「まんぷく」28話 あらすじネタバレ 二晩続けて泥棒騒ぎ
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最終更新日:2018/11/25
第5週 25~30話
ハンコ作りは大盛況。福子の親友・敏子とも再会できました。しかし泥棒まで引き寄せてしまいました。
第28話
泥棒
真夜中を過ぎて床につくのが日課となりました。
忠彦(要 潤)のアトリエで寝ていた鈴(松坂慶子)は、深夜おかしな気配で目を覚ましました。皆ぐっすり寝ているはずなのに、人が歩き回っているようです。
そっと起きだして、台所からすりこ木を持ってきました。居間にいくと、箪笥の前に黒い人影。
「何をしてるの!」驚いて尻もちをつく人影。
「泥棒や!皆の者、出合え!」
神部茂との出会い
一同の前に正座しているのは若い男(瀬戸康史)でした。
「警察だけは堪忍してください。」
お金は取られていませんでした。
神部茂です、と小さな声で名乗りました。『戦争から帰ってきたら、家は焼け、母も亡くなっていた。天涯孤独になって、仕事も無く、金もなくなって。。。』
行列ができているのをみて、繁盛している店と思い、後をつけてきた、と言います。
「こわっ!」とタカ(岸井ゆきの)。
「すいません!」
同情の余地なし、と鈴。
「天涯孤独?」「お国のために戦ってらしたんよ。」と同情する萬平(長谷川博己)と福子(安藤サクラ)。
そんな人はたくさんいます、と鈴。
「どこの部隊にいらっしゃったんですか?」と克子(松下奈緒)。
いらっしゃったんやない、と鈴。
神部は朝鮮の部隊にいました。忠彦のことを尋ねる克子。
「香田忠彦。」と何度も言うので、知っているのかと期待を持つ一同。が、知らないと言いました。
皆が怒ると、神部は気絶してしまいまいた。
戦争に行かなかった引け目
空腹の神部に食事を与えました。全員が疲れ果てており、それぞれ寝室に戻っていきます。残された萬平が世話をすることに。
いつの間にか朝。萬平は台所で寝ていました。
男は、謝罪と感謝の気持ちから、家の掃除をしていました。驚く一同。
子供たちが起きてきて、「誰?」と聞きます。「神部やで。」とあっさり答えて、「大丈夫。怪しいものやないから。」と続けます。怪しい、と突っ込む克子。鈴に追い出されてしまいました。
神部の行き先を気にする萬平と福子。行くあてはないけど泥棒はもうしない。すいとんのお礼を言って、神部は帰っていきました。
その背中を見送りながら、萬平は、戦争に行かなかった引け目を感じていました。
「あんな人はいっぱいいるんでしょうね。」と福子。
二晩続けて泥棒騒ぎ
その夜、鈴が寝ているアトリエのドアが開きました。神部と同じ手口で錠を開けます。
また人の気配で目覚める鈴。すりこぎを手に起き上がります。
「またあんたか!」
立っているのは忠彦(要 潤)でした。「お義母さん、僕です。忠彦です。」
鈴は大声で叫びました。「皆、来て~!」
忠彦の生還
忠彦の帰宅に克子は泣きだしました。福子と萬平も鈴も目に涙を浮かべて二人を見守っています。戦地だったフィリピンからの復員船がなかなかなくて、帰還が遅れてしまったのでした。
子供たちの寝顔をみて成長に目を細める忠彦。克子に礼を言います。「この子らが勝手に育っただけです。」と克子。生きて帰ってこられたことが信じられない、と忠彦。「戦争は地獄や。」
苦悩する忠彦の顔をみて、風呂の用意に走る克子。眠気は吹っ飛んだからと。泣きそうになる忠彦。
翌朝、子供たちと対面。子供たちは大喜びです。タカだけはきちんと正座して「ご無事でお戻りになられておめでとうございます。」と挨拶をしました。大人になったタカを感慨深げに見る忠彦。
涙にぬれながら「ばんざーい」を繰り返す一同。そこへ、庭からも「ばんざーい」の声が。両手を突き上げて何度も「ばんざーい」を連呼しているのは神部でした。
「なんであんたがいてるの?」と鈴。
香田家の長女・タカについての豆知識はこちらです。まんぷく 香田タカのお相手は?結婚はいつする?
萬平の一生の相棒・神部についてはこちらです。「まんぷく」萬平に一生ついていく泥棒、神部茂
続きます。「まんぷく」29話 あらすじネタバレ 自分が何者かを証明する大事なもの
振り返りはこちらから。「まんぷく」27話 あらすじネタバレ ハンコがもたらした泥棒との出会い
まとめ記事はこちら。「まんぷく」あらすじネタバレ一覧
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感想
鈴さんの皆の起こし方が思いっきり時代劇でしたね。松坂慶子さん、大河ドラマに出ていらっしゃたので、ハチマキと長刀を想像してしまいました。
泥棒は、神部という戦争から帰ってきた若者でした。天涯孤独で、職も無く、金も尽きた。兵役につかなかった萬平は同情して食事まで与えます。台所で眠り込んでしまった萬平さん、疲れているとはいえ、泥棒をしようとした人の前で眠り込むなんて危ないです。
朝皆が起きると、掃除を済ませてくれていた泥棒さん。礼と詫びを言いながら帰っていきました。
翌晩、また人の気配。鈴さん、今夜は包丁を枕の横に置いておいたんですね。今度は鈴が寝ているアトリエに侵入。灯を点けて大声を出すと、その髭だらけの男は何と忠彦でした。もう少し別の帰り方はできなかったのかなあ、と思いますが。泥棒と間違われても仕方ないですよね。
忠彦さんが帰還しました。克子と子供たちが安心するのはもちろんですが、これで忠彦さんのご両親からの援助も再開してもらえますね!
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放送後の感想
神部さんが登場しました!鈴の「出会え~」で、皆が勢ぞろい。
皆にぞろりと囲まれて小さくなっています。戦争から帰って来たばかり。もしやと期待して克子が忠彦のことを訊くと、神部さん、忠彦の名を何度も何度も繰り返すので、知っているかと思いきや知らないという返事。がっくり来た皆に怒られてしまいました。泥棒なのに丁寧な口調の福ちゃんと萬平さん、克子さんに、いちいち鈴が突っ込むのがおかしかったですね。
そして、空腹の神部に食事を与えることに。ハンコ屋で設けているのに、まだすいとん生活なんですね。疲れてしまった皆は次々に布団に戻って、最後に残ったのは萬平さん。萬平さんも疲れているだろうに、一人任されてしまって気の毒でした。でも、泥棒なのに、皆警戒心が薄すぎますよね。神部さんが、いかにも良い人に見えたから、気を抜いてしまったんでしょうか?
そして朝いつの間にか台所で寝てしまっていた萬平さん。起きると神部が掃除をしてくれていて、皆で驚きます。昨日のことを知らない子供たちに、「神部や。怪しいもんやないで。」とひょうひょうと言い放つ神部さん。人懐こい泥棒さんです。
克子に怪しいと言われ、鈴に出て行けと言われて、立ち去る神部さん。福ちゃんと萬平さんは律義にお見送りをします。
そして二晩目。神部とまるっきり同じ手口でまたもや男が侵入。今度はなんと忠彦さんでした。克子さん、嬉しそうでしたね。ずっと気を張って、子供たちを一人で守ってきたので、これで一安心です。礼を言う忠彦に「勝手に育っただけです。」と言い放つ克子さん、かっこよかったですね。フィリピンは地獄やった、そういう忠彦。これ以上突っ込まれたくないのを察して、真夜中なのに風呂の世話に走る克子さん。素晴らしい奥さんですね。
そして子供たちと再会。ばんざーいと喜ぶ皆に、もう一人、声が混ざっていました。昨日、去ったはずの神部でした。人懐こさ満面の笑みでしたね!
続きます。「まんぷく」29話 あらすじネタバレ 自分が何者かを証明する大事なもの
振り返りはこちらから。「まんぷく」27話 あらすじネタバレ ハンコがもたらした泥棒との出会い
第5週はこちら。まんぷく第5週 あらすじネタバレ ハンコ屋と大阪帝大卒の泥棒
まとめ記事はこちら。「まんぷく」あらすじネタバレ一覧
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