獣になれない私たち9話 あらすじ感想 傷ついた二人の一夜は「間違った!」

公開日: : 最終更新日:2018/12/13 獣になれない私たち

突然昇進させられた晶。朱里は社長秘書となってしまいました。休みでも平気でメールを送り付ける社長を無視する朱里。職場では大量の仕事を一気に押し付けられます。一生懸命サポートする晶ですが、朱里は大切な顧客へのメールを取り違えてしまい機密データの漏洩を引き起こしてしまいました。責任を感じて行方をくらます朱里。朱里をかばう晶の不満がさく裂!しかし九十九に深海は必要ない、辞めればいいと言われてしまいました。

同じころ、恒星もまた粉飾決算から抜け出せずに落ち込んでいました。傷ついた二人は一夜を共にしましたが、翌日、恒星の部屋を出た晶の漏らした一言は「間違った!」でした。

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飲み友達と過ごす朝

決断は月末

恒星(松田龍平)の部屋で夜通しゲームをしていて、いつの間にか眠り込んだ晶(新垣結衣)は恒星のベッドで目を覚ましました。恒星はソファで寝ています。コーヒー豆を切らしているので、朝ごはんを外に食べに行きました。

途中、不動産屋の前を通りかかって、物件を気にする晶。恒星に希望物件を訊かれて「1DK以上、バストイレ別、ガスキッチン、築5年以内、鉄筋コンクリート、3階以上の角部屋。景色良好、日当たりが良くて・・・」

と続ける晶に、苦笑する恒星「お客さん、注文が多いですね。」

譲れないのは住み心地、でもそれは住まないと分かりません。

晶のアパートの更新は月末。恒星の不正書類も月末が締め切りです。どうにかならないのかと気にする晶に、

「一度始めた悪事は続けるしかない。悪いことしてる人とはコーヒー飲めないですか。」

二人は目当ての店の前に来ていました。ここまで来てと笑いながら恒星の背中を晶は押しました。

 

互いを気にかける晶と恒星

朝食を食べながら違和感を感じる二人。いつも会うのは夜なのです。そういえば、聴こえなかったけどと、鐘を聴きに行ったのは昼だったと思い出して、綺麗な夕染めの景色を思い出しました。

晶は、自分は税務署の人間じゃないし、恒星を怒る理由も無い、誰かを傷つけているわけでもない、恒星がいいのならそれでいいと言いました。

恒星も晶に電車のホームのことを訊きました。もう怖くないけどまた怖くなったら恒星に話すと晶は約束しました。いつものように二人でごくりと飲みますが、今日はコーヒーです。

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九十九の思考回路

初めての契約を取った松任谷と上野

松任谷(伊藤沙莉)と上野(犬飼貴丈)が初めて二人で契約を取ってきました。晶にアドバイスをもらったからと言う上野。晶は二人が頑張ったから、と3人で盛り上がりました。それを驚いて見ている九十九社長(山内圭哉)。

 

意外になじんだ朱里

SEの人たちと、たっちん、橘カイジの極秘結婚の話で盛り上がっている朱里(黒木華)。それを安心して見ている晶。後ろから佐久間(近藤公園)が声をかけてきました。

「意外と早くなじんでるね。」

「引き続きよろしくお願いします。」

朱里の様子をやはり驚いて見ている九十九。

 

特別チーフクリエイター部長就任

晶が九十九に、ごみ捨て、掃除、コーヒーの準備と片づけを当番制にと直談判すると、秘書にやらせろと言われました。そして唐突に、晶を『営業部の特別チーフクリエイター部長』に任命しました。

「長くなった!」

九十九手書きの辞令を読んでいる佐久間。九十九の意図が分からず晶は首をかしげています。佐久間は自分のせいかもと言いだしました。

佐久間「給料2倍にしたら転職しないのに、みたいなことを言っちゃったんだよ。社長の思考回路を想像すると深海さんを営業部長にしてバリバリ仕事とってこさせて、業績が上がれば、辞めそうなSEと俺の給料を上げて引き留められるってことじゃ。」

晶「そんなうまく行きます?」

松任谷「深海さんへの期待すごいわ。」

犬飼「でも誰が秘書を?」

 

朱里が秘書に

九十九が朱里を大声で呼びました。急いで出てきた朱里。

九十九「社長秘書に任命する。おめでとう、すごいすごい。」

手書きの辞令を朱里ももらいました。一人で拍手をする九十九。皆にも拍手を要求しますが誰も拍手するものはいません。朱里は秘書?と茫然としています。

オアシスに群がる記者たち

恒星の雑誌デビュー

恒星の事務所に、いつもに輪をかけて騒々しく三郎(一ノ瀬ワタル)がやってきました。

「恒星さん、あんた雑誌デビューばしとんですよ。」となぜか博多弁に戻って、週刊誌を見せます。

『覆面ゲームクリエイター 橘カイジの妻・モデル呉羽ご乱行!? 奔放な夜の一部始終』

『二人はこのあと男の家へと消えていった』

 

呉羽の元事務所の嫌がらせ

その雑誌を5tapで、晶、恒星、呉羽(菊地凛子)、三郎、そして斎藤(松尾貴史)で見ています。恒星と呉羽のハグ写真をみて、晶はこの間、自分もいた時と気づきました。

三郎「また当然わいせつ罪ですか?」

呉羽「公然な!こんなん嘘だって。これたぶん私の前の事務所の嫌がらせ。」

呉羽の夫の橘カイジ(ずん飯尾)が、呉羽の元事務所と提携を解消したとたんにこの記事が出たのです。カイジのことを気にする晶ですが、呉羽はカイジは気にしていない、呉ちんの好きなようにしていい、そう言ってくれたのだそうです。

晶「呉ちん?」

そこへ入ってきたお客。外が大変だと言います。

 

オアシスが記者まみれに

記者が大勢集まって5tapへの客をつかまえてはインタビューしているのでした。中から外の様子をうかがう斎藤たち。

斎藤「オアシスが・・・」

なんでここまでの騒ぎになったのか、呉羽が首をかしげていると三郎がそのニュースを見つけてきました。

『モデル呉羽、超人気バンドボーカルVBのボーカル・ヤマとも関係してた。』

嘘ばっかですね、という三郎に、身に覚えがある呉羽。

「半年くらい前かな。陽気な男でやっちゃえやっちゃえ、よーしと盛り上がって。」

結婚前の話だといいますが、世間はそう見ない、絶対言うなと釘をさす恒星。5tapは住宅街にあるのでご近所の苦情を気にする斎藤をみて、呉羽は出ていくことにしました。

「みんなはここにいて。失礼。」

 

呉羽の言い分

外に出てきた呉羽を取り囲む記者たち。

「来ました。ここ迷惑なんで解散。ね!」

記者たちは呉羽の言うことなど気にしません。「VBのヤマさんとの関係は?」

呉羽「関係していようがいまいが、関係ある?」

「じゃ、やっぱり関係あったんですね。橘カイジさんはなんと?」「不倫ですか?」

呉羽「あのさ、誰が誰としようがどうでもよくない。あなたもするでしょ。セックスくらい。人間だもんね。」

 

呉羽回収

それを中で聞いていた晶達。

晶「あ、言っちゃった。」

恒星「三郎、呉羽回収。」

斎藤「穏便にね。」

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千晴の上京

朱里の脱走

日曜で朱里が家にいると、突然誰かがドアを開けて入ってきました。京谷の母・千春(田中美佐子)です。女性ものの靴をみて晶と思い込んだ千晴。中に上がり込んで、朱里を見て驚きます。部屋に閉じこもってしまった朱里。ドアの前に荷物を大量に置いて逃げる用意。急いで荷造りをします。

知らない女性に驚いた千晴は、京谷に電話をかけましたが、京谷は夜には帰るから待っているように言いました。その間に、枕と毛布、ウサギのケージをつかんで朱里は窓伝いに隣の部屋へ。千晴がバリケードを壊して中に入った隙に、隣の部屋から出てマンションから逃げ出しました。

 

晶の家に避難、そこへ千晴も来た!

晶の家に来た朱里。他に思いつかなかったと強引に上がり込みます。「ここならマンションよりも会社に近いし。お邪魔しまーす。」

千晴の様子を知りたがる晶ですが、朱里は無関心です。そこへノックの音がして千晴がやってきました。

朱里「なんで?」

晶「電話があって家にいるって言っちゃったの。」

朱里「なんで言うの?」

会いたくないと慌てる朱里に、梯子を指さして上に行くようにと言いました。

千晴はドアの鍵がかかっていないので、開けて入ってきました。そこで梯子を上る朱里と顔を合わせてしまいました。

驚く千春。「なんで?どうなっちゃってんの?」

とりあえず挨拶をする晶と朱里。「こんにちは。」

5tapで反省会

京谷の育て方

事情を説明した晶。千晴は下をずっと向いています。

「育て方間違えちゃったかしら。朱里さん住まわせたまま、どっちつかずで4年って。」

晶もきちんと自分の気持ちを伝えずに決断できなかったからと京谷をかばいます。

病院で夫が倒れた時に京谷が一緒にいた朱里を連れてきて、朱里と千晴はそれ以来です。あの時は気が動転していてきつくあたったかもしれないと千晴も謝りました。

朱里は、京谷は自分の命を助けてくれた、甘えすぎてしまったが、京谷がいなかったら今自分は生きていなかった、だから京谷の育て方を間違ったなんて言わないでほしいと言いました。朱里が生きていて良かったと泣き出す晶。千晴も加わって、皆で泣き出しました。

 

晶がすっごい大事そうな恒星

京谷が千晴の迎えに来ましたが、女3人で笑い合う輪には入れてもらえず、恒星の横で飲むことに。まだ晶と恒星が一夜を過ごしたと信じている京谷の誤解を、恒星は解きました。あの時はむかついていたからつい、でも殴られたから、おあいこと言います。

京谷は自業自得と言いました。自分のことを棚にあげて真実も確かめず晶の浮気を怒っていた、それを許すのが愛と思い込もうとしていた、恒星うんぬんではなくて、自分が晶と向きあってこなかったのだとようやく気付いたのでした。

遅すぎることはない、今からでも向き合ってみれば、という恒星に、本当に飲み友達なんですかと確認する京谷。

京谷「男女の友情って俺、信じてなくって。」

恒星「俺も。だけど、性別に関係なく、人間同士でいられる相手がいたら貴重じゃないですか。壊すには惜しい。」

京谷「今の晶のことですよね。すっごい大事そうに聞こえるんですけど。」

恒星「え、そう?」

 

一人でも一人じゃない晶

朱里は晶の家でお泊り。朱里用の布団を用意しながら、話します。恒星とはただの飲み友達、一緒にいて楽だし頑張らなくていいという晶に、つまらないと朱里。

かっこよくて優しくて、自分だけを見てくれて、ありのまま全部受け入れてくれる経済力のある男、そんな人どっかにいないかな、と朱里は夢みたいなことを言います。恋愛をしても自分を見失いたくない晶。恋愛は自分を見失うものなのだと朱里は言います。だったら恋愛はいらない、晶は即答しました。

「相手にすがって嫌われないようにふるまって、自分が消えていって相手のことも分からなくなる、そんなの嫌だ。繰り返したくない。」

ずっと一人で生きていくの、そう問いかける朱里に一人ではないと晶は言いました。朱里といるこの時間、千晴と3人で飲んだこと、呉羽との1000回分のハグ、恒星の家での夜通しのゲーム、そういう時間を大事にしていったら生きていけるかもしれない、一人じゃないと晶は言いました。

朱里「それでも愛されたいな、私は。」

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九十九の秘書

社長のイライラ全開

翌日、寝過ごした晶。朱里を叩き起こして会社に急ぎます。何とかギリギリセーフだと思ったら、松任谷と上野が心配そうに近づいてきました。

「社長が・・・・」

そう言えばと電話をチェックしだす朱里。休みなのに社長からメッセージが来ていたのですが、うるさいので通知を切って放置していたのです。10件も来てるという朱里に、不穏な空気を感じる晶達。

九十九の大声が飛んできました。「何をのんびり、たらたら出勤してはるんですか、既読にならん、返信よこさん、朝は遅刻。」

遅刻していないという朱里の言い分など聞きもしない九十九。

「どうでもいい口答えしている間があったらタスク全部完璧に完了させてくれへんか。今すぐ。」

晶がやろうとしましたが、長門に言っているのだと九十九。朱里は早速仕事にかかりました。

 

朱里を見て、九十九へ爆弾を投げつけることを断念

九十九に抗議をする晶。まだ慣れていないのだからもう少しゆっくりと言う晶に、だったら自分が指導をすればいい、今週のノルマと10社分の営業を押し付けました。

「10社営業して、秘書の指導もしろと?」

「営業優先。秘書の指導は努力目標。それくらい自分の頭で考えや。」

ドアを開けて、晶に出ていくよう示す九十九。晶は胸に入れた退職願を見ましたが、頑張っている朱里を見てしまい込みました。

10社を松任谷と上野で3人で割り振っているところへ、朱里が質問に。でも九十九が朱里をせかします。

 

自宅で朱里の指導

会社では九十九にせっつかれて業務を教えられないので、晶は朱里を自宅に泊めて指導することに。

「ホテルの部屋は禁煙、ツイン以上。チェーンの壁の薄いのはダメ、でも2万以上だと高いと言われるから注意。メールは必ず社長のアドレスをccに。誤字脱字まで全部チェックされて、ミスがあろうものなら大変なことになるから気をつけてね。」

頭をテーブルにゴンと打ち付ける朱里。完璧にやる必要はない、フォローするからと晶。

 

人使いの超荒い九十九

翌日、朝早くからごみ出しをする晶と朱里。九十九が出社したのをみて、朱里は慌ててコーヒーを入れました。早速仕事を言いつけられます。朱里の用意した資料が打ち出しただけでまとまっていないと文句を言う九十九。時間が無くてと謝る朱里に、行くぞと一緒に出かけていきました。今日は接待。同席する上野に、晶は朱里のサポートをお願いしました。

 

晶になれない朱里

翌日、上野に首尾を訊きました。昨夜朱里は晶の家に帰ってきた途端、布団に倒れこんでしまったのです。昨夜、先方が帰った途端に、九十九は朱里を怒鳴りつけたのでした。上野からするときちんとしていたというのですが、怒られたのは晶と比べられたから。晶なら土産を渡していた、お酌ももっときちんとできたと。

晶にはなれないと松任谷は朱里に同情しました。そこへ飛んできた九十九の怒鳴り声。

「そんなとこで何してんや。外回りどうしたんですか。」

SEに、顧客に見積もりを送るようにたのんだ朱里。神棚に晶の写真が飾ってあるのに目を留めました。

機密データ漏れ

九十九からの山のような指示

朱里は顧客へのおみやげ、天草製薬の10月分売上報告、自分にもccと九十九に指示されました。メールを作成中に、九十九がまた新たな要件を言いつけてきます。今日の接待の案内メールがまだ送られていないのでした。2つのメールを同時に作成しながら対応している朱里。そのあとはお土産を買いに急いで出かけました。

営業から帰ってきた晶は、佐久間に朱里のことを訊きます。社長のお使いできんつばを買いに行った、その前は社長にいっぺんに言われててんぱってた。

九十九に朱里への態度を改めるようにと晶が言うと、晶が秘書をとうるさいから秘書を入れた、最近、調子に乗りすぎていると、逆に文句を言われてしまいました。そして事件が発生しました。

 

機密データ漏れ

10月分の売上報告を送ったはずの浅草製薬からドジョウ鍋のメールが来たと電話が来ました。メールをチェックして、売上報告と会食の案内が間違って送られたことを確認して青ざめる九十九。

「機密データ漏れや。」

上野が確認して、朱里がメールを取り違えたことが発覚しました。晶はたぶんメールを作成しているときに、社長にせかされて混乱したのだろうと推測します。それをお使いから戻ってきた朱里が聞いていました。

九十九は、晶に一角商事にいってデータの削除と公開をしないように念押し、会食も仕切りなおし、お詫びをすることを命じました。松任谷と上野は九十九と共に浅草製薬へのお詫びです。取引を打ち切られたら会社が大変なことになるのです。

 

朱里の逃走

晶達の話が聞こえた朱里は、お土産と社員証を椅子の上に置いて立ち去りました。

出前の帰り、道の上に枕が落ちているのを発見した三郎。前を見ると大量の荷物とウサギの籠をもった朱里が歩いています。はい、と枕を差し出す三郎。

「あ、ウサギや。これっすよ、草の匂い。おれ、変態じゃないっすよ。『普通態』っなんす。俺、あっちのラーメン屋で働いている三郎って言います。恒星さんとも晶さんともご友人です。」

働けなかった、と座り込んで泣き出す朱里。驚いた三郎は岡持を落としました。

 

閉じ込められる呉羽

隠れ家を用意された呉羽。しばらく隠れているようにとスタッフに言われて不満顔です。橘カイジのファンはネットユーザー、ネットでの呉羽の悪評は不利益なのです。カイジは今株主とスポンサーに事情を説明中。結婚した以上一人じゃないのだから自重をするようにと厳しく言われてしまいました。

「自重するために結婚したんじゃないの。苦しいときでも何時でも一緒にいたいから結婚したの。」

スタッフは呉羽にここにいてください、そう言って出ていきました。

 

横領告発事件の顛末

恒星に密告をしようとした大熊は、依願退職とされてしまいました。大熊は恒星に、満額の退職金をもらって田舎に帰ると言います。横領の告発メモは事実無根として握りつぶされ、大熊は気がおかしくなったという扱いにされていました。横領をしたという経理部長は役員の甥でおとがめなしです。

大熊は、歩道橋から、こつこつ書き溜めたという架空取引の記録を破り捨てます。老後のことを考えたら怖くて闘えなかったと泣きました。

 

晶と恒星の反逆

何もできない私たち

5tapは休業中。マスコミに辟易した斎藤がしばらく休んで周年の準備をすることにしたのです。恒星に会った晶は、朱里のシステム手帳を見せました。そこにはごめんなさいの文字が。何もできなかったと肩を落とす晶。

恒星はそんな晶に言いました。「自分のために何かするのも難しいのに、人のためになんてできるわけないでしょう。誰かのためは所詮、自己満足。晶さん、朱里の面倒みてていいことしてた気になってただけ。だからいいように使われるんだよ。」

「じゃあ、みんなどうやって生きているの。誰かを助けるのは悪いこと?誰かの手を必要として必要とされて生きていくんじゃないの。辛いことを少しずつ分け合って、そうすれば・・・」

朱里のメッセージをびりびりに破った恒星。「何にもできないよ。」

 

潰された朱里の夢

いなくなった朱里のデスクにステロンオンラインのグッズらしいウサギのスタンドがあります。そこには朱里の手書きで付箋がはってありました。『給料ゲット!』『落ち着いてガンバレ』『必要な人になる』

九十九が大声で朱里の悪口を言っています。

「入った思ったらすぐ辞めて今時の奴はあかんな。なあ!あんなミスふつうするか?」

松任谷が同調します。「まあそうですね。普通はしないですね。」

それを見て上野もそばに行きました。

「きっちり確認してきっちり送ったら起こらへんミスや。やる気がたらんのんじゃ。」

 

晶が吠えた!

「は、やる気?やる気があればミスもしないし、やる気があれば何でもできる?やる気ってそんなにすごいんですか?」

「仕事ですから、働いてお給料もらわないと生きていけないから働きますよ。認められたいし、要らない奴だって思われたくないんで、できることはします。ゴミ出しも雑用も毎日のコーヒーも、社長の無茶苦茶な要求にも耐えるし、怒鳴られて頭真っ白になって、誰だってミスしちゃうような状況でも働きます。」

「社長に逆らうと怖いから、面倒だから、黙ってやり過ごして、みんなめちゃくちゃだと思ってるのに、表向きでは言うこと聞いて、陰で文句言って。」

晶の声を聞いて皆黙っています。声を聞きつけて佐久間たちも出てきました。

「目の前で誰かが怒鳴られても誰も助けない。これが平和ですか。みんなにそうさせてるのは社長です。普通はしないミスをさせたのも社長です。こんな会社でどうやって働けって言うんですか。」

 

九十九の爆弾に先を越される

九十九「ほな、辞めたらええ。さっさと辞め。今すぐ辞め。文句しか出えへん社員いらんのや。ここは俺の会社や。深海一人おらんでもどうとでもなる。前の営業部長辞めた時と同じや。どうとでもなる。みーんなそれが分かってるから何も言えへんねん。なあ。そういうこっちゃ。」

誰も何も言いません。

晶は「出すぎたことを言って申し訳ありませんでした。」

そう言って出ていきました。

 

恒星の反逆

一度は作った書類を恒星は破り捨てました。粉飾決算の依頼主に、他を当たってください、そう告げましたが、相手は300万という安値で印鑑を押してくれる人は他にはいないのだと容赦しません。訴えるという恒星の言葉にも動じず、関連会社の一つが潰れたところで自分たちには何の影響もない、しかし恒星は税理士としてすべてを失うのだと冷たく言い放ちました。

「お願いします。勘弁してください。」

 

傷ついた二人の一夜は「間違った!」

その男とすれ違いに入ってきた晶。真っ暗な中に座っている恒星を見てそっと言葉をかけました。

「どうにかしようとした?」

「うん、した。けどダメだった。」

晶の様子がおかしいのに恒星も気づきました。

「どうした?晶さんもなんかあった?」

「会社で初めて吠えた。」

「爆弾投げた?」

「投げようとして投げられた。」

自分は必要なかった、いなくてもどうとでもなる、そう言われて深く傷ついた晶。頬をそっと触る恒星。

「泣いてる。」

「泣いてないよ。」

恒星は晶を抱き寄せて短いキスをしました。そしてもう一度キス。ベッドで抱き合う二人。

翌朝、出て行った晶。恒星は目覚めていましたが声をかけませんでした。

「間違った!」と晶。

 

最終回の感想はこちらです。

獣になれない私たち最終回あらすじ感想 ぶん投げた爆弾、鐘の音が聴こえる。

 

第8話の感想はこちらです。

獣になれない私たち 8話 あらすじ感想 どんぶらこっこで朱里採用。兄弟対決に決着。

第7話の感想はこちらです。

獣になれない私たち7話 あらすじ感想 欠点は最高の武器、晶の人生を取り戻す

第6話の感想はこちらです。

獣になれない私たち6話 あらすじ感想 偽装結婚の真相。また酢を盗む朱里。

第5話の感想はこちらです。

獣になれない私たち第5話あらすじ感想 幸せなら手を叩こうからキス

第4話の感想はこちらです。

獣になれない私たち4話 感想 バカになれなかった二人。晶は朱里と対決。

第3話の感想はこちらです。

獣になれない私たち3話 感想 まさか呉羽と京谷?財務諸表で恋愛相談

第2話の感想はこちらです。

獣になれない私たち 2話 あらすじ 感想 鎧に身を包んだ晶の次の災難は

 

感想

やる気を見せてきた松任谷と上野が、初めて二人で契約を取ってきました!朱里も思いがけず会社になじんでいるようで、晶も安心です。千晴さんが突然上京してあたふたしましたが、結局は5tapで話すうちに誤解が解け、わだかまりも溶けました。なんだかいい感じになってきた晶と朱里。恒星さんともいい飲み友達としてすべてが順調に回っているようでした。

しかし問題はまだそこに残っています。恒星の粉飾決算。晶の会社社長の九十九の横暴さ。最も大切な問題は解決していませんでした。

和気あいあいとしている晶達営業、SEと仲良くなった朱里を見ている九十九の目がおかしいなと思っていたら、朱里は秘書に、晶は『営業部の特別チーフクリエイター部長』にと昇進させられてしまいました。驚くのは誰一人喜んでいないどころか、逆に不安げな様子です。喜んでいるのは社長だけです。

九十九が気に入らなかったのは和気あいあいとしている様子なのでしょうか?仕事に必要なのは緊張感。雰囲気の良さはよくないと?

佐久間さんは給料2倍になればと言ったことは覚えてましたけど、その時佐久間さんはもう一つ社長に爆弾発言をしました。九十九さん、社長に向いてない。この時の驚いた顔。

今日、九十九さんは同じ顔で営業3人を見て、SEに馴染んだ朱里を見ていました。そしてその後の社長の不機嫌さ。社長として自信を失ったのでしょうか?イライラは晶に対抗意識を燃やしているのかもしれません。

休みなのに当たり前のようにあれこれ指示を送り続ける九十九と、当たり前のように無視する朱里。人の言うことに耳を貸さずに独自のやり方で会社を運営する九十九に、人の言うことに耳を貸すことになれていない、趣味はネットゲームの朱里。そもそも晶なしでは、コミュニケーションが取れそうもありません。

晶の助けを借りつつも、一生懸命に九十九の要望に応えようとする朱里ですが、どんくさいと言われ、何かにつけて晶と比べられてしまいます。

朱里の一生懸命さが裏目に出てしまいました。2つの仕事を同時にこなそうとして、メールの差出人を間違えてしまったのです。これは朱里ばかりが咎められるのもおかしいと思うし、せっかく頑張っていたのに気の毒でしたね。

逃げ出した朱里のデスクに残されたステロンオンラインのグッズらしいウサギ。夢が大切と、クリエイターの橘カイジは先週8話で言ってました。朱里は、ウサギに夢を貼り付けて、人生をやりなおすつもりだったのでしょう。でもその夢は全てかなわなかった。

その朱里の頑張りを知っているのは九十九ではなく、どこか他人事の松任谷でもなく、家にまで泊めて朱里の指導をした晶です。社長の朱里への悪口に松任谷と上野は同調するような態度を見せましたが、朱里の頑張りを誰よりも知っている晶は我慢できなかった。

とうとう社長への不満、横暴なやり方を声に出して糾弾してしまいました。黙り込んでいる他の社員たち。皆も同じ気持ちだと思うんですけど、誰一人晶を擁護しなかったのは悲しいことですね。結局は退職願を叩きつける前に、辞めればいいと宣告されてしまいました。晶一人辞めたところで大したことではないと社長は思っているようですけど、それは社長一人の勘違いであり、慢心です。

この話はどういう風に決着をつけるんでしょうか。結局は、晶がいないと困る松任谷たちが泣きついてきて、晶が会社に戻ってきて、九十九は今まで通り、ということにはなってほしくないです。

晶の、恒星との一夜の感想は「間違った!」でしたので、今後恒星と付き合うと言うことはなさそうですね。飲み友達の方がしっくりくるということでしょうか。

そして恒星の粉飾決算は?今のところ、恒星の将来はお先まっくらです。結局は会計士を止めなくてはいけない展開になる気がします。横領事件は告発者の泣き寝入りで終わってしまいましたね。これが物語に出てきたのは、これが恒星の末路みたいな感じなんでしょうか?恒星には別の顛末を用意してほしいですけど。

野木亜希子さんの脚本なので、今までの伏線をすべて回収してあっと驚く展開、でも最後はすっきり!となることを望みますが、このお話はそういう最後になるのか心配です。でも一つ言えることは、来週は5tapの周年パーティーで終わりそうですね。皆でおいしいお酒が飲めるといいのですが。

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