犬神家の一族2018 あらすじ感想 賀来賢人と高梨臨が美しい。

公開日: : 最終更新日:2018/12/26 2018年秋ドラマ

那須の犬神家。当主の佐兵衛が亡くなり、その遺言をめぐって殺人が起きると言われ、探偵の金田一がやってきます。しかし、その依頼人が最初の被害者になってしまいました。犬神家の弁護士・古舘と警察署長・橘らと事件を解き明かすのに奔走しますが、第二、第三、第四の殺人が。

真相に気づいた金田一は、犬神家の一族の前で謎解きをします。復員してきたと思われていた、面の男・佐清の正体は、佐清の義理の弟、佐兵衛が愛人に産ませた静馬でした。

その静馬に操られ遺体の工作をしてしまった佐清。刑に服すことになりますが、唯一、本当の佐清ではないことに気づいていた珠緒は、佐清が刑期を終えるのを待っていると約束しました。それを聞いて安心した、真の犯人、佐清の母・松子は服毒自殺をしました。

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最初の殺人

ボートに穴

犬神財閥創始者・犬神佐兵衛(里見浩太朗)が亡くなりました。犬神家の弁護士・古舘(小野武彦)は、遺言状は一族全員が集まった時に開封、もしくは1周忌に開封することになっていると告げました。佐兵衛の3人の娘、長女の松子(黒木瞳)の息子・佐清(賀来賢人)はまだ復員中なので、親族全員が集まることはできません。

古舘の事務所で働く弁護士・若林(小路勇介)に呼ばれて、東京から探偵の金田一耕助(加藤シゲアキ)がやってきました。宿になるホテルで、名探偵らしくあれこれ指摘して、宿主たちに驚かれました。

金田一の泊まる部屋からは、湖が一望できます。湖の向こうにあるのが犬神家のお屋敷。誰かがボートを漕いでいるのが見えました。佐兵衛の養女の珠代(高梨臨)です。突然、慌てだす珠代の様子をみて、金田一は駆け出しました。

もう一艘あるボートに乗って駆け付けると、すでに誰かが助けていました。珠代を幼いころから世話している猿蔵(大倉孝二)です。ボートに穴が開いていたという珠代。誰かがわざと開けたようでした。

 

弁護士を毒殺

金田一が宿に戻ると、弁護士の若林が待っていると言われました。しかし、部屋にはたばこに火がついたまま置かれていましたが、だれもいませんでした。叫び声がするので行ってみると、階下で若林が死んでいました。

警察に連れていかれた金田一。署長の橘(生瀬勝久)は、第一発見者の金田一を容疑者とみなしています。

鑑識係の藤崎(梶原 善)が鑑識の結果を持ってきました。死因は毒物、肺からの反応でした。たばこを疑う金田一。毒はたばこ全部ではなく、1本だけに混ざっていました。

感心する金田一「毒入りの煙草をいつ吸うかわからない、この方法だと犯人は被害者の近くにいなくても殺害を達成できる。」

金田一の名に聞き覚えがある刑事。高名な探偵だと気づきました。

「頭脳明晰、勇猛果敢、数々の難事件を解決に導いた名探偵殿。」

 

若林の依頼

古館弁護士事務所

『近く犬神家の一族に幾人も幾人も犠牲者の出る、血みどろの事件が起こるやもしれないと憂慮しています。ぜひとも金田一先生にご調査を仰ぎたく。』

若林は手紙と一緒に、金田一に、書籍・佐兵衛伝も送っていました。古舘は、亡くなった佐兵衛の遺言状が誰かに読まれた形跡があると言います。遺言状は金庫に保管されており、開けられるのは古舘と若林の二人だけでした。

「若林が思いを寄せていた方がいます。佐兵衛様の養子の野々宮珠代さんです。」

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佐清と遺言状

松子の長男・佐清の帰還

朝、金田一が目覚めると、古舘が部屋の中にいました。昨晩遅く、松子の長男・佐清が戻ったので、犬神家へ同行してもらいたいと言うのです。

喪服の親族がそろっています。立会人と金田一を紹介する古舘。そこへ、松子が佐清を連れて入ってきました。真っ黒な頭巾をかぶった異様な様子の佐清。親族一同ぎょっとします。

わけがあり頭巾をかぶっている、そう説明する松子でしたが、一同は佐清の顔を見たがりました。博多に迎えに行って半月も戻ってこなかった松子を、仲の悪い姉妹・竹子(松田美由紀)も梅子(りょう)も疑っています。

「佐清。頭巾をとっておやり。」

佐清が頭巾を取るとその下は真っ白なマスクでした。その仮面も取るように、そう松子が促すと、その下からは焼けただれた顔が。

松子「佐清。もうよい。仮面を下ろし。佐清はお国のために戦い、顔にひどい傷を負ったのです。」

松子たちは、仮面を作るのに、半月東京で費やしたのです。思わぬことに茫然となる一同。

 

遺言状

古舘が遺言状を開封しました。

『遺言状、犬神家の全財産、ならびに全事業の相続権を意味する3種の家宝、よき(斧)、琴、菊は次の条件のもと、野々宮珠代に譲られるものとする。

一、野々宮珠代はその配偶者を、犬神佐兵衛の3人の孫、佐清、佐武、佐智の中より選ぶこと。

一、ただし、佐清、佐武、佐智の3人が死亡した場合、珠代は何人と結婚することも自由とする。

一、もし野々宮珠代が相続権を喪失した場合、犬神家の財産は公平に5等分、1/5ずつを佐清、佐武、佐智に与え、残りの2/5を青沼菊野の一子、青沼静馬に与えるものとする。』

自分たちの名前が無いことに驚く松子、竹子、梅子。その夫たちも認めないと怒り出しました。

古舘は、この遺言状は正式な手続きを経て書かれたので、意義を申し立てられても取り消すことができない、と言い、先を続けました。

『一、犬神報公会はこの遺言状が公表されてより1年以内に、全力をあげて、青沼静馬の行方の捜索・発見せざるべからず。』

犬神一族

複雑な犬神一族

犬神佐兵衛には、正式な妻はいませんでした。3人の娘、松子、竹子、梅子の母親はそれぞれ違い、すでに皆死亡。松子の夫は病死しており、息子は佐清。竹子の夫・寅之助(佐戸井けん太)は犬神製紙の東京支店長、息子は佐武(笠原秀幸)。梅子の夫・幸吉(板尾創路)は、同社神戸支店長、息子は佐智(坂口涼太郎)。

 

命を狙われる野々宮珠代

野々宮珠代は、佐兵衛の養女です。17のころに那須に無一文でやってきた佐兵衛を世話してくれたのが、那須神社の神主・野々宮夫妻でした。珠代は野々宮の孫です。6年前両親を亡くした珠代を、佐兵衛が引き取ったのです。猿蔵は、珠代の世話を幼いころからしていて、ともに犬神家に来ました。

この間のボートに加え、車のブレーキが壊されていた、ベッドに毒蛇がいたと、命を狙われている様子。遺言状の内容を先に知ったものの仕業と、古舘は考えていました。

犯人が疑われないように被害者を装う、自作自演の可能性もあると、金田一は指摘しました。

 

青沼菊野と青沼静馬

佐兵衛が50を超えた時、見初めた女性が青沼菊野(安藤聖)でした。二人の間に生まれたのが静馬です。犬神家の正当後継者と考え、家宝の「ヨキ、琴、菊」が贈られました。しかし突然、菊野は、静馬を連れていなくなってしまいました。

古舘は、このあたりでは斧をヨキと呼び、『よきことを聞く』というめでたい言葉をもじって作られたヨキ・琴・菊。もともとは那須神社の神器だったのですが、神主の野々宮が、佐兵衛の事業成功を祈念して贈り、家宝となったのでした。

金田一「それにしても、どうして佐兵衛さんは犬神家の一族に、骨肉の争いが起きそうな遺言状を残したんだろう。」

 

佐清の手形

長い階段を上って那須神社に呼ばれた金田一と古舘。そこには、佐清のいとこの佐武と佐智が待っていました。

佐清が出征した際に、武運長久を祈願して奉納したという手形を見せてもらいました。佐武たちは、あの奇妙な面をつけた男が本物の佐清か確かめるのだと言います。

しかし、手形を比べようとする親族たちに、松子は断りました。

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第2の殺人

佐武の首

犬神家に並んでいる菊人形。そのうちの一つが佐武の首に変わっていました。第一発見者は使用人の猿蔵です。

梅子「のろいよ。これはのろいよ。」

 

展望台の血だまり

署長が展望台の血だまりを確認していると、金田一がやってきました。

「犯人は一度完全に殺害して、心臓が止まってからクビを切り落としたようですね。血の量が少ない。」

犯人は遺体を運んでボートで湖に捨てたのだろうと、周りを歩き回る金田一。ブローチを見つけました。それを見て、珠代のものと気づいた古舘。

 

珠代の話

昨夜、夜11頃に展望台に行ったことを、珠代は認めました。佐武に内密の用件があったのです。

佐清の指紋を執拗に取りたがった佐武に、珠代はハンカチに包んだ懐中時計を差し出しました。昼に、懐中時計を佐清に直してほしいと頼んで、触らせたのです。そこには佐清の指紋がついていました。

佐武は、珠代も佐清が偽物だと疑っている、こんな面倒なことをせずに結婚しようと、執拗に迫りました。その時にブローチが落ちたのです。猿蔵が見つけて、助けてくれました。

証人は猿蔵しかおらず、署長は珠代の話を信じられないと言いました。

 

佐清の手形

松子は親族を集めて、佐清が手形を押すことに同意したことを告げました。佐武を殺したのは、松子親子だと思われているのが我慢ならないと言います。

皆の前で、手形を押す助清。

鑑定に回した結果、手形は同一人物のものと判明しました。

 

怪しい珠代

叫び声が聞こえたので、慌てて金田一達が駆け付けました。珠代の部屋です。

珠代「部屋に戻ってきたら、復員兵のような恰好をした男がそこに。」

佐智も署長も、疑っています。

湖で頭部のない遺体が見つかり、佐武のものと判明しました。所持品はありませんでした。珠代が渡した懐中時計を気にする金田一ですが、署長はその話も嘘だと決めつけました。

 

襲われた珠代

珠代が湖を見ていると、佐智が近づいてきました。形だけでいいから結婚してほしい、全事業は自分がもらうが、金は半分にと提案します。一礼して立ち去ろうとする珠代の口に何かを押し付けた佐智。珠代は気を失いました。

廃屋に、佐智は珠代を運んで服を脱がせます。自分も服を脱ごうとして、何か音がしました。誰も出てこないので続けようとすると、後ろから誰かに殴られました。

目覚めると、珠代は部屋に寝ていました。胸元に手紙が挟まっています。『佐智君は失敗しました・・・』

第3の殺人事件

殺された佐智

明け方、梅子が佐智がいないと慌てています。広い屋敷の中を必死に捜しまわる梅子。何かを見た気がして立ち止まります。木に佐智が吊るされていました。

呼ばれた金田一。首に巻かれているのは琴の弦と気づきました。しかし、絞殺にはもっと太いものが使われたと鑑識の藤崎と同意しました。

気が動転している梅子は叫び続けました。「呪いよ。呪いで全員殺されるの!」

 

「よき(斧)・琴・菊」

警察署で話す金田一。佐武は、刃物で刺され、首が菊人形の上に置かれていた。佐智は絞殺されたあと、木に吊るされていた。

犬神家の家宝「よき・琴・菊」が関係していると言うのです。次は、斧と金田一は見ていました。

 

夕方までは生存していた佐智

珠代と猿蔵の話で、佐智は夕方5時までは生存していたことが分かりました。猿蔵に匿名の電話がかかってきて、珠代が廃屋にいると言われたのです。

廃屋には、ひもで縛られた佐智と、ベッドで気を失っている珠代がいました。縄をほどけとうるさい佐智を蹴って黙らせ、猿蔵は珠代を抱きかかえて救出したのです。そのあと、佐智になにが起きたのか、猿蔵は知りませんでした。

廃屋を訪れた金田一。ベッドのそばに服と縄、外には焚火の跡がありました。誰かがあの廃屋で夜露をしのいでいたと思う金田一。珠代はメモを思い出しましたが、何も言いませんでした。

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30年前の呪い

呪い

松子に話を聞きにいく金田一。昨夜の夕方5時からは琴の稽古だったと言います。

金田一は、梅子の言っていた呪いについても尋ねてみましたが、松子は知らないと言いました。

そこへ入ってきた竹子と梅子。「この嘘つき。」「30年前のこと忘れたとは言わせないわ。」

 

青沼菊乃・静馬を襲った3人の夜叉

菊野と赤ん坊の静馬のもとへ現れた般若の面をつけた松子、竹子、梅子。赤ん坊の静馬の服を火にくべて、菊乃を襲います。外に連れ出され、水をかけられる菊乃。

「ヨキ・琴・菊」を出せと執拗に迫る3人。佐兵衛から静馬に頂いたものという菊乃に、3人はあれは自分たちのものと、菊乃を叩き続けます。気づくと、松子が泣きわめく静馬を抱いていました。

諦めて家宝を出した菊乃。子供を返すようにと言いました。家宝は手に入ったので退却しようとする竹子と梅子でしたが、松子は容赦なく、熱した金箸を赤ん坊の脚に当てました。泣き叫ぶ静馬。

立ち去る3人に、静馬を抱きか描けた菊乃は叫び続けました。「地獄へ落ちろ!許さない。恨んでやる。」

 

松子を恨む竹子と梅子

竹子、梅子は、自分の子供が死んだのは、松子のせい、呪い殺されたのだと言いますが、松子は動じません。

二人は出ていきました。「あんたも佐清も殺されちまえ。」

驚いて声もでない金田一。

4番目の殺人

湖の中の2本の脚

翌日、朝、湖の中に足が2本飛び出しているのが見つかりました。引き上げられた遺体は泥だらけでしたが、水をかけると佐清でした。

金田一が、鑑識の藤崎に、指紋をしっかりと調べてくださいと頼むと、珠代も同じことを頼んでいたことが判明しました。

 

死因は鈍器で殴られたことでした。斧ではなかった、と金田一を馬鹿にする署長。しかし金田一はこれも呪いだと言いました。

ヨキケス、逆さに読むと「すけきよ」。上半身が水没していたので、残りはヨキ、つまり斧でした。感心する署長たち。

 

真相

金田一は考え込んでいます。

戻ってきた佐清が偽物だと言われて、マスクをはいだときのこと。

佐清が手形を押すと言った時のこと。

珠代「復員兵のような恰好をした男がそこに。」

焚火の跡。

署長「ちょっとまて、二人とも殺されたとに、菊や琴の細工がされていた。直接の死因には関係ない、お前がそう言った。」

金田一「もしかして。犯人は。」

慌てて駆け出す金田一。神社の階段をかけのぼります。

 

真相を知る人物

警察署に来た金田一。湖の近くの草原で、凶器が発見され、猿蔵の指紋がついていました。真相は猿蔵だという署長に否定します。

金田一は、藤崎に湖の死体の指紋について尋ねました。

「引き上げた死体と神社に奉納されていた手形が一致しなかったでしょう。」

藤崎は、その通りだと言いました。

金田一「その真相を知っている人物がいます。確かめに行きましょう。犬神家に。」

帰ってきた佐清

別れを告げる佐清

珠代が、メモを見ていると、窓からノックがして復員兵が入ってきました。顔を覆っているマフラーを取るとそれは佐清(賀来賢人)でした。抱き着く珠代。

「会いたかった。」「僕もだ。」

「私は信じておりました。あなたが生きていらっしゃると。」

しかし佐清は別れを言いに来たのです。「珠代さん。さよなら。」

佐清は出て行ってしまいました。渡された封筒を見る珠代。『わが告白』

「佐清さん!」

珠代の叫ぶ声が聞こえた金田一と署長が、珠代の部屋に駆け込んできました。

「今、佐清さんと言いました?」

「はい。今ここに。お願い、佐清さんを助けてください。彼は死ぬ気です。」

 

捕まった佐清

森の中を走る佐清を、金田一、刑事たちが追いかけます。

懸命に逃げる佐清でしたが、目の前は湖。追い込まれて、佐清は銃を取り出し、自分の頭に向けました。佐清が目を閉じた一瞬の隙を狙って、横から現れた猿蔵がとびかかりました。銃を取り落とした佐清。

捕まった佐清は叫び出しました。

 

謎解きはここから

警察で、聴取を受けている佐清。

『犬神家における連続殺人事件の犯人は全てわたくし、犬神佐清である。私以外の何人もこの事件には関係がない。自決の直前にあたってこのことを告白する。犬神佐清』

ここに書いてあることは真実だと認める佐清。一件落着という署長に、金田一は謎解きはここからと言いました。

 

謎解き

佐兵衛の恩返し

犬神家では親族が集まっています。金田一がこれから、凄惨な連続殺人事件の真実を解き明かすと言いました。

まずは、なぜ佐兵衛が遺言状に、娘三人の名を入れずに、珠代と、菊乃、静馬の名を書いたのか。

金田一が話を聞きにいった、那須神社の神主は、佐兵衛のある種の恩返しだと言いました。

那須神社の夫婦に世話になった佐兵衛。特に奥方の春代に対しては、初恋とも言える感情を抱いていたのでした。生涯、妻をめとらなかったのは、春代に心を寄せていたからではないかと、神主は言うのです。春代と同郷の菊野に、春代の面影を重ね合わせて、菊乃を心から愛した、だから初恋の人の孫である珠代と、菊野の息子・静馬に有利な遺言を残したのです。

 

帰ってきた佐清

金田一は、経済界の巨人と言われた佐兵衛は、実に人間らしい人だったというと、松子が乱暴にキセルを叩きつけました。

「あんな男のどこが人間らしいんですか、私や、竹子、梅子、私たちの母親は、犬神佐兵衛という男の欲望のせいで、さんざん苦しめられてきたのです。」

立ち去ろうとする松子を金田一は止めました。「あなたには会ってほしい方がいるんです。」

入ってきたのは佐清でした。驚く松子たち。

佐清「母さん、佐清はただいま戻りました。」

松子は「なんということ。でもよかった。本当によかった。」

寅之助「ちょっと待ってください、そこに佐清さんがいるということは、今まで仮面をかぶっていたのは、湖で死んでいたのは。」

金田一「あれは青沼静馬です。」

 

佐清と静馬

ビルマの戦線に配属された佐清。隣の部隊に自分に似た人物がいると聞いて会いに行きました。それが青沼静馬でした。顔が瓜二つで驚いたと言います。その後、戦局が悪化し、倒れた上官の代わりに佐清は指揮を取りましたが、部隊は全滅。仲間を大勢失いました。静馬も死んだと思っていたのです。

博多に復員してきたときに、新聞で犬神家の遺産相続が耳目を集めていること、誰かが自分に成りすましていることを知りました。

「静馬に違いない。急いでこの地に戻ってきました。そこで佐武と佐智が珠代に乱暴しようとするのを目撃した。だから殺した。静馬も私が殺しました。」

謝る佐清。

金田一は松子に問いかけました。「いいんですか。松子さん。これで。このままだとあなたが守りたかった大切な人が、殺人犯になってしまうんですよ。本当の犯人は松子さん、あなたですよね。」

佐清は松子をかばいましたが、松子は自分が全ての人を殺したと認めました。うなだれる佐清。

 

真相

珠代の命を狙った理由

佐兵衛に決して愛されなかった松子と母。それでも遺産さえもらえればと思っていたのです。しかし油断のならない佐兵衛。どうしても遺言状を誰よりも先に読みたくて、若林に頼んだのでした。

「読んだ瞬間、言い尽くせないほどの怒りが込み上げた。」

だから珠代の命を狙ったのですが、ことごとく失敗。そして、珠代を殺したところで、結局2/5を静馬に取られると気づいて止めたのです。

金田一「珠代さんを殺しても犬神家の誰も得はしない。遺産が欲しければ生かして結婚するしかない、あの遺言は珠代さんの命をまもるためでもあったのです。」

 

若林を殺した理由

でも、珠代を殺そうとしたことを若林に気づかれてしまいました。この男はいつか誰かに喋る、そう思って、たばこを毒入りのものと変えたのです。

 

佐武と佐智を殺した理由

佐清さえ戻れば、珠代と結婚しすべてが丸く納まると思っていたのですが、佐清の顔を見て不安を覚えた松子。珠代には、戻ってきた佐清が本人だとは思えなかったのですが、松子には心変わりに見えたのです。

「不憫だった。大好きなあなたと結婚できないなんて、佐清が可愛そうじゃない。」

だから佐武と佐智を殺したのです。

展望台で起き上がった佐武を後ろからナイフで刺す松子。

 

遺体工作

遺体の工作は静馬と佐清

署長が、菊人形に佐武の首を置いた理由を尋ねると、金田一がそれは松子がやったのではないと言いました。

「一番驚いたのはあなただったでしょうね、松子さん。」

金田一はずっと気になっていました。殺害方法は普通なのに、工作には手をかける、犯人は複数いるのではないかと思っていたのです。佐清は、工作は、自分が静馬と共謀したと認めました。

 

最初の工作

密かに犬神家にきて静馬と接触した佐清。いつまでも騙しとおせるわけがないから止めろと言ったのですが、言うことを聞かない静馬。そこへ展望台で襲われている珠代を見かけました。慌てて駆け付けようとする佐清を静馬が止めました。猿蔵が助けるのが見えました。その後すぐ、松子がやってきて佐武を刺したのです。

驚く佐清。「母さん、なんてことを。」

笑っている静馬。「この事実、ばらされたくなければ、俺の言うことを聞け。いいのか、自分の母親が人殺しになっても。」

首を切る静馬。

「静馬の発案でした。より残虐にした方が女性のしわざだと疑われない。あいつの狙いはそれだけじゃない。静馬は犬神家の一族を心のそこから憎んでいた。だから、全員にこれ以上ない恐怖を与えようと考えたんです。」

菊人形にクビを載せる静馬。

 

手形の一致

手形を押したのは佐清でした。

「偽物だと疑われたことに気づいた静馬が、手形を取るときだけ、入れ替わるよう強要したのです。」

手形が一致して、嬉しかったと言う松子。どうして名乗り出なかったのかと尋ねます。佐清は、自分のせいで、大勢の人が死んでしまい、自分は捕虜になった、犬神家の名を汚した自分がこの家に戻る資格はないと思ったのです。

珠代は、この入れ替わりに気づいていました。「あのときの佐清さんは、前と同じく優しい目をされていたので。」

珠代の部屋に忍び込んだ復員兵は、静馬でした。自分の指紋のついた懐中時計を取り戻しに来たのだと言います。

その時計は松子が持っていました。「あの時はまだ怖かったんです。佐清が偽物と証明されたら、どうなってしまうのか。」

 

佐智

佐清は廃屋に身を隠していました。珠代を佐智から救ったのは佐清です。

「佐智を殴って意識を失わせて縛りあげ、珠代さんの胸元に手紙を入れて、猿蔵に連絡しました。」

飛んできた猿蔵が、珠代を無事救い出すのをみて、廃屋を出たのです。もうこの町を出よう、そう思ったのですが、金がありません。静馬に借りようと頼んでいるところへ、佐智が戻ってきたのです。すると誰かが佐智の首をロープで締めました。それは松子でした。

佐清「その佐智さんの遺体をまたふたりで。もはや静馬の狂気は止められませんでした。」

 

松子の痛めた指

松子は、琴の稽古を5分ほど中座した時に、佐智を殺したのでした。戻ってきた松子の音色が変わっていて、中座していた間に右手人差し指を痛めたのを必死に隠しながら弾いていた。金田一が会いに行った、松子の琴の師匠はそう言っていたのです。

『わたくし、目は不自由ですが、耳は確かでございます。音色は決してごまかせません。』

師匠に見抜かれていたことに、松子は驚きました。

 

最後の殺人の真相

最後の殺人

佐清と珠代に、祝言の話をもちかけた松子。珠代は、お断りしますと言って出ていき、佐清も外に出ていきました。その佐清を追いかけてきた松子。以前とは違い、たばこを吸っていることに驚きます。すると佐清はいきなり笑い出しました。

脚の傷を見せる佐清。「俺は青沼静馬だよ。俺の子守歌は、母親のあんたたちへの呪いのことばだった。母親の恨みを俺が晴らしてやる。追い出せるもんなら追い出してみな。そのかわりあんたの殺人、全部ばらしてやる。」

佐清はどこという松子に、佐清は死んだ、自分が松子の息子なのだと言い、マスクを取りました。

「よろしくな。母さん。」

静馬を後ろから棒で殴る松子。返り血を浴びながら、何度も殴ります。

 

静馬の遺体工作は猿蔵

この時、佐清は東京に戻っていました。この時の遺体工作をしたのは猿蔵でした。

松子「猿蔵。こいつは偽物だった。佐清のふりをして、あんたの大事な珠代と結婚しようとした。警察はきっと珠代を疑う。いいのかい。それで。だったら、この遺体を始末しておいで。」

湖にさかさまにしたのは、猿蔵の考えでした。珠代に疑いがかからないよう、最後の呪いを完成させたのでした。草むらに金づちを捨てたのも、自分が罪をかぶるつもりだったのです。

 

佐兵衛の復讐

東京で静馬の死を知った佐清。いずれ松子の犯罪が露呈すると思い、自分が罪をかぶって自殺して全てを終わらせるつもりだったのです。

松子「あなたがそのように無事な姿で帰ってくると知ってたら、あんなばかなことするんじゃなかった。」

金田一「佐兵衛さんが意図していたかどうかはわかりませんが、あの遺言状で結局、松子さん、竹子さん、梅子さんを苦しめることになった。30年前、自分が愛した人を苦しめた3人への復讐が皮肉な形で完成されてしまったんです。」

 

松子の自殺

佐清が罪に問われるのかを気にする松子。事後共犯の罪は免れないが、情状酌量の余地はあると、古舘が言いました。珠代は、佐清が牢から出てくるまで、佐清が望んでくれるのなら10年でも20年でも待っていると言います。頭を下げて礼を言う佐清。

松子は、安心してたばこに火をつけました。

松子「佐清。これからはあなたが犬神家を支えていくんですよ。珠代さんと手をとりあって。今までのような呪われた一族ではなく、人々に愛されるような、きっとお前たちなら、・・・」

キセルが落ちます。松子は死んでいました。

金田一「しまった!このたばこには毒が入っていた。若林さんが死んだのと同じものだ。」

死んだ松子を支える佐清。「母さん!」

 

金田一の帰京

宿を出る金田一。宿代は古舘先生に請求、一度も入らなかった風呂代は引いておくと言われました。

「じゃ失礼します。」

「また来てくださいね。名探偵、金田一耕助さん。」

頭を下げて歩き出す金田一。

 

賀来賢人さんはこちらでご活躍です。

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感想

有名な犬神家の一族ですが、実は初めて見ました。マスクの気持ち悪さ、湖から突き出る脚、菊人形に載せられた生首など、苦手なんですよね。でも、今をときめく賀来賢人さんが出ているので、どうかな、と思って見てみました。

そういえば賀来賢人さんと高梨臨さん、花子とアンでも恋人同士で結婚しましたね。あの時の感じに似ているかなと思いました。今回の珠代さんの方が、醍醐さんほど勝ち気ではないですけど。高梨臨さん、相変わらずのお美しさです。

賀来さん、顔立ちがものすごくきれいなんですけど、個人的には「今日から俺は!!」の三橋役が最高だと思いました。

加藤シゲアキさんの金田一京介、他の方の金田一を見ていないので何とも言えないんですけど、これはこれでありかな、と思いました。ゼロと似た感じかな、とも思ったんですけど、自然に楽しんで見られました。続編があったら多分見ます。でも本当はもっと汚らしい感じみたいですね。

どなってばかりの竹子や梅子に比べて、松子さんは、いろいろな表情を見せてくれて、見ごたえがありました。でも最後の煙草を吸っているところ、いいのかな、と思っていたらやっぱり服毒自殺してしまって。私でも気づくのに、金田一は何をやっているんだ、と思いました。

猿蔵さん、大切なお嬢様を守るいい役割をしていましたね。一番感動した場面でした。

佐清はとても人間のできた人ですが、その一方で、佐武と佐智は、目も当てられませんでした。息子の性格をみると、案外、松子さんが一番まともなのかな、とも思いましたが、その松子さんは、30年前に、赤ちゃんに焼けた金箸を当てて、今回も4人も殺した張本人。珠代さんがラッキーだったからよかったものの、もしも珠代さんも死んでたら、5人も殺してたことになります。自分も入れると6人ですね。佐清さんがまともに育ったのはラッキーだったのか、それとも他に誰かいたのかな、と思いました。

でもこの犬神家の人々、もしも実の娘への復讐を意図していたのなら、亡くなった佐兵衛さんも入れて、怖すぎです。あまりそばにいてほしい人たちではないです。

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