獣になれない私たち3話 感想 まさか呉羽と京谷?財務諸表で恋愛相談
公開日:
:
最終更新日:2018/11/10
獣になれない私たち
3話のあらすじ感想です。最後になぜか呉羽が京谷に強引にキスという意外な展開。実は粉飾決算をしていた恒星、恒星が好みでない晶を誘った理由が判明。京谷の母から晶へのプレゼントをウサギに変えてしまった朱里、と盛りだくさんです。
Contents
あらすじ・恒星と兄の事情
恒星の粉飾決算
昔から優秀な兄に、恒星(松田龍平)は劣等感を感じていました。その兄を一度だけ恒星は助けたことがありました。父親の会社を継いだ兄。その会社が倒産しそうになった時です。助けたことで兄は恒星を恨み、行方をくらましました。恒星もそれをきっかけに粉飾決算を延々と続けることになりました。
母は、兄を今でも探していて、今東京にいるらしいことを突き止めました。母は自分の弟、恒星の叔父に連絡をしてきましたが、叔父は、なぜ恒星に連絡がいかなかったかを不思議がります。兄は自分のことを恨んでいると恒星は言いました。恒星は兄の意思を尊重すると言い、話を打ち切りました。
恒星が好みでない晶を誘ったのは?
恒星が5tapのマスターと話をしています。恒星は、女性に適当に声をかけて適当にお持ち帰りするので、顔もろくに覚えていません。1周年の時に晶(新垣結衣)に声をかけた、と言う話が信じられません。晶は好みではない、キモい、と。
後に、恒星は晶にその日声をかけた理由を思い出しました。
5tapの1周年の日は兄が行方をくらました日。兄に感謝どころかうらまれ、恒星は落ち込んでいました。皆の人気者で、兄を思わせる晶。恒星は兄を心から嫌っていました。その兄に似ていた晶を敢えて誘ったのです。「ひねくれすぎ。」という晶に、「まあ、何事もなかったし。晶さん、男みる目ある。」と恒星は晶を褒めます。
酢がウサギに化けた
晶への酢をウサギ「ホーランドロップ」に変えた朱里
京谷(田中圭)の家に住みついて仕事を探さない、もとカノ朱里(黒木華)。家から出ていくように話したら暴れだしました。朱里は、京谷の顔をみるたび、ものを投げてくるので、京谷は、スーツケースを持って、晶の家に逃げて来ました。
京谷の母・千春(田中美佐子)から京谷の家に宅配が届きました。人の荷物を勝手に開ける朱里。中に入っていた晶へのメッセージ付きの酢「柚酢皇」を勝手にネットオークションに出します。そのお金で目をつけていたうさぎ「ホーランドロップ 24、800円」を買ってしまいました。
母からの電話で酢が勝手に売られたことを知り、家に戻ってきた京谷に、物件ペット可じゃないと、と淡々と言い放つ朱里。
戦闘力高い服で社長と再び対決
呉羽の店で戦闘力高そうな服
特別チーフアドバイザーに昇進したもの、晶の仕事は相変わらず。呉羽(菊地凛子)のところに「傍若無人な社長に勝てる服」を見に行って、戦闘力高そうな服を選んでもらいました。
恒星と別れた理由を話す呉羽。車がビュンビュン行き交う道路を、反対側まで渡りきったつもりが渡り切っていなかった。横からすごいスピードの車がうわーっと突っ込んできて、この道じゃない、と気づいた。それが恒星と別れた理由だそうです。
服を渡してこれ着て渡り切れ!という呉羽に、渡り切る前に障害物が、と、社長でなく朱里の話をする晶。
とにかく口の立つ社長
社長(山内圭哉)は相変わらず、晶に営業もやらせれば、秘書代わりに出張のホテルの予約、手配まで頼んできます。
呉羽の服で社長に抗議しますが、社長はとにかく口が立つし大声でまくしたてます。「他の人に頼んだら上手くいかない、秘書を探そうにもましな人材が見つからない。自分の貴重な時間を消費するだけの価値があるのか、見返りは?」と、いちいち立ち上がりながら怒鳴るので、晶は言い負かされてしまいました。
社長も辛いかもしれないけど、晶ももっと辛い
あんなのと戦えない、という晶に、ドンマイ!と明るく言う松任谷(伊藤沙里)。松任谷に仕事辛くないですか?と聞くと、「深海さんがいるから!」と頼る気満々の、満面の笑顔を向ける松任谷。いつのまにか上野(犬飼貴丈)が晶の新しい肩書の名刺まで用意していて、更に落ち込む晶。この間、上野が晶の写真を欲しがった時、松任谷が勝手に撮ったものが使われていました。
夜、仕事の終わらない晶に、佐久間(近藤公園)が差し入れを買ってきてくれました。佐久間は真剣に話を聞いてくれました。「社長の下は誰も続かないからな。頭の回転が速すぎるのが不幸。社長は社長で辛いんじゃないかな。」
もしそうだとしても、そういうこと私に言わないで、と更に落ち込む晶。
駅のホームが怖い晶
以前勤めていた監査会社を手伝ってきた恒星が、駅のホームで晶を見かけました。柱にしがみついて異様な雰囲気で電車を待っています。電車を降りた駅で、晶に声をかける恒星。
「電車のホーム怖いですよね、飛び込んじゃいそうで。」
と恒星は話し始めます。恒星は、知り合いの会社経営者の話をしたのですが、晶は自分はそんなことない、と認めませんでした。
お酢がウサギに化けたことで、別れる可能性
「少しだけ」待った晶と京谷
5tapで晶と京谷は、離れた席で真剣な顔で話し合っています。これ以上、この状態を続けることに疲れている晶。
仕事が大変な晶を気遣って酢を送ってきてくれた千春に、お酢がウサギに化けたとは言えない、と。
介護で大変な千春は、京谷と晶の結婚を楽しみにしています。「別れたい?」と京谷は聞きますが、晶はその言い方はずるいと言います。
横で様子を伺っていた呉羽、恒星、マスター。
呉羽が口を出してきました。「要はどうしたいかって話。あんたがやってることは不倫男が、妻と別れるからって、ずるずる二股かけてるのと同じ。」
二人とも不倫や二股を否定します。別れた女となんで住んでるのと聞かれて、晶は、京谷の責任感と答えました。責任とれてない、とうるさい呉羽に晶は一気にまくしたてました。
彼女が、仕事辛くてやめたい、っていうのをほっとけなかった、事情があった。当時は自分にも彼がいた。
京谷と二人で、お互い相手と別れて付き合おうって決めて。京谷は彼女と別れたけど、彼女が仕事が見つかるまで少しだけ待ってくれ、って。だから強引に追い出せなかった。貯金も無い、仕事もない、自分が家に呼んだ彼女を、他の人を好きになったからって追い出せない。それができる人は自由に生きている。でも、晶も京谷もできない。今の状況がおかしいのはわかっている。
晶は席を外します。追いかける京谷。恒星は「ばか。」と呉羽につぶやきました。
晶が京谷をかばったのは、自分のためでした。ないがしろにされてる、本当は愛されていない、そういう不安を認めたくなかったのでした。京谷に家に帰って、という晶。
間違っているのは晶達
マスターに謝って店を出た晶を、呉羽は恒星に送らせました。
「呉羽が反省してる、代わりにごめんね。」
「どいつもこいつも、謝ればいいと思うな!」
珍しく口の悪い晶。「すいません、ちょっと言いたくなっただけです。呉羽さんは正しい。間違っているのは私たちです。」
恒星と呉羽の恋愛相談
財務諸表で恋愛相談
完璧な財務諸表なんてない、と恒星は言い出しました。
「どんな会社の財務諸表も必ず何かしらの瑕疵(かし)がある。無限適正意見の場合、投資家の意思決定が影響しない小さな瑕疵(かし)、小さな欠点や問題に関してはOKとする。
御社の場合、4年にわたり元カノと同棲しているというのは、小さくない。
次のケース。限定付き適正意見の場合、一部はおかしいけど、全体としてはOK。京谷が別の女と暮らしていてもそれ以外に問題が無ければOK。OKかどうかはご自身で判断。周りがどう言おうと二人がよければいいんじゃない。」
「どう考えてもよくない。」と晶は即答しました。
「ですよね。送ります。呉羽の知り合いだから。」
「ありがとう、と呉羽さんに。」
面倒になって一気にキス
呉羽と京谷はタクシーに乗っています。落ち込んでいる京谷。自業自得でしょうと呉羽は冷たいのですが、京谷は延々と、自業自得なのかな、朱里追い出せばよかった?晶と別れればよかった?でもタイムマシンはない、とグチグチと続けます。
面倒くさくなった呉羽は一気にキス。呉羽を止めようとする京谷に「いいから!」と強引にキスを続行。
第2話の感想はこちらです。
獣になれない私たち 2話 あらすじ 感想 鎧に身を包んだ晶の次の災難は
野木亜希子脚本、フェイクニュースはこちら。
フェイクニュース 前話 樹がトルリチャギを決めた元官僚が黒幕
感想
獣になれる人となれない人の違いがはっきり出ましたね。獣になりきれる人は難しくあれこれ考えない。いつも直感勝負。行動も早いです。なり切れない人は、あれこれ考え、理由をつけるけど、行動には出られない。
最後に呉羽が面倒くさい、と京谷に迫ったのは、それが一番手っ取り早かったからなのでしょうか。それとも呉羽の頭の中で鐘が鳴ったのでしょうか?呉羽はその気がないのにキスをするような人ではないと思いますが。呉羽、新婚さんです。まさか電撃離婚なんてことにならないでしょうね?
そして、恒星の粉飾決算はやはり兄がらみでした。先週の焦げっ焦げの社長の粉飾決算を断固拒否したのは、これ以上罪を重ねないように、他の粉飾決算には一切関わらないということなのでしょう。でもこれ、最終回前にきっとばれますよね?
意外なことに、恒星が好みでない晶を誘ったのも、嫌い抜いた兄に似ていたから。でも、恒星は、ビンテージ物のビールを他の人にふるまってばかりで、一口も飲めなかった晶の悲し気な顔には気づかなかったのでしょうか?もしあの顔を見ていたら、晶は兄とは違うという印象を持ったと思います。
そして、呉羽の服でも、晶はあの社長には対抗できませんでした。あんなに矢継ぎ早に言われたら、よっぽどのツワモノじゃないと、抵抗なんてできるわけがありません。強引で、口も立つ、頭の回転も速い、声も大きい、自分の味方についてくれたらこれほど頼れる相手はいないと思うのですが、敵には絶対回したくないタイプです。まともにやりあって敵う相手ではありません。一層のこと、呉羽を連れてこればいいのかな、と思います。社長が苦手そうなタイプのような気がします。
最後の財務諸表で恋愛相談。意外な切り口だな、と思ったら、結局、ちっとも解決にはなっていませんでしたね。
晶と京谷の関係、呉羽が強引に入り込んできたことで思わぬ展開が見られそうですね!このまま、呉羽は京谷と、晶は恒星という2組のカップルになってしまうのでしょうか?呉羽だったら、あの朱里も簡単にたたき出せそうですね。案外、自分の会社で使ってしまったりして、なんて考えたりもしますが、朱里もかなりしたたかなので、この先がどうなるか心配です。でもウサギはかわいかった!
関連記事
-
-
獣になれない私たち7話 あらすじ感想 欠点は最高の武器、晶の人生を取り戻す
朱里は宅配を返しに来て晶のアパートの前で眠り込みます。仕方なく家に上げる晶。朱里はそのまま居座ってし
-
-
獣になれない私たち第5話あらすじ感想 幸せなら手を叩こうからキス
つい恒星を殴ってしまった京谷。晶を幸せにしてくれるならと言いますが、恒星には晶とつきあう気はありませ
-
-
獣になれない私たち9話 あらすじ感想 傷ついた二人の一夜は「間違った!」
突然昇進させられた晶。朱里は社長秘書となってしまいました。休みでも平気でメールを送り付ける社長を無視
-
-
獣になれない私たち4話 感想 バカになれなかった二人。晶は朱里と対決。
4話のあらすじ感想です。京谷の失くしたスマホを持っていた呉羽。悪びれずに京谷との一夜を晶に明かします
-
-
獣になれない私たち 2話 あらすじ 感想 鎧に身を包んだ晶の次の災難は
獣になれない私たちの2話のあらすじと感想です。 2話あらすじ 晶の反乱と焦げっ焦げの社長 致しま
-
-
獣になれない私たち 8話 あらすじ感想 どんぶらこっこで朱里採用。兄弟対決に決着。
晶の会社でなんと朱里が採用されました。しかし初日から大幅に遅刻してくるなど問題行動も起こす朱里。
-
-
獣になれない私たち最終回あらすじ感想 ぶん投げた爆弾、鐘の音が聴こえる。
一夜を共にしたことを後悔する晶と恒星。二人で話しあう間に入る様々な邪魔。最後の邪魔は呉羽の謝罪会見で
-
-
獣になれない私たち6話 あらすじ感想 偽装結婚の真相。また酢を盗む朱里。
三郎が、呉羽の夫のパーティで耳にした、呉羽の偽装結婚の噂。朱里は年賀状をもとに晶のアパートへやってき
Warning: Use of undefined constant php - assumed 'php' (this will throw an Error in a future version of PHP) in /home/ohcbxvri/public_html/ruriblue.com/wp/wp-content/themes/stinger3ver20140327-3/single.php on line 124