獣になれない私たち第5話あらすじ感想 幸せなら手を叩こうからキス
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最終更新日:2018/11/15
獣になれない私たち
つい恒星を殴ってしまった京谷。晶を幸せにしてくれるならと言いますが、恒星には晶とつきあう気はありません。晶は朱里を訪ねたものの、朱里の感情丸出しの言葉に、うらやましささえ覚えて帰ってきます。その翌日から今まで以上に完璧に仕事をこなす晶。九十九と上野は大満足ですが、松任谷だけはその危うさに気づいていました。家を朱里に譲って、出ていくことにした京谷。今から会いたいという京谷に会いたくない晶。たまたま近くにいた恒星とキスを交わします。それを見た京谷は立ち去りました。
Contents
「つい殴って、つい寝て。」
恒星(松田龍平)に挑発され、殴ってしまった京谷。それを見て、暴力に弱いマスター斎藤(松尾貴史)は倒れてしまいました。
つい、と謝る京谷(田中圭)。
「つい殴って、つい呉羽(菊地凛子)と寝て。ついって言葉は便利ですね。」と恒星は辛辣です。
未練臭がひどい、とひどいことをいう恒星。言い換えるといい人なのだそうです。
自分よりも晶(新垣結衣)を幸せにしてくれるのなら、という京谷に、人に押し付けるなよ、晶のこと好みじゃないし、と散々な言いようです。二人とも晶のことを要らないみたいだと大声でわめく三郎(一ノ瀬ワタル)。
大人って悲しいと嘆く三郎に、マスターは、お酒も飲めるし悲しいことばかりじゃないと陽気に言いますが、三郎はお酒が好きじゃありません。
三郎のために、アップルホップを仕込んどくから、とマスター。
お互いがうらやましい晶と朱里
晶に別れることを勧める朱里
京谷のマンションへ、朱里を訪ねてきた晶。
お茶を出してくれる朱里。晶がウサギを抱っこして撫でているのが気に入らなくて、ウサギを取り上げ、当てつけるように撫で始めました。
晶は、朱里に出ていくつもりはあるのかと尋ねます。朱里は死ぬまで出て行かない、と本気なのか冗談なのかわからない怖いことを言います。
そしたら別れる、という晶。
別れた方がいい、疲れることはすることない、と朱里。自分も疲れたくないから、ここにこうしているのだと。「京ちゃんが時々説教するのを我慢すれば、平和だし。」
晶は、朱里が好きでもない京谷に頼り切る心境が理解できません。
感情的になる朱里がうらやましい
すると朱里は逆上しました。
京谷は、晶と付き合うために朱里と別れた、今でも好きでいなくてはいけないのか、自分の彼はモテると思いたいんだね、とすごくひねくれた見方をします。
キラキラ輝いている、何でも持っている晶と比べて、自分は何も持っていない、ウサギすらも飼ってはいけないのか、と完全に方向性が間違っている朱里。
「私はあなたがうらやましい。そんな風に泣けて。」晶はそう言いました。涙目でにらむ朱里。
晶が帰ったあと、すれ違いで帰ってきたびしょ濡れの京谷。外はものすごい雨です。
慌てて晶のコーヒーカップを片付ける朱里。誰か来たの、と言われて「たっちん、この子の名前。」
ウサギに食器使うなよ、と京谷。殴った手が痛くて冷やします。
びしょ濡れで帰ってきた晶。「食べなきゃ。」
企業の動力は惰性
恒星は、今日も先輩の監査の手伝いです。マスクで出勤。風邪と言ったのですが、すぐに顔のあざを見破られました。
「派手にやったな、女か。」「タチの悪い債権者にやられた。」
この間の、扉に挟まれた告発メモは、ここの監査役に任せることになりました。
監査チームの一人は真相究明を気にするのですが、調査をするにしても会社が主導。監査法人が調査すると利益相反の可能性もあるのです。
「正義の闘いに発展するのかと。」とがっかりするので、恒星は淡々と言いました。「正義なんてたいていの企業にとって動力にならない。企業の動力は惰性。」
晶のあやうさ
いつも以上に仕事に励む晶
ゴーヤの感想を送れなかったので、晶は代わりに公式サイトのレシピ通りに作ったものを大量に持ってきました。ゴーヤが苦手な上野(犬飼貴丈)でも食べられます。
休み中の連絡を一切無視した九十九(山内圭哉)へは、一覧表を渡しました。「また要望書か。こんなにぎょうさん。28個も要望ってどんだけ要求したら気がすむんだ。相手のことも考えんと。」と自分のことは棚に上げて勝手な言いざま。
それは九十九が晶に送り付けた要件の一覧でした。全部で28件。必要な回答や必要書類を次々と出して、
「足りないものがあったらおっしゃってください。」
感激する九十九。上野も感動した目で見ていますが、松任谷(伊藤沙莉)は一人不審顔です。
厄介な仕事、ISMSの取得も押し付けられましたが、晶は文句も言わずに引き受けました。「頼んだで。」と上機嫌の社長は大声で笑います。
幸せなら手を叩こう
晶はそれからも仕事をいつも以上にこなしています。幸せなら手を叩こうをずっと小さな声でハミングしています。手を叩くシーンは、その都度両手で叩くのがアップになります。
九十九は上野のプレゼンでは駄目と、晶に押し付けますが、晶は文句を言いません。晶は、雑用から九十九に押し付けられる仕事を全部こなしていました。
松任谷は、晶の腕をつかんで、大丈夫?と聞きますが、晶は大丈夫です、と笑顔で返しました。
松任谷のデジャブ、転職を決意した佐久間
松任谷は、佐久間(近藤公園)に晶のことを話しました。
「あんなに仕事されるとこっちが困る。社長なんてようやく俺の理想の部下に近づき始めたわ、って調子に乗っている。」
「松任谷さん、この間は深海さんが分担以外の仕事をしなくなったら困るって。」
「深海さんずっと鼻歌歌っているの。すっごいちっちゃい声で。幸せなら手を叩こう。」
幸せならいい。他人事の佐久間に、デジャブを感じる松任谷。今まで話を聞いてくれていた人が、突然すべてを聞き流す返事。転職活動をしているのでは、と疑います。
図星でした。
「無理、無理、無理。うち、社長と深海さんと佐久間さんで回っているんですよ。その一角がいなくなったら、どうにもならないんですよ。困る、困る。」
「なら松任谷さんもやめたら?まだ若いし転職できるよ。」
松任谷には辞める気はありませんでした。やっと慣れた環境でぬるま湯に浸かっていたいのだそうです。更に強く辞める決心が固まった佐久間。松任谷は、自分が困ると勝手なことをわめいています。
話を聞いていてショックを受けている九十九。
ハイテンションの晶
晶はしばらく5tapに来ていません。
マスターと話す恒星。
道でばったり会った晶は妙にハイテンションだったことを気にする恒星。
色あせない思い出
晶は、歩道橋の階段に座り込んで、京谷の母・千春(田中美佐子)に電話をしました。
介護が大変で辛くはないのか、そう尋ねる晶に、千晴は夫との出会いを話しました。
出会ったのは、千晴が地元の福井の漬物やで働いていた時。長期出張で来ていた夫は、何度もヘシコ(サバの糠漬け)を買いに来ました。東京に帰るという最後の日、名刺を渡して帰りましたが、千春にはどうすることもできません。似ているという相模湾と若狭湾に思いを巡らしていた日々。夫はもう一度千晴に会いに戻ってきてくれたのでした。
辛くても、色あせない思い出があるから乗り越えられるのだと。
泣いて話を聞いている晶。
「愛していれば乗り越えられますか?苦しくても辛いことが続いても?」
「もちろん。」
晶は泣きだしました。「堂々巡りだ。」
家を出ることにした京谷
オンラインゲームの最中の朱里に話しかけます。プレイヤーが続く限り延々と続くゲーム。でも1か月前に運営者が終了を告知、これが最後のイベントでした。
また説教かと思う朱里に、京谷は家を出ていく旨をつげました。ローンも名義も京谷のままなので、朱里にはお金がかかりません。
以前、朱里が薬を飲んで倒れたことがありました。朱里が死んでしまうことが怖かった京谷、でもそれは愛ではない。「愛せなくてごめん。」
京谷は、荷物をまとめて出ていきました。
後を追う朱里。
荷物は部屋にまとめてあって、引っ越し業者が明日取りにくる、とりあえずウィークリーマンションに行く。ごみ出せよ、元気で、そう言って京谷は去っていきました。一人裸足で立ち尽くす朱里。
部屋に戻ってくると、最後のイベントというゲームは終わっていました。オンラインゲームの運営者は橘カイジ。呉羽の夫です。
朱里「終わっちゃった。」頭をガンと落としましました。
「付き合って、一瞬。」でキス
晶が5tapの前を歩いていると、京谷からメッセージ。『今から会える?』
どうしていいかわからず、道の真ん中を行ったり来たりする晶。
5tapから恒星が出てきました。「何やってんの?」
「散歩。」
「ぐるぐるお散歩?」
「ぐるぐる堂々巡りで。いつもの。京谷に会うと許しちゃう。」
恒星は、ようやく検索した橘カイジのことを話し始めますが、その時、京谷がこちらに向かってくるのを発見した晶。
「付き合って、一瞬。」
晶は恒星にキスしました。それを見て慌てて立ち去る京谷。京谷がいなくなったことを確認して離れます。「深く考えないで。」
酔っていない状態でキスを久しぶりにしたことに驚いている恒星。
そこへ向こう側から公然わいせつ罪と岡持三郎が現れました。呉羽も隣にいます。
第6話はこちらです。
獣になれない私たち6話 あらすじ感想 偽装結婚の真相。また酢を盗む朱里。
第4話の感想はこちらです。
獣になれない私たち4話 感想 バカになれなかった二人。晶は朱里と対決。
第3話の感想はこちらです。
獣になれない私たち3話 感想 まさか呉羽と京谷?財務諸表で恋愛相談
第2話の感想はこちらです。
獣になれない私たち 2話 あらすじ 感想 鎧に身を包んだ晶の次の災難は
野木亜希子脚本、フェイクニュースはこちら。
後編はこちらです。フェイクニュース 後編 あらすじ感想 新聞ではなく樹が書く!ドバイのホテル王は本当だった
前編はこちらです。フェイクニュース 前話 樹がトルリチャギを決めた元官僚が黒幕
感想
今日は音楽が気になりました。最初の晶と朱里のシーン。話している内容が重いほど、辛いほど、音楽が際立ってきれいでした。ピアノの曲もものすごく音がきれいで。話はこんなに辛くて重いのに。でもおかげで少し辛さが減ったのかもしれません。
休日に28個も要件を押し付けてくる、どういう会社なのでしょう。山内圭哉さんは好きなのですが、今回のあのいちいち大声を出すのは勘弁です。いくら有能とはいえ、あまりそばにはいてほしくないタイプです。
幸せなら手を叩こう。晶は、自分は幸せなんだ、一生懸命そう言い聞かせているのでしょうか。手を叩いているシーンがその都度アップになるのは怖かったです。晶の危うさ、ギリギリさが際立ちましたね。また線路に飛び込んだりしませんよね?晶がニコニコすればするほど、なんで誰も気づいてあげないの!と思いました。逆に喜ぶ九十九と上野。そして周りの社員たち。
意外なことに、晶の危うさに気づいたのは松任谷さん、そして多分佐久間さんも気づいている、だけど先週、九十九に晶は普通、他があほ、そう言われて辞める決心をつけたのでしょうね。九十九の横にいた佐久間は顔が固まっていました。頑張っていても評価されないところで働くのは辛いです。
そしてもう一人、晶の変化に気づいたのは恒星でした。恒星はとにかく言うことが辛辣ですが、見るところはきちんと見ていますよね。恒星はつきあうのに難しいタイプです。晶とは正反対です。言わないほうがいいんじゃ、そう思うことも多いです。賢さはわかるけど、この人の周りに人は寄ってくるのかな。あ、三郎には好かれていましたね。辛辣さの向こうがわにある優しさを見つけ出せる人は、それほど多くはない気がしますが。好かれるか嫌われるか、どちらかになりそうです。あ、朱里ちゃんとも似たタイプなのかもしれません。
朱里ちゃん。黒木華さんのさすがの演技でした。あまりに病んでしまった女性の悲しさが描かれました。悪いのは全て周りのせい。自分は悪くない。でも晶を責めれば責めるほど、この人は自分を責めているんだな、と思いました。そして逃げ込むのはゲームの世界。
京谷もさすがに状況の改善の無さに懲りたと言うことでしょうか。家を出ていくことにしました。朱里は、ずっとゲームをしていましたが、ドアが閉まる音を聞いて、裸足で飛び出しました。一つ一つどうでもいいことを確認します。そして終わっちゃった、と頭をゴツン。朱里なりに京谷を愛していたと言うことでしょうか。
来週は朱里は何と5tapへ。朱里と恒星の会話が楽しみですね!本当にこの人社会に適応できないのかな。ブライダルは無理でも、普通に買い物しているし、出歩いているし、宅配の人とも普通に話していますよね?案外5tapで雇ってもらったりして。でもお勧めは呉羽です。呉羽と朱里、案外いいコンビだと思うんですけど。
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