プリティが多すぎる3話あらすじ感想 いきなりのキス。カワイイは芥川賞よりも価値がある。
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最終更新日:2018/11/08
プリティが多すぎる
3話のあらすじ感想です。文芸部編集長の娘までピピンに夢中に。南吉は、キヨラとその彼の密着デート取材をすることになりましたが、撮影前日、二人は別れてしまいました。嘘をつきたくないキヨラに、これは仕事と言い聞かせ演技を要請しますが、出来上がった写真に利緒は不満。編集長の娘の人生がピピンによって輝いた、その話を聞いた南吉は嘘の無いキヨラを撮ることを提案しました。そして最後に利緒は南吉にいきなりキス。
Contents
ピピンを理解しない南吉と柏崎編集長
編集長のうさちゃんもピピンに夢中
文芸編集部を訪れた南吉(千葉雄大)は、柏崎編集長(杉本哲太)に壁ドンをされました。編集者は24時間、担当作家のことを考えていて家族との時間は無いと文句を言います。久しぶりに会った娘のファッションががらりと変わっていたのでした。草原を駆け抜ける子ウサギのようだった娘が、ド派手になり目がちかちかするファッションに身を包んでいたのだと。
原因はピピンでした。俺のうさちゃんが、このガチャガチャした、中身の無い子供だましの記事の羅列、文化意義ゼロの雑誌のせいで、と酷評します。
南吉を壁に押し付けて、「どう落とし前をつけてくれるんだ!」涙声で「すみません。」と謝る南吉。
ピピン編集部へと戻る南吉の電話が鳴りました。南吉の苦手なピピン読者・美麗からです。すぐそばの店から飛び出してきて「カワイイでしょ?」を連発します。急いで逃げる南吉。
ピピンらしさが無くてボツ
南吉が編集部に戻ると、編集長(堀内敬子)にこの間の企画はボツと言われました。ピピンらしさがないと。予算の少ない万年人手不足、何かトラブルがあると一気に吹っ飛ぶから、思い切ったことをしないと南吉は問題点を挙げます。編集長はうなずきつつも「でもまずはピピンを感じて見てほしいかな。」と、企画が重なって手一杯の利緒(佐津川愛美)の手伝いをするようにと南吉に言いました。
カップルデート企画
完全密着・カップルデート企画
利緒の企画は、カップル企画。人気読者モデル・キヨラ(長井短)とその彼・ライムのデート企画です。
写真を自撮りする二人を見て、目が座る南吉。「なんだこれは。」
「二人のデートコースを紹介。ラブラブっぷりを記事にする。」
これを南吉に任せると利緒は言いますが、正直迷惑な南吉。「自分の企画を通してから言え。」とごり押しされました。
バカップルののろけ話
目が座ったままの南吉。今度の撮影に向けての二人に質問をします。
「二人がデートする場所は?」「買い物。古着屋とか。一緒に使えるアイテムが見つけるとテンションが上がる。」
あとは、スイーツ。火をつけて食べる、バーニングソフトクリームパフェにはまっているのだそうです。
南吉「じゃあ、次は。」
人の話を聞いていない二人は、編集部のあちこちで写真を撮り始めました。
南吉は利緒に文句を言いました。「何ですか、この企画。バカップルののろけ話なんてお金を出して買うのか。」
自分の企画を馬鹿にされて怒る理央。「女の子はみんなラブラブカップルにあこがれてるの。」
利緒さんも、と南吉はバカにして笑います。
「ねえ、ひょっとして二人お似合い?利緒ちゃんと南吉。」とバカップルが戻ってきました。でっかいハートの風船を二人にかぶせて、「お似合い。」と写真を撮ります。
文句をいう利緒に、「駄目だよ。利緒ちゃん。美人でも理想が高い女は一生独り身だよ。」キヨラに言われて焦る利緒。
別れても、シンボルとして仕事を全うすることを要請
撮影当日。キヨラたちが遅れています。「今日撮らないと次号間に合わない。」と利緒は気が気ではありません。
利緒はトラブルがあって、戻らなくてはいけず南吉に後を任せました。
キヨラは一人で来ました。ライムとは昨夜別れたのだそうです。嘘はつけないというキヨラに、南吉はこれは仕事だ、ウソじゃなくて演じるんだ、と説き伏せました。
「君はキヨラという皆のあこがれのシンボルなんだろう。プロだったら読者の期待に応えるべきだと。」
撮影がスタートしました。
キヨラとライム、一生懸命笑顔を見せますが、撮影が終わると、二人は別方向を向きます。電話を触り始めるキヨラ。
カリスマ店員のレイも気にしています。「あの子たちどうしちゃったの、喧嘩?いいの、この撮影?」
南吉は「仕方ないでしょう、紙面になれば二人とも笑顔で。」
利緒は反対するも、南吉はこれで進める
撮影が終わって、利緒がやってきました。撮った写真をみて顔を曇らせます。
「これはダメだね。これは使えない。」
「使えないって。事情を知らなければ読者は何もわからないですよ。」
カワイイに一生懸命の子たちを馬鹿にするな、この写真には掲載する価値がない、と本気で怒ります。南吉からすると、お遊びの企画に価値なんてない、と思っていたのでした。ピピンを馬鹿にして文芸に戻りたがっているような人と仕事をするのは迷惑、と利緒が言うと、
「僕が現実的なベストの選択をした。他に道はないんです。これで進めます。」と南吉は立ち去りました。
本は人生そのもの
本屋の前を通りかかって芥川賞受賞のポスターを寂しそうに見つめる南吉。レイが忘れ物を届けてくれました。
「そんなにピピンが嫌?」
かつてプロのサッカー選手を目指していた南吉。でもけがをして夢が絶たれました。他にすることもないし、できることも無い。自分の存在意義を見いだせなかった時、一冊の本に出合ったのでした。本は人生そのもの、自分が経験したこともないこともすべてが手に入る、だから文芸編集者でありたいのだと。
読者の気持ちを考えた南吉
芥川賞よりもピピンの方が価値がある
一人遅くまで残っている南吉。出来上がったゲラ原稿を見て悩んでいます。利緒の言葉が頭を離れないのでした。「カワイイに一生懸命の子を馬鹿にしないで。」
「随分文芸とは雰囲気が違うな。」と柏崎編集長がやってきました。
妻に言われたのだそうです。自分の好きな服を着るようになり、娘の表情は生き生きとして、よく笑うようになった、ピピンが娘の人生を光り輝くものに変えたんだと。芥川賞の小説を出そうと見向きもしなかった娘が、初めて父親を尊敬したのだそうです。父親の会社がピピンの雑誌を作っているのだと。ピピンの方が芥川賞よりも価値がある、と苦笑いする編集長。
撮り直し。嘘の無い自然体のキヨラを
キヨラとライムに頭を下げている南吉。「もう一度撮り直させてください。」
「僕が間違っていた。読者の気持ちを考えていなかった。皆が見たいのは嘘のない自然体のキヨラ。キヨラも失恋する、それでいい。キヨラも自分たちと一緒で傷つきながら生きているんだと思えば、読者は安心する。だから今回はキヨラがどう乗り越えられるのか、ってことでもういちど撮り直しを」と頭を下げてお願いする南吉。
『最後までありのままで、私たち別れました』のゲラを見て考え込む編集長。
「みんな、これ見て。」
皆の意見は好評でした。利緒は一人知らん顔をしています。
柏崎編集長の娘はあの美麗
柏崎編集長がやってきました。「柏崎さん。元の部署の上司です。」「新見が皆さんにご迷惑をおかけしているのでは。」とお土産を差し出します。娘がピピンの大ファンで、編集部の見学を、と言うといつでもどうぞ、と編集長は言ってくれました。
実は娘は外にいました。入ってきた娘は、なんとあの南吉の大ファン、美麗でした。「かわいいでしょ?」を連呼する美麗。
いきなりキスする利緒
その夜は、皆で飲みに行きました。二軒目に行くと言うのですが、利緒は一人で座っています。南吉が利緒を呼びにいって、謝りました。
「利緒さんの意向とは違う勝手な記事にしてすみませんでした。僕なりにピピンの読者が見たいものを考えたつもりです。」
利緒も南吉の原稿をみて感心していたのでした。「生意気。南吉のくせに。」と言いつつも「ありのままのキヨラ。可愛かった。いい記事になったと思う。」
「帰りましょうか。」と促す南吉に、いきなりキスする利緒。
2話はこちらから。プリティが多すぎる2話あらすじ感想 おさがりがカワイイ?マジ卍とお疲れンゴ
1話はこちらから。プリティが多すぎる1話 感想 自転車の鍵がカワイイ?苦悩する千葉雄大
感想
カワイイを理解しない南吉に同意する人間がもう一人現れました。南吉の古巣の文芸部編集長・柏崎です。忙しさのあまり、久しぶりに見た娘のファッションの奇抜さに目を白黒させて南吉とピピンに八つ当たりをします。
ピピン編集長の意向で、利緒の企画に付き合うことになった南吉。でもティーンのバカップルぶりに目が座りっぱなし。そして撮影当日、浮かない顔で現れたキヨラは、昨夜彼とお別れしたことを告げました。今日中に撮影を済ませないと間に合わない、大人の事情で撮影を強行します。しかし、その結果に利緒は不満足。編集を強行する南吉の目の前に現れたのは、柏崎編集長。ピピンが娘の人生を輝かせた、それを聞いた南吉は、キヨラと彼をもう一度呼び出して、今度は、ありのままのキヨラを撮ることになりました。
その結果に編集長たちは大満足。よほどうれしかったのでしょう。初めて皆で飲みに行くことに。カワイイが分からないながらも読者の気持ちを考え始めた南吉。その出来には、いつも怒ってばかりの利緒ですらも驚きました。そしてなぜか突然のキス。酔っていたからなのか、それともキヨラに、理想が高いと一生独り身と言われて焦ったのか、もともと南吉が気になっていたのかは謎です。でも10代の子にからかわれて本気で焦る利緒ちゃん、かわいかったですね。
そして先週、街のスナップショットで南吉が一番苦手としていた子、美麗ちゃん。利緒も苦手そうでしたね。まさか柏崎編集長の娘さんだったとは。でも美麗という名前、確かに文芸部編集長のつけそうな名前ですね。
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