「まんぷく」塩軍団。手榴弾を投げ込んだのは？ダネイホン組は？

まんぷくに塩軍団なるものが誕生しました。神部が製塩のために大阪で集めてきた14人です。リーダーは神部ですが、その他の面々はどのような人でしょうか？物語で担う役割、引き起こす騒動などなるべく詳しく解説します。

14人全員につけられたフルネームの理由

「まんぷく」の登場人物にはすべて名前がつけられているのだそうです。役者さんも男１よりは名前で呼ばれたほうがいいでしょう、と脚本の福田 靖さんの配慮からだそうです。

口述筆記というスタイルをとる福田 靖さん。塩軍団にも全員名前が付けられたものの、覚えきれず、スタッフに表にしてもらって書いたのだそうです。

塩軍団

ダネイホンの開発チーム

栄養食品「ダネイホン」には、萬平と神部、そして以下の3人が初期開発チームとなりました。

岡 幸助

中尾明慶さんが演じられます。中里依紗さんのご主人ですね。役によって全然イメージの違う演じ方をされる方です。

岡 幸助は、まっすぐでけんかっ早い。真面目で曲がったことが大っ嫌いな強情ものです。出征前は乾物屋に奉公していましたが、店が焼け、路頭に迷っていたところを神部から声をかけられました。

初めに、おかずを巡って喧嘩騒ぎを起こしたのは岡と森本でした。岡はこの後も製塩業が軌道に乗らず、少ない給料への苛立ちから大阪で警察沙汰を起こしてしまいます。

鈴が家出をした際には、本人が聞いているとも思わず、清香軒で鈴の悪口をさんざん言った4人の一人です。

後にはその真面目な性格を買われて、栄養食品ダネイホン作りに抜擢された、３人のうちの一人です。

倉永 浩

榎田貴斗さんが演じられます。

倉永は真面目で控えめ。カンカン帽に丸眼鏡です。たちばな塩業で働くにつれて、徐々に自己主張していくようになる人物だそうです。

後に栄養食品・ダネイホンの開発チームに抜擢された３人のうちの1人です。

大和田英二

梅林亮太さんが演じられます。

戦争で家族を失った大和田。茶色いつば付きの帽子をよくかぶっています。気力を失っていたところに神部から声をかけられて、たちばな製塩へ。少しずつ感情を取り戻していきます。ダネイホンの開発に抜擢された最後の一人です。

鈴の手下

赤津裕次郎

長沼伊久也さんが演じられます。

順応性が妙に高い人物のようです。赤津はとにかく仲間が大好きなのだとか。神部とタカの噂を「内緒だけど」と広めた張本人です。噂も広める一方で塩軍団から聞いた不満なども福子達に伝えたりします。

塩軍団の中では年長です。寿司屋で10年修業した経験があります。塩軍団が夕食の足しにと釣りをしたときに、50㎝はある黒鯛を釣りあげました。さすがの鈴も恐れをなす大きさです。その時に、志願してあっという間に3枚におろし刺身を見事に造り上げ、アラの吸い物もこしらえました。この特技を買われ、それ以降は鈴の手下となります。

しかし階段から転げ落ちて脚を骨折。それまで赤津に押し付けていた仕事は全部鈴がやることとなり、鈴の不満が募る原因を作った人物でもあります。この後鈴は家出をしてしまいました。

夕食の足しにもっと魚を釣ってきてほしい、と社長肝煎りのダネイホン組ではなく、製塩組に頼んだのも赤津です。これにより、さらに不満を募らせた製塩組は、手榴弾で魚を獲るという暴挙に出ました。

製塩組

手榴弾で魚を獲った3人組

高木一夫

中村大輝さんが演じられます。

元・陸軍の軍人。情熱的な性格の持ち主で、兄貴肌なのだとか。髭がトレードマークです。

その兄貴肌、陸軍出身のためか、掃除中に床下から見つけた手榴弾で一気に魚を獲る方法を編み出しました。炎天下の作業の後に、食事用にもっと魚を獲ってきてほしいと赤津に言われてしまった高木たち。楽しているダネイホン組にやらせろと文句を言ったら、社長肝煎りプロジェクトに携わっているものには頼めない、と言われて、憤怒の表情で何度も手榴弾を海に投げ込みました。

これがのちに進駐軍に通報され、萬平以下、たちばな製塩の社員一同と、この旧軍事施設を紹介した世良の逮捕につながってしまいました。

野村泰造

南川泰規さんが演じられます。

思ったことをそのまま口に出してしまう、裏表の無い素直な性格です。自分を「ワイ」と呼ぶそうです。麦わら帽子をよくかぶっています。

野村は、手榴弾を海に投げ込んだ3人組の一人です。

堺 俊一

関 健介さんが演じられます。

末っ子気質で甘えん坊。笑顔を振りまいていますが、それは失った家族を取り戻したいから。坊主頭が特徴です。

手榴弾の3人組の残り一人です。失った家族が欲しいからと言って、手榴弾を海に投げるのは賢くないですね。

その他の製塩組

小松原完二

前原晃さんが演じられます。

メンバーの中で最年少。争いが大嫌いでタカが大好きです。常に口が半開きになっているのだとか。眼鏡に野球帽。人懐っこい笑顔が特徴です。

世良を闇市で見かけたのを報告して、世良の塩の闇への横流しが発覚しました。

鈴が家出をした際には、本人が聞いているとも思わず、清香軒で鈴の悪口をさんざん言った4人の一人です。

後にダネイホン組の神部と岡を相手に喧嘩をした二人のうちの一人です。

森本元

毎熊克哉さんが演じられます。

仕事も帰る場所もない、昔の神部のような人間です。戦地で受けた傷が深く残ります。いつも茶色い野球帽をかぶっています。

岡に仕事をさぼっていると糾弾されました。最初に岡のおかずを取り上げて、取っ組み合いのけんかをした男です。

福子と真一さんが歩いているのを見かけてあらぬ噂を広め「不倫だ」と断言しました。

鈴が家出をした際には、本人が聞いているとも思わず、清香軒で鈴の悪口をさんざん言った4人の一人です。

こののちも、ダネイホン組の神部と岡を相手に喧嘩をします。

増田誠一

辻岡甚佐さんが演じられます。

とげがある空気の読めない18歳です。仲間とはしゃぐ幼さもあるのだとか。ラピュタのパズーのような帽子をかぶっているのですが、あれは何という帽子なのでしょうか？塩軍団の中ではおしゃれなほうですね。

鈴が家出をした際には、本人が聞いているとも思わず、清香軒で鈴の悪口をさんざん言った4人の一人です。タカの大ファンの3人組の一人です。

長久保陽介

スチール哲平さんが演じられます。麦わら帽子をよくかぶっています。

野球が好きでまっすぐな性格です。どこか抜けている面も。食べることが大好きな男です。

堀和則

原雄次郎さんが演じられます。

佐賀出身の青年。佐賀の家族を大切に思っています。純朴。タカに恋心を抱く一人です。

佐久間春男

川並淳一さんが演じられます。

メンバー最年長。国定忠治と煙草が好き。カンカン帽と手拭いがトレードマークです。ご本人は役者としても飢えていらっしゃったようで、たちばな塩業に救われたのだそうです。

タカのお迎えや納品など、たちばな製塩のトラックの運転手でもあります。

峰岸政利

三好大貴さんが演じられます。

峰岸は萬平さんに憧れて髪を伸ばしている設定なのだそうです。この人も茶色い野球帽をかぶっています。

脚本家の方ですらも覚えきれなかった15人。特に問題行動を起こさない人たちは名前を覚えるのも大変でしょうね！

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