「まんぷく」71話 あらすじネタバレ 他人事ではない！東の最善の策

第12週 あの頃には戻れない

福子が大阪についた後間もなく、東京財務局から電話がかかってきて、追加徴税が課されてしまいました。それに対して東は策を考えます。それはたちばな栄養食品を畳むこと。萬平はそれを受け入れました。

第71話

克子たちに会社が無くなることを報告する鈴

香田家で、鈴（松坂慶子）は会社も家も無くなると報告しました。突然のことで驚く克子（松下奈緒）たち。鈴は、どの占い師もそんなことは言わなかった、萬平（長谷川博己）が大器晩成と言うのも噓や～と頭を抱えました。

三田村への謝罪

萬平は、ダネイホンの商標と製造方法を大阪の会社に売却することを希望している、東（菅田将暉）はそう言っていました。東は明日大阪に来る予定です。

「それまでに候補先をいくつか考えておいてください。」

福子（安藤サクラ）は、ダネイホンの譲渡先を真一（大谷亮平）と相談しました。ダネイホンを作れる会社でなくてはいけません。福子は三田村会長（橋爪功）に相談しようと言って、真一に、三田村のことを説明しました。投資してくれたこと、進駐軍を説得してくれたこと。

そこで真一は、三田村が投資をしてくれたのだったら会社が無くなることを謝らなくては、と真剣な顔をして言いました。今更ながらに気づいて、顔を覆う福子。

萬平の転機

萬平は「新しいこと。新しいこと。」とつぶやき続けます。隣に座る剛田（イッセー尾形）に止めろと言われました。今まで築き上げたものが全部なくなってしまう、ここを出たら新しいことを始めなくては、と萬平は言いました。

萬平の顔をじっと見て、剛田は、近いうちに転機がくる、と萬平に言いました。会社がなくなることではなくて、もっと個人的なこと。突然、剛田は、あんたあれに似ていると言い出しました。ダネイホンの看板のモデルとようやく気付いた剛田。

「今頃、それを言うって。」

人相見というのは本当ですか、と萬平は疑わし気に剛田を見ました。

三田村会長の入院

福子は三田村興産に電話をし、社長をお願いしました。電話に出たのは、明らかにまだ若い男の声、三田村の息子でした。

三田村亮蔵（橋爪 功）は、今は会長職についていて、入院中だそうです。

三田村に会社を畳むことを告げる

翌日、三田村の入院している総合病院の待合室で、福子は東と待ち合わせました。東には廊下で待ってもらって、福子は一人で三田村の病室に入りました。

三田村は思ったよりも元気そうです。中には世良（桐谷健太）もいました。

「世良君から聞いたよ。東京の会社とダネイホンの販売権を売ってしまったんだろう。」

世良は、人生山あり谷ありや、福ちゃんがしっかりしていれば何とかなると言いました。

福子にはまだ話すことがありました。東京財務局から追徴税が課せられたこと、それから逃れるため、萬平がダネイホンの商標と製造方法も売り払って会社を畳むことを決心した、と告げました。思いがけない展開に三田村も世良も驚きました。

頭を下げる福子。「三田村さんには3万円も投資していただいたのに、本当に申し訳ありませんでした。」

それは、ダネイホンが売れた時に4万にして返してもらったと気にしない三田村。1万も儲けたのかと世良は驚きました。

東を三田村に引き合わせる

東京の弁護士が同行していること、その人から話を聞いてもらいたいと福子が頼むと、三田村は快諾してくれました。

東は、三田村が事情を承知していることを知ると、本題に切り込みました。売却先を紹介していただきたいと。条件は、ダネイホンを作れる会社であること、萬平の独自開発であることを考慮してそれなりの譲渡額が欲しいこと。大学病院の推薦を得られるはずだったので、今からでもその話はまとめられるので、類似品への対抗策にもなり・・・

言葉を続ける三田村「ダネイホンの商品価値はあがる。」

東はうなずきました。「高い値で売れるはずです。」

三田村は、東と二人で話をしたいと言いました。福子と世良は席を外しました。

三田村の最後の仕事

会社というのはわが子も同然。本当に萬平が納得しているのかと三田村は聞きました。どうやって納得させたのか、東に尋ねました。東は、自分の妹がダネイホンで救われたこと、とにかくダネイホンを残したい、そして萬平には次の新しいことを考えてほしいと伝えた、東は萬平にはそれができると確信していたのです。

「でも国と喧嘩するんです。どんなに不当なやりかたをされても向こうは強い。思い切ったことをやらなければやられてしまう。」

萬平と福子、社員を救うためにはこの方法しかない、東は三田村の目をまっすぐに見て言いました。

「君はええ弁護士になるなあ。」

良さそうな会社を3社紹介しよう、三田村は自分の最後の仕事と言いました。え、と驚く東に、少し微笑んで見せる三田村。

三田村の余命が長くないことを知る福子

病室の外で、世良は福子に、三田村の余命が長くないことを聞かされました。三田村は、余命三か月、末期のガンでした。病気が見つかっても三田村は手術を拒みました。人間はいつか死ぬものだと。

「なんでこんなにつらいことばかり・・・」と泣き出す福子。

世良は、泣いてる場合じゃない、と叱りました。三田村さんは悲しんでいない、自分もできるだけ力を貸す、福子に味方がたくさんいると。

「はい。」福子は世良の言葉にうなずきました。

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感想

萬平の決断に従う福子。でも泣いている暇はありませんでした。ダネイホンの製造法と商標を売却しなくてはいけません。萬平の希望で大阪の会社に、ということになったので、東が大阪にやってくることになりました。

思いがけなく三田村の余命が3か月であることを福子は知り、愕然とします。しかし、世良はそんな福子を力づけてくれました。裏切りもするけど、力づけてもくれる、世良と言う人はなかなか一筋縄ではいかない人ですね。

続きます。「まんぷく」72話 あらすじネタバレ 涙をこらえて最後の仕事

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放送後の感想

真一さんがいてくれてよかったです。会社がなくなるというのなら、投資をしてくれた人にまず謝らなくては、福ちゃんはそんなことは全然考えていませんでした。普通だったら嫌味の一つも言われそうですが、幸い三田村会長はそんな人ではありません。真一さんの周りにはそのような人がいっぱいいたのでしょうね。福ちゃんの周りは本当に温かい人ばかりです。

三田村が入院していることを知って、東と病院で待ち合わせる福子。まずは自分一人だけ、と病室に入ると、随分にぎやかです。世良が来ていたのでした。世良は一癖も二癖もある人だけど、三田村会長がここまで可愛がっているので、そこまで悪い人でもないのでしょうね。まとわりついているだけなのかもしれないんですけど。

世良は、三田村の余命を聞いて、泣き出してしまった福ちゃんを力強く元気づけてくれました。

東と話をした三田村会長。国と喧嘩するなどと言うことをいう人間はそうはいません。萬平たちを救うためには最善の策である、真摯に説明した東は三田村を納得させました。いい弁護士になる、三田村はそう言ってくれました。何よりの言葉ですね。

今日も福ちゃんの泣き顔で終わってしまいました。福ちゃんと言う人はあまり人前で泣き出す人ではありません。昨日も今日も福ちゃんは人前で涙を見せ、それだけ耐え難い状況を物語ります。早く福ちゃんの笑顔が戻ってきてほしいですね。

萬平印のダネイホンのモデルだとようやく気づいた剛田さん。人相見だというのはなんだか怪しくなってきました。イッセー尾形さんが演じられているのでよけいに怪しさが満載ですね。

続きます。「まんぷく」72話 あらすじネタバレ 涙をこらえて最後の仕事

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