僕とシッポと神楽坂5話 あらすじ感想 幼い大地と父との約束とは?鳥が結んだ母娘の縁
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最終更新日:2018/11/24
僕とシッポと神楽坂
二つの親子の物語。すず芽は絶縁状態の母・咲江が入院してインコの世話を任されました。坂の上病院で預かります。
トキワの夫・佑が行方不明になって7年、実は血のつながらないトキワから大地を引き取りたい佑の両親。トキワが大地を手放したがっていると誤解した大地は、いなくなってしまいました。大地がいた場所は一番好きな場所。母が働く坂の上病院でした。誤解を解いて仲直りしたトキワ親子。そして大地は、3歳の時、父親とした約束を教えてくれました。
すず芽親子も誤解を解きました。反対を押し切って芸者になってから縁が切れていたのですが、実は、咲江は芸者になったすず芽のことを認めていたのでした。すず芽はお座敷に咲江を招きました。
Contents
坂の上病院
人間ドッグ
徳丸先生(イッセー尾形)が、息子に言われて人間ドッグのために戻ってきました。嫌がっている徳丸。
達也(相葉雅紀)に、人間ドッグはできないかと無茶を言う徳丸先生。
セキセイインコ・ピースケ
すず芽(趣里)が、セキセイインコ・ピースケを連れてきました。母の咲江(池谷のぶ江)の鳥なのですが、緊急入院をして近所の人に押し付けられたのです。
「ここで預かってください。」
ペットホテルはやっていないとトキワ(広末涼子)は断りますが、徳丸先生はここに泊まってると徳丸をペット扱いする堀川(小瀧望)。
母親の見舞いに行くこと、朝晩、えさやりと籠の掃除をすることを条件に達也は預かりました。
「ちゃんと約束まもってくださいね。」とにらみ合うトキワとすず芽。
ピースケは「ただいま」しか言いません。咲江は一人暮らし。お帰りと言ってくれる人はいないのです。
大地のお泊り
今日は大地(矢村央希)は、父親側の祖父母の家にお泊りです。
トキワが、おばあちゃんたちが来る前に宿題と大吉の散歩済ませるようにいうと、
大地「はいはい。」
トキワの次の言葉に大地が声を合わせます。「ハイは1回。分かってないように聞こえるから。」
離婚を勧められるトキワ、大地が欲しい佑の両親
離婚を勧められる
大地のお迎えの前に、トキワは、神社の階段で待っている佑(眞島秀和)の両親に呼び出されました。
佑が行方不明になって7年。法律上問題はないので、離婚してやり直してはどうか、大地も返してほしい、と言われました。
「お二人の気持ちは分かりました。」と答えるトキワ。
それをダイキチの散歩中だった大地は聞いてしまっていました。
『今日の一言 晴天の霹靂』
その後、おばあちゃんのお家にお泊りに行った大地。動物園に連れて行ってもらいますが、誤解をしている大地は全然楽しそうではありません。トキワからのメッセージに返事もしません。
トキワと大地は家族
大地は途中でいなくなってしまいましたが、トキワははっきりと断ったのです。
トキワは、血はつながっていないけど、トキワと大地は家族、大地を奪わないでください、とお願いしていました。しかし、大地の祖父母は、自分たちの気持ちも大地に話し、大地に決めてほしいと言いました。
田代も、トキワが佑を待つのをやめたら大地のお父さんになりたいと言ってきました。加瀬先生は格好良かった、お酒が強かった、オペの腕も一番だったと全て過去形で話すので、傷つくトキワ。
達也と母親の話
その日、出産中に最後の一匹が出てこなかった犬の急患がありました。オペ中にぼんやりしていたトキワ。
トキワが大地の祖父母に何か言われたことを察した達也。自分の母とのことを話し始めました。
自分も母と二人で、母は父親の役割もしようとしてくれた。ある日、キャッチボールをしようとしてグローブを買ってきてくれたけど、達也の母は運動が苦手。隣の家の窓を割ってしまった。その時、達也は、母親は無理して父親になることはない、母親はいるだけでいい、そう思ったのでした。
飲まなきゃやってられないトキワ
トキワの要望で二人でお酒を飲みに行きます。グイグイお酒を飲むトキワ。
「飲まなきゃやってられないこともあります。返せって言われたんです。大地は加瀬家の跡取りだから返してほしいって。」
実は、大地は夫の連れ子でした。大地が3歳のころ結婚、半年して佑は南米へ行ってしまいました。南米での研究は佑の夢、自分たちのために夢をあきらめてほしくない、トキワは佑の背中を押したのです。そのことを今でも悔やむトキワと佑の母親。トキワは、大地から父親を奪ってしまったのでした。
酔いつぶれたトキワを達也は家まで送っていきました。布団にたどり着けないので、達也が寝かしつけることに。
加瀬先生の写真をみる達也。「トキワさんも大地もあなたの帰りを待ってます。」
いなくなった大地『灯台下暗し』
翌朝、初めて女性の髪を背中につけて帰ってきた達也を、貴子(かとうかずこ)、まめ福(渚)、すず芽で冷やかしていると、トキワから電話がかかってきました。大地がいなくなったというのです。
二人で手分けして捜します。
神社のそばで達也は堀川に会いました。そこで大地が書いたという作文の話を聞きました。
『お父さんは動物のお医者さん。外国で動物の研究をしているので早く帰ってきてほしい。母ちゃんは動物看護士。仕事をしているときの母ちゃんはかっこいい。一番好きなのは母ちゃんが働いているところを見られる動物の病院。』
それを聞いて閃いた達也。
神主が今日の一言を張り替えます。
『灯台下暗し』
大地を発見
坂の上病院で大地を捜す達也。今起きたばかりらしい大地を見つけます。
トキワもやってきて、黙っていなくなった大地を怒りました。
「あのまま、おじいちゃんの家にいると帰れなくなると思って。母ちゃんは俺がいないほうがいいんだろう。」
おばあちゃんたちと一緒に暮らそう、血のつながっていないトキワさんは別、トキワさんを自由にしてあげよう、おばあちゃん達にそう言われていたのでした。
神社での、おばあちゃんたちとトキワの会話を聞いていた大地。トキワは自由になりたい、自分がいたら自由になれない、そう大地は思いこんでいたのです。
「立ち聞きするんだったら最後まで聞いてなさい。」
トキワは、はっきり断ったことを話しました。でも、自分たちの気持ちも話して大地に決めてもらう、佑の両親はそう言ったのでした。
3歳の大地と佑の約束
3歳の頃の、父親との記憶を思い出した大地。
『大地。父さんな、今度南米に珍しい動物を調べに行くことになったんだ。飛行機に乗っていくとこだよ。』
『いいか、大地。だから父さんが帰ってくるまで母さん頼むぞ。ちゃんと守るんだぞ。約束だぞ。』
3歳の大地は、佑とトキワを守る約束をしていたのでした。
涙があふれるトキワ。「そんなこと言ってたんだ。」
「だから母ちゃんは俺が守る。母ちゃん、俺がいないとだめだろう。」
「そうだね。」
すず芽とピースケ
すず芽と咲江は絶縁状態
すず芽は、咲江の病院に来ましたが、どうしても中に入れず、名倉(大倉孝二)を呼び出して背中を押してもらいました。
「嫌なことは、ちゃっちゃと済ませる、行くぞ。」
入院した母を見舞うもの、二人とも頑固で意地っ張り。徳丸は二人を似ていると言います。音楽や踊りが好きで、頑固者。
優しい言葉をかけることもなく、口を開くとケンカになる二人。娘の自分よりも教え子やインコのピースケを気にかける咲江。怒ったすず芽はさっさと出てきてしまいました。高校の音楽教師をしている咲江は、すず芽が芸者になったことが気に入らず、絶縁状態になっていたのでした。
ピースケは女の子だった
約束通り朝晩、餌遣りに来ていたすず芽。ピースケの様子が変だと気づきました。
お腹が膨れているのは、卵詰まり。卵が産めない状態で体の中に残ってしまうのでした。たぶん慣れない場所でのストレスのせいだと。そういえば、咲江も病院でピースケのお腹のことを何か言いかけていましたが、すず芽はろくに聞かずに出てきてしまったのでした。
「でもピースケって男の子でしょう。」
「女の子だよ。」
「名前、紛らわしい。独身でしょう。彼氏もいないし。なんで卵。」
鳥は発情期になると産卵できる、無精卵でヒナにはならないけど、と説明する達也。
母が独りぼっちにならないように助けてほしい、そう懇願するすず芽。すず芽の手を両手で握って、
「すず芽ちゃんの気持ちは受け取りました。」
「誇りをもって芸者をやっています。」
手術は成功。すず芽は安心しました。
達也は優しく言います。「お母さんにはすず芽ちゃんがいる、独りぼっちにはならない。」
すず芽「向こうは私のことを娘とは思っていない。」
徳丸は、すず芽が子供のころ好きだった飴を渡します。同じ飴を、咲江の見舞いにも持って行きました。
「子供じゃないんだけど。」というすず芽に「子供になれや。」と徳丸。
徳丸は、芸者の真似事を始めました。「誇りをもって芸者をやってますと言ってやれ!」
言ってみなきゃわからない、徳丸はそう言いました。
「すず芽。会いたいね。」
トキワと達也がすず芽を呼びます。
ピースケが話しています。いつもの「ただいま。」のあと、「すず芽。会いたいね。すず芽。」
芸者のすず芽のスクラップを作りながら、咲江が話していた言葉をピースケが覚えたのです「すず芽、会いたいね。」
それを聞いて、涙を流すすず芽ちゃん。すず芽ちゃんはトキワにしがみついて泣きました。
咲江をお座敷に招待するすず芽
咲江の退院日。子供がぶつかって、咲江は荷物を落としてしまいました。拾うのを手伝うすず芽。
「一人で何でもかんでもやろうとしないでよ、もう若くないんだから。」
来てくれなんて頼んでない、とかわいげのない咲江です。すず芽も言い返そうとしましたが、
「やめた、今日はケンカしにきたんじゃないの。」
自分は芸者に誇りを持っている、そろそろ認めてほしい、そういうすず芽に、咲江はとっくに認めていると答えました。咲江は、すず芽の出ている記事やポスターを全部チェックしていたのです。
「どうして連絡くれなかったの。」
「あんたが縁切るっていうから。」
「そっちでしょう。」と言いあいになって、看護師さんに注意されました。
すず芽「今度快気祝いに一席設けるから来てよね。」
荷物をもって先に歩くすず芽。咲江は微笑みました。
その後、約束通り、すず芽は咲江の快気祝いを開きました。すず芽ちゃんは踊りを踊っています。
「よろしくお願いします。・・・これからも。」
徳丸先生は、フェンスに、達也と大吉、オギの絵を描きました。驚く達也。「すごいですね。」
トキワが来る声を聞いて、「合ってそうだな、若い芸者より。」と達也にウィンクする徳丸先生。
トキワもフェンスの絵をほめます。
片付け頼むね、と帰っていく徳丸。二人をみて、「いいねえ、なんかいいねえ、」と笑いながら帰っていきました。
トキワ「今日も一日頑張りましょうか。」
達也「よろしくお願いします。」
これからも、とそっと付け加えた達也。トキワには聞こえていません。
7話はこちらです。僕としっぽと神楽坂7話 あらすじ感想 病み上がりのトキワが太った理由
6話はこちらです。僕とシッポと神楽坂6話 あらすじ感想 達也とトキワのキスの噂、お姫様抱っこ。
4話はこちらです。僕としっぽと神楽坂4話 感想 1%の可能性に賭けて炎上。子供に芸者の作法を教えるすず芽ちゃん
3話はこちらです。僕としっぽと神楽坂3話あらすじ感想 虹の橋でお迎え。徳丸先生が戻ってきた。
2話はこちらです。僕とシッポと神楽坂 2話感想 虹の橋のたもとで飼い主を待つ犬
1話はこちらです。僕とシッポと神楽坂1話 ネタバレ感想 芸者の息子が優しい獣医になった
感想
いつも元気で明るい前向きなすず芽ちゃんに、まさかのお母さんとの確執が浮上しました。芸者を選んだ娘が許せなかったお母さん、親の反対を押し切って夢を選んだ娘とは縁切り。最後の二人の話を聞くとどっちが先に縁を切ると言ったのかはよくわかりませんでした。徳丸先生いわく、二人とも似ているので、もしかしたら、話の途中でそういう風に二人とも誤解してしまったのかもしれませんね。
結局は娘を心配して、すず芽ちゃんの出ている記事を全部チェックしていたお母さん。ピースケのおかげで、お母さんの愛情を再確認できて、仲直りできた二人でした。
そして7年も帰らぬ夫を待ち続けているトキワさん。夫の両親にも、田代にもこれ以上待たないように勧められてしまいます。これはつらいですね。不安で仕方ない状態で待っているのを必死に鼓舞して帰るのを信じて待っている。それなのに周りがやいやいと言ってくる。飲まなければやっていられない、本当にそうです。
トキワが手術中にぼうっとしていたことから、自分と母親のことを話す、達也のさりげない気遣いがあたたかったですね。
あんなに仲のいいトキワと大地君親子。実は本当の親子ではなかったと知ってびっくりしました。血のつながりなんて重要ではないんですね。
大地君、3歳のころにお父さんと交わした約束を思い出しました。お父さんが帰ってくるまでお母さんをしっかりと守ること。その約束を果たすのだという大地に涙が止まらないトキワさん。こちらももらい泣きしました。大地君、格好良かったですね!
今日も、ダイキチのモフモフ具合がかわいかったです。犬の赤ちゃんも、誕生すると鳴くんですね。これは知りませんでした。
最後に、達也さんが「お願いします。これからも。」とトキワに聞こえないように付け加えていました。やっぱりトキワさんを好きになってきている、そういうことなんでしょうか?でもトキワの夫に帰ってきてほしい、そのような態度もありましたが。でも、達也さん、トキワさんと結婚することになったら、毎日煮物ですがいいのでしょうか?
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