獣になれない私たち最終回あらすじ感想 ぶん投げた爆弾、鐘の音が聴こえる。

公開日: : 最終更新日:2019/04/25 獣になれない私たち , , , ,

一夜を共にしたことを後悔する晶と恒星。二人で話しあう間に入る様々な邪魔。最後の邪魔は呉羽の謝罪会見でした。良き妻として謝罪をするはずだった呉羽。しかし途中でブチ切れてしまい本音がさく裂。それに大喝采するカイジ。

会見後に、人に支配される人生はごめんと気持ちを固めた晶と恒星。爆弾を投げることにし二人は無職になりました。そして5tapの周年に行く代わりにナインテイルドキャッツの醸造所に赴き、おいしいビールを堪能。近くの教会で待望の鐘の音を聴きながら二人は手をつなぎました。

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Contents

大後悔ビール

距離感を間違えた

5tapは極秘営業中。お客が開けるようにとうるさいのです。一番乗りの晶(新垣結衣)。恒星(松田龍平)は今日は来られないといいます。喧嘩したのかと尋ねる斎藤(松尾貴史)。

「ちょっと距離感を間違えた。大後悔中です。」

晶の言葉を聞いて、IPA(インディア・ペールビール)を出してくれました。イギリスからインドへ運ばれたビール。日持ちを良くするため、防腐効果のあるホップをたくさん投入したにがーいビールです。

「時代は大航海時代。」

翌日来た恒星も同じIPAを出されました。

 

朱里の次の恋

東京での久しぶりの買い物を堪能する千晴(田中美佐子)。唐突に京谷(田中圭)にマンションを売るようにと提案しました。別れた彼女のためにローンを払うのはおかしい、現金の方が朱里(黒木華)の自活には役に立つ、前の男のマンションに住んでいたら朱里も次の恋ができない。

次の恋、と言われて驚く京谷。朱里はあのまま終わるのだと思っていたのです。千晴は京谷のことを考えなし、お父さんそっくりと驚きました。空に向かって叫びます。

「ね!晶ちゃんのこと本当に残念だったけど、京谷に合う相手きっと他にもいるよね!」

勝手に終わらすなよ、と京谷は文句を言いましたが、千晴はあっさりと終わったと言いました。

 

晶が吠えたその後

晶からメールが来て、松任谷(伊藤沙莉)はそれを社内一斉メールにしました。体調不良でお休みというそのメッセージを読んで、この間のことを話し合う松任谷と上野(犬飼貴丈)、佐久間(近藤公園)。なぜ黙ってみていたのか。

上野は目の前の展開についていけなかった、佐久間はあそこで何も言えない、松任谷は、晶の言った「自分が平和ならそれでいいのか」は自分のことだと思った。

出勤してきた九十九(山内圭哉)はいきなり怒鳴ります。「深海は仮病か。すぐに謝りに来たらええもん、何をもたもたしておる!」

怒鳴り声にびくびくする上野。

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邪魔ばかり入る晶と恒星の反省会

晶と恒星の事故

5tapの前でばったり会った晶と恒星。込み入った話をするので珍しくテーブルです。この間はお互い弱っていた、事故みたいなもの、それで片づけようとする恒星。

「だからお互いさまって言ってんの。お互いに都合よく使った。」

「最低な関係。なんであの時・・・」

そこへ着信が。話し中と文句をいう恒星でしたが、連絡のつかない朱里かもしれないと電話を見る晶。しかしそれは松任谷でした。

 

荒ぶる九十九を鎮める、守護神の晶

松任谷と上野が、休んだ晶を心配して最寄り駅までやってきてくれました。斎藤に話すと、極秘営業中だった店を開けてくれました。

この間何も言えなかったことを二人は謝りました。晶は社長が言ったことは事実、自分がいなくても会社は回る、嫌なら辞めればいいだけと言います。自分を助けてくれた晶を今度は助けたいという上野に、松任谷は辞めた方がいい派。社長が図に乗るだけ、晶には幸せになってほしいと。でも実は本当の本音では松任谷も晶に戻ってきてほしいのでした。

晶「今、感動したのに。」

松任谷「戻ってほしい気持ちと、辞めても仕方ないって気持ちと、心の中で、のこった、のこった、してるの。」

上野「寄り切ってください。ツクモクリエイトには守護神の深海さんがいないと。荒ぶる九十九社長を鎮めるために。」

 

晶と恒星の後悔

松任谷たちが帰ったので、晶は恒星のテーブルに戻ってきました。

恒星に、変わりたいのではないかと訊く晶。「不正にかかわるのは嫌だって、相手をぶん殴って、日常をぶっ壊す爆弾投げたいんじゃないの?」

この間の夜辛そうだったから、という晶に、それで同情して寝たのか、と辛らつな恒星。

「私は、あの時恒星さんが変に優しかったから、手練手管に乗ってしまった。」

そんなもん、使ってねえと苛立つ恒星。晶もキスしてきたのだからあれは合意だと認めさせます。

晶「合意です。合意したことを後悔している。」

恒星「なんだよ、それ。後悔するならしなきゃいいじゃん。」

晶は、恒星も後悔していると指摘しました。朝、晶が出て行ったときに、ベッドで目覚めていた恒星の背中から後悔がにじみ出ていたと言うのです。

「あ、この人すっごい後悔してるんだな、って空気が背中からびんびんに溢れてた。」

図星と認める恒星。

「だってあれは、俺だって想定外だったから後悔するだろう。」

「後悔するならするなって自分が・・・。」

そこへ新たな邪魔が。京谷です。

朱里の居場所

捜索願

朱里と連絡がつかない京谷が、晶を訪ねてきました。会社にも来ない、晶の部屋も出て行った朱里。晶も居場所は知りません。マンションにも帰っていないという朱里を二人で心配します。他に行くあてのない朱里。捜索願は同じ家に住んでいる人間なら出せる、そう斎藤に訊いて二人で警察に行くことになりました。

 

三郎の彼女「たっちん」

突然現れた三郎(一ノ瀬ワタル)が、恒星に嬉しそうに携帯を見せました。「俺の彼女っす。めっちゃかわいいでしょ。」

「かわいいけど人間にしようか。」

それはウサギの写真でした。捜索願を出しに行く晶達を見て、もう一度携帯を見せてもらう恒星。

「この子の名前は?」

「たっちん。」

「たっちん。どこにいるの?」

「家で大切にお預かりしてます。」

「飼い主。」

 

朱里を発見

ネットカフェで呉羽(菊地凛子)の動画ニュースを見て、コメントを書き込んでいる朱里のもとへ恒星がやってきました。口止めをしていた朱里は三郎に怒ります。

三郎「晶さんには言ってないです。」

恒星は、晶と京谷が心配して警察に捜索願を出しに行ったことを伝えました。

朱里「バカじゃないの。」

恒星「バカなんだよ。よく知ってんだろ。連絡しろよ。」

警察へ向かっている晶と京谷。晶の携帯が鳴ります。

朱里からメッセージが来ました。「生きてます。二人そろって、バカじゃない?」

え、と周りを見回す二人。

 

クイズ「人に優しくされると自分が優しくないのが悲しくならない?」

「朱里さん、今どこ?」と返信が来ましたが、返事をしない朱里。

朱里「人に優しくされると自分が優しくないのが悲しくならない?」

三郎は朱里のウサギをみて喜んでいます。

「だったら自分も優しくしたらいいんじゃないですか?はずれ?」

朱里「クイズじゃない。」

三郎は慌てて「クイズじゃないんすか。じゃあ、なんなんすか。」と大声を出します。

朱里「もう声が大きい。」

 

晶とやり直したい京谷

朱里から返信が来ない晶。とりあえず朱里から連絡があってほっとします。晶は、朱里が京谷に助けてもらったことを感謝していたと伝えました。自分も助けてもらったから京谷に幸せになってほしい、そう告げる晶。

京谷「勝手に決めんなよ。晶も朱里も母さんまでみんなどんどん進んで、俺だけ置いてかれたままで。一人だけこんなこと言ってんのみっともないけど、俺はまだ晶のこと好きなんだよ。正直言って愛がなんだかわかんないけど、晶の考えてること知りたいし、喧嘩もしたいし。だからもう一度やり直せないか考えてくれないかな。」

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イモムシから蝶になった呉羽

好みが正反対の晶と恒星

再び5tapに戻ってきた晶。朱里から連絡が来たことを告げます。京谷が恒星によろしく言っていたというと、「きも!」という恒星。

恒星「晶さんってああいう男が好みなんですね。」

晶「恒星さんの好みは呉羽さんでしょ。お互いに全然違うね。」

恒星「俺ヒゲだし。」

晶「きもい笑顔だし。」

恒星「今はきもくない。髭はそらない。仕事も全部なくなるかもしれない。」

そこへ二人の携帯に着信がきました。「カイジから。」「呉羽さんから。」

 

呉羽のほじくり返された過去

呉羽の隠れ家に来た二人。呉羽は喜んで晶にハグしました。カイジ(ずん飯尾)もようこそ、と恒星にハグをしようとします。「しなくていい。」

カイジに自己紹介する晶をハグしようとするので、それも止める恒星。代わりに恒星がカイジに思いっきりハグされました。

呉羽に関しての週刊誌の記事があれこれあります。

「昔のこと、グジャグジャほじくり返されて、カイジの会社の広報に怒られて、この部屋に軟禁。」

めんどうくさいから日本を出ようと言う二人。カニも海老も旨いシドニーあたりがいいと言います。「メシ大事!」

カイジは会社はNo.2に譲る、経営には興味がないし、新作の続きはどこでも作れると平然としています。呉羽もブランドを海外拠点に移動すると。超楽観的な二人に驚く晶と恒星。

カイジ「こういうのは、もうインスピレーションで。」

呉羽「勢い大事!さらば日本。ばいちゃー。」「ばいちゃー」

この組み合わせはダメだ、と呆れかえる晶と恒星。

 

謝罪会見を開く

カイジ「海外移住は冗談なんだけど。」

恒星「冗談かよ。」

呉羽「現実はこちら。」と呉羽らしからぬシックなワンピをみせます。謝罪会見を開くと言うのです。

「『橘呉羽です。この度はご迷惑をおかけして申し訳ありません。今後は良き妻として慎重に行動してまいりたいと思います。』じゃないとスポンサーも株主も世間も納得しないんだって。びっくりだね。」

カイジ「僕は反対なんだけど、呉ちんがどうしてもやるってきかなくて。」

 

呉ちんは新しい呉ちんになっただけ

ワンピースを着た呉羽。晶に手術の時にカイジに言われた言葉を話し始めました。

「私が手術した時、カイジが言ってくれたんだよね。呉ちんは何も失ってないって。イモムシが蝶になるとき、さなぎの中で劇的に変化する。それはちっちゃなイモムシ自身の力で変化しただけ。呉ちんは新しい呉ちんになっただけ。」

それを聞いて呉羽はカイジにプロポーズしたのです。

「いいよって言われた時、鐘が鳴ったんだよね。ディンドーン。」

「ん?鐘の音ってあとから鳴ったの?恋に落ちた時じゃなくて?」

「カイジの時はね。荘厳な音色だった。」

呉羽の投げた爆弾

記者からの質問

「橘カイジの妻、橘呉羽です。この度はお騒がせして申し訳ありません。いろいろ誤解を招く行動をとったこと反省しています。今後は立場をわきまえ、良き妻として慎重に行動してまいりたいと思います。」

隠れ家で心配しながら動画を見守っているカイジと晶、恒星。頭を下げる呉羽と同時にカイジも頭を下げます。

「VBのヤマさんとの関係は?」

呉羽「結婚前のことですが、良いお付き合いをさせていただきました。」

「橘カイジさんとの結婚の経緯は?」

呉羽「私からプロポーズしました。」

「金銭目的と言う噂もあるんですが。」

クビを振るカイジ。呉羽は「違います。」と答えました。

 

切れた呉羽

「授かり婚ですか?お子さんのご予定は?どうでしょうか?」

しばらく黙っている呉羽。「あのさ、結婚って子供作るためにするもの?一緒にいたいから結婚したの。それ以上なんかある?」

吹き出す恒星。「切れた。」嬉しそうなカイジ。

「世間を騒がせたことに対しては何と?」

呉羽「ねえ、騒いでんのはあんたたちだよね。なんで私が謝んなきゃいけないの?」

「反省はしてないってことですね?」

呉羽「反省してます。ここにこんな格好でのこのこ出てきたことに反省してます。」

「それは反省してないってことじゃないですか。」

呉羽「橘呉羽は橘カイジの妻である前に呉羽です。これからも好きに生きようと思います。カイジと一緒に。」

嬉しそうに頷くカイジ。「よろしく。」

 

自分以外の何者にもなれないことを確認

呉羽は立ち上がりました。「本日はお集り頂きありがとうございました。」

記者から文句が飛びます。「会見になってないよ、それじゃ。」「あんた何しにきたんだ?」

呉羽「うーん、自分以外の何物にもなれないってことを確かめに?ほいじゃ。」

両手を広げる呉羽。同じ手の真似をするカイジ。

喜ぶカイジ「呉ちん、最高!迎えに行ってくるね!」

残された二人は嬉しそうです。

恒星「状況悪化するだろう。」

晶「カイジさん、喜んでたし、いいんじゃない。」

恒星「爆弾投げたな。」

晶「ぶん投げたね。」

 

人に支配される人生

5tapで途中になった、仕事を無くすかもしれない話の続きを、晶は促しました。

カイジや呉羽みたいに潔い人間はまれ、自分たちはそういう人間ではない、たまに感情的になるとロクな事がなく、後で後悔する。

恒星「リスクは犯したくないけど、それでも人に支配される人生はごめんだ。俺、ばかか?」

晶「いいんじゃない、バカで。」

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晶の爆弾

自分の居場所

ネットカフェで、呉羽の謝罪会見を喜んで見ている朱里。「本性でたあ!」

そこへ晶が入ってきました。「みっけた。」

忘れ物のウサギのスタンドを渡します。

「あの会社で働けなかったからって自信なくすことないよ。どっか別に朱里さんに合う場所がある。私もこれから探す。」

腕をポンと叩く晶。朱里は晶に抱きつきました。

 

替えのきく上司と社員

朝早くから仕事をしている晶。出勤してきた九十九が目を見張りました。「えらい長いバケーションやったね。」

「2日です。」

「はよ、溜まってる仕事片付けろ。回るものも回らへんで。」

晶は二人分のコーヒーを持って、九十九の部屋へ行きました。礼も言わずにコーヒーを飲む九十九。話がしたいと晶は言いました。まずは朱里の退職届を差し出します。

「一瞬やったなあ。」

そこで晶は話し始めました。

「社長の言うように社員は替えがききます。私たちにとっても上司は替えがきくんです。社長の怒鳴り声はまるで恫喝です。」

「俺かてな、仕事がきちんとできとったら怒鳴ったりせんわい。」

社員がどんどん集まってきて、二人の話を聞いています。

 

自分を殺して本当に死んでしまう前に

晶「普通に話してほしいんです。矢継ぎ早の命令も追いつけません。」

九十九「普通のスピードやろう。どれだけちんたら喋ったらええんや。」

晶「みんなが社長と同じじゃないんです。」

九十九「お前らがぼんくらなんや。」

晶「社長以外全員ぼんくらなら、社長の言葉は社員のだれにも通じてないことになります。悲しいと思いませんか。私は悲しいです。社長と言葉が通じなくて。一方通行の関係はしんどいです。私は社長の下で働く人間です。人間だから嬉しかったり悲しかったり間違えたりもします。もう限界って思ったりもします。」

涙目の晶は退職願を出しました。「今までお世話になりました。自分を殺して本当に死んでしまう前に辞めます。」

 

深海さんからの卒業

立ち去る晶を追いかけてくる九十九「ちょっと待て。こんなの認めへんぞ。何が不満やねん。」

佐久間「何が不満かたくさん言ってきたよ。俺も深海さんも。」九十九の顔をぺちっと両手で挟みます。「少しくらい聞いてくれたっていいじゃない。」

晶が休んでいる間に、佐久間は3人の社員の退職届を九十九に持って行ったのですが、九十九は受け取りを拒否しました。

松任谷「私もぬるま湯から片足出すから聞いてほしい。」

「監視カメラが嫌です。」「怒鳴り声で集中できません。」「社長の悪評のせいで新入社員が来ません。」

次々に不平を言い出す社員に目を丸くする九十九。

上野も思い切って言いました。「深海さん、次の職場でも頑張ってください。」

松任谷「上野、良く言った。深海さんからの卒業。」

皆で拍手します。

九十九「俺は認めへんぞ!」

晶は拍手してくれる皆に礼を言いました。

日常をぶっ壊す爆弾

恒星の人生を取り戻す

先輩が恒星の事務所にやってきました。部屋を片付けている恒星に驚く先輩。

恒星は2つの会社の決算報告書を見せました。オネスティとプロセ。両社に表立った関係はないのですが、オネスティの発行している請求書の中に、プロセにあてたものが複数ありました。業務提携の事実はないので架空請求です。

恒星「プロセが所得隠しをしていることを表ざたにして、プロセを叩こうと思っています。」

決算報告書の署名と印鑑は恒星のもの。「自分が何を言っているのか分かるのか?」

税務署にこの書類を提示して所得隠しを報告すると言うことは、粉飾に加担していた恒星自身の破滅でもあります。

「俺ならすべて忘れてみなかったことにするよ。こんな不正はどこにでもあるだろう。お前の人生をかけることはないんだよ。」

「逆です。取り戻そうと思っています。」

恒星は税務署に赴きました。

 

相手をぶん殴る

恒星は、例のクライアントを訪ねました。

「もしもし根本です。オネスティコンサルティングの会計書類をお持ちしました。」

突然、電話をかけてきた恒星に驚くクライアント。2階で待っているように指示しますが、恒星は会議室に入ってきました。いきなり封筒の中をぶちまけて、中から札束と書類が出てきました。慌ててかき集めるクライアント。

「もう手は貸しません。あんたらの会社の所得隠しもついでに垂れこんどいたから。」

「おい。」と引き留めようとするクライアント。

振り向いた恒星「あ、一発殴っていい?」

派手な音がして、急いで逃げ出す恒星。表情が明るいです。上司がクライアントを叱責する声が聞こえます。

 

突然ふっと来なくなる人

根本会計事務所が畳まれています。その様子を見ている晶。同じように見ている斎藤に気づきました。晶は恒星がどこにいるのか知っているかと尋ねました。

斎藤「店、長い間やってるとね、突然ふっと来なくなる人いるんだよね。でまた別のお客さんが来て常連になって、新しい人間関係ができて、少しずつ変わりながら続いていく。また別の飲み友達、できるよ。」

「そうですね。」

「うちの周年パーティ来るよね。」

「はい、今年こそ、ナインテイルドキャッツ飲みます。」

 

恒星さん不足

ラーメンを食べに来た晶。朱里はここで働いています。

朱里「昼間っからプラプラして何やってんの。」

晶「無職だもーん。」

社宅の狭さを愚痴る朱里。本物のたっちんが周年に来られないことを聞いて朱里は残念がりました。店長に急かされて、お客の帰ったテーブルを片付けに行きます。

三郎が出前から戻ってきました。お帰り、ただいま、と声を掛け合う二人を見ている晶。

三郎は元気がありません。「晶さん、恒星さん来ますかね。」

「どうだろ。」

「メールだけじゃ恒星さん不足っすよ。」

 

京谷の幸せ

晶の部屋に京谷が来ました。相変わらず千晴とは仲がいい晶。この間また酢を送ってくれたので、代わりにビールをお返ししたと言います。気持ちの送りあいは面倒だからしなくていいという京矢に、楽しいけど嫌になったらやめると晶。

関連会社なら仕事紹介するという京谷ですが、紹介はこりごりの晶。しばらくは失業手当をもらいながらやりたいことをじっくり考えるつもりです。そしてこの間の返事。ごめんなさいと謝る晶。そうだよなーと結果を予想していた京谷。

「晶、今幸せ?」

「これはこれでありかな。」

これから幸せを探すという京矢に、頑張れと晶。

周年パーティー

採用する秘書に嫌われる呪い

『おかげさまで2周年』の張り紙が5tapのドアに貼られています。朱里と三郎は一緒に来ています。次々とお客が来て忙しい斎藤。三郎と朱里が手伝いに駆り出されました。恒星のことを気にする三郎。

斎藤「3時にナインテイルドキャッツ開けるから、それまでにはくるんじゃない?」

そこへ松任谷、上野、佐久間が嫌がる九十九を連れてきました。晶に謝らせようと、上野が九十九の腕を押さえています。九十九を見て、慌てて三郎の陰に隠れる朱里。松任谷が晶が何時ごろ来るかを斎藤に尋ねました。「もうそろそろだと思うんだけどね。」

晶を待ちながら4人で飲みます。九十九は原節子について力説し、待ち受けを見せます。上野の今の待ち受けは佐久間さん。心の支柱なのです。いつ辞めるか分からないという佐久間に、九十九は「佐久間ー」と詰め寄りました。

その様子を陰から見ながら「採用する秘書、採用する秘書、皆に嫌われる呪い」を投げかける朱里。

それを止める三郎。「それ。あんたっす。」

朱里が呪いを投げるたび、その手を押さえる三郎。

 

もう一つのナインテイルドキャッツ

その頃、別の場所にいた晶と恒星。ナインテイルドキャッツの醸造所です。久しぶりに恒星から連絡があり、周年パーティーの代わりに誘われたのです。周年パーティーでは注いで回って晶は一口も飲めないからと。

たくさん並べられているナインテイルドキャッツのボトル。『ヴィンテージビール ナインテイルドキャッツ 13,500円』

「たくさんあるー!飲み放題?」

笑う恒星。「違いますよ。飲み放題ではないですねえ。」

晶「呼び出した恒星さんのおごり?」

恒星「晶さん、底なしなんだから。」

 

あちこちで乾杯

「ナインテイルドキャッツ日本!」

晶と恒星が来ていないことを気にする斎藤。お客に急かされて開けることにしました。

「今年も那須のヴィンテージビール『ナインテイルドキャッツ日本!』」

皆で歓声を上げます。

ちょっとずつ変わって苦くなくなる人生

ビールを注ぐ恒星。きれいな色に感動する晶。無職同士いいのか、と気にします。晶は節約生活でアパートの契約を更新、恒星は仮住まいのアパートだと言います。

恒星「なーんにもないんだよ。命はあっても人生終わり。」

晶は言いました。「終わってないよ。変わっただけ。鮮やかには変われなくてもちょっとずつ変わっていって、苦くなくなるんだよ。このビールみたいに。」

「熟成されて?」

「フルーティに。」

実際には飲んだことのない二人。

「飲んですげえまずかったらどうする?」

「それでも飲む。」

乾杯する二人。

 

「う・ま・い」「シ・ド・ニー」

呉羽とカイジは外国のバーで飲んでいます。エビとカニが出てきました。ビールで乾杯。

「う・ま・い」

「シ・ド・ニー」

 

京谷と部長の合コン

筧の結婚の話を橋本部長から聞いた京谷。一時期やばかったのが、晶と京谷を見て話し合ったのだそうです。二人で合コンに参加しています。

「橋本でーす。バツ3です。」

いつの間にかバツが増えています。

「4度目の正直で真面目にお相手を探しに来ました。」

京谷も自己紹介します。「花井です。海のような男になりたいです。つまり広い心と包容力と。彼女にすぐマンションをあげる癖があります。」

橋本「ぼくも二番目の奥さんにマンションあげちゃいました。」

皆でグラスを上げます。「かんぱーい。」

 

千晴の家でも乾杯

千晴は、晶から贈られてきたビールを夫の遺影に供えて、振り返ります。息子の家族と乾杯します。

 

好き勝手に飲む客

斎藤に電話をした晶。晶達もナインテイルドキャッツを飲んでいることを知り喜ぶ斎藤。

「そう、よかったよ。今年もまた二本とも終わっちゃったし。え、みんな?」

朱里と九十九はなぜか肩を組んでいます。他の社員たちと楽し気に笑っています。一方、恒星が来なくて悲し気な三郎。

「皆、好き勝手飲んでるから大丈夫。」

 

聴こえた鐘の音

電話をかけ終わって戻ってきた晶。ビールはもう終わりです。

恒星が、16時に鐘のなる教会が近くにあると教えてくれたので、二人で行ってみることにしました。

「鳴るっていって鳴らなかったりして。」「お寺の鐘とか。」

着いてみると本格的なヨーロッパ風の教会でした。「すごいね。」

16時まであと1分。

晶「鐘、聴きたいな。聴こえないかな。」

恒星「我々の感覚は退化してますからね。」

晶「鳴らなくても聴こえなくても、一緒にいることできるのかな。」

恒星「それは・・・わからないけど、俺たち次第じゃない?」

16時。鐘の音は鳴りません。そこへ風が突然吹きました。その風で動いた教会の鐘。晶と恒星は手をつないでその鐘を見上げました。

 

第9話の感想はこちらです。

獣になれない私たち9話 あらすじ感想 傷ついた二人の一夜は「間違った!」

第8話の感想はこちらです。

獣になれない私たち 8話 あらすじ感想 どんぶらこっこで朱里採用。兄弟対決に決着。

第7話の感想はこちらです。

獣になれない私たち7話 あらすじ感想 欠点は最高の武器、晶の人生を取り戻す

第6話の感想はこちらです。

獣になれない私たち6話 あらすじ感想 偽装結婚の真相。また酢を盗む朱里。

第5話の感想はこちらです。

獣になれない私たち第5話あらすじ感想 幸せなら手を叩こうからキス

第4話の感想はこちらです。

獣になれない私たち4話 感想 バカになれなかった二人。晶は朱里と対決。

第3話の感想はこちらです。

獣になれない私たち3話 感想 まさか呉羽と京谷?財務諸表で恋愛相談

第2話の感想はこちらです。

獣になれない私たち 2話 あらすじ 感想 鎧に身を包んだ晶の次の災難は

 

感想

晶が関わった人たちはみな幸せになりましたね。引きこもりの朱里は、マンションから出て、九十九の会社を経てラーメン屋で働くことに。最後にはパーティーに参加できるほどになりました。当初やる気ゼロだった松任谷と上野は、仕事にやる気を出し、仕事が取れるようになりました。最後の周年パーティーでは、あのいつも社長の怒鳴り声にびくびくしていた上野は九十九が逃げないよう、腕をつかむほどにまで成長していました。介護で子供と意見の合わなかった千晴の顔も、夫は亡くなってしまったけど、思うとおりに夫を看取ることができて晴れやかになっていました。千晴さんの眼力はすごいですね。長年朱里に手こずっていた京谷。もっと早く千晴さんに言うべきでした。

ようやく社員が九十九に意見を主張できるようになった、その時に晶が会社を辞めなくてはいけないのかと不思議にも思いました。晶があそこまで大変な思いをしていたのは、社長のせいでもあるけれど、他の社員がやる気を見せず全てを晶に依存していたからでもありますよね。ようやく社員たちが自分の意見を主張しはじめた時に晶が辞めるのは、いくら笑顔と拍手で見送られたとはいえ、納得いきませんでした。次の職場も決まっていないのに。晶は悪いとこどりのような気がします。でもそれまで言えなかった意見が言えるようになった、それが晶の得た一番の宝物なのかもしれませんね。

実は先週、九十九に辞めたらいいと言われた時点でクビになったと思っていたので、皆晶が休んでいると思っていることにもびっくりしました。社長に辞めたらいいと言われたら、このような小さな会社ではクビなのではないのでしょうか?

呉羽が晶に告げたカイジの言葉。手術をしても呉羽は何も失っていない、新しい呉羽になっただけ。喪失感で一杯の時にこんな言葉を言われてしまったら、鐘が鳴るのもわかりますよね。カイジさんはとても素敵な人だったんですね。

呉羽の爆弾はかっこよかったです。カイジとのパートナーシップが素敵です。呉羽の意見を全面的に尊重するカイジさん。実は呉羽以上に自由な人物でした。呉羽の記者会見に反対だったカイジさん。呉羽がロボットのような受け答えではなくて、本音で話し出した途端、カイジさんの目が輝きだしましたね。

記者会見、これあるあるですよね。こういう失礼な一方的な質問の仕方。呉羽の本音の答えは全て真実だと思いました。世間に受け入れられるものではないのかもしれないんですけど。野木亜希子さんは本当に世間で現状行われていることを脚本に織り込むのがすごいですよね。いつもどの作品を見ても感心します。

呉羽の会見に触発された人が二人。人に支配される人生はまっぴら。晶は退職届を提出。恒星もまた一生脅し続けられる人生からの脱却を決心しました。その決心を聞いた先輩がかけてくれた一言、人生をかけることはない、への恒星の答えが「人生を取り戻す。」でした。晶は7話で、京谷と別れたことで人生を取り戻しましたが、恒星は不正をやめることで人生を取り戻しました。

そしてすべてを失った二人。晶と恒星。自由は手に入れたけど、この二人この後どうなるのでしょうか。特に恒星。もう会計士としての仕事は無理です。会計士の資格を失っても同等の収入が得られる仕事が何かあるといいですね。

去年一口も飲むことができなかったナインテイルドキャッツ、恒星の粋な計らいで二人で一瓶開けられたのは素敵でしたね!前回晶は人にふるまってばかりで一口も飲むことはできませんでしたので。でもお客さん全員にふるまうのが2瓶では、皆の口に入る量もごくわずかなので、サンプル程度です。そこまでがっかりすることでもないのかもしれません。醸造所に行って1瓶開ける方がよっぽど贅沢です!

最後の鐘。風が鳴らしてくれました。これは粋です。頑張って自分の人生を取り戻した二人へのご褒美ですね。そしてつないだ二人の手。二人でいるべき理由をあれこれ探していたような二人でしたが、これで背中を押してもらえたのかもしれません。

ものすごくすっきりはいかなかったけど、これはこれでありかな、と納得させてもらった最後でした。主役の二人が一番すっきりしないドラマだった気がします。でも本当に欲しいものは手に入れたのでそれでいいのでしょうか。でも他の人たちは見事にすっきりしましたね。

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