「まんぷく」60話 あらすじネタバレ 進駐軍を動かした3人目の証言者
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最終更新日:2018/12/08
第10週 55~60話
事情聴取には、福子と鈴もよばれました。鈴はカエルの爆発のことを口にしてしまい、進駐軍はその言葉に反応します。福子は、日本語と英語を交えて一生懸命に萬平の無実を訴えました。面会は許されませんでしたが、手紙を萬平たちの元へ届けてもらいました。その手紙は、萬平たちを勇気づけました。
Contents
第60話
福子の手紙
福子(安藤サクラ)からの手紙は萬平(長谷川博己)の元へ届けられました。
『皆さんへ。佐久間さん、赤津さん、中窪さん、大和田さん、神部さん、森本さん、高木さん、峰岸さん、岡さん、野村さん、酒井さん、倉永さん、堀さん、小松原さん、増田さん、真一さん、世良さん、そして萬平さん。毎日、辛い日々を過ごされていると思います。』
そこには社員一人一人の名前が書いてありました。皆は何も悪いことをしていないのだから、もうすぐ釈放されると信じている、進駐軍の人もきっとわかってくれる、どうか社長を信じてください。たちばな塩業の社員を不幸には絶対しない、風邪をひかないように身体には気を付けて、とありました。
涙をぬぐうもの、うなずくもの、唇をかみしめるもの、皆が福子の手紙に励まされました。チャーリーもまたその手紙を聞いていました。
三田村が証言をする
三人目の証言者が進駐軍を訪れました。大阪商工会会長・三田村(橋爪 功)です。
ビンガム達にダネイホンを食べたことはあるかと尋ねました。ダネイホンは旨いものではないが、大阪中の病院が患者に食べさせている。立花萬平は、戦争が終わったにも関わらず死んでゆく栄養失調の患者を一人でも助けたいと思って、ダネイホンを開発したのだ、それが彼の志です、三田村は、ビンガムの目を見てそう言いました。
赤とんぼ
世良「このまま終わってたまるか。」
皆で脱走しようと神部(瀬戸康史)が言い出しました。真一(大谷亮平)がそんなことできるわけがないと言います。母親に会いたいと言うものもいます。そんな中、赤津が赤とんぼを歌いだしました。皆で声を合わせて歌い始めました。世良(桐谷健太)は、チャーリーも歌っているのに気づきました。
「お前もほんまは心が痛むんだろう。」世良の言葉に、チャーリーはやかましいと答えました。
傘職人の話
ビンガムは萬平を連れてこさせました。萬平のことを悪く言う人はいない、しかし納得できる証拠が無い限り、軍事裁判にかけられることになります。
萬平は軍事裁判は自分一人のみ、他の社員と世良(桐谷健太)を釈放するように頼みました。
そして萬平は傘屋の話をしました。その傘職人は自分の仕事を心から楽しんでいました。
『傘屋はいいぞ。雨が降れれば傘が売れてうれしい。晴れれば青空が見えて嬉しい。』
自分もその傘職人のように自分の仕事を愛せる人になりたい、好きなことを仕事にして、一緒に働く仲間を幸せにして、それが人の役に立ったら、こんな幸せなことはない、と。
今回このような疑いをかけられたのは不本意極まりない、辛い思いをするのは一人で十分だと言うのです。
取り調べ後に、ビンガムはダネイホンと妻の写真を見つめました。
武士の娘の娘
今日も何もなかったと不安を口に出す鈴(松坂慶子)。あなたは不安じゃないのか、そう聴かれた福子。どんな時もうろたえてはいけないと教えてもらったと言います。「私は武士の娘の娘ですから。」
鈴は「そんなこと言われたら私の立場がないやない。」と泣き笑いの表情を浮かべました。
再び証言を検証、今度は魚が浮いてきた。
車の音がしてメイたちがやってきました。
「手榴弾を投げていたのはこの時間か。」
「時間?」何と答えていいのか分からずうろたえる福子。
進駐軍が海に向かうのを、またしても福子と鈴は追いかけました。手榴弾が投げられました。すさまじいい爆音と水柱。鈴は叫びましたが、今度は福子は目を凝視して成り行きを見守りました。止める米兵を振り切って、福子は海へと近づきました。
海から浮かんでくる大量の魚に気づきました。福子は「魚や、ほら!ほら!」と海に入って「言うたでしょう。萬平さんは嘘をついてなかった!」と英語で叫びました。「彼らは無実です!」魚を手に取って叫びました。
「おかあさーん!」
米兵に止められているので、何が起きたのか分からない鈴。福子に叫び返しました。「何があったのーーー!?」
メイの報告を聞いて満足げなビンガム。全員釈放です。
萬平たちが釈放された
男たちは雑居房から次々に出てきました。釈放の理由はタナカには知らされていませんでした。
世良は「やっと自分の間違いに気づいたか。世話になったの。」とタナカの肩をポンと叩いて、別れを告げました。
最後に鉄格子をくぐった萬平にタナカは声をかけました。
「ダネイホン、俺も食うたけど言うほどまずうはなかったわ。」
「ありがとう。」萬平は微笑んで頭を下げました。
空になった雑居房の戸を閉めて、赤とんぼの唄を歌いだすタナカ。
萬平たちの帰宅
福子たちは落ち着きません。外から赤とんぼの唄が聞こえました。福子は、源を抱っこしたまま家の外へ駆け出しました。萬平たちが次々に戻ってきました。
鈴「みんな、よう頑張った!」
大奥さま、と赤津たちが駆け寄りました。
「萬平さん!」駆け寄る福子に、萬平も近づいてきました。
「福子。手紙をありがとう。」
「みなさん、ほんまにお帰りなさい。」福子はほっとして呼びかけました。ご飯の支度ができてますよと言うと、皆の顔がパッと明るくなりました。
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まとめ記事はこちら。「まんぷく」あらすじネタバレ一覧
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感想
福子の萬平への面会はかないませんでしたが、手紙は届けてもらえました。その手紙の温かさに、雑居房の皆が勇気づけられました。
3人目の証言者、三田村の登場です。3万円を投資した張本人。下手をするとクーデターの資金提供者とされてしまったかもしれません。三田村の説明は、理にかなっていました。3万円は塩とダネイホンの製造に使い切ってしまい、闇業者で高額な武器など買えたはずがない、と。萬平のような志のある発明家をつぶしてほしくない。
三田村の証言を聞いたあと、ビンガムは、もう一度萬平と話をします。そして、世良の提案を受け入れることにしました。もう一度、今度は夕刻に手榴弾を海に投げ入れてみると、証言通り、大量の魚が浮かび上がってきました。
釈放するには証拠が必要です。いくら証言が集まっても、それだけでは足りない。皆の証言を集めると、どうやら立花萬平と言う人物は本当に素晴らしい発明家で、人の役に立つことしか考えていない。このような発明家を潰したくない、ビンガムはそう思ったのかもしれません。そこで世良の言う通りもう一度実験をしてみたら、証言通り魚が浮かび上がった。証拠が得られて、一番ほっとしたのはビンガムかもしれません。
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放送後の感想
アメリカ人とはいえ、日本人の両親の元に育ったチャーリー・タナカは赤とんぼの唄を知っているのですね。日本語できちんと歌えるのだから大したものだと思いました。同じ歌を歌ったことで気持ちが通じ合うところがあったのではないのでしょうか。そういえば戦時中でも歌詞は違うけど、メロディーが同じ歌を敵と歌ったという話も聞いたことがありますね。
福ちゃんの手紙は無事萬平さんたちの元へ届けられました。一人一人の名を記した手紙、皆がその手紙に勇気づけられましたね!しかし事態は一向に好転しません。あの大阪帝大卒の神部さんが脱走をしようと無茶を言うほど事態は追い詰められていたようです。冷静な真一さんに無理やと速攻で止められていましたね。
商工会の人々にたちばな塩業と世良商事を商工会から追い出そう、と言われていた三田村会長が萬平の証人としてやってきてくれました。萬平がなぜ栄養食品を作ったのか、それを聞いて心が動いたらしいビンガム。
萬平を悪く言うものはいないが、証拠が無ければ釈放ができないと言われ、萬平は軍事裁判にかけるのなら自分だけをと言い張ります。そんな萬平をみてビンガムはもう一度手榴弾の実験をすることにしました。
うろたえる鈴さんに、私は武士の娘の娘ですから、と力強く言い切っていた福ちゃん。たのもしかったですね!その福ちゃんたちのもとへ再び進駐軍が現れました。
時間を確認して海へ向かう進駐軍。またもや福ちゃんたちは追いかけました。一度目は爆音と水柱に驚いた福子たち。今度は福ちゃんは、事の成り行きを凝視していて、隙をぬって海へと近づきました。そして浮かび上がった魚。夕刻の海で魚を拾いあげる福ちゃんの満面の笑顔。やはり福ちゃんには笑顔でいてもらいたいですね!
無事に帰ってきた萬平さんたち。赤津や神部さんたちは大奥さまと鈴に駆け寄っていきましたね。意外に鈴さん、頼られて、好かれていたんだ!と安心しました。
61話に続きます。「まんぷく」61話 あらすじネタバレ 観音様になった鈴
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