まんぷく第10週 あらすじネタバレ 萬平の窮地に、意外な3人の証言者

第10週 「希望は捨てません！」NHKドラマガイドとノベライズ本を基にしたあらすじネタバレです。

進駐軍の家宅捜査と逮捕

進駐軍の家宅捜査

進駐軍の米兵は、萬平（長谷川博己）に捜査令状を見せて家宅捜査を行うと言いました。同行している日本人警官によると、ここにいる者たちは「武器を隠し持ち、進駐軍に対する反乱を企てている疑い」があるというのです。

社員の高木、野村、堺が青ざめた顔で立ち上がり、床下の手榴弾のことを報告しました。高木たちは、社員の食料の魚釣りを任されており、手榴弾を海に投げ込んで魚を捕獲していたのです。

萬平と立花製塩の社員が連行される

萬平も、他の社員も手榴弾のことは知らなかったのですが、男たちは皆連行されてしまいました。トラックの荷台から萬平が福子（安藤サクラ）に出荷を頼みます。

「まんぷく」55話 あらすじネタバレ 進駐軍を呼び寄せた魚獲り

会社を預かる福子

福子は片っ端から弁護士に電話しましたが、相手が進駐軍と分かると皆に断られました。

克子（松下奈緒）と忠彦（要潤）が飛んできました。忠彦によると、進駐軍は、日本に残っている武器や弾薬を徹底的に回収しているとのこと。萬平たちも無実を証明できなければ、軍事裁判にかけられることもありえます。

福子は動揺しますが、萬平が戻るまで自分が会社を守らなくてはいけません。福子は忠彦たちに手伝ってもらい、ダネイホンと塩の出荷作業を始めました。

しかし、塩もダイネホンも作る人間がいなく、間もなく備蓄は尽きてしまいました。そのころまでには、今回の社長、社員逮捕のため、専売局から塩の取引停止を申し渡されていました。

進駐軍での取り調べ

取調官のハリー・ビンガムは、萬平が陸軍の施設だった物件を友人に紹介してもらったと言うと、その友人の名前を明かすように迫りましたが、萬平は友人も手榴弾のことは知らなかったと名前を言おうとはしませんでした。

世良の連行

間もなく、新聞にたちばな塩業の社員が全員逮捕された記事が載り、新聞を読んだ世良（桐谷健太）が電話をかけてきました。福子が事情を話していると、途中で会社に乗り込んできた進駐軍に世良は連行されてしまいました。萬平は世良の名を出しませんでしたが、進駐軍は世良を探し当てたのです。

「まんぷく」56話 あらすじネタバレ 傍観者ではいられない、世良に迫る危機

世良の取り調べ

取り調べを受けて世良は手榴弾のことなど一切知らなかったと言います。こんなことで立花を潰したら日本の損失だと。

「立花君は悪い奴やない。手榴弾で魚捕ってたって言うてるんなら、ほんまや。ウソと思うのだったらやってみるがいい。」世良も雑居房に収容されました。

手榴弾で魚取りの実験

ビンガムたちは、高木、野村、堺を連れて海岸まで行き、手榴弾を海に投げ込ませました。しかし、いつもと違い魚は一匹も浮かんでこず、驚く三人。

「まんぷく」57話 あらすじネタバレ 真一が世良に凄みを利かせた

ダネイホンについての取り調べ

萬平への取り調べは続きます。いろいろな発明をした萬平に懐疑的な進駐軍。ダネイホンについては、栄養失調の人々のために開発したもので、主に病院が患者のために買ってくれると言うと、金にはならない、と言われてしまいますが、萬平は金儲けのために作ったわけではありません、と答えました。

証言者たち

世良の訴えと2人の証言者

世良は、魚の生活習慣を考えて、日が落ちる前にもう一度手榴弾を投げるように訴えました。

その日、新聞記事を読んだ、牧（浜野謙太）と加地谷（片岡愛之助）まで進駐軍を訪れ、萬平の人柄を証言、無実を訴えますが、聞き入れられません。

「まんぷく」58話 あらすじネタバレ 萬平の証言者は意外な二人

神部に嘘の証言を迫る

その頃、進駐軍で取り調べを受けていた神部（瀬戸康史）は、萬平がクーデターを企てていたと証言すれば釈放すると迫られていました。神部の学歴が考慮されたのです。しかし神部は断りました。社長はそんなことをする人ではない、社長を無実で罰するのなら自分もと。戦争から戻って、行くあてのない自分を助けてくれたのは、立花夫妻です、と。

福子と鈴の取り調べ

進駐軍から呼び出しが来て、福子と鈴（松坂慶子）が取り調べを受けることになりました。福子への聴取はビンガムが担当しました。萬平と苦労の末、製塩業とダネイホンの販売を軌道に乗せた、萬平は無実である、と訴えます。萬平への面会は拒否されましたが、手紙は渡してくれることになりました。

手紙は、社員の皆宛てで、一人ずつ名前が書いてありました。皆の釈放を信じている、たちばな塩業の社員の皆さんのことを思っていると。

「まんぷく」59話 あらすじネタバレ 武士の娘とその娘の取り調べ

三田村が釈放を願い出る

福子から事情を聴いた三田村（橋爪 功）もまた進駐軍を訪れ、萬平の釈放を願い出ていました。3人目の証言者です。自分は萬平を信頼して3万円を出資した、会社の出納帳を調べれば、武器の購入などないことが分かる。資金は全て製塩とダイネホンにつぎ込み、武器を買う余裕もなかったはず、と。「立花萬平という、志のある発明家を潰してはいけない。」

三田村の説明は理にかなったものでした。

二度目の魚取りの実験、釈放

ビンガムは、部下に手榴弾の魚取りを再度試みさせます。高木たちが魚を捕っていたのと同じ夕刻に試すと、魚はどんどん浮かび上がってきました。

萬平たちはようやく釈放。泉大津の家に戻ってきた萬平と社員たち。泣きながら福子は何度も頷きました。

「まんぷく」60話 あらすじネタバレ 進駐軍を動かした3人目の証言者

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11週に続きます。まんぷく第11週 あらすじネタバレ 『萬平印のダネイホン』から暗転

振り返りはこちらから。まんぷく第9週 あらすじネタバレ ダネイホンとは？今度は進駐軍

まとめ記事はこちら。「まんぷく」あらすじネタバレ一覧

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感想と補足

第3週の暴力を伴う憲兵の厳しい取り調べほどではありませんでしたが、今回も相当に厳しい取り調べとなってしまいました。進駐軍は、萬平がクーデターを起こすつもりだったと、どうしても立証したいような流れでした。発明家である萬平に疑念を抱いていたようです。

取り調べに呼ばれた鈴は、萬平は、カエルを爆発させるなど、変なことをするが悪い人ではない、と、萬平の擁護をしているのに、進駐軍は『爆発』という言葉に反応してしまいます。

また歯医者の牧さんも擁護するつもりで、以前、萬平さんが憲兵に逮捕された時のことを挙げたのですが、これも『萬平は憲兵にも逮捕されたことがある』という印象を与えてしまいました。

加地谷が現れたときは、『萬平をはめた張本人』ということで信憑性がゼロかもしれません。

ロクでもないやつばかり、という部下に、ビンガム上級曹長は別の考えがあるようです。優秀な発明家ということで、進駐軍を攻撃できる武器も発明できる、と最初は萬平を疑っていたビンガムでしたが、釈放を願い出る皆が萬平の才能と人柄を褒めたたえるので、気が変わってきたようです。二度目の魚捕りの実験で、証言通り、魚が浮かんできて、一番ほっとしたのはビンガムなのかもしれません。

最後には、皆無事に釈放されました。が、商売はあがったりです。窮地に陥ってしまったビジネス、立て直すことができるのでしょうか？

11話に続きます。まんぷく第11週 あらすじネタバレ 『萬平印のダネイホン』から暗転

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