「まんぷく」61話 あらすじネタバレ 観音様になった鈴
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最終更新日:2018/12/10
第11週 61~66話
三田村が3人目の証言者として進駐軍に赴きました。進駐軍は、再び、今度は夕刻に手榴弾を海に投げました。今度は魚がたくさん浮いてきたので、証言が真実だと確認され、萬平たちは無事釈放されました。
Contents
第61話
仕事に復帰
今日は朝からごちそうと喜ぶ社員たち。拘留中の食事を心配した鈴(松坂慶子)が配慮してくれたのですが、コーンビーフやパンがうまかったと盛り上がる社員たち。自分のご飯よりもおいしいのかと鈴は機嫌を損ねました。
萬平(長谷川博己)「いやいや、お義母さんが作ってくれるご飯が一番おいしいです。な、みんな。」
鈴「せやったら初めからそういうてちょうだい。」
機嫌の直った鈴。福子(安藤サクラ)は笑いがとまりません。鈴の扱いが上手だというのです。そこへ真一(大谷亮平)が出勤してきました。仕事に戻れるのがうれしくて早く目覚めたのだといいます。
製塩を止めることを提案する福子
専売局から電話がありました。新聞沙汰になってしまったことで、信用が回復するまで、塩の取引は中止されてしまいました。
ひと夏の間、放置されていた製塩場は目も当てられない有様でした。鉄板は錆だらけ、何枚かは潮風に飛ばされ、大釜も錆が浮いていました。謝る福子に、萬平はすぐに作り直せると言いました。
しかし福子は、萬平に塩づくりを止めることを提案しました。ダネイホンの製造に絞り全国に販売するべきだと。ダネイホンを作れるのはうちだけ、天候にも左右されません。塩の取引には上限があるし、専売局が取引を再開してくれる保証もないと真一も賛成しました。
反対するのは鈴。ここまで頑張ってやってきたものを放り出せない、と言います。塩づくりも最初は反対していた、塩屋のおかみはまっぴらって言っていたのに、と福子がいうと、鈴はそんなこと言ってません、と強情です。
萬平は、社名がたちばな塩業である以上、塩づくりをやめるのはと躊躇します。会社名などいくらでも変えられる、福子はそう言いましたが、萬平はどうしたものか決めかねていました。
忠彦が鈴を観音像として描く
克子(松下奈緒)とタカ(岸井ゆきの)、忠彦(要 潤)がやってきました。皆が元気に帰ってきたことを喜んでくれました。忠彦は大きな風呂敷包みを持っています。中には、鈴の肖像画が入っていました。「できましたよ。お義母さん。」
「塩屋の飯炊き女はまっぴらや!」と鈴が家出をして香田家に駆け込んだ時、忠彦は鈴の絵を描くと約束してくれていたのでした。
忠彦はにこにこして言いました。「自分の絵を描く間に少しずつ仕上げていたら遅くなってしまって。僕はお義母さんをみんなを見守る観音様のイメージで描いたんです。」
鈴は涙ぐんでお礼を言いました。
福子は鈴が観音様?と茶化し気味、実物よりもいい感じに描くのが肖像画のコツと克子。忠彦はそんな克子を諫めました。
神部とタカの結婚話
さっそく神部(瀬戸康史)を気にするタカ。忠彦の笑顔が固まりました。
神部を見つけて、忠彦から結婚許可をもらったことを報告したタカ。喜ぶ二人を陰から見ていた忠彦は頭を抱えました。
克子は福子と二人になった時、忠彦が、タカに神部との結婚を許可したことを聞きました。
「タカちゃんと神部さんはそういう仲やったの?」
福子は、陣痛が始まる直前に、男たちが争っていたことを思い出しました。進駐軍に拘留されている間、タカは神部を心配して泣いていたのでした。それで可哀そうに思って、忠彦はつい結婚していいと口に出してしまったのです。しかし、今では忠彦もそれを後悔しているのでした。
咲の意見
夫と並ぶ咲の遺影に向かって、鈴は肖像画を嬉しそうに見せました。そこへ真一がやってきました。自分も毎日咲に話しかけている、そう言います。
「お母さん、きっと咲は今こう言ってます。観音様やったらみんなのことを見守ってあげてって。塩づくりはもう止めましょうって。」
自分には聞こえる、真一がそう言うと、鈴は納得してくれました。
鈴が納得してくれた、その報告を聞いて驚きながらも喜ぶ福子。真一は、後は萬平だけと言いました。
世の中の役に立つ本当の発明品
大きくなった源の顔を見ながら塩づくりを思い出す萬平。皆で鉄板を並べたこと、塩づくりを断念しそうになった社員たち。リンゴの唄を歌いながら塩を作ったこと。初めての出荷。塩づくりを軌道に載せるのは簡単ではありませんでした。完全にやめることを決意できない萬平。
福子には夫の迷う気持ちがよく分かりました。塩づくりに思い入れがあるのは福子も同じでした。
でも塩は昔からあり、萬平以外にも作る人はたくさんいます。でも、ダネイホンは萬平の発明、他の誰にも作れません。世の中になかった本当の発明品です、福子はそう言いました。困っている人を助けるのは、どこかの誰かが作った塩ではなくダネイホン。辛い思いをしている人は日本中にいる。
立花君は意義のあるものを作った、三田村もそう言ってくれました。
萬平の迷いが消えました。
翌朝、萬平は、社員に製塩を止めダネイホンの製造・販売に専念することを宣言しました。名前もたちばな塩業からたちばな栄養食品に変更することになりました。
萬平のもう一人の嫁・世良勝夫についてはこちらです。「まんぷく」世良勝男 - 萬平のもう一人の嫁はピンハネから宣伝、脅しまで。
萬平を支える義兄・真一についてはこちらです。「まんぷく」小野塚真一 - 平穏な生活にさようなら、萬平の優秀な補佐役
萬平の一生の相棒・神部についてはこちらです。「まんぷく」萬平に一生ついていく泥棒、神部茂
香田家の長女・タカについての豆知識はこちらです。まんぷく 香田タカのお相手は?結婚はいつする?
続きます。「まんぷく」62話 あらすじネタバレ 本当の発明品を日本全国に
振り返りはこちらから。「まんぷく」60話 あらすじネタバレ 進駐軍を動かした3人目の証言者
第11週はこちら。まんぷく第11週 あらすじネタバレ 『萬平印のダネイホン』から暗転
まとめ記事はこちら。「まんぷく」あらすじネタバレ一覧
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感想
製塩の設備が荒れ果てていること、そして、専売局からも取引を停止されていることで、福子は、これを機にダネイホンに専念することを提案しました。塩づくりを軌道に載せるまでは大変でした。それを思うと、簡単には賛成できない萬平です。
以前、鈴が家出をしたとき、忠彦は傷ついた鈴を優しく扱ってくれ、鈴の絵を描き始めました。忠彦の優しさに触れて涙ぐんだ鈴。忠彦はあの時の絵を仕上げてくれたのです。それも観音様のイメージで。鈴はどれほど喜んだことでしょう。咲が忠彦の桜の絵を大切にしたように、鈴もこれから観音様の絵を大切にするのでしょうね。
そして、福子の陣痛直前の男たちの争い。やはりそういうことだったんですね!タカちゃんと神部さんはいつの間にか思いあう仲になっていました。福子も気が付かなかったんですね。また「えーーーー!」が聞かれそうです。
続きます。「まんぷく」62話 あらすじネタバレ 本当の発明品を日本全国に
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放送後の感想
忠彦さんも鈴さんを観音様のイメージで描いてくれました。涙を流して喜ぶ鈴さん。それにしても娘二人、もう少し鈴さんのために喜んであげればいいのにな、と思いましたが、たぶんこれは鈴さんにも責任があるんでしょうね。
観音様の絵のイメージがかなり想像と違っていたんですけど、展覧会で入選した魚の絵と同じ感じの絵でしたね。青い絵なのでそこから観音像をイメージするのはなんだか難しかったです。後光が差していたので観音さまなのでしょうか。後、たぶん柔らかな笑顔ですね。
それまでニコニコしていた忠彦さんの顔が、タカが神部さんを気にした途端に固まってしまいました。結婚許可を得たことを喜ぶ二人を見て頭を抱える忠彦さんが気の毒です。自分から言い出したことなので仕方ないんですけど。これ鈴さんはまだ知らないんですよね。知ったらどんな態度をとるのでしょうか。
でもこれで神部さんは、この先小松原君たちに文句を言われずにすみそうですね。小松原君たちが結婚許可が出たことを知るのはいつなのでしょうか。
萬平さんも真一さんも鈴さんの扱いが上手くなりました。今まで福ちゃんだけでは対応できなかったことも、今後は真一さんが優しい口調で鈴さんをコントロールしてくれそうです。福ちゃん、力強い援軍を得ましたね!今まで二人の大きな子供に一人で対応していたんですけど、今後は真一さんが大活躍しそうです!
そしてたちばな塩業から、たちばな栄養食品へ。福ちゃんと真一さんの見事な連携で、製塩をあきらめる話は案外すんなりと進みました!
続きます。「まんぷく」62話 あらすじネタバレ 本当の発明品を日本全国に
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第11週はこちら まんぷく第11週 あらすじネタバレ 『萬平印のダネイホン』から暗転
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