「まんぷく」16話 あらすじネタバレ 自称「萬平の親友」世良が動いた

第3週 そんなん絶対ウソ

世良と初めて会った福子。萬平の親友だという世良に、萬平を助けるようお願いしますが、断られてしまいました。

第16話

咲が鈴の夢枕に立つ

咲（内田有紀）が鈴（松坂慶子）の夢に出てきました。意地悪な顔をしています。

『福子（安藤サクラ）は自分が小説の主人公になった気でいる、萬平（長谷川博己）のこと、同情と恋心がごっちゃになっているってこと。私はお母さんの見方。』

翌朝、咲のことを福子に報告します。咲がそんなことを言うわけがない、福子はさっさと出かけてしまいました。

冷静な恵が、意地悪な咲は鈴の願望と指摘。

ホテルのフロント

恵（橋本マナミ）に、咲が鈴の夢枕にたったことを話す福子。咲がそんなことを言うわけがない、と騒がしい福子に、恵は冷静に、それは鈴の願望が夢になったのだと言いました。納得する福子。

福子と恵は、どうしたら萬平を助けられるのか、考え込んでいました。「もっと力のある人に協力してもらわないと。」

その時、支配人が福子と恵に話しかけました。今日は商工会の会合、三田村会長（橋爪 功）もいらっしゃいます。福子と恵は接客をするのです。頼んだよ、と支配人。

恵は何かを思いついて、福子の顔を覗き込みました。「三田村会長！」

生きぬくことを決意した萬平

憲兵は、萬平に飯を投げつけます。椀からこぼれる飯。床に這いつくばって食べる萬平。「とうとう我慢できなくなったな。」と満足げな憲兵。

「食えなくなったらおしまいだ。」

村城（平原テツ）が必死の形相で、「認めろ立花、横流しをしたのは自分だと。」

上司に報告をする憲兵たち。「証拠がない。」村城は「横流しをしたのは立花です。これ以上の取り調べは不要です。」と。

上司は「事実をはっきりさせることは処罰以上に重要だ。」と。

商工会の会合

大阪商工の会合

受付をしている恵。支配人が三田村会長はと聞くと、控室にいらっしゃいます、と答える恵。それを世良が聞いていました。

宴会場の控室

三田村（橋爪 功）に茶を出す福子。三田村の髪を整えたりして、会話の糸口を探す福子。

新聞を読みながら、日本が、そんなに簡単にアメリカやイギリスに勝てるのか、と言う三田村。負けるとは言ってない、が商売人は軍人とは違ってしっかりと現実をみなくては、と言います。世の中がどう転んでもいいようにですね、と福子が言います。福子の鋭さが気に入って、三田村は福子の名前を尋ねました。

「立花萬平さんという方をご存知ですか？理創工作社の、根菜切断機を発明された。」

軍部に採用された製品ということで思い出したようです。

「ホテルで働いているといろんな方の評判を耳にします。大阪の景気が良くなったのはすべて三田村様のお陰とか。」

顔をほころばせる三田村。

福子が三田村会長に萬平を助けてくれるように頼む

「その次によく聞くのが立花様です。いずれ大阪経済を背負って立つ逸材だと。」

「頼もしいな。」

「その立花萬平が、軍に納める品物を横流しした疑いで、憲兵に捕まっています。」

真顔になる三田村。

「立花さんはそんな悪事を働く人ではありません。会長のお力で、立花さんを助けていただけないでしょうか？」

憲兵にはあまり関わりたくない様子の三田村。「なんで君がそんなことを私に頼むんや？」

「それは・・・」考え込む福子。

三田村を説得する福子ちゃん

ノックの音がして、世良が入ってきました。答えを思いついた福子は世良の挨拶を遮ります。

「それは大阪のためです。先ほど申し上げたように立花さんは将来大阪を担う人です。何が何でも助けなければなりません。」

世良は驚きます。「まだそんなことを。」

福子「会長も先ほど、そら頼もしいなあ、とおっしゃいました。」

三田村「憲兵に捕まっている人間を助けるなど。」

世良「無理やぞ。」

福子「立花さんを救えるのは会長だけです。憲兵隊だって、大阪経済界の総大将にものを言われてしらんぷりできるわけがありません。」

三田村「分かった、わかった。何とかしてみようか。」

福子、世良「え！」

「交渉の上手い人間がいるな。」と三田村。

世良がころっと態度を変えた、交渉人に志願

福子は、難波屋の坂東さんを勧めます。「あの方はとても優秀で面倒見がいいし、正義感も強いですし。」

それを遮る世良「坂東さんは育ちが良すぎる。その役目はこの私に。」

福子「えー！」

廊下を歩きながら、世良に文句をいう福子。「立花さんのことはどうでもええんやなかったんやないんですか？」

実はずっと気になってたんや、という世良を信じない福子。

「立花君はラーメン食べた親友やぞ。」

「三田村会長にええ顔見せたいだけでしょう。」

「立花君を助けたらええんやろ。」

加地谷に話しかける世良

加地谷に挨拶をする世良。嫌がる加地谷。『萬平無しで会社は大丈夫か？不思議やな、なぜ萬平を弁護しないのか、大切な人材でしょう。』加地谷は、「終わった話や。」と離れていきました。「終わってへんやろ。」

福子の味方をする克子と忠彦

鈴は、咲が夢に出てきた、福子は同情と恋心がごっちゃになっている、咲は私と同じ意見、と嬉しそうです。

夢でしょう、と聞き流す克子（松下奈緒）。

忠彦（要 潤）は、鈴に「僕たちは福ちゃんの味方です。真一（大谷亮平）さんだって、福ちゃんが悪い人を好きになるわけがない、」福ちゃんの友達もホテルの人もみな、彼女を心配しいる、と。

「いやです。私は武士の・・・」

克子「武士の娘は関係ないです。」

忠彦「関係ありませんよ、お母さん。」

目を見張る鈴。

自称「萬平の親友」世良の調査

竹ケ原（宮田佳典）に会いに来た世良。社長は、今、商工会の会合にいることは知っていました。

世良は、この間、竹ケ原が萬平を擁護した理由が知りたかったのです。断言できる理由は、と聞きます。

雑居房

いつも気にかけてくれる男が「おとがめなしや」と。明日釈放になると言います。泣いて喜ぶ萬平。「よかったですね。」

「お前みたいな奴初めてや。お前は無実や。信じてるで。」頷きあう二人。

「あんたも絶対に出てこい。」

同じ月を見ながら、福ちゃんと萬平さんは、再び生きて会えることを願っていました。

萬平のもう一人の嫁・世良勝夫についてはこちらです。「まんぷく」世良勝男 － 萬平のもう一人の嫁はピンハネから宣伝、脅しまで。

17話に続きます。「まんぷく」17話 あらすじネタバレ 陸軍大将を動かし萬平釈放

振り返りはこちらから。「まんぷく」15話 あらすじネタバレ 親友・萬平を速攻で見捨てる世良

第3週はこちらから。まんぷく第3週あらすじネタバレ 萬平の逮捕から保釈、結婚式まで

まとめ記事はこちら。「まんぷく」あらすじネタバレ一覧

豆知識まとめはこちらです。まんぷく 豆知識まとめ

感想

福子と恵が考えた力のある人は、三田村会長でした。福子はまず三田村をおだてて攻めていきます。

将来、大阪経済を背負って立つ逸材の萬平が憲兵に捕まってしまった。でも萬平は無実である。

福子は必死に三田村に訴えました。

福子の気持ちが通じたのか、三田村はできるだけのことをすると約束してくれました。その時、ノックの音。顔を出したのは世良。ここまで調子がいいと、憎めませんね。昨日はあっさりと逃げたのに。

世良が会いに行ったのは、萬平の部下・竹ケ原。萬平の無実を世良に訴えた人物です。

17話に続きます。「まんぷく」17話 あらすじネタバレ 陸軍大将を動かし萬平釈放

まとめ記事はこちら。「まんぷく」あらすじネタバレ一覧

豆知識まとめはこちらです。まんぷく 豆知識まとめ

放送後の感想

恵さんの賢さに脱帽。鈴さんの話を聞いて、咲がそんなことを言うはずがない、と騒いでいる福子ちゃんに、冷静にそれはお母さんの願望よ、と指摘します。そして、商工会の会合の話から三田村会長に頼むことを考え付きました。いい先輩を持ちましたね。福子ちゃん

そして、福子ちゃん、頑張りました。三田村会長をおだてて、そして萬平さんの話に持っていく。さすがに唐突すぎる話です。憲兵に捕まってしまったと言うのは一大事。三田村会長も目を丸くしました。一生懸命に訴える福子ちゃん。「なんで君がそんなことを私に頼むのか？」「大阪のためです！」これが聞いたのでしょうか？

三田村会長が引き受けてくれたことに、当の福子ちゃんも世良もまた驚きます。しかしさすが世良、変わり身が早すぎます。三田村会長が引き受けたからには、自分が交渉人を引き受けないわけにはいきません。

福子ちゃんもあきれ顔ですが、世良の言うとおり、萬平さんを助けてくれればよいわけで。

そして、世良は、竹ケ原を訪ねました。萬平がやっていない、そう断言できる理由は何か。加地谷を裏切る気持ちになってしまうのでしょうか、竹ケ原の顔はものすごくこわばっていました。

そして、福子ちゃん、人徳でしょうね。皆が福子の恋を応援してくれる。鈴さん以外は。克子と忠彦も真一さんも福ちゃんの味方。ホテルの人も、友達も。これだけの人が応援してくれるというのは素晴らしいですね。福ちゃんの周りは素敵な人ばかりです。

17話に続きます。「まんぷく」17話 あらすじネタバレ 陸軍大将を動かし萬平釈放

振り返りはこちらから「まんぷく」15話 あらすじネタバレ 親友・萬平を速攻で見捨てる世良

第3週はこちらから。まんぷく第3週あらすじネタバレ 萬平の逮捕から保釈、結婚式まで

まとめ記事はこちら。「まんぷく」あらすじネタバレ一覧

豆知識まとめはこちらです。まんぷく 豆知識まとめ