い出す直人。
東京にもう帰ってしまう直人の洗濯物をもってきたもの、しまう場所がわからなくなります。次までに分かるようにしておく。ゆりはもうすぐ開通する新幹線を楽しみにしていました。東京まで2時間半、近くなると。
冷蔵庫にはゆりから誠二への大量のメッセージがありました。『お酒ばっかり飲まずにご飯を食べること』『ごみの日』『電気はつけたら消すこと』
直人が破ったくしゃくしゃの絵は、テーブルの上に、しわを伸ばしてくっつけて置いてありました。
AIの使命。バグを自動修正
病院の君塚を訪ねる直人。君塚は、やはり誠二と直人の血縁関係は無いと言いました。ゆりの記憶の中に、直人の実の父親の情報が見つかったのです。
拍子抜けする直人「ですよね。」
AIがなぜ事実と反することを言ったのか、君塚は真理最適化法だと言いました。情報の中に存在するバグや矛盾を見つけ、自動修正したのだと言うのです。
介護AIに与えられた使命は、亡くなったゆりの遺志を継いで遺族である直人と誠二をサポートすること。しかしAIは、一つの障害のために使命が果たせないと判断し、情報を最適化した。そのために、血縁関係に関する情報を書き換えたのでした。
直人「血がつながってないことがバグだから、修正しましたってことですか。」
AIに自分を修正されたと、ショックを受ける直人。皮肉交じりに、自分たちは全部間違いなのだと言いました。
君塚は新型の介護AIに、記憶を再移植することを提案しましたが、直人は断りました。
受け継いだ記憶と思い。売店では粒あんのみ。
テーブルの上に置かれた砂糖とミルク。ラベルの字は母のものでした。
君塚「お母さん、よくここに来てたんですよ。話題は、いつも家族が仲よく暮らすにはどうすればいいのか。AIが受け継いだのは記憶だけじゃない。お母さんの思いも受け継いでいます。」
立ち去ろうとする直人に話し続ける君塚。
「お母さんが答えを求め続けた家族という数式に、AIはAIなりに答えを出そうとしたのかもしれません。あなたなら、どんな答えを出しますか?」
帰りに寄ってみた売店の大福は粒あんでした。こしあんなら、バス停2つ離れたところにある宮下という酒屋で売っていると店員が教えてくれました。
誠二が、店員と同じ会話を繰り広げ、急いでこしあんの大福を買いに行った様子を思い浮かべる直人。
さよならと母の望み
カウントダウン
AIから電話がきました。
「お父さんが、直人にもちゃんとお別れ言えって言うから。直ちゃん、さよならやちゃ。」
消去されるまで10分。カウントダウンが始まりました。慌てて誠二を探し回ります。
「リセットコードとかあるんだろ?取り消しボタンとかさ。何かあんだろ!?」
あちこち走り回って橋の上、通りの向こう側を歩く誠二を見つけました。
AIは話し続けます。「お父さんとカラオケ行ったがよ。玄関灯もやっとこさ修理してくれたがやぜ。お父さんが、残される方がつらいから
お母さん 先に行け、言うて。ちゃんとさよならって言うてくれたが。」
パニックになる直人。「消去キャンセルだっつってんだよ!」
AIは『乾杯』を歌いだしました。
♪ 明日の光を身体にあびて ふり返らずに そのまま行けばよい
風に吹かれても 雨に打たれても 信じた愛に背を向けるな♪
泣きながら「お父さーん」と必死に呼ぶ直人。その声が誠二に届きました。
涙声で歌い続けるAI
♪乾杯! 今 君は人生の大きな 大きな 舞台に立ち 遥か長い道のりを 歩き始めた 君に幸せあれ!♪
望みは、直人が思いっきり生きること
直人「何で泣くんだよ。」
AI「あのねえ、直人。直人がつらかったこととか、怒っとることとか、全部、お母さんが引き受けっから。だから、だから、自分は独りぼっちで生きとるとか、思わんといてほしいが。あんたを思う人が、ちゃんとおること知っといてほしいが。」
スマホを耳に当てている誠二が直人の目の前にやってきました。
泣き晴らしている直人「何が家族なんか、僕には分からん。だけど、だけど、これが僕たちの家族やわ。お母さん。もう、な~んも気にせんでいいちゃ。僕にも、ちゃ~んと分かったから。」
AI「あんたが思いっきり生きてくれたら、それでいいが。それだけでもういいが。」
カウントダウンが0になりました。
誠二のAIも消えてしまい、涙をぬぐっています。
これが僕たちの家族
冷蔵庫に貼られた新たなメモ「チャーハンの作り方」
料理をしている直人。仏前に備え、二人で食べます。
直人「飯だっつってんのに。よし子ねえちゃん、後で顔出すってよ。柿、持ってくるって。」
誠二「そうか。」
誠二をみる直人の目は穏やかです。
感想
AIの妻と楽しく生活を共にする誠二の様子が、軽やかに楽し気に書かれていましたが、突如現れた母の声をもつAIに戸惑いを隠せない直人。もう一度聞けた母の声。でも戸惑いや所詮は機械という思いが強く、さらに母の臨終に立ち会わなかった義父への苛立ちが募ります。
AI介護プログラムは、家族に先立たれた遺族を支えるためのプログラム。自立ができた時点で消去となります。この消去を選ぶのは自分なんですね。
AIが導入されてから元気すぎるほどの元気を取り戻していた誠二。しかし、そのAIを戸惑いでしか受け止められず、残された直人との間に軋轢しか生まない様子をみたためか、消去を決断した誠二。
粒あんかこしあんか。それを気にするかしないかで、ずっと要らぬ軋轢を生んでしまった二人。最後に、直人がようやくそのことに気づいた時点で、臨終に立ち会わなかった誠二への恨みは消えました。誠二がAIの消去を決断したのはその直後です。
カウントダウンが始まってからの10分間。直人も誠二も叶わなかったゆりの臨終に立ち会えたということなのでしょうか。AIとはいえ、ゆりの感情も意思も持ちます。乾杯を涙声で歌うAIのゆりさんに泣かされました。
誠二も同時に聞いていた別のAIの声。ゆりとの別れをきっちりすませられたのですね。もしかして大福間にあわなくてごめん、とかそういうことを言っていたのかもしれません。
そしてAIとの別れがもたらしたもの。二人は相変わらず、淡々とはしていますが、以前のようなぎくしゃくした関係ではありませんでした。AIをどのように使うかは人それぞれなのでしょうが、心残りだったお別れにも使えるんですね。
でも私だったら一生消せないかもしれません・・・ちなみに私もこしあんしか食べられません。ゆりさんの気持ちがよ~く分かります!
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