「まんぷく」41話 あらすじネタバレ 確信を得た神部と目覚めた画家

第7週 私がなんとかします！

香田家で事件が勃発。絵描き魂に火がついた忠彦が寝食を忘れて絵に没頭。過労で倒れても、なおも描き続けます。そんな様子を家族は心配し、福子までやってきますが、忠彦は聞く耳を持ちません。

第41話

忠彦の説得に向かう福子

数日後、福子（安藤サクラ）は一人大阪に向かいました。忠彦（要 潤）ともう一度話し合うためです。鈴（松坂慶子）が一緒に来ると言い張りますが、そうすると、よけいにややこしくなります。福子は策を立てました。

萬平だけは世良を信じる

神部（瀬戸康史）と小松原が事務所に入ってきました。小松原は、岡が喧嘩騒ぎを起こした日に、世良（桐谷健太）を闇市で見かけていました。何かの値段についてやりあっていたようです。

神部は、世良は、専売局に納めるはずの塩を、闇市に流したのではないか、と言います。鈴も驚きました。「代金は受け取ったけど。」

「もしかしたらもっと高く売って、正規分だけ渡したのでは？」と神部。不満をあらわにする萬平（長谷川博己）。世良は僕の友達だと。

世良のウソがばれた

鈴はその場で専売局に電話をします。『たちばな塩業から4日前、叺（かます）8個分の塩を買い取りました。』

「8個？20個ではなくて？」

専売局の女性は、８個で1600円、前回、22個の時には 3000円を払ったと言いました。電話を切り、猛然と算盤をはじく鈴。

忠彦の創作意欲に理解を示す真一

克子（松下奈緒）の家に、福子は真一（大谷亮平）を連れてきました。男同士なら、忠彦も耳を傾けるのではないか、そう思ったのです。真一が現れたことに忠彦は驚きました。

忠彦は、何日も休まず、食べる時間も惜しんで仕事をしています。芸術家というのはそういうものなのかと真一。

福子「萬平さんかて、仕事のことを考え始めると、食事するのも忘れてしまいます。本人はそれが幸せなんですよね。せやけど、体を壊してまで萬平さんに働いてほしいとは思わない。本人が幸せでも家族には心配する権利があると思います。」

目をやられたことで逆に創作意欲が刺激された、描くことに没頭したい。真一は、その気持ちに理解を示しつつも、忠彦は、家族に支えられていることも指摘しました。

福子は手鏡を差し出しました。「自分の顔を見てください。」そんな顔のお父さんを見ているのは辛いと。

克子も目に涙をためながら、アトリエで倒れているかもしれない忠彦のことが気になって夜も眠れないことを告げます。「それでも絵描きの家族は諦めなくてはいけないんですか？」

このままやったら病気になって死んでしまう、タカも泣きながら訴えました。

真一も続けます。「無理なお願いをしているんだろうか。」忠彦は黙ったままでした。

咲を忘れていない真一

忠彦のことを話しながら帰途につく福子と真一。「絵描きになる人にはもともと常識にとらわれていないからね。」と真一。再婚はしないのか、そう尋ねる福子に、真一は「咲のことを忘れたらね。」と微笑をよこしました。

その二人を立花製塩の森元達が見かけました。

憑き物が落ちた忠彦

アトリエから出てきて、克子にお茶漬けを頼む忠彦。憑き物が落ちた気分や、と。

「もとの忠彦さんに戻ってくれるんですか。」

「もう戻ってるよ。」と笑顔を見せる忠彦。

克子は泣きながら、忠彦に抱き着きました。いい夫でいい父親でいい絵描きになる、忠彦はそう約束してくれました。

忠彦が正気に戻り安心する福子。妻を疑う萬平。

福子は、夜遅く大阪から帰宅しました。直後に、克子から電話がかかってきて、忠彦が謝ってくれたと報告してきました。福子と真一に感謝する克子。

安心した福子は軽やかに階段を上っていきます。その様子を萬平は、疑いに満ちた目で見ていました。社員たちが福子が男性と歩いていた、そう報告してきたのです。

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感想

とうとうばれた世良の嘘。塩の代金に納得のいかなかった神部は、闇市で世良を見かけた話から、一気に真実にたどり着きました。世良を疑ってもみない、ある意味、子供のような萬平に、世良への疑いを伝えるのは大変で、勇気が必要だったでしょう。でも確信があるからこそ、敢えて萬平に伝えたのでしょうね。

鈴も、まさかといいつつ、その場で専売局に電話をかけたのは、どこかで疑っていたからでしょうね。神部の読みが当たっていました。鈴さんは猛然と算盤をはじき出します。どれだけ世良がごまかしたかを突き止めるんですね。

男同士なら、という福子ちゃんの策はあたりました。画家とはいえ、家族から支えてもらっている以上、家族の気持ちを無視してはいけない、真一の言葉は忠彦に届きました。福子ちゃんから手渡してもらった手鏡を見つめる忠彦。自分の顔を見て、正気に戻ったのでしょうか。

そして真一さん、まだ咲を忘れられないんですね。咲さんのような人を忘れるのは難しいかもしれませんが、真一さんにも幸せになってもらいたいです。

続きます。「まんぷく」42話 あらすじネタバレ 立花萬平の将来に投資の嵐

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放送後の感想

創作意欲に目覚めた忠彦さん。誰の言うことも耳には届きません。真一と共に再び忠彦の説得に出向いた福子。今日は真一が一緒だからでしょうか、忠彦はアトリエから出てきてくれました。

ハナちゃん夫婦に言われた言葉を思い返しつつ、萬平も忠彦と同じだと言います。仕事に没頭し始めると寝食を忘れてしまう、本人は幸せでも、体を壊してまで仕事をしてほしくはない、家族には心配する権利がある。萬平も同じような人間だからでしょうか、福子の言葉は忠彦の心に響いたようです。

鏡を見る忠彦。それまで画家の妻だからと黙っていた克子も、心配の胸の内を涙ながらに語りました。克子さんってできた人ですよね。福ちゃんもすごいけど、克子姉ちゃんも本当にすごいです。画家の妻も発明家の妻も並の人には務まりません。何度も言ってますけど、本当にそう思います。

憑き物が落ちて、アトリエから出てきた忠彦さん。顔が随分すっきりとしていました。克子さんは真っ先に謝りました。創作の邪魔をしてしまったと。でも目が覚めた忠彦さんは、これからはよい夫、父親、そして絵描きになる、と約束してくれました。

悩みの種が一つ減って、福ちゃんは上機嫌。これでタカちゃんも戻ってきてくれる。その妻を怪しむ目で見る萬平さん。社員から福子が男と歩いていたと報告を受けたのですが、なんで、森元さんたちは福ちゃんに声をかけなかったのでしょうか。小姑のような社員たちですね。あんなに尽くしてくれている福子をそんな目でみる萬平さんにもがっかりです。

そして世良さんのウソが発覚しました。世良を闇市で見かけた小松原が神部に報告。神部は真っ先に萬平に報告しました。世良を信じ切っている萬平に言うのは勇気がいることだったと思いますが、その場にいた鈴もまさかと思いつつ、専売局に確認の電話。そして世良のウソがばれました。

その世良さん、闇市で子供に靴を磨かせて大盤振る舞い。そのお金は友達の塩を横流ししたお金ですよね。しばらく世良さんの評判はがた落ちになりそうな予感です。

続きます。「まんぷく」42話 あらすじネタバレ 立花萬平の将来に投資の嵐

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