SUITS/スーツ3話あらすじ感想 世界一の正確さを守る。ゲームでクーデター
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最終更新日:2018/11/27
Suits/スーツ
SUITS/スーツ 第3話のあらすじ・感想です。
第3話 マニアックな2つの会社
老舗時計メーカー KAMIYA の後継争い
老舗時計メーカー KAMIYA。甲斐(織田裕二)は顧問弁護士をしていました。その社長が急死しました。
娘の静佳(東風万智子)は家族葬にしたいと、取締役の安樂(久松信美)ともめていました。そして先代社長の臨終に立ち会った岡林工場長(きたろう)も不機嫌な様子です。
大人気ゲーム会社の社長・藤ケ谷の顧問弁護士の座
甲斐に仕事をもらえない大貴(中島裕翔)を蟹江(小手伸也)は格闘技のジムに連れ出しました。そこで世界的に有名なゲーム会社・BPMのCEO兼チーフクリエイターの藤ケ谷(柳俊太郎)を指します。最近弁護士を解任した藤ケ谷の顧問弁護士の座を蟹江は狙っていました。
大貴にスパーリングを相手させます。スパーリングはさんざんでしたが、大貴はBPMのゲームの大ファン。世界ランクインしたこともあります。「三つ目小僧?」と藤ケ谷は大貴のことを知っていて、意気投合。
甲斐のクーデター画策
KAMIYAのマニュファクチュールを守りたい甲斐
静佳(東風万智子)と話す甲斐。
先代の葬儀準備で家族が気を取られている間に、安樂は東南アジアで土地探しをして国内工場は閉めるつもりです。先代の生存中にすでに内密に動いていたのでした。すべて日本製で作るマニュファクチュールが売りなのに、それを捨てたら、量販メーカーと変わらなくなる、と甲斐。甲斐の時計もKAMIYAでした。
甲斐は、新社長を勝手に名乗っている安樂を追い出そうと画策します。テーブルに一杯のKAMIYAの資料を頭に叩き込め、と大貴に命じます。
甲斐が戻ってくると、大貴はオンラインゲーム中。ゲームをしながらできるとはさすがに天才と嫌味を言いますが、大貴はすでに全部読み終わっていました。
KAMIYAの安樂が次期社長としてインタビューを受けています。既定路線になると難しいのでは、と大貴。
KAMIYAの社長は取締役会で任命されます。先代が亡くなってから一度も取締役会が開かれておらず次回は来週。それまでに他の社長候補を探すつもりの甲斐。
ゲーム会社社長・藤ケ谷と親交を深める「三つ目小僧」大貴
藤ヶ谷から電話。今朝のオンライン対戦を見ていたのです。「三つ目小僧やるね!」と。今暇?と呼び出されました。
クラブを貸し切ってゲーム対戦。昼から酒、と大貴は驚きます。
酔っぱらって戻ってきた大貴に所長(鈴木保奈美)が声をかけてきました。
甲斐の元に戻ると、次期社長がまだ決まっていません。安樂に直接言って工場の移転延期をさせるしかないか、と甲斐は言います。
大貴は工場長を勧めます。甲斐は、頭の固い職人だ、金感情はできない、と相手にしませんが、酔っている大貴は雄弁です。「それは偏見だ。」と大貴。
酔っていることを指摘する甲斐。大貴を帰しました。
大貴が弁護士を名乗っていることに気づいた砂里
大貴のおばあちゃんは施設で友達をいっぱい作っていました。孫が弁護士と言ったら、相談をいっぱいされた、と。
砂里(今田美桜)は話を合わせますが、不審顔。
大貴に砂里から電話が来て、弁護士のことを、問い詰められました。
砂里に真相を話す大貴。
遊星と縁を切ることが弁護士になる条件。砂里は、甲斐のことを疑っていて、大貴のことを心配しています。
分かってる、でもやるしかない、と大貴。
更に画策を続ける甲斐と、邪魔立てする所長
『世界一の正確さ』のKAMIYAの時計の針
料亭にやってきた甲斐。安樂に会いに来たのです。今日はプライベートだから、というのを押し切って、中に入ります。
安樂と蟹江が食事中。
安樂社長は今インドネシアで土地購入の交渉中。蟹江が代理人。顧問の自分を通さずに、という甲斐ですが、工場移転を邪魔しようとしている人に相談できない、と言われてしまいました。
新社長を自分だとアピールし、移転を進める安樂を甲斐は非難します。安樂社長は来週には決定、少し前倒しするだけ、という蟹江に、
「世界一の正確さ」のKAMIYAの時計の針を勝手に進めるな、と甲斐。
所長が甲斐のクーデターをとがめる
所長が、安樂に蟹江を勧めたのでした。こそこそ裏で神谷の社長候補を捜しまわっていた、越権行為だと。
甲斐のやったことはクーデターというだという所長に、安樂は社長の存命中に海外工場移転をもくらんでいた、それはクーデターではないのか、と甲斐は反論。
邪魔する人間は同じファームの人間でもつぶす、と。
新人が酔っぱらっていた、というので、甲斐は大貴を呼びます。
疑問は本人に直接、と言いますが、所長は何も言いませんでした。
孫の写真を見ている社長
甲斐に頼まれて、大貴は神谷の持ち株比率を確認しました。
静佳が54パーセント。1/3以上持っている株主は他にはいません。
静佳に臨時の株主総会を開かせて、取締役を後2人増員する。現在5人の取締役がいて、内3人は、安樂と安樂のイエスマンです。
先代に忠誠を誓う取締役が2人。
あと二人、取締役を入れると、安樂の社長就任を阻止できる、と甲斐。
甲斐は、中卒だとしり込みする岡林工場長に押し切ります。経営は自分が教える、あなたは社長室で孫の写真でもみていればいい。
大貴は、岡林のスピーチを書いています。苦手だという大貴を真琴(荒木優子)が手伝います。スピーチなんてどれだけはったりをかませるかが勝負だと。
岡林にスピーチを覚えさせようとする甲斐。岡林は無理だと言いますが、覚えるまで返すな、と甲斐は出て行ってしまいました。
大貴は、甲斐の態度に怒り、スピーチ原稿を破り捨てました。それを拾う岡林。
職人の難しさを話してくれた岡林。その技術の高さや難しさを主張してはどうかと大貴は提案しました。
岡林は、自分で原稿を書いています。どうやら甲斐の作戦だったみたいです。
臨時株主総会が開かれ、新たな取締役には工場責任者の岡林、営業部長の水谷が承認されました。
スピーチの練習をする岡林。チェックする大貴と真琴。
残り二人の取締役と会食する甲斐。
いよいよ取締役会当日。クーデター回避
取締役会当日。10時からの会議なのに、人がもう集まっています。蟹江がいました。「たった今安樂の社長就任が承認された。9時から臨時の取締役会が行われていた。」と。
過半数が出席すれば議決も可能なのです。
「あやうくクーデターをしかけられるところだった」と安樂。
岡林と水谷は、会社の方針に背いてクーデターを仕掛けようとした以上、退職金は期待するな、と。甲斐も顧問契約を解かれました。
甲斐は所長の部屋に行きます。「すべて計画通りですか。」「部下の越権行為を未然に防ぐのは当然。安樂との関係改善は蟹江に任せる。」
KAMIYAのマニュファクチュールを守るゲーム会社社長・藤ヶ崎
先代との約束を反故にした安樂
甲斐は、大樹に、KAMIYAに安樂を招き入れたのは自分だと言います。品質ばかり追求して売り上げがさんざんだったKAMIYA。外様の安樂を自分が呼んで経営を立て直したのだと。亡くなった社長と約束していました。会社の経営再建を安樂が進める代わりにKAMIYAの根幹のマニュファクチュールを守る、と。しかし社長が死んだ途端、安樂はその約束を反故にしたのでした。
藤ヶ崎が顧問契約を依頼
所長室に呼ばれた大貴。藤ヶ谷社長が来ていました。うちと顧問契約を結びたいと。蟹江を顧問、大貴をアシスタントとして。所長は大貴を見る目が違っています。
蟹江を嫌っていることを知っている大貴は、藤ヶ谷を外に呼び出しました。本当にいいのか、と。「あれくらいきもいほうが訴訟相手は嫌がる。」
それを見かけた甲斐。
藤ヶ崎がKAMIYAを買収
取締役会。新工場はジャカルタに建設することになりました。
そこへ入ってくる甲斐、大貴、岡林。
甲斐は、勤続35年以上の社員は取締役会に異議申し立てができると、岡林を指します。
岡林は、解雇されている、と安樂は言いましたが、法律上、解雇は少なくとも30日以上前に予告が必要です。その予告がなかったので、岡林の解雇も認められません。
甲斐は、筆頭株主の神谷静佳の代理人としてやってきていました。
『この会社に買収のオファーが来ている。全世界に10億人のユーザーを持つゲーム会社「BPM」。社長の藤ヶ谷はこの神谷の熱心なコレクターで以前から会社経営に興味を持っていた。静佳は買収に応じるつもり。』
藤ヶ谷の意向で、マニュファクチュールを継続できる人間を次期社長にということで岡林を指す甲斐。
岡林は、これからどうしたいのか決意表明をしました。「マンネリを恐れるな、それが先代の口癖でした。・・・」
大貴がもらったKAMIYA
帰りの車に一緒に乗せてもらう大貴。工場長からKAMIYAの時計をもらっていました。甲斐と色違いと、嬉しそうに見せる大貴。年収と吊りあわない、と甲斐。
藤ヶ谷は所長を訪ねて、甲斐と大貴の2人に顧問を変えてもらいました。蟹江でダメな理由を問われ、蟹江先生とスパーリングをした時、耳の中に舌をいれられた、と。それ以上聞きたがらない所長。
スピーチを気にする真琴。完璧だったと。大貴がお礼に食事をというのを断った真琴でしたが、あとで嬉しそうに笑っていました。
その真琴に、砂里が、鈴木という弁護士のことを聞いてきました。でもそれ以上ふみこめなくて、立ち去ってしまう砂里。
第8話はこちらです。SUITS/スーツ8話 あらすじ感想 脅しと情報漏洩の顛末。大貴を兄妹で振り回す。
第7話はこちらです。SUITS/スーツ7話 あらすじ感想 ウィンウィン以上の合併。「チカ+甲斐÷蟹江」と対決。
第6話はこちらです。SUITS/スーツ6話あらすじ感想 ハッカーが起こした奇跡とすっぽんの蟹江の執念
第5話はこちらです。Suits/スーツ5話 あらすじ感想 『ワンピース』の愛読者・大貴が違法取立人を撃退
SUITS/スーツ4話の感想はこちら。Suits/スーツ4話 あらすじ感想 透明人間の大貴「初めてにしてはよかったでしょう?」
SUITS/スーツ 2話の感想はこちら。SUITS/スーツ 2話 感想 中島裕翔くん102㎝は? ローのハイタッチににんまり
感想
高級時計KAMIYAとゲーム会社のCEO・藤ヶ崎。マニアックつながりで、最後はまるく収まりました。一生懸命に画策した蟹江、どちらも手に入るかと思いきや、両方とも手からこぼれ落ちてしまいました。少しかわいそうでしたね。キモいなんて言われてしまうし。でも蟹江のやったことは確かにキモい。想像したくもないです。映像化されなくてよかった・・・
質にこだわった高級時計、元は売れていなかったんですね。それを助けるために、経営に長けた安樂を送り込んだのは甲斐自身。でもその安樂が、先代の意思を無視して、KAMIYAの質を台無しにしようとしている。自分も大ファンの高級時計を安樂が量販品にしてしまう。所長に逆らっても、越権行為と指摘されても、守らなくてはいけなかったんですね。社長との約束を見事に守った甲斐でした。
でも工場長に、孫の写真を社長室で見ていればいい、はひどいですよね!大貴が、甲斐のああいうところが、と工場長に怒っていたのは、お芝居ではなくて、かなり本気だったと思います。
最初は62点と評価された大貴の服装。スーツは及第点だが、と安物の時計を指摘されます。それが最後にはKAMIYAに。年収と吊りあっていないと言われてしまいましたが、大貴は得意げでしたね。おまけに甲斐と色違いです!甲斐は不満げですが。
そして、大貴が弁護士になっていたと大喜びのおばあちゃん。おばあちゃんの様子を見に行ってくれる優しい砂里に真相を気づかれてしまいました。砂里が、弁護士事務所の周りをうろつくことで、もしかして遊星を呼び寄せてしまうのでは、と心配になります。
所長も、酔っぱらっているところまで見てしまった大貴のことを胡散臭い目で見ていましたが、藤ヶ崎の顧問契約依頼でふっとびましたね。大貴を見る目が全然違っていました。あそこで藤ヶ崎が、大貴が酔っぱらっていたのは自分のせいだとたぶん言ってくれたものと思います。
SUITS/スーツ 2話の感想はこちらです。
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