「まんぷく」19話 あらすじネタバレ 夫が出征しない2人の幸せ妻
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最終更新日:2018/11/25
第4週 19~24話
福子と萬平が結婚して間もなく、もう一組、新婚夫婦が誕生しました。それから1年、新聞では勇ましい戦況が報じられるなか、庶民の暮らしは次第に苦しくなってきました。
Contents
第19話
福子と萬平が結婚して1年
昭和19(1944)年春。福子(安藤サクラ)と萬平(長谷川博己)が結婚して1年。
一枚になってしまった新聞には、勇ましい記事ばかりです。
それをみて、どうだろうね、と萬平。防弾を使うために寺の鐘も溶かしているらしい、と。
庶民の暮らしはどんどん苦しくなっていました。食糧費、生活必需品のほとんどは配給制です。
身体検査に落ちた萬平
克子(松下奈緒)の家は相変わらずにぎやかです。鈴(松坂慶子)が来ていました。
克子は福子がうらやましいと言います。1年たっても福子は新婚気分でした。萬平には赤紙がきたのですが、憲兵に殴られた傷がもとで、身体検査で落ちてしまいました。
憲兵に引っ張られたのは1年も前のことなのにと、戦争にも行けない萬平に、鈴は文句を言っています。
何より大事なのは食べること
萬平は福子の作る食事を楽しみにしています。憲兵に捕まったときに、萬平は、何より大事なのは食べることと学んだのでした。「あの時僕は豚になったんだ。」と床に落ちた飯を、這いつくばって食べたことを思い出します。「人間、食わなければ終わりだ。」と。
「そしたら食べられるだけ幸せですね。こんなものですけど。早く丈夫な体に戻ってください。」と福子はにこにこします。
歯医者の牧さんと結婚した恵
公園で、福子は、恵(橋本マナミ)と待ち合わせをしています。満開の桜の中、現れた恵は大きなおなかを抱えていました。
福子と萬平が結婚して間もなく、恵は、歯医者さん・牧善之助(浜野謙太)と結婚しました。野呂(藤山扇治郎)が兵隊にとられて、余裕の出た牧を恵は好きになったのでした。
大阪東洋ホテルの話になりますが、二人とも辞めてしまって詳しくはわかりません。開店休業みたいな感じじゃないか、と恵は言います。
会社を立て直した萬平
福子は、萬平は何とか会社を立て直し、飲料水製造機を作っていると報告しました。でも若い人がいないのでやっていくのは大変そう。加地谷さんの行方は知れていません。どこかに隠れているんです、と。
恵さんは運が悪かった、と言いますが、萬平さんは加地谷さんのお陰でもの作りに専念できたので、感謝しているのです。
恵は、なんて人のいい、と驚きますが、似たもの夫婦ね、と笑いました。福ちゃんも嫌いな人はいないでしょう、と。
身体検査ではねられた二人の夫
鈴が、萬平が軍隊の身体検査で帰されてしまったことを恥ずかしがっている話をすると、牧も実は身体検査で帰されてしまっていたのでした。お尻にできものができたせいだそうです。恵は小さな声で「痔」と言いました。キャーと笑いだす福子。でも牧はちっとも気にしていませんでした。
世良(桐谷健太)も戦争に行きましたが、世良のこと、福子はきっとうまく立ち回っていると確信していました。
萬平の文句を言う鈴
福子は鈴を訪ねました。克子のところに行っていたようです。
気楽な克子の不満をいう鈴に、「克子姉ちゃんだって、忠彦さん(要潤)を心配している。」と福子は姉をかばいます。真一さん(大谷亮平)だって戦争に行っているけど、咲(内田有紀)が生きていたら、心配なんて口にはしない、と鈴は反論しました。
鈴は今度は萬平のことを悪く言い出しました。皆がお国のために戦っているのに、と。
福子は、医者に、ひどく蹴られると内臓に古傷が残ることがあると言われた話をしますが、鈴は聞き流します。そんなひ弱な旦那様で大丈夫、と子供のことを気にします。
「そのうちね。」と福子。
鈴と一緒に暮らしたい福子
福子が今日来たのには、理由がありました。一緒に暮らそう、と鈴に申し出ましたが、鈴は頑として聞き入れません。毎日、顔を合わせたら萬平さんを好きになる、と福子はいいますが、逆よ、と鈴。
「私たちの結婚、認めてくれたやない。」「仕方なくね。」
「萬平さんすごくいい人よ。」「あなたにとってはね。」
「体が弱いから気に入らないの?」「それもある。」
「堅気の勤め人やないから?」「それもある。」
「でも萬平さんは発明家よ。」「発明家なんてヤマ師と同じ。お父さんと同じ。ああ、どうしてウチの娘たちはこうも男運が悪いのかしら。」と嘆く鈴。「そんなとこまで私に似なくていいのに。」
「誰も似てません。」と福子が言うと、親に向かって、と怒られました。
一緒に住もうと言うのを頑として断る鈴。
「なんて頑固なの!」
「頑固で結構。私は武士の娘です。」鈴は胸を張りました。二人は笑いあいました。
この3か月後、初めて本格的な空襲が北九州を襲ったのです。
20話に続きます。「まんぷく」20話 あらすじネタバレ 咲とビラのお陰で命拾い
振り返りはこちら。「まんぷく」18話 あらすじネタバレ 結婚式での鈴の仏頂面
第4週はこちら。まんぷく第4週あらすじネタバレ 疎開と二度の召集令状、萬平の役割
まとめ記事はこちら。「まんぷく」あらすじネタバレ一覧
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感想
1944年。多くの成人男子に召集令状が出て、戦地に赴いていたころ。萬平にも召集令状は来ましたが、身体検査でバツとなってしまいました。憲兵にひどい暴力を振るわれたのが原因です。
内臓に支障が残るまで殴られ蹴られた萬平さん。でも、その大元の原因である加地谷を恨む気持ちはありません。苦手な営業をやってもらった、そのおかげで発明に集中できたと。
人が良すぎる萬平さんです。
ホテルの美人フロント係、恵さんは、なぜか馬の歯医者さんと結婚。あれだけ美人なのに、男の人に縁がなかったのは、美人すぎる、賢すぎる、そういうことでしょうか?野呂が兵役となり、一人になった牧に余裕ができた、しかも出征しなくてよい。そういう落ち着きの出た牧さんは魅力的になるんですね。恵さんによると。
福子が萬平と結婚したので、鈴は一人暮らし。心配する福子は一緒に住みたいのですが、鈴は聞きいれません。
20話に続きます。「まんぷく」20話 あらすじネタバレ 咲とビラのお陰で命拾い
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放送後の感想
結婚後の新居は、萬平さんが以前住んでいたお家のようです。配給制になって食事の支度も大変だと思うのですが、福子があれこれ工夫をするので、萬平は食事を楽しみにするほど。いい奥さんですね。福ちゃん。
そして、桜の季節、恵さんと待ち合わせをします。戦時下とは思えないほど、陽気な二人。この頃は、空襲がまだのようなので、平和そのもののように見えますね。はちきれんばかりの福ちゃんの笑顔に笑い声。一緒にいるだけで楽しくなりそうです。恵さんが、あの牧さんと結婚。不思議で仕方ありません。
幸か不幸か、二人とも夫は兵役にとられませんでした。身体検査ではねられたと。鈴はそれを恥ずかしがっていますが、妻としては、夫が兵役に行かないことは幸せ以外の何物でもないでしょう。
最後の福ちゃんと鈴さんの会話はすごくテンポが良くて、もっと聞いていたかったです。鈴さんは文句ばかりだけど、福ちゃんはお母さんが大好きなんですね。
20話に続きます。「まんぷく」20話 あらすじネタバレ 咲とビラのお陰で命拾い
振り返りはこちら。「まんぷく」18話 あらすじネタバレ 結婚式での鈴の仏頂面
第4週はこちら。まんぷく第4週あらすじネタバレ 疎開と二度の召集令状、萬平の役割
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