生田家の朝1話 あらすじ感想 ことごとく死んでいるものと熱烈キス
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最終更新日:2018/12/13
生田家の朝
念願のマイホームを購入した生田家。ドラマのような生活にあこがれるパパにはあれこれ不満があるようですが、とにかく幸せな生田家です。
Contents
念願のマイホーム
生田家の朝。
7時に目覚ましがなり目覚めたパパ(ユースケ・サンタマリア)。カーテンを広げてさわやかな朝に笑顔を見せます。
『1年前、私は念願のマイホームを購入した。都心からはだいぶ離れているし、ローンのことを考えると若干気が遠くなるが、それでも自分の城を手に入れる喜びには代えられない。そんなマイホームで迎える穏やかないつもの朝。』
『寝室を出ると、キッチンから届いてくる朝ごはんの香り。キッチンで朝ごはんを作る妻(尾野真千子)、テレビを見ている娘、新聞を読む私。ドラマなんかでよくみる、いかにもの朝の家族の風景。これこそ私が憧れていた生活である。』
ダイニングテーブル使ってない問題
こたつで朝ごはんを食べる4人。
今日の卵焼きは上手に焼けたと嬉しそうなママ。作り方は同じだけど、今日は特に上手に焼けたのです。
美奈「このレベル、キープできたらいいね。」
悟「毎日これがいい。」
ママは笑顔で「それは保証できないな。」
『まるでドラマのような朝の食卓のやりとり。この無味無臭の会話こそ、平和の象徴じゃないだろうか。もちろん、ここに引っ越してくる前にも、こういうたぐいの会話は普通に交わされていたが、新築のマイホームだとより味わい深い。』
『そんなどこから見ても平和な朝の風景ではあるが、だからこそ私にはずっと気になっていることがある。私にとって理想のマイホーム生活の妨げになりそうな重大な問題。それは・・・』
【ダイニングテーブル使っていない問題】
『私の計画では、食事はあのダイニングテーブルで食べるはずだった。ドラマでよくある食事のシーンの基本、ダイニングテーブルである。さきほどの無味無臭の会話もここで行われるのが理想だ。』
ダイニングテーブルで食事をし、夜に夫婦で晩酌をする光景を夢見るパパ。
『ドラマでよくみるあの風景である。そう言ったことをイメージしてテーブルを選んだ。』
セットで死んでしまったダイニングセット
『しかし実際それらのすべてが、このこたつで行われている。そう、あのテーブルは完全に死んでいる。ちなみにこたつは前の家から持ち込んだもの。テーブルはこの家のためにこだわり抜いて購入した。けやきの木をつかった温かみのあるオーダーメイドのテーブル。椅子とセットで38万円。しかし実際は見事にセットで死んでいる。』
さりげなく他の人を誘導しようと、ダイニングテーブルで新聞を読んだりするパパですが、誰も寄ってこず、ご飯はこたつに運ばれます。そして使われていないダイニングテーブルには、筆記具やドライバーがパンパンに詰まった海苔の缶、食べかけのお菓子など、生活感を感じさせるものが載せられていました。
切なそうにダイニングテーブルをみるパパ。ママが「ん?」と笑顔で気にしました。
「ううん。」
ソファーもほぼ死んでいる問題
『あれは危険だ。一気に実家のようになってしまう。私が思い描いていたドラマのような生活にこんなリアリティはいらない。これらのアイテムはすべてを台無しにする威力を持っている。ちなみにもう一つ言う。』
【ソファーもほぼ死んでいる問題】
こだわって購入したソファ。しかし、こたつがあるので、ソファには誰も座りません。謎のシールまで貼られていると、ソファを切なげに見るパパ。
子供たちは朝ごはんを終えて、学校に行く用意をします。
ことごとく死んでいる新しく導入されたもの
『そう考えると、前の賃貸マンションからここに引っ越してくるときに、新しく導入したものたちはことごとく死んでる気がする。例えば妻のたっての希望で購入したあのミキサーもそう。』
ミキサーのパンフレットを見せるママ。
「毎朝、野菜ジュースが飲めるし、コーンポタージュも作れるんだって。朝、コーンポタージュ飲みたくない?ほら。」
とパンフレットをパパに渡します。アイスキャンディーも作れると盛り上がった家族。
ドラマっぽいしおしゃれと購入したのですが、結局は洗うのが面倒ということで、野菜ジュースは1週間で断念。コーンポタージュに至っては1度作っただけです。朝は味噌汁がつくので、両方飲むとお腹がタポタポになってしまうのでした。
ドラマを凌駕するキスのお見送り
『もちろん、それでも今の私は十分幸せだと思う。家族4人、一軒家で平和に暮らせるだけでも感謝しなくてはいけない。ドラマはあくまでもドラマである。』
仕事に出かける用意をするパパ。
ママ「忘れ物ない?」
『ただ、毎朝の妻の見送り方だけはドラマをはるかに凌駕している。』
パパ、と、抱き着いて熱烈にキスをするママ。
ママ「いってらっしゃい!」
4話の感想はこちらです。生田家の朝4話 あらすじ感想 希望はバラバラ。小型犬、大型犬、カメ
2話はこちらです。生田家の朝2話 あらすじ感想 辛子の使い道、セミの抜け殻の使い道。
感想
ドラマっぽくないと言うけど、十分ドラマっぽいです。当たり前ですが。パパのナレーションが、延々と続きますが、それでも仲の良い家族。パパはあれこれ不満はあるけれど、すごく不満をため込んでいるわけでもありません。聞いていて、こちらがクスッと笑ってしまうレベルで、聞き心地がいいです。
この家族はすごくさわやかで見ていて心地いいですね。お母さんがとにかく幸せそう。いつもニコニコしてご飯を作ってくれるお母さん、理想なのではないでしょうか。最後の熱烈なキスはびっくりしたけど、あんなお見送りをされてうれしくないご主人はいませんよね。
素敵なダイニングセットとソファ、そしてミキサー、あれがいいな、素敵だな、と思うものがすべて使い心地がよく便利で、生活スタイルにフィットするわけではありません。確かに、ミキサーでこれができると言われると楽しくなって買いたくなってしまうけど、後の片づけが面倒で使わなくなることってありますよね。私も便利だけど、洗うのが面倒なジューサーはなかなか使う気になりません。いろいろなものが溢れている世の中ですが、少ない、足りないくらいがちょうどいいのかもしれないですね。
ユースケ・サンタマリアさんのパパが意外にさわやかでびっくりしました。『あなたには帰る家がある』のお父さんは本当に怖かったので。尾野真千子さんのママも可愛くて素敵です!
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