「まんぷく」74話 あらすじネタバレ まだまだ続く戦い。国を訴える。
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最終更新日:2018/12/25
第13週 73~77話
泉大津を引き払い、再び克子の家に居候になる福子たち。萬平は子供の名前を考えてくれました。そして福子と萬平をずっと支えてくれた三田村が亡くなりました。
Contents
第74話
12万円で設備とダネイホンの製造法が売れた
会社が、12万で売れたと聞いて驚く福子(安藤サクラ)、鈴(松坂慶子)、克子(松下奈緒)、忠彦(要 潤)。
東(菅田将暉)「たちばな栄養食品の設備が3万円。ダネイホンの製造方法が9万円、合わせて福子さんの口座に入れておきました。」
大金持ちと笑顔を見せる福子。家が二軒買えると鈴は言いましたが、福子はこのお金は萬平(長谷川博己)のために取っておくつもりです。「このお金は萬平さんが新しいことを始める軍資金。」
しかし萬平が出るのは3年半先のことと鈴。もっと早く出してくれるんでしょ、と克子は東に問いかけます。がんばりますとしか答えられない東。方法が思いつかないのです。
畳みかける鈴。「けど言ったわよね。絶対助けるって。」
はい、絶対に助けますと、力強く東は応じてくれましたが、ここまでいろいろやってくれた東を追い詰めるな、と忠彦は同情します。
そこへ福子の陣痛が始まりました。
あれこれ指図する鈴。ばたばた走り出す鈴たち。東には、腰をさするようにと言います。こわごわ福子に触る東。
もっと強く、もっと下と言われて、東はうろたえます。
幸、誕生
福子は女の子を産みました。萬平の希望通り、幸、と名づけられました。今度は鈴は騒ぎ立てることはせず、萬平のつけた名を受け入れました。
小さな命の誕生に、皆が幸せを感じていました。東も、こんな経験初めてです、と涙を流しています。
忠彦「子供が生まれる経験は、何べん経験しても・・・」
突然、東は腕時計をみて「まだ間に合う!立花さんに伝えなきゃ!」と東京へ急いで帰りました。
感動した東の絵にがっかりする萬平
女の子が生まれたと聞いて、喜ぶ萬平。紙を広げる東。「立花幸ちゃんです。」
それは東が汽車で描いた絵でした。「生まれた時の幸ちゃんと、福子さんです。」
東の描いた絵に、一気に興ざめする萬平。萬平はどうせなら画家の忠彦さんに描いてもらいたかったと言います。興奮して気づかなかったと謝る東。
「本当は可愛いんですよね。」と念を押す萬平。
東は、自分の絵をつくづく眺めます。
「すごくかわいいです。」
「なら良かった。」
よく頑張った、福子、と萬平は笑顔になりました。
三田村の生まれ変わり
幸を見ながら、三田村(橋爪 功)との会話を思い出す福子。
「そしたらその子は私の生まれ変わりかもわからんな。」
「会長の生まれ変わりやったら立派な人に育ってくれますね。」
幸に話しかけました。「りっぱな人になるのよ。幸。ごめんね。お父さんがここにいてあげられなくて。」
思わぬお金にホクホクの鈴
鈴はお肉を買ってきました。福子に精をつけさせないと、そう思って闇市で買ってきたのです。値段を気にする克子に、お金のことは気にしない、12万円もあるのだからとホクホク顔の鈴。
そこへ誰かがやってきました。「あのお金は!」と文句を言い始める克子を「ほら、行って!」と追い払います。
一人残された鈴は、お肉をうっとりと眺めます。「これは上もんやわ!」
不当な扱いが続く。横暴すぎる財務局
香田家に、財務局の男たちがやってきました。
「立花萬平さんのご家族がこちらにいらっしゃいますね。」
たちばな栄養食品販売に課された源泉所得税と追徴税10万円の徴収と言って、萬平の個人資産を差し押さえに来たのです。
「え?」と当惑する克子の脇を通って、勝手に上がり込んだ4人の局員たち。克子の抗議にも耳を貸さず、福子が寝ている部屋に勝手に入って、そこら中を手当たり次第に引っ掻き回し始めました。
「立花福子さんですか。」
「はい。」
「あなたの個人資産も差し押さえの対象になります。会社とダネイホンを売却した金がそこに入っているかもしれませんので。」
一人の男が福子の通帳と印鑑を見つけ、12万円あることを確認しました。
「10万円を徴収して、残りはお返しします。我々は進駐軍の命令に従って動いています。抗議しても無駄です。」
茫然とする福子たちを残して、室内をめちゃくちゃにしたまま、男たちは出ていきました。
克子が東に連絡する
帰ってきた忠彦は、家の中を茫然と見ていました。家を片付ける克子と鈴。あいつら強盗やわ、と怒る克子。茫然とする福子は、東に知らせなきゃと立ち上がろうとしました。
代わりに、克子が東に電話をします。
「とにかくひどい話です。人の家に土足で踏み込んできて。」
「土足?」
克子は言いすぎたと思って訂正しました。「今のは嘘、ちゃんと靴を脱いで上がってきました。」
「でも通帳を差し押さえられたんですか?」
福子の不気味な笑顔
自分は大丈夫という福子に、鈴は寄り添います。「大丈夫やないでしょう。」
福子は笑顔を見せました。「何とかなります。」
その笑顔に不穏なものを感じる鈴。忠彦に福子の笑顔が不気味と告げました。あんなことがあって笑っていられる方がおかしいと、慌てています。
「まずはお母さんが落ち着いてください。」
私は武士の娘と言いだして、泣き出す鈴。
「どんなことがあっても笑ってなさいよ。」
三田村「どんなことがあっても笑ってなさいよ。」
福子「生きてさえいれば希望はある。」
三田村「そうや。」
福子は涙を流しながら「笑顔。笑顔。笑顔。笑顔。」つぶやき続けました。
東の決意
東は茫然と考え込んでいました。
尾崎「相手は進駐軍と財務局ですよ。無茶をしないほうが。」
心配する尾崎にわかっています、と東は応えました。
スケープゴート
財務局の部長は、GHQからほめてもらいました。部長に局員が尋ねます。
「どうして進駐軍は立花萬平を目の敵にしているんですか。」
「ただのスケープゴートだ。立花萬平が有名人だからだよ。」
戦いはまだまだ続く
東から報告を受けて驚く萬平。福子たちは大丈夫だったと、東が言うと萬平はほっとしました。
たちばな栄養食品販売の税金を、個人から取り立てるのは本来ありえないこと。財務局のやり方に怒りを覚えている東。東は、進駐軍から圧力がかかったのだと見ていました。
日本はGHQの支配下。その配下にある進駐軍は各税務署に月ごとの徴税目標額を提出させているというのです。達成できれば報酬、できなければ懲罰。
「じゃあ、もうどうすることもできないんですか。苦労して作ったダネイホンを手放して、会社を手放して、社員たちはバラバラになって、こんな目にあって。それでも、もうどうすることもできないんですか?」
声を荒げる萬平に、東はきっぱりと言いました。
「僕は言いましたよ。戦いはまだまだ続くって。」
「戦う?」
国を訴える
しばらく萬平を見つめていた東は思わぬ提案をしました。「国を訴えましょう。」
萬平「え?国を訴える?」
源と幸を寝かしつけた福子。大丈夫、大丈夫、大丈夫、自分に言い聞かせるように、ずっとつぶやき続けました。
萬平の弁護士・東太一についてはこちらです。「まんぷく」東弁護士 - 優秀な頭脳と熱い正義感。足りないのは経験だけ。
萬平のもう一人の嫁・世良勝夫についてはこちらです。「まんぷく」世良勝男 - 萬平のもう一人の嫁はピンハネから宣伝、脅しまで。
萬平の一生の相棒・神部についてはこちらです。「まんぷく」萬平に一生ついていく泥棒、神部茂
75話に続きます。「まんぷく」75話 あらすじネタバレ 更なる嫌がらせ。後ろめたいのは誰か?
振り返りはこちらから。「まんぷく」73話 あらすじネタバレ 福子と合わせて幸福。三田村の天命。
13週はこちら。まんぷく第13週 あらすじネタバレ 不当逮捕!世論に訴え萬平を取り戻す。
まとめ記事はこちら。「まんぷく」あらすじネタバレ一覧
まんぷく豆知識はこちらから。まんぷく 豆知識まとめ
感想
泉大津を畳み、三田村が亡くなってしまいました。全てを失ってしまった福子の心の支えは、家族と、新しく生まれた命と12万円。これらがあるから萬平が帰ってくるまで頑張ろう、そう思えたのでした。萬平さえ帰ってきてくれれば、その時にこの12万円があれば新しく事業を起こせる、そう思っていたことでしょう。次の事業は何か、ワクワクしていたのかもしれません。
しかし、泉大津を引き払っても、財務局は追及の手を緩めず、福子個人を追いかけてきました。香田家にいきなり押しかけ、強盗のようにあちこちひっかきまわし、福子名義の通帳と印鑑を持って行ってしまいました。
余りにも横暴なやり方に東ですらも怒りが隠せません。国を訴えましょう。東は思わぬ提案を萬平にしました。
75話に続きます。「まんぷく」75話 あらすじネタバレ 更なる嫌がらせ。後ろめたいのは誰か?
まとめ記事はこちら。「まんぷく」あらすじネタバレ一覧
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放送後の感想
東の頑張りで高額で売れた、たちばな栄養食品とダネイホンの製造法。思わぬお金を手にして可愛い赤ちゃんも生まれました。初めて立ち会う出産に、右往左往する東弁護士が可愛かったですね。
東弁護士は、赤ちゃん誕生に感激しますが、ふと気づいて、まだ間に合うと、急ぎ東京に戻り、萬平に知らせてくれました。汽車で描いた絵付きです。赤ちゃん誕生の知らせには喜んだ萬平さん。でも感動の東が描いた絵には不満のようで、本当は可愛いんですよね、なんて失礼な念押しまでしていました。画家の忠彦さんに描いてもらいたかったなんていっても、急いで帰って来てくれたのに。さすがは萬平さんです。
幸ちゃんが本当にかわいかったです。萬平はいないけど、幸せと安心を感じる福ちゃん。思わぬ大金が入ってきたことも心の支えでしたね。鈴さんも、福子のためという名目で、奮発して高いお肉を買ってきました。しかし、その幸せは長続きしませんでした。
進駐軍から急かされた財務局が、福子個人の資産をさし押さえに来たのです。口調は丁寧でも強引そのもののやりかた。克子は何度も抗議しましたが、一切聞き入れられません。
東もこの話を驚愕しました。世良の言うとおりになってしまったのです。
尾崎は黙り込む東を心配します。そして東の出した結論。国を訴える。生半可な決意でできることではありません。このあいだ、赤ちゃんと福ちゃんの絵を見せていた東とはまるで違う人物がそこにいました。
萬平も東のただならぬ決意を感じたようです。
そのころ、大丈夫、大丈夫、笑顔、笑顔と言い続ける福ちゃん。胸が痛くなりました。早く福ちゃんの笑顔が見たいですね。
75話に続きます。「まんぷく」75話 あらすじネタバレ 更なる嫌がらせ。後ろめたいのは誰か?
振り返りはこちらから。「まんぷく」73話 あらすじネタバレ 福子と合わせて幸福。三田村の天命。
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